二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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黒子のバスケ—相談室—
日時: 2012/11/04 20:36
名前: りご (ID: y0qltvGJ)

この小説は、黒子のバスケの中学時代の全中後のお話です。
小説というよりは、書き殴っているだけです。
話はあまり通じていません。

この小説の進め方は、
序章→相談(前編)→相談(後編)
となっております。

そして、この小説は戯言シリーズとクロスオーバーしているときがあります。
戯言シリーズを知らなくても見れます。


【注意】
・アンチ、中傷に来ました。
・黒子のバスケを知らない。
・この人はこういう人だ!! と決定的確信を持っている。
・暗い話は嫌いだ。
・恋愛が見たい。

以上に該当する方は戻るボタンを押してください。
該当しても、面白そうだから見る、という方はお進みください。
上に該当しませんでした、という方もお進みください。
作者はコメントを残してくれると嬉しいです。


では、オリキャラです。
名前:雨 (あめ)

性別:不明

容姿:お面を被り、フードを被っている。声は中性的。身長は女にして
は高く、男にしては少し小さいくらい。

備考:今、中高生の間で噂されている謎の相談者。


後は本編で。

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Re: 黒子のバスケ—相談室— ( No.2 )
日時: 2012/08/22 22:14
名前: 茅 (ID: zTfaOGJu)  


りごさん!
はじめまして、ちがやと申します

もう、最初からすごくおもしろかったです!!
これからも頑張ってください!!
それと、友達になってくれませんか!?

Re: 黒子のバスケ—相談室— ( No.3 )
日時: 2012/08/22 22:16
名前: りご (ID: y0qltvGJ)

一通目『掛かってきた電話』


「行ってきます」
 彼、黒子テツヤは朝、いつもとは少し遅れて家を出た。
 雨の日。昨日あんなことをしたから少し気が落ちた。
 全中が終わり、黒子は昨日、退部届けを出した。

 黒子は誰にも気づかれず、学校に着いた。
 教室まで行く間、黄色の髪を見かけた。
 朝練帰りだろう、少し汗を掻いていた。
 見た瞬間にさっ、と方向を変えて教室に着く。
((これからずっとこの状態でするのは大変ですね……))
 そうため息を吐き、黒子は淡々と授業をこなしていった。

 
 HRが終わり、各自部活に行ったり帰宅したりする状態となった。
 黒子はいつも行っていた体育館へは向かわず(当たり前だ)帰宅しようとした。
 外は相変わらず雨が降っている。
 校門を出た頃、黒子の携帯に着信音が鳴った。
 3コール目で黒子は携帯に出た。
「もしもし」

『初めまして黒子君。私は相談者です。アナタの心に問いかけします。自分の心が気になるのであれば、今から指定する場所に来てください』

 中性的な声、しかもこの文は……
((“雨”ですか))
『その学校から西に歩いて三分のところにある公園に来てください』
「あの、」
『はい』
「アナタが“雨”ですね」
『えぇ、そのように呼ばれていますね』
「アナタ何者ですか? どうやって携帯番号を」
『皆、そう聞きます。ですが、それを聞いてどうしますか? 『どうやって』など、どうでもいいのです。私はアナタを知っている。アナタの心に問いかけをする。それだけです。安心してください。別に誰かに流そうなどと失礼なことはしないです。今までもしたことがないように』

 どうしてだろう、この人の声はどこか説得力がある。

『よろしいですか。私は今日の雨が降っている時間まで、その公園で待っています。来るか来ないかはアナタが決めることです』
 そうして電話は一方的に切られた。
 黒子はそこから一直線にその公園へと向かった。


感想等、お願いします。

Re: 黒子のバスケ—相談室— ( No.4 )
日時: 2012/08/23 16:24
名前: 悠希 ◆YLdWB0/d2s (ID: dfKYMG8n)


 はじめまして、悠希と言います!

 ストーリー凄く面白いです!
 “雨”さんの事についても気になる一方です(´・ω・`)
 そして文章が素晴らしくて尊敬します!!

 更新頑張ってください!
 続き、とっても楽しみにしていますbb

Re: 黒子のバスケ—相談室— ( No.5 )
日時: 2012/08/23 18:39
名前: りご (ID: y0qltvGJ)

初めまして、悠希さん。
コメント有難う御座います。

“雨”は正直最初から最後まで正体不明にするつもりです(笑)
文章で褒められて嬉しいです///
続き頑張りますね。

Re: 黒子のバスケ—相談室— ( No.6 )
日時: 2012/08/23 20:02
名前: りご (ID: y0qltvGJ)

二通目『相談しましょう』(前編)


黒子side

 ………着いた。
 どこにいるのだろうか、走って来たから少し息が切れる。
 あ、居た。……と、言っていいのだろうか。
 そもそも何だあのお面は。しかもフード被っているし、怪しすぎる。
 それでも、アノ人だろう。自分に掛けてきたのは。
 僕はその人に近づいた。

「あの、“雨”さん………ですよね?」

 その“雨”と思われる人は頷いた。
『初めまして、相談者です。ちまたでは“雨”と呼ばれていますね。どうぞお掛けになってください。そこは濡れますよ』
 もう既に濡れているんだが。
 そんなことはどうでも良い。僕は向かいの備え付けられている椅子に座った。
 ………少し湿っていた。
『では、相談を始めましょう。聞きます。アナタは今、友達と言える人はいますか?』
 単刀直入だな。
「………いませんね。前までいましたが、今はもう友達と言って良いのかどうか分かりません」
『その友達とは、何故離れたのですか?』
「彼らは、自分の力が強くなっていくにつれ、僕を信頼してくれなくなりました。信用はしてくれても、信頼はしてくれなくなりました」
 彼らとは勿論、キセキの彼らのこと。
 僕は一人語りを続けた。
「彼らとはチームメイトでした。特に、えと、知っているんですか?」
『知りませんね。本名をばらしたくなければ適当なペンネームでも良いです』
 僕は少し悩んだ。
 しかし、すぐに答えは出た。
「いえ、苗字だけで行きます。
 青峰君、僕と彼は相棒でした。彼は“光”として、僕は“影”として、ずっと僕は彼にパスを渡し続けました。
 ですが彼は才能が一番早く開花しました。その才能は素晴らしく、僕がパスをしなくても勝てるようになりました。
 そして彼は自分と対等に勝負できる者がいなくなり、バスケがつまらなくなったんだと思います。『俺に勝てるのは俺だけだ』と言っていました。
 他のチームメイトも次々と才能が開花し、僕は不必要となりました。昨日の全中では、僕達はもう“チーム”ではありませんでした。僕はそのプレーが嫌で、昨日、退部届けを出しました」
 話し終えるまで、“雨”は何も言わず聞いていた。お面越しでは表情が分からなく、そのお陰ですんなり話せた。“雨”は真剣に聞いてくれていたと分かった。

『随分、複雑ですね』

 ……………?
 複雑?
『言うなれば、アナタは何もしていない。才能に溺れ、周りを見なくなったチームメイトに傷つけられただけです。
 アナタは“甘い”です。だから、アナタが執った行動は良いと言えるでしょう。ですが、それはアナタにとってです。ではアナタのチームメイトは? 気づかせてくれるアナタが逃げた今、彼らはもっと堕ちていくでしょう』
 “甘い”と言われた。それは誰に対して?
 聞かなくても分かる。自分にだ。でも、でも、

「だったらどうすれば良かったんですかっ!!」

 あのまま僕が怒って、駄目だと訴えれば良かったのか。それはもうしたんだ。駄目だったんだ。だから僕は逃げたんだ。

『そうですね。確かにどうすれば良かったと聞かれれば、答えにくいですね』
「は?」
『言ったでしょう、複雑と。自分ですから、自分に都合よくして何が悪いって言うんでしょうね。
 アナタの問題は、そのチームメイトを気にかけていることです。彼らに教えたいのでしょう? 自分のプレーを。そして気づかせたいのでしょう? それが問題だというのです』
 どうしてそれが、問題だというのか。


 続く。
感想等、お願いします。


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