二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【ボカロ】悪ノ物語【小説】完結!(?)
日時: 2011/04/24 19:15
名前: 奏 (ID: DcPYr5mR)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=10428

こんにちゎ、奏/かなで(元・都和★)です。
小説(一応)初挑戦です。
暖かく見守ってくださると嬉しいです♪

★荒らしとか中傷とかお断り。
★チェンメもお断り。
★ボカロ嫌いな人は回れ右。
★奏のことが嫌いな人もなおさら回れ右。
★更新超遅いけど許してください。
★「悪ノシリーズ」知らない人は、一度曲を聴くといいかもしれないです^^

とりあえず、自分なりに悪ノシリーズを小説化してみようと思いました。。

表現が変だったり誤字があったら教えてください;
あくまでも解釈は「自分なり」なのでそこらへんはご了承くださいませ。

「〜視点」というものがあるのは番外編と番外編後の本編のみです。
他本編は客観的なナレーションでお送りしています。

参考・原曲  悪ノ娘  悪ノ召使
       リグレットメッセージ
       Re birthday
       South North Story(これは若干?)
       白ノ娘
       その他、緑の娘など・・・。




4/24 追記 上のURLから、複雑ファジーの新しい小説に飛べると思います。

      よければ見に来てやってくださいまし^^

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Re: 【ボカロ】悪ノ物語【小説】コメ募集;; ( No.129 )
日時: 2010/04/02 12:17
名前: 奏 ◆FOEgS0eDxQ (ID: 5kx3QSMp)

>>128 蛍c
改名趣味てwww
妄想日課てwww
あ、でも友達とプリ撮りに行くと「妄想魔」って描かれる((

リン「本当のことだもんね」
レン「リンに同k
俺 「スクラップにしてあげようk((」

Re: 【ボカロ】悪ノ物語【小説】コメ募集;; ( No.130 )
日時: 2010/04/02 13:58
名前: 奏 ◆FOEgS0eDxQ (ID: 5kx3QSMp)

第16章 北と南の物語

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「・・・何この箱・・・。」

「え、知らないの?自動販売機だよ。」

「じ・・・じどーはんばいき・・・?」

目の前の、リンにそっくりな女の子は、不思議そうに首を傾げていた。

「本当に知らないの?」

「・・・え、えぇ、初めて見たわ。」

「ふーん・・・まぁいいや、飲み物、何が好き?」

そう聞かれたリンは、途切れ途切れの記憶の中から、誰かが用意してくれていたアールグレイを思い出した。

「・・・えっと・・・紅茶・・・。」

「紅茶かぁ・・・あ、ミルクティーしかないけど・・・。」

女の子は、手を伸ばし、1つのボタンを押した。

そして、リンに1つの缶を差し出す。

「はい、紅茶。」

女の子は微笑んだが、リンには何がなんだか分からなかった。

戸惑っているリンを見ると、女の子は持っていた紅茶の缶を開け、またリンに差し出した。

「あとは此処から飲めるからね。あっちに行こう、ベンチあるみたいだから。」

リンは紅茶の缶を受け取り、女の子について行った。








「ねぇ、私、ちょっとだけなら思い出してきたんだけど、貴女はどう?」

「・・・私も・・・まだほとんど思い出せてないけど・・・少しくらいなら・・・。」

紅茶の缶から口を離し、リンは答えた。

すると、女の子は目を輝かせてリンの方を向いた。

「じゃあ教えて!!貴女が何だったのか!」

「で・・・でも、私、ほとんど覚えてないし・・・。貴女が先に話して・・・?」

女の子はしばらく考えて、一度深呼吸した。

「・・・よしッ!!私もあんまり覚えてないけど、我慢してね。」

「ええ。」

リンが小さく頷くと、女の子は、自分がいた世界について話し始めた。

「えっと、私は南で、どこかの学校の生徒だったの。普通に勉強して普通に友達と遊んで。」

「普通に・・・って?」

「普通にっていうか・・・普通に。」

「え。」

リンのノイズだらけの記憶の中には、“普通に遊ぶ”といったことがなかった。

だからリンは、女の子の言葉が不思議に思えたのだ。

「まぁ、とにかく遊んでたんだよ。テストでいい点とったりするとすごく嬉しくて。

 で、たまにパソコン使う授業のとき、データが全部消えちゃったりしたときは泣きそうになったり。」

聞きなれない言葉がたくさん出てきて、リンは正直よく分からなかった。

「それでも、すごく楽しかったなぁ・・・。で、貴女は?」

「・・・あ、あぁ・・・えっと・・・。」

リンは、戸惑いながらもノイズだらけの記憶から、覚えていることを話し始めた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

続く

Re: 【ボカロ】悪ノ物語【小説】コメ募集;; ( No.131 )
日時: 2010/04/02 15:51
名前: 奏 ◆FOEgS0eDxQ (ID: 5kx3QSMp)

第16章続き

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「えっと・・・国が・・・滅びた・・・。」

「え、国?」

「・・・・・・う・・・うん。それは覚えてる・・・。」

「てことは、貴女はお姫様かなんかだったんじゃない?」

「・・・そうなのかしら・・・。」

俯いて考え事をしているリンの隣で、女の子は面白そうに話を聞いていた。

「・・・それで・・・多分小さい頃の話だけど・・・花畑で走り回って遊んだり、お菓子食べたり・・・そうそう、ブリオッシュ・・・。」

「ブリオッシュ?食べたことないなぁ、美味しいの?それ。」

女の子は、自分の炭酸ジュースを飲みながら、次々と質問をしてきた。

「美味しいわよ、とても。」

「そうなんだ。食べてみたいな・・・。でも、どうして楽しい思い出なのに、そんなに悲しそうなの?」

「え・・・。」

気づくとリンは、今にも涙が溢れ出そうな顔をしていた。

そして、ノイズだらけの記憶から思い出すこと。

それは・・・・・・・・・。

「・・・花畑の時も、お菓子食べてる時も、いつも誰かが傍にいてくれたの。」

最後に一瞬だけ見えた記憶は、あまり思い出したくないものだった。

「・・・・・・でも・・・その誰かが、私のせいでいなくなったの。」

だんだんと声が震えだしたリンに、

心配した女の子は、リンに向かって炭酸ジュースを差し出した。

「飲む?美味しいよ。」

「・・・え、いいの?」

「うん、一気にどうぞ。」

リンは、恐る恐る口をつけ、女の子の言うように、一気に流し込んだ。

「ひあぁッッ!!!」

「アハハハハハッ!!」

女の子はケラケラと笑っている。

どうやら、リンの反応を予想していたようだ。

「な・・・なにこれ・・・舌がヒリヒリする・・・。」

女の子は、一層高い声で笑い出す。

少しムッときたリンだったが、女の子の笑いにつれて、クスクスと笑い出した。

「アハハ・・・ハー、やっと笑ったね。」

「え・・・私、そんなに無表情だった?」

「うん。暗かった。」

「・・・じゃあ・・・ありがとう。」

「いえいえ、どういたしまして。」

2人はまた笑顔になった。

すると、突然女の子は

「あれ?ねぇ、あれ見て。」

と言い、リンの後ろの方を指差した。

そこにあったのは、

大きな、白い扉。

それも2つ。

「行ってみようか、帰れるかもしれないよ。」

「え、ええ。」











「やっぱり、ここから帰れるみたい。」

「そっか・・・ありがとうね、色々と。」

「いいのいいの、短い時間だったけど、楽しかったよ。」

そう言うと、女の子は大きな扉を1つ開けた。

「・・・貴女は、元の学生に戻るの?」

「うん。やっぱり楽しいしね。
 
 ・・・じゃあ、バイバイ。またどこかで会えるといいね。」

そう言ってリンに向かって手を振ると、女の子は扉の中へと足を踏み入れ、見えなくなった。

「・・・さようなら、もう1人の私・・・。」

1人になったリンは、開いていない扉の前で立ち尽くしていた。

すると、どこからともなく、綺麗な歌が聴こえてきた。

「・・・男の子ね・・・。私とあの子しかいないと思ってたけど・・・。」

その歌声は、どこまでも響き渡っていた。

「・・・どこかで聞いたことのある声・・・気のせいかしら・・・。」

リンは、また扉へ向き直り、力いっぱい扉を開けた。

「・・・どこだったかは覚えてないけど・・・私の記憶の片隅にある・・・港へ・・・。」

そう呟くと、扉の中へ足を踏み入れた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

第16章 完

Re: 【ボカロ】悪ノ物語【小説】コメ募集;; ( No.132 )
日時: 2010/04/02 21:05
名前: みぁ (ID: C2X31cwX)

奏さん
見たいです!!!!((殴
読みたいっ

展開が変わってきましたね、よんでておもしろいです^^*

Re: 【ボカロ】悪ノ物語【小説】コメ募集;; ( No.133 )
日時: 2010/04/03 18:51
名前: 奏 ◆FOEgS0eDxQ (ID: LXOuWs6u)

>>132 みあs

マジですかぃww
もしかしたら両立させるかも・・・。
どちらにせよ、たぶんやります、そのうち((

いろんな曲混ぜすぎて「え、何今!何この状況!?」みたいな感じになってます(@д@;)


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