二次創作小説(紙ほか)

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【inzm】空色の涙 第2章更新中!!
日時: 2014/04/13 21:40
名前: 志保 (ID: fnEXgJbc)

はじめまして、またはお久しぶりの方がいらっしゃると思います。
やっと1作完結したからと言って調子に乗りまた小説を作り始めた馬鹿作者の志保です。


※注意事項
Ⅰとりあえず作者である私の事を嫌いで仕方がない人はお帰り下さい。
Ⅱパクリ、荒らし等は他のお客様にもご迷惑を掛けるのでご遠慮ください。
 (基本荒らし様は無視とさせていただきます)
Ⅲ読む人の目を腐らせる可能性がある駄文です。読む際はお気を付け下さい。
ⅣもうすでにGOも始まっていますが作者は無印をこよなく愛している為無印作品となっております。

以上の事を守れる心優しい方は見てやって下さい。



■設定 >>2,>>9

□Prologue >>1

第1章『彩』  >>63


第2章

文化祭について >>80
(係についての補足、メンバー等)
001 >>64
002 >>68
003 >>69
004 >>79
005 >>81
006 >>84
007 >>85



「解説」とは
その名の通りこの駄作者が文章では上手く伝えきれなかった事を拙い文で皆様にご紹介するということです。「解説なんて読んでも変わんねぇよ!!」ということはスルーしてもらってもまったく今後の話には関係ないので大丈夫です。

(参照:駄作者志保の脳内)


■宝物

風風 >>71


□更新停止のお知らせ >>73
 更新開始のお知らせ >>75



□お客様□

奈流羽(音愛羽)  sama
風風        sama
カゲロウ      sama

Re: 【inzm】空色の涙 ( No.61 )
日時: 2013/08/15 10:48
名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)

028

目が逸らせない。
足が付いているのだから逃げればいいだけなのに、竦んでしまって動かないのだから心底自分を恨む。
降り上げられた手の中には銀色に光る物。

うん、これ逃げないと完全にfly awayするパターンだよ。

「だから……ね。













                          壊れて?」




パシッ




基「ねぇ、何してるの?」

身構えた痛みは一向に来ない代わりに、いるはずのない人物の声が上から降ってくる。
背中には人のぬくもりと肩には手が回されていた。

空「き、基山先輩……どうして……。」

基「君が裏庭に行くのを見たから……嫌な予感がしたんだ。」

安心して全身から力が抜けそうになる。
案外私は女子力があるらしい←



基「で、鈴木さんは何をしているのかな?」

「……うん、上出来ね。」

基「俺の質問に答えてくれない?」

それでもなお、笑うだけの先輩の顔が玩具のようで怖かった。
目は一点を見つめ動かず、口は弧を描いているだけ。






「私は……どんな形でも誰かに覚えていてもらいたいだけ。そう、ただそれだけ。」

少し、本当に一瞬哀しそうに見えたのは気のせいだったのかもしれない。























『彩加』
彩りを加える者。

                            END

Re: 【inzm】空色の涙 ( No.62 )
日時: 2013/08/15 11:02
名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)

第1章 『彩』  〜解説編〜


はい、無事に終える事が出来ました。
道のりが長かった……本当に……。
では、解説の方にいかせてもらいます!!


実際空は巻き込まれただけです。
鈴木彩加ちゃん、ここでは悪者役となっていますが実際は普通の女の子。いわゆるサブキャラだったのですがそれが嫌になった為、色々空ちゃんにちょっかいをだしていました。

嫌になった原因というのはですね、一応本編の方でもチラッとだしたのですが……

『平均しかだせない、だしたことがない』といった点です。

そこから自分はサブキャラなんだ、そんなの皆に覚えてもらない、と考えた上での行動だったんです。


それで空が巻き込まれたわけはですね、やはりあの3人に少しだけでも関わっていたからなんですよ。
彩加ちゃんは別にこの3人のファンでもなんでもないのですが、この作品では人気者。
こんな主人公みたいな人達に覚えてもらいたい、という一心でした。

「じゃあ悪い事してたら駄目じゃん。悪い印象しか残らないよ。」
と思っている方、そこが狙い目なんです。

3人も人間です。彩加ちゃんは「私みたいに普通の人は簡単には……」と思い、わざと行ったんです。
そうすることで例え「嫌な奴」と認識されていてもずっと覚えてもらえます。



とまぁこんなところです。
分かりにくくて本当にごめんなさい;

割と私はこの鈴木彩加ちゃんを気に入っていて自分で書きながら彩加ちゃんごめんよ……と思いました。
自分的には前作の沙羅と同じ位可哀そうなことになっちゃって……。



第2章は勿論予定しています。
今後とも駄作者ですがよろしくお願いします。

Re: 【inzm】空色の涙 ( No.63 )
日時: 2013/08/15 11:10
名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)

第1章 『彩』

001 >>5    015 >>36
002 >>10    016 >>37
003 >>14    017 >>38
004 >>15    018 >>39
005 >>16    019 >>40
006 >>17    020 >>41
007 >>18    021 >>44
008 >>21    022 >>47
009 >>24    023 >>50
010 >>25    024 >>53
011 >>26    025 >>55
012 >>31    026 >>57
013 >>32    027 >>58
014 >>33    028 >>61

解説  >>62

Re: 【inzm】空色の涙 ( No.64 )
日時: 2013/08/19 20:16
名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)

001


「「最初はグー!!」」

これは最初はパーとか言って笑いを取っていいようなおちゃらけたじゃんけんなどではない。
真剣勝負なのだ。

「「じゃんけん……」」






「「ポンッ!!」」


……………!!?!

自分の手元を見て目を疑う。
相手はグー。そして私は……




空「やったぁあ!!!」

春「うっそぉお!?」

か、勝った!!
つ、ついに……今まで不運がたて続いていたけど神は私を見捨てなかった!!
神様ありがとう……私が逝ったらデコピンぐらいで許します。


空「じゃあホールは春奈ちゃんですね♪」

春「空〜(泣)」

そ、そんな目で見られたって変わってなんかあげませんよ。
だから潤んだ目で見ないで。

「決まった?」

空「はい。春奈ちゃんがホールで私は中で作る係です。」




「これは何だ?」と言われれば、答えてあげるのが世の情け……とか某アニメの言葉を使ってみたり。

これは1カ月後に行われる文化祭に向けての役割分担です。
私達のクラスは何の変哲もない喫茶店。他のクラスのようにお菓子とかだとお客様が入らないのでオムライス、少なめのスパゲッティなどお昼にでも食べてもらえるようなものを用意しようということになったのですが……。

春「似合わないって……。」

いえ、そこまできたのなら服装も本格的にしようとのことでですね。
女性はウェイトレス、男性はちょっと堅苦しい感じにしよう!と……。ホールは勿論その格好なのですが中で品を作るのは制服。

可愛いの着たいな!!みたいな子もいますがね、争奪戦でしたよ。現に春奈ちゃんとの勝負をしましたから。

ただでさえ面倒くさい事をやらされているのに……。





「空ちゃんが中ね……レシピとかはだいたい決まってるし、そこまで係に入らなくても大丈夫だから!!実行委員の方頑張ってね。」

















文化祭実行委員になっちゃったんです。    テヘペロ☆

Re: 【inzm】空色の涙 第2章更新中!! ( No.65 )
日時: 2013/08/20 00:00
名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)

「神童!!今日同じ学部の仲間で飲みに行くんだけど今日来れる?」

後ろから同じ学部の友人が飲み会に誘ってくる。

「悪い、また誘ってくれ。」



ペラッ

図書館は静かで本をめくる音が響くだけ。
そんな中で俺は歴史書が敷き占められている本棚の前でただ一つの名前を探していた。
いや、正確には店の名前だろうか。

「やはりないか……。」

それもそうだ。彼女のお店がそう何度も祭りに出していたとは限らないのだから。
けれど……少しでも。ほんの少しでも載っていないかと探してしまう。

「(見つけた所で……)」










「っ……!!」

ついここが図書館だという事を忘れて大声を出しそうになった。

『あの織田信長も気に入った!!京都の一角のお豆腐屋さんが——……』














「俺も……相当だな。」

ついこの間、幼馴染が彼女を追い求めてフランスに行ったのを思い出した。行く事を聞いた時、少し呆れてしまったがどうやら俺も人の事を言えないらしい。
昔とはかけ離れた街並みに寂しい気持ちが心を渦巻く。



あの本には当時の店の経営者は載っていなかった。
実際に彼女の店ではないかもしれない。ただの可能性の話のはずなのにどこか期待をしている自分がいる。






あの時の俺は自分の力不足を痛感し、身動きが取れなくなっていた。
そんな中、彼女は俺のサッカーを見て舞を踊っているみたいだと言ってくれた。
それほど美しいと。

嬉しかった。
あの真っ直ぐな瞳で、嘘の無い瞳で言ってもらえたのがどうしようもなく……。




「あった……。」

少し風貌は変わっているものの昔の面影を残しているように見える。
いや、それは俺の単なる願望かもしれないが。


ガララッ
古い引き戸は音を立てて開く。
中には一人の老婆がいた。

「いらっしゃい……。」

そう言って暖かく微笑むその姿が彼女と重なる。そう言えば……彼女もこんな風に笑いかけてくれたんだったな。

「あの、お尋ねしたいのですが……このお店、昔に——……」
     







「あぁ、そういえばそう言った話を聞いた覚えがあるよ。」

「あ、あの!!当時のお店に……『お勝』という女性はいらっしゃいまし
たか?」

つい興奮してしまい声が大きくなってしまった。

「どうじゃったかなぁ……あぁ、でも。」

奥の方へ入ったと思ったらすぐにおばあさんはでてくる。その手には黄ばんだ紙が何枚か握られている。

「えぇっと……おぉ、あったあった。」

差し出された紙を広げてみるとそこには筆で何か書かれているようだった。
なにせ何年も前に書かれたもののようだから黄ばんでいて読みにくいうえ、現代使われている日本語ではなさそうだ。

「これをお前さんにあげるよ。」

「お、俺にですか?」

どうしろというのか……。

「これはね、ずっと昔からこの店にあったんだ。この店を継ぐ時に言わ

れたんだよ。いつか……誰かを探して訪れる人にこの手紙を渡してあげなさい、とな。まぁお前さんかどうかは分からんがな。」
よく見れば一文字一文字が丁寧に書かれている。きっと女性が書いたのだろう。
願わくば……。

「ありがとうございます。」



















願わくば、彼女が書いたものでありますように。



                          H25.08.20

———————————————————————————————————

風風誕生日おめでとう!!
イナクロをまだまだ引きずる内容だったけど……;

駄作でごめんなさい。こればかりは仕方ないので許しておくれ。


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