二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【ボカロ】悪ノ物語【小説】完結!(?)
- 日時: 2011/04/24 19:15
- 名前: 奏 (ID: DcPYr5mR)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=10428
こんにちゎ、奏/かなで(元・都和★)です。
小説(一応)初挑戦です。
暖かく見守ってくださると嬉しいです♪
★荒らしとか中傷とかお断り。
★チェンメもお断り。
★ボカロ嫌いな人は回れ右。
★奏のことが嫌いな人もなおさら回れ右。
★更新超遅いけど許してください。
★「悪ノシリーズ」知らない人は、一度曲を聴くといいかもしれないです^^
とりあえず、自分なりに悪ノシリーズを小説化してみようと思いました。。
表現が変だったり誤字があったら教えてください;
あくまでも解釈は「自分なり」なのでそこらへんはご了承くださいませ。
「〜視点」というものがあるのは番外編と番外編後の本編のみです。
他本編は客観的なナレーションでお送りしています。
参考・原曲 悪ノ娘 悪ノ召使
リグレットメッセージ
Re birthday
South North Story(これは若干?)
白ノ娘
その他、緑の娘など・・・。
4/24 追記 上のURLから、複雑ファジーの新しい小説に飛べると思います。
よければ見に来てやってくださいまし^^
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- Re: 【ボカロ】悪ノ物語【小説】建て直・・・し?← ( No.1 )
- 日時: 2010/01/30 17:13
- 名前: 奏 (ID: wZEf2naw)
■登場人物■
・リン 14歳 ♀
黄の国の王女で、双子の姉。
わがままで嫉妬深いところがある。
カイトのことが好き。
・レン 14歳 ♂
リンの召使で、双子の弟。
リンの言うことは何でも聞く。
ミクのことが好き。
・ミク 16歳 ♀
緑の国の街娘。
親の筋書き通りに生きている。
カイトの許婚だが、レンのことが好き。
・メイコ 22歳(?) ♀
父親をリンの命令によって失った。
そのためリンのことを恨んでいる。
・カイト(?) 18歳 ♂
海の向こうの国の王子。
ミクの許婚。
ミクのことを本当に愛している。
■番外■
・ハク 16歳 ♀
緑の国に住んでいた白髪の娘。
ミクの友達で、ミクのことが大好き。
- Re: 【ボカロ】悪ノ物語【小説】建て直・・・し?← ( No.2 )
- 日時: 2010/01/23 12:54
- 名前: 奏 (ID: y5Clm6mh)
昔むかし
あるところに
悪逆非道と言われていた
「黄の国」がありました。
教会の鐘の音と共に、王女に連れられた2人の子供が民衆の前に現れた。
すると、民衆に囲まれた王女のもとへ、1人の老人が駆け寄ってきた。
「王女様・・・。この2人のうち、どちらか1人は災いを招くそうです・・・。」
民衆に笑顔で答えていた王女は、一瞬にして厳しい顔つきになった。
「・・・分かりました。それは、この2人のどちらですか・・・?」
「それは・・・まだ分かりません。」
母親のドレスにしがみついてる2人の子供は、きょとんとした顔で王女と老人を見つめていた。
「・・・では、それまでこの2人は地下牢に閉じ込めておいて構いません・・・。」
そう言った王女の顔は、1人の母親の顔でもあった。
——————・・・・。
「ねぇ・・・レン。私たちどうなっちゃうのかな・・・」
「・・・・大丈夫。僕がいるから・・・。」
4歳だった2人が不安になるのも当然。
災いを招く方は、「消される」のだから・・・。
どのくらいの時間がたったのだろう・・・。
2人はいつの間にか眠っていた・・・・・・・・が、レンは外の物音で目を覚ましたようだった。
じっと、耳を済ます。
「・・・・というわけで・・・・を呼ぶ・・・は・・・リン様の方らしい・・・・。」
「それ・・・早速・・・・に・・・とす準・・・を・・・。」
「・・・・!??そんな・・・リンが!??」
4歳とはいえ、老人の言葉を理解するのは難しくないらしい。
「・・・・リン!リン、起きて・・・!!」
それでも、その少女は何も言わない。
「リン!リンってば!!」
「・・・・・ッ・・・。もう・・・痛いよ、レン・・・・」
「・・・あ・・・ご、ごめん」
レンはしばらく黙って、何かを思いつめていた。
- Re: 【ボカロ】悪ノ物語【小説】建て直・・・し?← ( No.3 )
- 日時: 2010/01/23 12:55
- 名前: 奏 (ID: y5Clm6mh)
しばらくの沈黙が続いたあと、レンが口を開いた。
「・・・・・・・そうだ、リン。遊ぼっか★」
「遊ぶって・・・・・地下牢でどうやって・・・・・」
「大丈夫、できるよ。僕らが入れ替わるの。・・・・・簡単でしょ?・・・先に大人にバレたほうが負け。」
「じゃあ、私がレンのマネをすればいいんだね。・・・うんっ!おもしろそうっ!!」
リンは目を輝かせながらそう言った。
「じゃあ服も交換するんだよね?」
「そ、交換♪」
——————・・・・・・
「あははっ!!レン、女の子みたい!私そっくりー♪」
「リンも僕そっくりだよ」
そんな楽しい会話をしていると、一瞬にして空気の凍る出来事が起こった。
あの老人たちが、地下牢の中へ入ってきたのだ。
老人は、リンと・・・・正確には、リンの姿をしたレンと目を合わせた。
どうやら、入れ替わっていることに気づいていないようで、老人たちはレンの手を引いた。
「・・・・れ・・・・ッ・・・。」
と、リンは呟いた。
“レン”と言おうとしたんだろう。
しかし、リンが口を開いた瞬間、レンはその言葉を消し去り、こう言った。
「レン、私が戻るまで遊びは続くからね」
その言葉と笑顔を最後に、レンは地下牢から姿を消した。
そして、黄の国からも消えた。
4歳という幼いうちに、「いつも一緒にいてくれた人」がいなくなった。
これが、リンがひねくれ、悪になってしまった理由——・・・・・。
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