二次創作小説(紙ほか)
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入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 東京喰種re ーもう一人の半喰種ー 第二部開始!
- 日時: 2016/05/09 00:58
- 名前: 竜 ◆CmqzxPj4w6 (ID: Rebn9tUA)
ここは人が多く住む街 ー東京ー
ここには人間と
人間を喰らう喰種が存在している
これは人間と喰種の間に産まれ
人間と喰種の戦いに身を投じ
様々な運命と戦いながら己の生きる道を探す奇跡の双子の物語である。
※タイトル変更しました
どうも、忙しくて若干疲れぎみな掛け持ち大学生作者の竜でございます。
今回は最近、アニメと漫画を視聴・読破し、一気にハマってしまった東京喰種の二次創作を書きます。(映像で予定していましたが書けないようなのでこちらで更新する予定です。たぶんあっちはロックします。)
設定
・オリキャラ主人公及びオリキャラ組織あり
・死亡表現あり
・if設定あるかも
・物語は基本原作沿い
・原作キャラも出す
・オリ設定若干あり
・更新少し遅い(掛け持ちしているため&大学生だから)
こんな感じ。(増やしたり減らしたりするかも)
主人公
名前 皐月香苗
性別 女
年齢 19
性格 比較的温厚な性格。ただ争いとなると好戦的となる。ただ仲間や弟を大事にする。統率力があり慕われる。
容姿 身長180ぐらいの長身。紙は黒よりのセミロング。胸はFぐらい。
能力
赫眼 右目
赫子 羽赫・鱗赫・尾赫を扱う(上手く出し入れ可能。ただし羽赫のみあまり機能しない)
赫胞 羽赫 二つ(正常機能を練習中)
鱗赫 四つ
尾赫 一つ
赫子の形状
羽赫 蝙蝠の羽のような形状、少し鍵爪
鱗赫 鋭利な突起
尾赫 二股に別れた鍵爪形状
設定 人間と喰種の間から産まれた喰種。ハイブリッドのため片目のみ赫眼。喰種としては珍しく3つの赫胞・赫子を持っている。父親を喰種に喰われ母親を謀殺されたため人間と一部の喰種を恨んでいる。母親の旧友・芳村の計らいであんていくに勤務している。四方さんに武術を鍛えてもらっている。あんていくに勤務の傍ら様々な区に渡り歩き同士を集結、謎の喰種集団「漆黒の翼」を結成、その大将を受け持つ。「アオギリの樹」とは時に共同・時に敵対している。アオギリの幹部・タタラとはライバル関係だが交友関係でもある。マスクが犬をモチーフにしているためCCGからはSSレート「ケルベロス」の名がついている。
弟も
名前 皐月飛燕
性別 男
年齢 19
性格 好戦的だが姉主義のシスコン。仲間を大切にする。統率力はあまりないが頭脳明晰。
容姿 身長178ぐらい。華奢な細身体型だが弱くはない。髪は蒼よりのセミショート。
能力
赫眼 左目
赫子 甲赫・鱗赫・尾赫(上手く出し入れ可能。ただ尾赫のみ機能しない時がある。)
赫胞 甲赫 二つ
鱗赫 四つ
尾赫 一つ(正常機能の練習中。)
赫子の形状
甲赫 カブトムシの背中のような形状
鱗赫 鍵爪の形状と鋭利な突起。左右に1つずつ。
尾赫 鋭利な突起
設定 香苗の弟。(産まれるのが遅かったため弟)赫眼は左目。幼い頃から姉に守られて育ってきた。姉と同じくあんていくに勤務している。情報収集の為に姉とは1日置きにシフト交代している。謎の喰種集団「漆黒の翼」の副大将兼参謀。姉とは違い嗅覚に特化している。龍のマスクをしているのでCCGからはSSレート「ティアマト」の名がついている。腹が減ったときの肉調達担当。アオギリのアヤトとはライバル関係だが交友関係でもある。ヤモリが大嫌い。
W主人公はこんな感じです。
こちらが第二部から登場する主人公ポジション(メンター)。
名前 九重焔
性別 女
性格 冷静に物事を判断する。ただ狂うと手が付けられなくなる。
年齢 25
容姿 巨乳のスレンダー美女。Fカップの189cmぐらい。デニムをよく履いていて上はベストが主体。
赫子の種類 鱗赫と羽赫
鱗赫・・・サソリの尾のような形状。周りに無数のとげを出し入れすることができる
羽赫・・・悪魔の羽をモチーフにしている。少し霧状のため、あまり飛べない。霧状からスコールのような弾丸を放つ。
五感の強化箇所 聴覚
Rc値 2958
赫眼は左右どっち? 左
捜査官の階級 一等
クインケ ホラン Å+
どんなクインケかの説明 日本刀のようなクインケ。しなるように作られているため鞭にもなる。
設定 佐々木琲世と同じく半喰種。製造者は嘉納。佐々木より早く捜査官として育てられていたが、クインクス班ができるまでCCGでは極秘事項として扱われていて、公になったのはつい最近。今までの情報や資料を基にプロファイリングすることを得意とし、数々の喰種事件を陰からサポートしてきた。CCG内でも『プロファイリンガー焔』の異名がついている。
クインクス班のメンターに任命されてからは指導を主にしていて捜査は班長や班員に基本的に任せている。個人自身の実力としては昔、有馬班に所属していたが、実力は佐々木とほぼ同レベル。だが、喰種としての力を使うときは情緒が狂い、沈静弾を10発ほど当てないと喰種としての破壊衝動を抑えられない。喰種としてのレートはSS++という特殊なレート。佐々木より格段に強い。
子供のころからの記憶はなく、唯一覚えているのは男のように生きろと言われた父の言葉のみ。焔という名前はそこから由来し、改名している。(昔の名前は遥香)赫胞は利世の物と霧島絢都の赫胞を少し改造したものを埋め込まれている。
料理は格段にうまく評判が高い。佐々木班のクインクスとシェアハウスを開始してからはほぼ毎日料理を作っている。
原作キャラとの関係 暁とは有馬班時代からの親友。佐々木を同じ境遇という関係から少し親近感を持っている。
サンプルボイス
「私は九重焔。このクインクス班のメンターよ。」
「久しぶりね暁、有馬班以来かしら。」
「佐々木一等・・・私もあなたと同じ半喰種よ。」
「殺す!コロシテヤルウウウウウウウウウウウ!!!!」(狂気状態)
「私は焔・・・・・CCGの焔よ・・・・。」
よろしくお願いします!!
自分のオリキャラ(増やすかも)
皐月香苗(さつきかなえ)あんていく兼漆黒の翼・頭領→漆黒の翼・頭領
皐月飛燕(さつきひえん)あんていく兼漆黒の翼・副頭領→漆黒の翼・副頭領
高城零(たかじょうれい)中立→漆黒の翼・幹部兼医療
火神幸司(ひがみこうじ)喰種集団「紅蓮」リーダー→漆黒の翼・幹部兼紅蓮隊・隊長
樟葉勝利(くずはしょうり)喰種捜査官・准特等
現在オリキャラ提供してくれた方
黒露様 (雨宮水月 あめみやみなつき)あんていく→アオギリ
(賤ヶ夜斎 しずがやいつき)喰種捜査官・上等
赤様 (九弥快斗 ここのびかいと)中立→漆黒の翼
(笹川天 ささかわてん)アオギリ・龍氷会
(青波静 あおなみせい)喰種捜査官・上等
(雛森秋 ひなもりあき)野良→漆黒の翼・スナイパー
豆つぶ様(東雲唯里 しののめゆいり 東雲善 しののめぜん)アオギリ
(瑞慶山相馬 ずけやまそうま)あんていく→漆黒の翼・諜報員
夜南様 (蜂条雀 ほうじょうすずめ)あんていく→漆黒の翼
(水縁・ベアトリクス シュイユェン・ベアトリクス)喰種捜査官・上等
露扇様 (薬袋朱奈 みないすな)喰種捜査官・上等
アマグリ様 (如月牡丹 きさらぎぼたん)元アオギリ→漆黒の翼・特攻隊
(柊琥珀 ひいらぎこはく)漆黒の翼・裏切り者→アオギリ(予定)
ヘ音記号様 (鬼背朝霧 きせあさぎり)喰種捜査官・一等
(名儀御言 なぎみこと)喰種捜査官・上等
アーリア様 (片桐謙史朗 かたぎりけんしろう)喰種捜査官・上等
- コメ返しと第18話 ( No.101 )
- 日時: 2015/08/16 23:56
- 名前: 竜 ◆CmqzxPj4w6 (ID: 65byAhaC)
豆つぶ様
金木君はほぼ原作と同じように操作していきます。白金木になってからが本格的に漆黒の翼が指導してくるのでこちらとしても書くのが楽しみです!!
まあ・・・・ハイセはたぶん出現させます。
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第18話 「不屈」
篠原・黒岩特等が率いる梟臨時撃対戦の戦場である5棟では激しい戦いが繰り広げられていた。
樟葉「どっせえええい!!」
梟「ぬうう・・・・」
准特等である樟葉は持ち前の超怪力からなる攻撃を梟にくらわしていた。樟葉が使っているのは甲赫『ヘラクレス』。数年前、力だけである区を支配していた喰種からできた刀のようなクインケ。中くらいの大きさだがとてつもなく重く樟葉か亜門にしか扱えない。羽赫「イザナギ」とのキメラクインケでもある。だが、当の本人は射撃より物理攻撃の方がめっぽう得意なのであまり使わない。
篠原「樟葉の攻撃でもあの程度か・・・・。しっかしこちらも『試作型』とはいえとんでもない防御力だよね。10年前なら軽く3回は死んでるよ。」
黒岩「うむ。赫者の赫子をつかっているだけはある。」
篠原・黒岩が装着している黒いクインケは甲赫「アラタproto」。数年前篠原が真戸呉緒上等とコンビを組んでいたときに駆逐したもの。その者は赫者でしかも甲赫なので防御力が普通の甲赫クインケより強い。全身に覆っているので少しの骨折も防ぐことができる。
篠原「樟葉。ヒラのサポートの後、全身全霊で俺やいわっちょと共に攻撃してくれ。」
樟葉「承知!!」
ヒラはCCGの死神・有馬と初期の頃コンビを組んでいたこともあり上等の地位ではあるが実力はほぼ准特等クラス。
ヒラの負傷を覚悟したサポートもあり、梟は少しぐらついた。そこへ、篠原・黒岩・樟葉の渾身の一撃が決まった。しかし・・・・
平子「決着がついた。・・・・・・・・・・われわれの負けだ。」
この渾身の一撃も梟にはまるで効かなかった。Sレート級の武器を持っているこの3人でも、結局は火力不足なのだ・・・・
喰種には赫胞というものがありそこから赫子を形成している。そこを損傷してしまうと喰種は赫子を出せなくなる。クインケを作りたいときもそこを傷つけず攻撃する必要性がある。
今回の攻撃はそこまで届かなかった・・・・
篠原「しょっぱいな・・・・Sレートのクインケでも厳しいのか・・。」
黒岩「うむ。せっかく『アラタ』で攻撃を防いでもこれでは・・・。」
樟葉「ヘラクレスでもこの程度なのか・・・・。」
そういった突如、梟が反撃し黒岩は吹き飛ばされた。梟の追撃を受ける3人だったがW特等はアラタで樟葉はヘラクレスで防いだがその攻撃はすさまじく完全防御はできなかった。隙を突いて樟葉が攻撃を仕掛けるも、梟のスピードが勝り防御された。その後も目を離すことができないほどの刹那の攻撃が続いた。だが、CCGの不利が続いた。
樟葉「くっそ・・・・浅い・・・。」
平子たちが銃などで援護するも、気をそらすぐらいしかならなかった。
篠原「いわっちょ。プロトタイプってどこまでやっていいんだっけ?」
黒岩「無茶をする気か?」
篠原「しましょう。」
黒岩「・・・・・・のった。」
樟葉「あまり使い慣れてないがあれを使うか・・・。ヒラ!カグヅチを!!」
平子「・・・・ほい。」
黒岩と篠原は首の後ろにあるスイッチを押した。言うなれば、リミッター解除である。樟葉は新しくクインケを取り出した。手をクインケに喰わせかわりに攻撃ヒット時に炎を噴出させる、諸刃の剣・鱗赫「カグヅチ」だ。
「さあ・・・アラタ・カグヅチ。・・・・・・・・喰いな。」
梟対CCGの第2ラウンドが始まった。
6棟内部
白髪となった覚醒・金木とアヤトとの対決は激戦を繰り広げていた。しかし、破格の攻撃力を手に入れた金木にとって今のアヤトを倒すのは赤子の手をひねるようだった。さらに、董香を殺させない理由も金木に暴露されてしまい冷静さを失ったアヤトは金木に骨を103本折られる、文字通り「半殺し」にされていた。
そこへ別行動中の飛燕達が出現した。
飛燕「アヤト・・・だから言っただろ。覚醒した金木は今のお前じゃ勝てないって。」
火神「己の今の実力を測りしれんとは・・・なんとも滑稽だな。」
零「私なら実力差が分かった時点で逃げるけどね。」
金木「飛燕・・・・・。」
飛燕「えらく姿が変わったな金木。ヤモリの野郎を殺したんだってな。さすがはリゼの赫子だ。攻撃力が半端ない。」
そう言った突然、金木は飛燕に攻撃した。
金木「君は僕を裏切った・・・・・。だから僕に倒されても問題ないよね?」
飛燕「へえ・・・・倒す気まんまんなの?俺の実力を知らないわけじゃないだろうし。」
金木「関係ない。僕はみんなを守るために戦う。そのためにはお前も殺す!」
飛燕「相手をしてやりたいところだけど・・・・今日は戦わないようにしてんだ。お前と後ろにいるやつらの相手はノロがしてくれるよ。じゃあな・・・・貧弱野朗。」
金木「まっ・・・!!」
飛燕はアヤトを担いで退散した。
飛燕「ノロさん、あとは任せた。」
ノロ「・・・・・・・・・・」
ノロは静かにうなづいた。
直後、CCGが攻め来たがノロの正体不明の攻撃で全員喰われた。金木は応戦しようとするが後ろから四方に諌められ、先に救出したバンジョーや董香と共に脱出した。
月山「さて・・やっと骨のありそうな相手ですね。」
快斗「金木は助けた。あとは・・・退路の確保だ。」
四方「油断するな。どうやら普通じゃない・・・・行くぞ!!」
瞬間、月山が進み自慢の甲赫でノロを貫いた。快斗もランス状に尖った甲赫でノロをめった刺しにした。ノロも反撃したが当たらなかった。ノロは貫かれた部分を瞬時に回復させていた。
ウタは背後から近づき・・・・・両手を貫通させた。
ウタ「ん〜・・・手ごたえ無いな・・・・。」
四方「ウタ・・・そのまま押さえてろ。」
四方は体を何回転もさせて力をため、渾身の回し蹴りをノロに浴びせ、体を横に一刀両断した。常人でも普通の喰種でも本来はできない。というか四方が異常すぎるだけ。
ノロはそれでも喋らず、瞬時に切断した体を復元させた。驚異的な回復である。すると・・・タイマーの音が聞こえてノロは去っていった。
ウタ「帰っちゃった。」
月山「普通よりは楽しめたよ。」
四方「相手にする必要ない。・・・頃合いだ、俺たちも帰るぞ。」
任務を終えたあんていく軍は戦線を離脱した。
続く
- 第19話 ( No.102 )
- 日時: 2015/08/17 23:35
- 名前: 竜 ◆CmqzxPj4w6 (ID: 65byAhaC)
第19話 「陽動」
梟対篠原・黒岩・樟葉のCCG軍との戦い。決め手にかけるCCGは諸刃の剣のような効果を発動させるが・・・・その効力に耐え切れずクインケに喰われて弱体化していった。
篠原「ぐ・ああ・・・」
樟葉「何のこれしき・・・・!!」
『アラタ』はあるスイッチを押すと瞬発力・防御力が倍増するという不思議な能力を持つクインケ。だがそのかわりに装着者の肉を喰らう文字通り、諸刃の剣なのである。これは樟葉のクインケ「カグヅチ」も同様である。
樟葉「さすがは・・・・赫者の赫子から作ったクインケだな。攻撃力がすさまじいが代償が大きい・・・。」
黒岩「たしかにすさまじい性能だが・・・・負担も大きいな。」
篠原「あ・・・・あそうだね。クインケを自分に喰わせるなんてCCGも考えがぶっとん・・・・ぐっ・・・!!!」
直後、篠原が苦しんだ。
黒岩「篠原!?」
篠原「セーフティが上手く機能していないみたいだ・・・。ははっ・・・噛み付いてやがるよ・・・!!!まずいね・・・このままじゃ・・・喰い尽くされる・・・・!!!」
普段ならセーフティが機能して喰われることはまず無いのだが・・・この日は運が悪く機能しなかった。
梟「・・・おぞましい武器だ。」
梟は何かをつぶやいた
梟「世界は・・・怒りと苦しみを生み続ける。奪い合い・殺し合い、それで当然と言わんばかりに、お互いが自身を正当化しようとしている。君たちの装具はその象徴だ。誰かを殺していいという理由なのこの世に存在はしない、命を奪う行為は等しく悪だ。」
黒岩「!?・・・なにを・・・」
梟「魂と言うものが存在するのだとすれば・・・『アラタ』は君に力を貸す気はないようだね。・・・・時間だ・・・・。」
梟はそういうと赫子をしまい、去っていった。いや・・・正確には逃してっもらった・・・・。黒岩は瞬時に篠原救出を開始した。
黒岩「篠原・・・引き剥がすぞ!!丸手指揮官に医療班の要請をしろ!!樟葉もてつだえ!!」
平子「はい!!」
樟葉「承知!!」
黒岩が不在だった10年前の梟討伐戦では死傷者が出なかったという。数々の梟戦で特等は何人も死んだ。今回は死人は出なかった。
しかし・・・黒岩はある疑問を浮かべていた。自らが戦った梟と今回の梟とは何かが違う気がすると・・・・。
司令室
丸手「推定殲滅率は98%か・・・。残りの2%が後々響きそうだが・・・ひとまずはノルマ達成だ。危機感の無い平和ボケした世間様に勝利宣言の発表の準備だ!!」
馬渕「っス!!」
その時、一つの電話が来た。相手は有馬貴将特等だった。
有馬「丸手さん?」
丸手「おう有馬!!てめえがモグラたたきしてる間にこっちはもう済んじまったぜ!!暴れたりねえぐらいよ!!」
有馬「それはよかった。でしたら緊急で動ける部隊をこちらへ回してください。」
丸手「・・・は?」
有馬「23区の『喰種収容所』が襲撃されました。11区の喰種集団の『本隊』のようです。」
そう・・・CCG軍は最初からアオギリ・漆黒の翼連合軍に踊らされていたのだ。香苗・エト・タタラ率いる本軍が23区の「喰種収容所」、通称コクリアの襲撃に成功し、多数の喰種を開放した。
23区 とあるビルの屋上
タタラ「不錯(まあまあだ)」
香苗「そうだよね〜。最深部まで行けなったのは残念だけどSSまではなんのかなったわね。」
エト「だね。」
香苗「しっかし、人間って言うのはバカばっかだね、エト。こんな至極単純な陽動に嵌まるなんて間抜けすぎ。あれでこの国の対喰種のスペシャリスト集団なんて笑うを通り越してあきれるよ。」
タタラ「目的も達成したし、これ以上時間かけるとアイツが来ちゃうから早く帰ろう。」
エト「ウン。タタラさん。11区の仲間、何人死んじゃったかな?」
タタラ「ほとんど死んだとして200くらい?」
エト「200か・・・。じゃあその200人のためにも頑張って殺そうね。」
タタラ「だね。」
エト「香苗ちゃんも今回はありがとう。またなんかあった時は協力してね。もちろん僕らも協力するから。」
香苗「お礼をいうのはこちらの方、久しぶりに爽快感を味わえたわ。今後もしばらくはお互い協力し合いましょう。それでは・・・。タタラサンもお元気で。」
タタラ「ああ・・・・・。」
香苗は飛燕と合流するために11区へと向かった。
11区はずれ
そこではピエロマスクの一員であるニコと宗太という男がたたずんでいた。
宗太「あ〜・・・負けたっぽいスよん。」
ニコ「落ちていくわ・・私の愛の巣・・ぐすん。」
宗太「姐さん、今回相当入れ込んでましたもんねえ。俺の連絡もガン無視だし。」
ニコ「ヤモリならアタシの孤独の穴を埋めてくれると思ってたのに・・・実際はおなかに穴開けられまくり。もーこりごり。」
宗太「都合のいいオンナってヤツッスね、ニコ姐らしいや。・・・つーか結局、隻眼の王ってリアルに存在するんすか?」
ニコ「そんなヤツ『いない』わよ。」
宗太「あら?そうなの?」
ニコ「単純な話よ・・・ゴニョゴニョ。」
宗太「へーほー。」
ニコ「しかし宗ちゃんあれよね・・・。一度絶望の淵にたった人間って・・どうしてあんなにも美しくなれるのかしらね・・。」
宗太「『隻眼くん』のことっすか?」
ニコ「ンフ・・彼は化けるわよ。ヤモリ以上の男になるかも。人の生き方は二つしかないわ。『美しく生きるか』・『美しい人のために生きるか』・・・」
ニコが言い終わると、茂みから飛燕達が来た。
飛燕「ま・・・姉貴は後者だろうな。ニコさんもそれがわかってたから俺たちと共に行くことを決めたんだろ?」
ニコ「聞いてたのね、そうよ。あの子や君からは私と同じにおいを感じるわ。だから一緒に行くことを決めたの。隻眼君はきになるけどね。」
宗太「こいつが例の『漆黒の翼』ですか・・・。どうも、宗太っス。」
飛燕「はじめまして、副頭領の飛燕だ。あなたの情報収集能力の噂は聞いている。うちの相馬や零と仲良くやってくれ。」
宗太「了解っス。」
ニコ「じゃあ香苗ちゃんが来てからまずはイトリのとこに案内するわ。」
飛燕「よろしく頼む。零、例の人たちを回復してくれ。」
零「わかったわ。」
ニコ「あら、珍しい能力ね。それにその人・・・・・やっぱりあなたの下について正解だったわ。」
飛燕「姉貴の望みは誰にも邪魔はさせない。そのためにも皆、よろしく頼む。どんな困難があろうとも・・・最後に笑うのは・・・。」
「「「「我等、漆黒の翼だ!!!」」」」
11区アオギリ討伐戦
勝利(内容上)
参加者
特等3名 准特等5名 上等10名 ほか数人
死亡者
2等以下の捜査官数名
続く
- Re: 東京喰種 −奇跡の双子− ( No.103 )
- 日時: 2015/08/22 00:08
- 名前: 豆つぶ (ID: Tf5VGYTU)
- プロフ: もうトリなしでいいや
お久しぶりです〜(・ω・)
最近お忙しいみたいですね…のんびり更新待ってます
- コメ返しと第20話 ( No.104 )
- 日時: 2015/08/25 23:20
- 名前: 竜 ◆CmqzxPj4w6 (ID: Rebn9tUA)
- プロフ: http://monjiro.net/
豆つぶ様
お久しぶりです。少し部活等で忙しくて疲れて書けなかったので・・・・今日から書きます
ではどうぞ!(漫画で言うと9巻に入る頃です。)
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第20話 「昇任」
CCG本局 大会場
和修「亜門鋼太朗一等捜査官。あなたを上等捜査官に任ずる。本局局長和修吉時。」
11区を根城としていた喰種組織・アオギリの樹との戦いから半年が過ぎていた。
CCG特別対策班は11区アジトに残された喰種204体を殲滅。11区での戦いは勝利に終わったと思われた。
しかし、「アオギリ」の本当の狙いは23区の喰種収容所。「アオギリ」の首領・精鋭と思われる喰種が収容所を襲撃。攻撃の手はSSレートの喰種を拘束している地下独房3層まで及んだ。
結果として、SSレートの危険な喰種が再びこの街に放たれることになった。「アオギリ」はそれ以降なりを潜めているが戦力増強を図っていると見て間違いないだろう。だが・・・不安の種は鈴屋の二等捜査官のみならず新たな問題が発生した。
それは・・・・新興喰種組織「漆黒の翼」の出現である。情報によれば23区襲撃時にその頭領と思われる姿が確認された。今までは特等クラスの中のみの秘密とされた情報だが今回の襲撃姿発見の機に乗じ全捜査官へ警告が出された。現在は構成人数・目的等は一切不明。根城もどこにあるかは分からない。
なおCCGは襲撃の反省を生かすため全国から有能な捜査官を招集した。篠原班は昇任式及びパーティー終了後、顔合わせに臨んだ。
篠原「各自報告の前に今回、我が篠原班に新たなメンバーが派遣された。まずは一人目、入ってきてくれ。」
すると入ってきたのは物静かそうな男だった。
青波「青森支局から来た・・・・・・青波静。階級は・・・上等。」
亜門「青波・・・・・。久しぶりだな。」
青波「久々だな・・・・・・。」
青波静上等捜査官。青森で活躍していた捜査官。喰種捜査官のなかで最も静かな捜査官といわれている。これは喋ることに限った話ではなく、喰種を殺す際にもほぼ物音をたてず殺す。小学生のころから捜査官であった父に憧れ捜査官になるために武術や学業をひたすら学んでいた。そのおかげもあって剣道三段、柔道黒帯、合気道一段と、とんでもない実績を積んでいる。喰種と戦うときは1人で全て片付けることも多い。2人以上のときは味方動きを見て行動している。
篠原「青波は亜門と一緒に行ってもらう。次に二人目だ、入ってこい。」
次に入ってきたのは・・・やけにけだるそうな雰囲気の男だった。
片桐「おいっ〜〜っす。関西から来た片桐謙史朗。階級は上等だが仲良くやりましょうや。」
篠原「片桐・・・・もう少しきれいにあいさつしろ。」
片桐「まあそんなかっかしなさんな、篠原。最初はこんな感じでいかんと僕も調子が乗らないんだよ。」
片桐謙史朗上等捜査官。関西の支部へ長期出張していたが、東京の喰種対策局管轄のコクリアが襲撃された事を受け急きょ東京へと戻ってきた喰種捜査官。階級は上等捜査官、関西では随分成果を上げていたようで白単翼賞を取得するほどの実力を持っている。首をたたっ斬るという方法で喰種を駆逐しているため、関西の喰種間で「執行人」と称されていた。片桐はこの呼ばれ方があまり好きではないらしい。
篠原「片桐は俺と鈴屋だ。最後の三人目入ってこい。」
入ってきたのは・・・・きっちりした女捜査官だった。
暁「今日から20区本部の配属となった、真戸暁二等捜査官です。」
滝澤「あっ・・・!?」
鈴屋「????」
暁「亜門上等及び青波上等の部下として捜査に務めます。宜しくお願いします。」
滝澤「なんで真戸がここに・・・」
暁「おー滝澤、元気そうだな。」
真戸暁二等捜査官。以前は1区で有馬班の一人で捜査をしていた。言わずもがな殉職している真戸呉緒上等捜査官の娘である。
篠原「顔合わせはこのくらいにして・・・今日の報告会を始めようか。」
14区 Helter Skelter 漆黒の翼根城
漆黒の翼は一部の新参者を加えて少し大きくなっていた。新たに諜報員として瑞慶山相馬、スナイパーとして雛森秋が加わった。さらに・・・あんていくからも新勢力が漆黒の翼に参入した。
香苗「だいぶ増強したわね。」
飛燕「そうだな、ここも広げなきゃな。」
香苗「イトリさんアジトの提供ありがとうございます。この大人数で根城は結構広いところでないといけないので・・・。」
イトリ「部屋とか情報収集ならあたしに任せな!!この瑞慶山もあんたんとこに加えるし。存分にこき使いなさいよ。私達『ピエロマスク』はあんたについて行くことに決めたんだから。」
ウタ「金木君も楽しそうだけど君の方がもっとたのしそうだし。」
香苗「ありがとうございます。」
ウタ「で・・・・どうするのこの元あんていくの皆さんは。」
あんていくからこの組織に参入したのは・・・笛口雛実・蜂条雀の他にある三人がいた。
カヤ「古間と心中はごめんよ。こっちのほうが私が生きる道を見つけられそうだから。」
西尾「あんな単細胞女と一緒にいるよりかはこっちのほうがクソましだ・・・・。」
快斗「俺はここに属する。だが・・・金木は俺に任せてもらおう。」
従業員だった入見カヤ・西尾錦、常連客の九弥快斗が参入していた。
香苗「一応、悟られるわけにはいかないからしばらくはあんていく勤務でお願いね。私はもう・・・董香とは会えないから。このことは芳村は了承済みだよ。」
カヤ「わかったわ。そのほうがいいし。」
西尾「しばらくだけだぞ・・・・。」
香苗「ニコさん、そういえば今はロマがあんていくにいるんだよね?」
ニコ「そうよ。コクリアから脱走後すぐにあんていくに向かわせたわ。その方が情報得られやすいしね〜。」
ウタ「彼女は意外とおっちょこちょいだから扱いは大変だね。」
西尾「マジかよ・・・・俺そういうやつあつかいずらくて嫌なんだよな。」
蜂条「がまんしなよ・・・・。」
西尾「へいへい・・・・。」
香苗はある予測をしていた。コクリアが襲撃され、あんていくから金木が抜け反アオギリを結成し月山・バンジョー一味・雛実が加わっていた。雛実は作戦上、金木と共に行動している。
香苗「あんていくがCCGに襲われるのは時間の問題なんでしょ?零。」
零「一部の特等は感づいてる。だが特定とはいかないからまだ心配ないわ。」
飛燕「当分は金木の監視だな。」
香苗「ええ・・・。まあだいたいあの子の性格から行動範囲はつかめるけど・・・。」
イトリ「あの子は度々ここ訪れるからね。」
宗太「喰種レストラン襲いそうっすね〜。」
香苗「可能性はあるわ。注意しといて、襲撃に心配なら蜂条を護衛役にして良いから。雀・・・いい?」
蜂条「いいよ・・・。私もこの組織の役に立ちたいから。」
香苗「決まりね、我が組織はしばらくは金木君の監視及びCCGの監視を中心とし行動します。ニコさん達は各地で転々としながら情報収集、零はアオギリとの連携をお願い。」
ニコ「わかったわ〜。」
ウタ「了解。」
零「任せて。」
漆黒の翼、暗躍開始。
続く
- 報告と皆さんへの質問 ( No.105 )
- 日時: 2015/09/01 09:42
- 名前: 竜 ◆CmqzxPj4w6 (ID: Rebn9tUA)
- プロフ: http://monjiro.net/
どうも、お久しぶりです。腰痛気味の大学生作者の竜です。
すみません、現在新発売した3DS「ドラゴンクエスト8」に夢中で更新を一旦停止しております。現在、ラスボス・裏ボス1回目・追加ボスを倒していますので・・・・・裏ボスがある程度倒したら執筆再開します。
待っている方すみません、もう少しだけお待ち下さい!
あと、1つ皆さんに質問がございます。このことについてのコメントを募集します。
現在作者はある小説を書こうかと企画しています。それは、この東京喰種と他作品とのコラボ小説です。一応、1・2作品とコラボして書こうかと考えていますが。こちらはコラボ予定の他作品です。(増やすかもです)
コラボ予定
ワンピース
銀魂
ボボボーボ・ボーボボ
ナルト
(作者が知っていて尚且つこれなら合いそうだなというものを選びました)
小説自体は紙の方で書こうかと思います。どれがいいか・皆様のおすすめするものなどどんな意見でも構いませんのでコメントお願いします。
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