二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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D.gray-man -日と月- <完結>
日時: 2012/06/16 17:29
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

初めまして
   またはお久しぶりです

快李です(´・ω・`)

  〜作中〜

D.gray-man -消えた扉-
D.gray-man -存在の証-


  ◆注意事項◆
・荒らしはご退出お願いします
・主人公はアレンじゃないです
・キャラ崩壊有り
・亀更新(ぇ


オリキャラ紹介:>>1 >>77 >>107

〜目次〜

イメージソング・・・>>257
オリキャラのイラスト・・・>>304

第一章 -笑顔の力- >>263
第二章 -仲間の絆- >>264
第三章 -迷い道- >>265
最終章 -日と月- >>295

    END...2012.6.12

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Re: D.gray-man -日と月- ( No.31 )
日時: 2012/02/16 16:55
名前: 快李 (ID: LV1xpENB)

        第12夜 -新しい武器-


由尹said

ア「じゃあ・・・ボクがなりますよ。」
神「ハァ?」

 アレンが神田の前に立つ

ア「ボクが、この二人の犠牲になればいいんですか」

・・・アレン・・・・・・

ア「二人はただ、自分達が望む最後を迎えたがってるだけなんです。
   それまで、この人形からイノセンスは取りません。ボクがAKUMAを破壊すれば問題ないでしょう!?」

アレンは優しい。こんな優しい人、見たことない

ア「犠牲ばかりで勝つ戦争なんて、虚しいだけですよ!」
卦「・・・」

教団には、優しい人ばかりいる。ここに来てよかっ....!?

  神田がアレンをグーで殴る。

卦「もy・・・アレン!(あぶね...」
由「アレン!!」

   ドサッ

 同時に神田も倒れる

卦「!!」
由「神田!二人共まだ動かないで!傷口が・・」
卦「由尹。何を言おうが、二人の思いは変わらないよ。」
由「・・・でも!」
ト「神田殿!ウォーカー殿!!」
神「とんだ甘さだな。可哀想なら、他人の為に自分を・・・」

違う・・・違う

由「違うよ神田!!アレンは....」
ア「いいんですよ。由尹」
由「アレン・・・」
卦(ヤバイ・・・もう・・限界・・・・・)
神「テメエに大事な物はないのかよ!」
由「!」
ア「大事な物は・・・昔なくした。」
由「アレン・・・?」

同じだ
アレンと
私たちも
大切なものを
とうの昔になくした

卦「・・・大事な・・・物・・・」
ア「可哀想とか・・・そんな綺麗な理由、あんまもってないよ。自分がただ、そういうトコ見たくないだけ。」

・・・
これ以上言われたら
アレン側に付きたくなる
本当はお兄ちゃんを優先したい
でも・・

卦「いいよ。由尹」
由「え?」

お兄ちゃんが、心を読んだように答えてきた

卦「俺は大丈夫。由尹の好きなようにやりな」
由「・・・でも!   !?」

 ララ・グゾルのお腹を何かが突き抜ける

神・ア「!?」
ラ「グゾ・・・・ル・・・」

  アレンが手をのばす。でも、届かなかった

由「グゾル!ララ!」
神「奴だ!」
ア・神「!?あれは・・・」
卦「イノ・・・センス・・・・!」

取られた・・・・AKUMAに・・・ララの・・ララの!!!

L2「ヒヒヒ イノセンスもーらい!」
ア「あっ!」
グ「ラ・・・ラ・・・・・ララ・・・・」

 グゾルがララに向かって手を伸ばす
 でも、ララが起きる事はない

L2「ほう。これがイノセンスか」

   ザッ ザッ ザッ ザッ

L2「ん?」
由「アレン!?」

腕が・・・アレンの腕が・・・・・

卦「新しい武器・・・」
ア「返せ・・そのイノセンス・・・返せ!!」

違う
いつものアレンじゃない
すごい殺気
新しい武器?
アレン・・・——!!

Re: D.gray-man -日と月- ( No.32 )
日時: 2012/02/16 17:01
名前: 快李 (ID: LV1xpENB)

        第13夜 -子守唄-


由尹said

アレンの左腕が、武器へと変わっていく

由「アレン・・・」
ト「ウォーカー殿の、対AKUMA武器が!!」
神「作り替えるつもりだ。寄生タイプのエクソシストは、感情で武器を操れる。
       アイツの怒りに、イノセンスが反応してやがんだ!」

由「怒り・・・」

ララの心臓を取ったから?
ララとグゾルの為に?
アレンは何もしらない他人の為に
怒られるの?悲しめるの?

神「それにしても、なんてまがまがしい殺気を放つんだ?アイツ。武器が、その姿を形にしている?」
ア「うっ あああああ!!」
由「アレン!?」
神「バカ!まだ武器の造型が出来ていないのに!」
卦「バ・・カッ・・・・・」

   バッ

由「お兄ちゃん!?待って!」
神「!?銃だと!?」

 アレンの左腕から、何百本もの棒がAKUMAへと向かってゆく

L2「あああああああああああ!!」

 ララもグゾルも、ピクリとも動かない。
 アレンは土に隠れてるAKUMAに視線を移す

L2「ふふふふ!そんなんで砂になってる私は壊せないよ!」
由「!砂に・・?」
ア「!?うわああっ」

 アレンがAKUMAの中へと入ってゆく

卦「センス・・・・動・・」
由「お兄ちゃん!無理しちゃ...」
卦「大丈夫。殺さないよ」
由「!」

もう落ち着きを取り戻したの?

L2「ハハハハ!捕まえたっ!」
卦「《黒いバラの花言葉に、想いを託します。》」
由「想い?」
確か黒いバラの花言葉は・・・

————————————————————————————


由「見ておにいちゃん!バラ!!」
卦「本当だ。黒いバラって初めてだなぁ」
由「うん!」
卦「でも、こんなに綺麗でも、花言葉はあまり綺麗じゃないんだよ」
由「え?」
卦「貴方はあくまで私のモノ。憎しみ。恨み。・・・な?」
由「本当だ・・・こんなに綺麗なのに・・・・・・」


————————————————————————————


お兄ちゃんも、怒ってるんだ。

L2「もうダメだ。もうダメだお前は」

 AKUMAが腹を撫でながら言う

L2「何回指したら死ぬかな?エエエエイ!・・・・!?」

 AKUMAが刺そうとすると、バラの黒い弦が絡み、動かない

卦「・・・」
L2「貴様あ!」
卦「アレン!!起きろ!」

 AKUMAの腹が動く。そして、爆発する。

由「アレン!」
神「中で・・・打ったのか?!」
ア「ありがとうございます。卦尹。」
卦「遅いよ」

 AKUMAに向けて、もう一度銃を向け、打つ・・・—

神「今度は・・・剣!?」
卦「一気に増えたな・・・武器・・・・・・。」
ア「うわああああああああああ!!」

 アレンの声と共に、AKUMAが二つに切り裂かれる

由「やった!」
卦「まだだよ」
由「え?」
卦「砂の皮が取れただけさ」

本当だ。AKUMA本来の姿になった

L2「ヒイイ!砂!砂あああああああ!」
卦「逃げ腰め」
ア「写し取る時間はやらない!ぶち抜いてやる!」
L2「ヒヒヒ まだお前の右腕があああああああ!?」
卦「・・・」
L2「貴様あああああ!」

 お兄ちゃんがアシスト。腕を弦で抑える

L2「うわああああああああ」


グ「あ・・・あ・・・・」
ラ「人間様。歌は・・いかが?」

 ララが起き上がる。

ラ「人間様。歌は・・・いかが?人間様私は人形。歌はいかがですか?人間様」

 ララが手をのばす。

グ「ぁっ・・・ラ・・ラ・・・・大好きだよ・・・・」

悲しい
ララは覚えてない
グゾルのことを
今までの出来事を
AKUMAのせいで・・・
イノセンスのせいで・・・
ララとグゾルの願いは叶う
でも・・・でも
ララの記憶は・・・
闇の中へと消えてる
AKUMAのせいで!!

ラ「眠るのですか?それでは、子守唄を歌いましょう」
由「!!」
卦「・・・子守唄・・・・か・・・・・アレン。神田。」
ア「はい・・・?」
卦「手。貸して」
ア「え・・・はい・・・」
神「断る」
卦「ならいいよ。」
ア「!?傷が・・・卦尹!?」

   ドサッ

由「お兄ちゃん!!」

Re: D.gray-man -日と月- ( No.33 )
日時: 2012/02/16 17:04
名前: 快李 (ID: LV1xpENB)

        第14夜 -秘密-


アレンsaid

 ララの歌声が、都中に響きわたる。綺麗な歌声だ
 日が登っても。日が落ちても。
 アレンはずっと聴き続けている

神「何寝てやがんだ。ちゃんと見張ってろ」
ア「あれ・・・傷は?」
神「俺は治るの速いんだ」
ア「どう見ても、全治五ヶ月は・・・」
神「うるせぇ。さっき、教団と連絡が取れた。コムイからの司令だ
    俺はこのまま次の任務に行く。お前はこのまま本部にイノセンスを届けろ」
ア「わかりました」
神「?お前・・・傷はどうしたんだ」
ア「言えません」
神「・・・辛いなら止めてくればいい。あれはもうララじゃない..」
由「アレ〜ン!」

 手を大きく振りながら、由尹が向かってくる
相変わらず元気ですね。由尹は

ア「二人の約束なんですよ。ララを止めるのは、グゾルさんじゃなきゃダメなんです」
由(・・・ヤバイ時に来ちゃった|||)
神「甘いなお前は。俺達エクソシストは破壊者だ。救世主じゃないんだぜ」
由「!」
ア「分かってますよ。でもボクは・・・ !?」
由「!止まった・・・」

 グゾルが死んで、三日目の夜、ララが止まった。


ラ「ありがとう。壊れるまで歌わせてくれて。これで約束が守れたわ」

・・・・

神「どうした?」
ア「神田。それでもボクは、誰かを救える破壊者になりたいです」
由「アレン・・・」



 教団に帰る汽車の中

ト「まだ当分出発は無理のようです。」
ア「はい。」
卦「・・・」
由「お兄ちゃん・・・」

そうだ。聞きたいことが山ほど・・

ア「由尹。卦尹について、色々聞きたい事が—」
由「・・・ゴメンアレン。お兄ちゃんの許可貰わないと・・・」
ア「そうですか・・・」



由「お兄ちゃん・・・歩ける?」
卦「大丈夫」
ア「休みますか?僕たちの事は気にしなくても・・・」
ト「私も問題ありませんよ」
卦「先に行ってていいよ。迷惑だろ」
ア「平気ですよ」

卦尹は、由尹の前だと優しいんですね・・・



本部はホームだってリナリーは言ったのに、誰もおかえりすら言わないなんて・・・

ア「あのー・・リナリー」
リ「何?」
ア「何って・・・これ、回収したイノセンスなんですけど・・・」
リ「あぁ・・・ヘブラスカの元へ持っていったら、保護してくれるわよ」
ア「・・・」


    コンコン

コ「はい?」

  ガチャ

卦「・・・」
コ「どうしたんだい?卦尹くん」
卦「お願いがあんだけど」
コ「何だい?」



コ「・・・わかった。でも、理由が言えるようになったら、すぐに言ってね。」
卦「由尹には言うなよ?」
コ「わかってるって」
卦「・・・(コイツはあまり信用出来ない
    ・・・・ゴメンな由尹。でも、あまりお前と一緒にいない方がいい)」

Re: D.gray-man -日と月- ( No.34 )
日時: 2012/02/16 17:08
名前: 快李 (ID: LV1xpENB)

        第15夜 -地獄耳-


由尹said

  ザッザッザッ

由「アレン!」
ア「由尹?」
由「今、食堂にはいけないよ〜っ」
ア「え?どうして?」
由「リナリーがダメだって・・・」
ア「ぇ」
由「ジェリーさんが、料理こがして、臭くてたまらないらしいの」
ア「ボクそんなの平気ですよ」
由「私も言ったんだけど、リナリーがすごい目で見てきて...|||」
ア「・・それは仕方ないですね;」



  ガタンガタンガタン!

ア「え?」

  ガチャ

由「!アレン!」
ア「由尹?今の音って・・」
由「アレンも聞こえたの?」
ア「ぇ?あ、神田。今の音って何ですか?」
神「知るか。俺に話しかけるんじゃねー。もやし」

 相変わらず仲がいいな〜

ア「でも・・・事故とかだったら」
由「そうだよ!」
神「ふん。朝っぱらからうるせー奴だ」

神田も素直じゃないな〜。・・・あ

由「リナリー!おはよう」
リ「あら。おはよう由尹。アレンくん」
ア「おはようございます。リナリー、さっきの音は?」
リ「きっと、科学班が何か実験してるのよ。」
由「実験?そうだ!そろそろ食堂行こーっと」
リ「えっ?ダメ!食堂はダメ!」
由「え?どうして?まだダメなの?」
リ「えっ。あ、えっと・・・ちょっと今、掃除中だから。ジェリーの邪魔したらいけないと思って。」
由「なら私手伝うよ?そういうの好きなんだ!」
ア「じゃあボクも・・・」
リ「ダメ!」

 リナリーが持っていたおぼんを当ててくる
危ない・・・落ちそうになった||

リ「お願いだから・・・それより、コーヒー一緒に届けに行かない?」
由「うん!」
ア「そうですね」



リ「兄さん〜コーヒー入ったわよ〜」
由「わっ!何これ!?」
リ「みんなもいかが?」
??「君も来んだ」
ア「ぁっはい」
リ「運ぶのを手伝って貰ったの」

 コムイが作ったロボット・コムリンⅡが、コムイのカップを取り、コーヒーを飲む

由「あれ?」
ア「このロボット・・・コーヒー飲むんですか?」
コ「ハッハッハッハ 何を言っているんだね君はー
    いくらボクの分身とは言え、ロボットだよ?まさかロボットがコーヒー飲むなんて・・・」

   ゴクゴク
・・・

由「コムイさん・・・思いっきり飲んでるんですけど!?」
コ「え?飲んでる〜・・・」
ア「飲み干しました・・・」

  ジリ...ジリリリリリリリ
 コムリンが赤くなり、壊れた

全「えぇえぇえ?!」
Ⅱ「私は・・・コムリン・・・エクソシスト・・強くする・・・・」
由「ぇ!?」
コ「おっ流石はコムリン。それでいい!」
リー「ちょっと室長。なんかコイツ様子おかしいっすよ?!」
Ⅱ「ヒック・・・・・ヒック・・・」
リ「兄さんったら・・」
Ⅱ「この女をマッチョに改良すべし」
由「ぇ!?リナリー!?」
リ「ぇっ?」
全「ええええええええええ!?」
コ「リナリーを・・・マッチョにいぃい!?」

嫌だ!リナリーがマッチョなんて!

コ「嫌だ!有り得ない!やめてくれえええええ!(泣」
Ⅱ「いいえ。マッチョにして、強化します・・強化します・・・強化します!!」
リ「えっ!?」
コ「リナリー!逃げてえええ!!」
Ⅱ「逃がさん!手術します!」

 コムリンⅡがリナリーを掴む

リ「キャアアア!」
ア・由「リナリー!!」
リ「うわあああ」
コ「そうだ!誰か止めろ!コムリンを止めてくれえええ!・・・おや?」
由「・・・え?」

コムイさんと目があった・・・ヤバイ!嫌な予感しかしない!!

コ「そうだ〜澤羅由尹ちゃん、君がいたじゃないか!」

眼鏡が光った!!この人やるつもりだ!

コ「コムリンⅡ!なんと!由尹ちゃんのAKUMA武器が損傷して困っているらしい!」
由「えぇええ!?」
コ「すぐに治してあげなさいっ!」
由「ちょ....コムイさん!?待ってよ!」
Ⅱ「優先順位変更 優先順位変更 澤羅由尹を処置します。」

 コムリンⅡが、リナリーに何かをする

コ・ア・由「リナリー!」

 かなりグッタリしてる。でも、気絶してるだけみたい。

Ⅱ「続いて、澤羅由尹をほか・・・」

  ダララララララ ドシャン!

コ「・・・え?」
卦「・・・」
由「お兄ちゃん!」

助けに来てくれた!よか・・・って!傷口がまだ!

卦「由尹を・・・捕獲?俺の耳は地獄耳だぜロボットォオ・・・

    イノセンス・・・発動!!」

煙が舞い上がる

コ「コムリイイイイイイイン!!(泣」

お兄ちゃんの殺気がすごい
でも・・・
やっぱりお兄ちゃんは優しい♪
・・・それよりケガが!

Re: D.gray-man -日と月- ( No.35 )
日時: 2012/02/16 17:11
名前: 快李 (ID: LV1xpENB)

        第16夜 -welcome-


卦尹said

リ「アレンく〜ん!由尹〜!」
ア「リナリー?どうしたんです?」
リ「あれ?卦尹は?」
由「傷口がまた広がって・・・」
リ「そう言えばさっき・・・すごい傷だったわね。マテールの街、そんなに酷かったの?」
ア「それが・・・その・・・・」
由「・・・言ってもいいよアレン」
ア「え?」
由「私が責任取るからw」
ア「・・・」

 リナリーに全てを話す

リ「え!?怪我を移植!?」
由「・・・」
リ「どういう事?」
ア「それがボクにも・・・でも確かに、ボクが負っていた傷が治って・・・
    ボクが負っていた傷の所が、卦尹の傷と同じだったんです。それに・・・」
リ「?」
ア「卦尹の傷も・・・ボクが手を貸す前より増えてた・・・」
リ「!由尹?どういうことなの??」
由「・・・お兄ちゃんは、昔から変な能力があったの」
ア・リ「変な能力?」
由「人の怪我を治す。でも・・・その代わりにお兄ちゃんがその人の怪我を負うの」
リ「そんな・・・」
ア「でも・・・それなら逆もあるんじゃないですか?」
リ「そっか・・・卦尹の傷を他の人に—」
由「お兄ちゃんは・・・そんな事しない。優しいんだもん」

違う
私も知ってる
本当のお兄ちゃんの事
本当は優しくないんだって
私の前だから優しくしてくれてるだけで
本当は・・・ヤンチャなお兄ちゃんだもん・・・
私も一度、見たことがある。
本当のお兄ちゃんの姿を・・・
たぶん、アレンもお兄ちゃんと二人きりになったんだもん
見たは筈だよ。本当のお兄ちゃんを

ア「・・・そうですか」
リ「でも・・・卦尹は何処から?」
由「お兄ちゃんに用事があるの?」
リ「ええ。二人にもね」
ア・由「??」


由「お兄ちゃん〜!」
ア「卦尹〜!」
リ「卦尹〜!どこ〜?」
卦「何」
ア・リ・由「わ!!」
卦「・・・」

やっぱり
酷い傷口だ

リ「・・・あ、卦尹。食堂に行ける?」
卦「うん」

行けるとは言ったけど
まだ足がふらついている
アレンが補助してくれてるけど・・・


  パン パパン!

あちこちでクラッカーの音が響きわたる

由「ぇ・・・何コレ!?」
卦「・・・」
リー「まだだったろ?お前等の歓迎会!」
ジ「徹夜で準備してたのよん!」
リ「朝見つかりそうになった時は、冷っとしたわ」
由「ハハハ・・・;」
リ「お帰りアレンくん。由尹。か・・・・い・・・・?あら?卦尹は?」
由「・・・さっき、やっぱり体調崩しちゃったみたいでw」
リ「そう?やっぱり無理言っちゃったかしら」
由「大丈夫だと思うよ!また来ると思うしw」
リ「そう?なら先に始めましょう」
コ「お帰り、アレンくん。由尹」
リ「お帰りなさい。アレンくん、由尹」

 お帰り お帰り〜 お帰り!!

由「!・・ただいま!ww」
ア「ただいま//」


・・・
由尹の満面な笑
久しぶりに見るなぁ・・・
何年ぶりだろ
ここに来てよかった
ここなら
由尹がたくさん笑える
俺の側にいる時より
ずっと・・・


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