二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

黒子のバスケ—相談室—
日時: 2012/11/04 20:36
名前: りご (ID: y0qltvGJ)

この小説は、黒子のバスケの中学時代の全中後のお話です。
小説というよりは、書き殴っているだけです。
話はあまり通じていません。

この小説の進め方は、
序章→相談(前編)→相談(後編)
となっております。

そして、この小説は戯言シリーズとクロスオーバーしているときがあります。
戯言シリーズを知らなくても見れます。


【注意】
・アンチ、中傷に来ました。
・黒子のバスケを知らない。
・この人はこういう人だ!! と決定的確信を持っている。
・暗い話は嫌いだ。
・恋愛が見たい。

以上に該当する方は戻るボタンを押してください。
該当しても、面白そうだから見る、という方はお進みください。
上に該当しませんでした、という方もお進みください。
作者はコメントを残してくれると嬉しいです。


では、オリキャラです。
名前:雨 (あめ)

性別:不明

容姿:お面を被り、フードを被っている。声は中性的。身長は女にして
は高く、男にしては少し小さいくらい。

備考:今、中高生の間で噂されている謎の相談者。


後は本編で。

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17



Re: 黒子のバスケ—相談室— ( No.17 )
日時: 2012/08/26 22:47
名前: りご (ID: y0qltvGJ)

三通目『非通知の電話』


「黄瀬さん、明日、8時から撮影です」
「分かったっス。じゃあ、また明日。さよならっス」
「はい」
 マネージャーと別れた後、黄瀬は帰宅に着いていた。
 考えることは1つ。
((どうして辞めちゃったんスか、黒子っち………))
 黒子は昨日、いや、日付が変わっているから一昨日。部活を辞めた。
 指導係だった黒子がいなくなるのは寂しい。

《ジリリリリッ!!!! ジリリリリッ!!!!》

「おわっ!?」
 携帯が突然鳴った。しかも聞きなれない音。
 非通知限定でセットした着信音。
((なんでこんな時間に? ていうか非通知って………もしかして!!)) 
 黄瀬はバッっと後ろを振り返った。
 相変わらず、街灯や店の光があるだけだ。
 黄瀬は前、ストーカーに狙われていた経験がある。
 仕事が時間に非通知で電話をされたのならば、ストーカーに後をつけられていた可能性があると考えたのだ。
 だが、実際は誰もそれらしき人はいない。
 相変わらず、携帯は鳴っている。
 仕方なく黄瀬は電話に出た。

『初めまして黄瀬君。私は相談者です。アナタの心に問いかけします。自分の心に気になるのであれば、今から指定する場所に来てください』

 この文は知っている。噂好きのマネージャーがこの前話していた。
 たしか名前は………
「“雨”っスか」
『巷ではそう言われていますね』
「今まで色んな人にこういうことしてきたんスよね」
『はい』
「じゃあ、ありきたりな質問はやめとくっス」
((どうやって携番調べたとか、なんでこんな時間に、とか))
『そうですか。では場所を指定します。アナタが今日撮影したあの噴水の場所です。今日一日午前3時から雨が降るのでそれ以降に来てください』
「残念ながら行く気はしないっス」
『来るか来ないかはアナタが自分で決めることです。それと私は、“仮面を被った”アナタと話をする気では無いので。そこを踏まえて来て下さい』
 黄瀬はしばらく沈黙し、


「—————分かった。話をしよう」


 別人のような無表情で返事をした。
 返事を聞いた途端、電話は切れた。


 相談者は通話後、雨がまだ降っていない曇り空を見上げた。




『彼は、もしかしなくても一番歪んでいますね』




  
感想等、お願いします。

Re: 黒子のバスケ—相談室— ( No.18 )
日時: 2012/08/26 22:53
名前: 茅 (ID: lcGOSbxj)  


りご!
リクエストに答えてくれて、ありがとう!!
やっぱり、りごの小説最高だよ!!すっごい面白い!続きちょー楽しみ!(≧∇≦)

Re: 黒子のバスケ—相談室— ( No.19 )
日時: 2012/08/27 16:26
名前: りご (ID: y0qltvGJ)

最高だなんて//////
ありがとう!!
続き頑張るね!

Re: 黒子のバスケ—相談室— ( No.20 )
日時: 2012/08/27 17:15
名前: りご (ID: y0qltvGJ)

四通目『仮面を被った者同士』(前編)


黄瀬side

 授業が終わり、帰宅に着いたり、部活に行く時間。
 今日は体育館は検査で部活は休みだ。
 黄瀬は雨の中、昨日の噴水の場所に向かった。

 着くとそこには誰も居なかった。
 何処だ? とりあえず一週してみるか。
 そして噴水の裏に回ったところに“雨”は居た。
 仮面を被ってレインコートを着ている。
 ものすごく、怪しい。
 だが、これが“雨”の良い所だと、マネージャーは言っていた。
 黄瀬は話しかけた。
「“雨”っスよね。ホントに居たんだ」
 だが“雨”は返答しない。
 昨日の言葉を、思い出した。

————“仮面を被った”アナタと話をする気は無いので。

 そういうことか。

「………“この俺”と相談するんだろ。此処は座れないからそこの屋根のある場所に行かないか」
 “雨”は首肯し、その屋根のある場所に座った。
『改めて、初めまして。相談者です。いつも仮面を被っているアナタが、よく素顔になってくれましたね』
「仮面を被っているのはそっちもじゃないか」
『確かにそうですね』
 おかしな奴だ。
『では、相談に移りましょう。聞きます。アナタはいつからそんな状態になったんですか?』
「知らない。物心ついたときにはもう周りには仮面を見せていた」
『アナタのその状態は、私以外、誰が知っていますか?』
「家族くらい。誰にでも会った時からコレだから。きっと赤司っちにも悟られてないと思う。気づいたのはアンタが初めて」
『そうですか』
 “雨”は少し黙った。
 待っている間も、喋っているときも、黄瀬は無表情だった。

『アナタはどうしてそんなことをするんですか?』
「どうして誰も、こんなことができないんだ?」

 “雨”の質問に、黄瀬はすぐに返答した。
 ハァ、とため息を吐く。
 少し、語ってみようかと思う。
 どうせ、こんなことはよくあっただろうと思うから。
「俺は昔から、何でも出来た。相手が望んでいる結果を、簡単に出せた。いつも相手に合わせた。だから仮面が出来た。この仮面は、相手が一番望む仮面だ。相手に喜んで欲しい。これは、おかしいことか?」

『おかしいどころか、歪んでますね』
 
 黄瀬の顔が、恐ろしい程強張った。
「俺の仮面が、歪んでいると?」
『いいえ、アナタ自身が、歪んでいるのです。ですが、その歪みは、もう治りません。私では、ですが。
 なのでこのことは良いです。私が話したいのはそこじゃない。

 アナタは最近、友達が一人消えましたね?』
 
 ハッ、と顔を上げる。
「な、んでっ!! そんなこと!!」
『消えましたね。ではアナタはそのとき、どう思いましたか? したいのであれば、語っていただいて良いですよ』
 そうか。


続く。
今回、キャラ崩壊が激しすぎましたね。どうしましょう、これもう黄瀬君じゃないですよね……。
感想等、お願いします。

Re: 黒子のバスケ—相談室— ( No.21 )
日時: 2012/08/27 19:07
名前: 茅 (ID: MIiIBvYo)  


りご!
大丈夫だよ!(b^ー°)
私、こういう黄瀬も好きだよ!(*^o^*)


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17



この掲示板は過去ログ化されています。