二次創作小説(紙ほか)
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- 東京喰種re ーもう一人の半喰種ー 第二部開始!
- 日時: 2016/05/09 00:58
- 名前: 竜 ◆CmqzxPj4w6 (ID: Rebn9tUA)
ここは人が多く住む街 ー東京ー
ここには人間と
人間を喰らう喰種が存在している
これは人間と喰種の間に産まれ
人間と喰種の戦いに身を投じ
様々な運命と戦いながら己の生きる道を探す奇跡の双子の物語である。
※タイトル変更しました
どうも、忙しくて若干疲れぎみな掛け持ち大学生作者の竜でございます。
今回は最近、アニメと漫画を視聴・読破し、一気にハマってしまった東京喰種の二次創作を書きます。(映像で予定していましたが書けないようなのでこちらで更新する予定です。たぶんあっちはロックします。)
設定
・オリキャラ主人公及びオリキャラ組織あり
・死亡表現あり
・if設定あるかも
・物語は基本原作沿い
・原作キャラも出す
・オリ設定若干あり
・更新少し遅い(掛け持ちしているため&大学生だから)
こんな感じ。(増やしたり減らしたりするかも)
主人公
名前 皐月香苗
性別 女
年齢 19
性格 比較的温厚な性格。ただ争いとなると好戦的となる。ただ仲間や弟を大事にする。統率力があり慕われる。
容姿 身長180ぐらいの長身。紙は黒よりのセミロング。胸はFぐらい。
能力
赫眼 右目
赫子 羽赫・鱗赫・尾赫を扱う(上手く出し入れ可能。ただし羽赫のみあまり機能しない)
赫胞 羽赫 二つ(正常機能を練習中)
鱗赫 四つ
尾赫 一つ
赫子の形状
羽赫 蝙蝠の羽のような形状、少し鍵爪
鱗赫 鋭利な突起
尾赫 二股に別れた鍵爪形状
設定 人間と喰種の間から産まれた喰種。ハイブリッドのため片目のみ赫眼。喰種としては珍しく3つの赫胞・赫子を持っている。父親を喰種に喰われ母親を謀殺されたため人間と一部の喰種を恨んでいる。母親の旧友・芳村の計らいであんていくに勤務している。四方さんに武術を鍛えてもらっている。あんていくに勤務の傍ら様々な区に渡り歩き同士を集結、謎の喰種集団「漆黒の翼」を結成、その大将を受け持つ。「アオギリの樹」とは時に共同・時に敵対している。アオギリの幹部・タタラとはライバル関係だが交友関係でもある。マスクが犬をモチーフにしているためCCGからはSSレート「ケルベロス」の名がついている。
弟も
名前 皐月飛燕
性別 男
年齢 19
性格 好戦的だが姉主義のシスコン。仲間を大切にする。統率力はあまりないが頭脳明晰。
容姿 身長178ぐらい。華奢な細身体型だが弱くはない。髪は蒼よりのセミショート。
能力
赫眼 左目
赫子 甲赫・鱗赫・尾赫(上手く出し入れ可能。ただ尾赫のみ機能しない時がある。)
赫胞 甲赫 二つ
鱗赫 四つ
尾赫 一つ(正常機能の練習中。)
赫子の形状
甲赫 カブトムシの背中のような形状
鱗赫 鍵爪の形状と鋭利な突起。左右に1つずつ。
尾赫 鋭利な突起
設定 香苗の弟。(産まれるのが遅かったため弟)赫眼は左目。幼い頃から姉に守られて育ってきた。姉と同じくあんていくに勤務している。情報収集の為に姉とは1日置きにシフト交代している。謎の喰種集団「漆黒の翼」の副大将兼参謀。姉とは違い嗅覚に特化している。龍のマスクをしているのでCCGからはSSレート「ティアマト」の名がついている。腹が減ったときの肉調達担当。アオギリのアヤトとはライバル関係だが交友関係でもある。ヤモリが大嫌い。
W主人公はこんな感じです。
こちらが第二部から登場する主人公ポジション(メンター)。
名前 九重焔
性別 女
性格 冷静に物事を判断する。ただ狂うと手が付けられなくなる。
年齢 25
容姿 巨乳のスレンダー美女。Fカップの189cmぐらい。デニムをよく履いていて上はベストが主体。
赫子の種類 鱗赫と羽赫
鱗赫・・・サソリの尾のような形状。周りに無数のとげを出し入れすることができる
羽赫・・・悪魔の羽をモチーフにしている。少し霧状のため、あまり飛べない。霧状からスコールのような弾丸を放つ。
五感の強化箇所 聴覚
Rc値 2958
赫眼は左右どっち? 左
捜査官の階級 一等
クインケ ホラン Å+
どんなクインケかの説明 日本刀のようなクインケ。しなるように作られているため鞭にもなる。
設定 佐々木琲世と同じく半喰種。製造者は嘉納。佐々木より早く捜査官として育てられていたが、クインクス班ができるまでCCGでは極秘事項として扱われていて、公になったのはつい最近。今までの情報や資料を基にプロファイリングすることを得意とし、数々の喰種事件を陰からサポートしてきた。CCG内でも『プロファイリンガー焔』の異名がついている。
クインクス班のメンターに任命されてからは指導を主にしていて捜査は班長や班員に基本的に任せている。個人自身の実力としては昔、有馬班に所属していたが、実力は佐々木とほぼ同レベル。だが、喰種としての力を使うときは情緒が狂い、沈静弾を10発ほど当てないと喰種としての破壊衝動を抑えられない。喰種としてのレートはSS++という特殊なレート。佐々木より格段に強い。
子供のころからの記憶はなく、唯一覚えているのは男のように生きろと言われた父の言葉のみ。焔という名前はそこから由来し、改名している。(昔の名前は遥香)赫胞は利世の物と霧島絢都の赫胞を少し改造したものを埋め込まれている。
料理は格段にうまく評判が高い。佐々木班のクインクスとシェアハウスを開始してからはほぼ毎日料理を作っている。
原作キャラとの関係 暁とは有馬班時代からの親友。佐々木を同じ境遇という関係から少し親近感を持っている。
サンプルボイス
「私は九重焔。このクインクス班のメンターよ。」
「久しぶりね暁、有馬班以来かしら。」
「佐々木一等・・・私もあなたと同じ半喰種よ。」
「殺す!コロシテヤルウウウウウウウウウウウ!!!!」(狂気状態)
「私は焔・・・・・CCGの焔よ・・・・。」
よろしくお願いします!!
自分のオリキャラ(増やすかも)
皐月香苗(さつきかなえ)あんていく兼漆黒の翼・頭領→漆黒の翼・頭領
皐月飛燕(さつきひえん)あんていく兼漆黒の翼・副頭領→漆黒の翼・副頭領
高城零(たかじょうれい)中立→漆黒の翼・幹部兼医療
火神幸司(ひがみこうじ)喰種集団「紅蓮」リーダー→漆黒の翼・幹部兼紅蓮隊・隊長
樟葉勝利(くずはしょうり)喰種捜査官・准特等
現在オリキャラ提供してくれた方
黒露様 (雨宮水月 あめみやみなつき)あんていく→アオギリ
(賤ヶ夜斎 しずがやいつき)喰種捜査官・上等
赤様 (九弥快斗 ここのびかいと)中立→漆黒の翼
(笹川天 ささかわてん)アオギリ・龍氷会
(青波静 あおなみせい)喰種捜査官・上等
(雛森秋 ひなもりあき)野良→漆黒の翼・スナイパー
豆つぶ様(東雲唯里 しののめゆいり 東雲善 しののめぜん)アオギリ
(瑞慶山相馬 ずけやまそうま)あんていく→漆黒の翼・諜報員
夜南様 (蜂条雀 ほうじょうすずめ)あんていく→漆黒の翼
(水縁・ベアトリクス シュイユェン・ベアトリクス)喰種捜査官・上等
露扇様 (薬袋朱奈 みないすな)喰種捜査官・上等
アマグリ様 (如月牡丹 きさらぎぼたん)元アオギリ→漆黒の翼・特攻隊
(柊琥珀 ひいらぎこはく)漆黒の翼・裏切り者→アオギリ(予定)
ヘ音記号様 (鬼背朝霧 きせあさぎり)喰種捜査官・一等
(名儀御言 なぎみこと)喰種捜査官・上等
アーリア様 (片桐謙史朗 かたぎりけんしろう)喰種捜査官・上等
- 第29話 ( No.121 )
- 日時: 2015/10/18 21:12
- 名前: 竜 ◆CmqzxPj4w6 (ID: Rebn9tUA)
- プロフ: http://monjiro.net/
番外編終わって現代に戻りますで候。
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第29話 「会談」
香苗達『漆黒の翼』が暗躍している頃、香苗達のもと同僚の霧島董香はあの事件以来普段と変わらぬ日常・学生生活を送っていた。
もちろん、西尾・帆糸・入見・快斗など『漆黒の翼』のメンバーは引き続きあんていくで勤務・常連客として訪れながら情報収集していた。
受験勉強まっただ中の董香は西尾と共に店長に頼まれたコーヒー豆の調達に外に出ていた。
西尾「しっかし、じいさんも存在自体が怖ぇわ。仕入れ先の店長、思いっきり人間じゃねえか。交友関係どうなってんだよ・・・。」
董香「しかも、かなりの付き合いらしいよ。」
西尾「はぁ・・・。トーカ、俺今から上井大学の研究室寄ってくけどお前も来るか?下見っつーことで。」
董香「行く。」
上井大学
雨宮「おや〜?仲良くお出かけですか〜?西尾君。」
西尾「げ、雨宮・・・。」
雨宮「彼女と別れちゃったのかな〜。」
西尾「別れてねえよ・・。こいつが来年上井大学を受験するって言うから下見に連れてきたんだよ。俺は研究室に用があるだけ。」
雨宮「な〜んだ。久しぶりだね〜董香ちゃん。」
董香「お久しぶりです。」
西尾「お前、用がねえんだったら俺の代わりにこいつを案内してやってくれねえか?」
雨宮「ん〜、私もこれから特別講義があるからお受け出来ませ〜ん。」
西尾「だとさ・・・。わりいがこっからは一人で探索してくれ。」
董香「ちょっ・・・!!」
西尾「ガキと歩いてるとこみられたくねぇんでな。」
董香「案内ぐらいしろよ・・・・」
仕方なく董香は一人で上井大学を下見することにした。途中で金木と親友である永近英良に遭遇して、金木の過去や癖を聞いたりした。
CCG本局
特等捜査官会議
和修「『アオギリの樹』の有力な情報及び新興勢力『漆黒の翼』の情報は未だ掴めずか・・・・。アオギリは今は本当に不気味なほどおとなしいが、あれだけ勢力を持った喰種集団を野放しにしておくわけにはいかないからね。今はアオギリが最優先だ。」
和修吉時 1区 喰種対策局 局長
安浦「しかし、有馬さんはどうしたのでしょう。この間も欠席のようでしたが。」
安浦清子 1区 対策1課 捜査指揮
女性初の特等捜査官。特に女性捜査官の畏敬を集める。
灰崎「ジャック(紳士殿)もご多忙のよう、彼が仕事してくれると私にとってもありがたい。」
灰崎深目 23区 対策2課 監獄長
「アオギリの樹」のコクリア襲撃における前任者の失態を以て副監獄長から監獄長に就任した
田中丸「ンンボーイ・・・。名誉ある特等会議なのに。」
田中丸望元 2区 対策2課 支部長
2区の支部長として捜査官の職務と支部の総括役を兼任している。実家は寺。
丸手「ンなもん有難がるタマじゃねえよあいつは。昔からかわんねえ。」
丸手斎 1区 対策2課 課長
様々な功績を持つ対策二課の課長。最近バイクを買い換えた。
宇井「退院あけの篠原さんや特別昇格した樟葉さんでさえ参加してるのに・・・・有馬班長は・・。」
宇井郡 4区 対策1課 捜査指揮
准特等捜査官であるが4区の捜査指揮権と特等会議参加権を持つ。元・有馬班のホープ。
篠原「いや〜おかげさまでね。本当にご迷惑をおかけします。」
篠原幸紀 20区 対策1課 捜査指揮
『不屈のシノハラ』の異名を持つベテラン捜査官。アカデミー教官を務めるなど幅広い活躍を見せる。
樟葉「数々の特等殿にお目にかかれるとは!拙者、感無量であります!!」
樟葉勝利 20区 対策1課 特攻隊長
有馬と同期でこの前の事件までは准特等捜査官だったが功績をようやく認められ特等に昇格した。やはり声がうるさい。
黒岩「・・・・・・・・。」
黒岩巌 13区 対策1課 捜査指揮
SSS級討伐対象「梟」に致命傷を与えるなど多くの武勲と逸話を持つ百戦錬磨の捜査官。
和修「新たに赫者予備軍の出没もあったし、全く物騒になったものだ。」
宇井「半赫者ですか!?」
丸手「篠原をやったやつだ。宇井、報告書ぐらいちゃんと見とけよ。」
宇井「うう・・すみません。」
和修「まあまあ・・・丸手特等。呼び名はたしか『ムカデ』だっけか?」
篠原「ああ・・・・あいつは危険だ。赫者となる前に駆逐しなければです。」
今回の特等会議は先日、黒岩特等が違和感を覚えた11区に表れた梟のことである。黒岩と篠原、有馬が以前戦った梟との姿に違和感を覚えた黒岩特等は和修局長に調査を依頼した。
結果・・・・梟は2体いることに気づいた。
和修「それとここにきて・・・・片目のみ赫眼の姉弟が頭角を現してきたね。」
安浦「よく・・・姿を隠してきたものですね。」
樟葉「たしか・・・篠原特等が昔討ち取った『アントリオン』と人間の子供でしたっけ?」
丸手「ああ・・・ここまで本局の一部の特等のみの情報としてきたが発見された赫子の破片からほぼ『漆黒の翼』はあの姉弟がボスで間違い無いだろうな。」
和修「まあ・・・今は何も有力な情報はないから今はアオギリに集中させようか。梟の動向も気になるしね。」
漆黒の翼・根城
零「香苗、どうやらCCGは梟が2体いることに勘づいたそうよ。」
香苗「まあ・・・十中八九ばれることは目に見えてたわ。」
飛燕「これで・・・あんていくもあぶねえわな。」
香苗「ご苦労様、零。続きは瑞慶山の報告の後にお願いするわ。」
零「了解。」
あんていくへCCGが襲撃するまで・・・・残り5日
続く
- Re: 東京喰種 −奇跡の双子− 感想求む!! ( No.122 )
- 日時: 2015/10/21 11:27
- 名前: アーリア ◆IYbi.dCFgs (ID: VylG6JEs)
お久しぶりでございます、アーリアです。先日はコメントありがとうございました!
ついにアンテイク襲撃ですね、皆さんがどう行動をとっていくのか気になるところです。はてさてカネキはどう動くのか…
漆黒の翼が介入となるとまた原作とは違う流れになりそうですし、直接介入せずともなにやら暗躍しそうですね。
更新お疲れ様です、それでは〜
- 第30話 ( No.123 )
- 日時: 2015/10/26 12:33
- 名前: 竜 ◆CmqzxPj4w6 (ID: LIwDSqUz)
- プロフ: http://monjiro.net/
アーリア様
コメントありがとうございます!!(何かコメントを強制させたみたいですみません。)いよいよ第一部終焉が近づいてきました。このあんていく襲撃戦は原作よりも大規模になる予定です。
もちろん、他の皆さんのオリキャラも登場させますし誰かしらが死ぬかもしれません。
ちなみに漆黒の翼は序盤は部分介入でどこで本介入するかはまだ不明であります。
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第30話 「開戦」
特等会議から二日後、金木は芳村からエトの出生の話の一部などを聞き、反アオギリを解散させた。一方CCGはあんていく襲撃を3日後と決め軍を編成し始めた。有馬特等を含む東京の全ての捜査官が参戦を予定している。
金木はたまたま寄った喫茶店にいた捜査官からあんていく襲撃の報告を聞き、四方を仲介して芳村に伝えた。四方と董香は20区からの逃亡を決めた。
あんていく襲撃日 あんていく
芳村「金木君が・・・?そうか・・わかった。トーカちゃんを頼むよ四方君。」
古間「芳村さん、店内をピカピカにしときましたよ。魔猿スペシャルクリーニングサービスです。」
入見「書類等、全て処分しておきました。」
古くからあんていくに所属する古間・入見の他に皐月姉弟と蜂条雀もいた。
香苗「こっちもいろいろと処理しておきました。」
飛燕「もう問題ないと思うぜ。」
芳村「ありがとう・・・。」
一仕事を終え、5人は芳村が入れたコーヒーを飲んでいた
芳村「さあ・・どうぞ。」
古間「いよっ待ってました!」
香苗「店長のコーヒーをいただくのも久しぶりね。」
飛燕「そうだな。」
芳村「香苗ちゃん、私の頼みを引き受けてくれてありがとう。」
香苗「母の友人、これだけの関係でここまでかわいがってくれたのですから・・・・その恩は返させていただきます。」
古間「俺もカヤも最後まで芳村さんについて行ってサポートする。もし生きていれば・・・その時は香苗ちゃんにお世話になるよ。俺も正直な話、まだ生きたり無いからね。」
入見「暴れていてどうしようもなかった私をここに引き入れてくれたのも芳村さん。最後までお供するわ。」
蜂条「・・・・・転々とした所を芳村さんに拾われてから恩は感じている。全力で香苗ちゃんと芳村さんをサポートする。」
束の間のひととき・・・・いよいよ激戦が・・幕を開ける
プルプルプルプル
ガチャ
タタラ「俺だ。」
香苗「タタラさん、そろそろCCGが来るよ。準備はいい?」
タタラ「問題ない。エトもそう言っている。」
香苗「じゃあ・・・手はず通り宜しく。」
タタラ「ああ・・。」
プルプルプルプル
ガチャ
零「頭領?」
香苗「そろそろCCGが来る。ピエロ集団は待機、他の人達は各地に散らばって戦闘準備を始めて。入見さん、古間さんは絶対に死なせないで。」
零「了解。」
ガチャ
香苗達も暗躍を開始した・・・
20区 CCG軍
20区には名だたる捜査官が来ていた。総司令官はCCG局長である和修吉時。本腰入れている証拠だ。日本各地からこのために集められた捜査官もいる。灰崎を除く全ての特等も参加している。まさに大規模な軍勢だ。
和修「作戦を開始する!!」
あんていく前
第一隊兵士「・・・・・」
捜査官「突入!!」
するとあんていくの入り口から3人の喰種が現れた。3人とも様々なマスクを被っている。左から赤くサルのようなマスク、蜂の顔をモチーフにしたようなマスク、黒い犬のようなマスクだった。これは、古間・蜂条・入見だろう。
3人「いらっしゃいませ。」
これは開戦開始の合図と言っていいだろう。言葉を放った刹那、前衛の兵士達が切り裂かれていた。
捜査官「うろたえるな!!たった3体だ!」
入見「たった3体ですって。」
蜂条「・・・・笑える。」
古間「感覚にぶいねえ、人間様は。」
古間は指を鳴らした。直後、魔猿の軍勢と黒犬の軍勢、さらにあんていくの常連客である雨宮と快斗が率いる軍が姿を現した。
兵士「喰種!・・・やはり複数潜んでいたか。」
古間「お前ら!!腕なまってねえだろうな!!」
魔猿軍「おお!!」
入見「いい?あなたたち、私のために死になさい。」
黒犬軍「はい、ボス。」
蜂条「久しぶりの大きな戦い・・・・大丈夫?」
雨宮「私の心の安息地であるあんていくは潰させないよ〜!!」
快斗「金木の居場所は・・・潰させん!!」
古間「暴れろ!!!」
漆黒の翼の準主力を含むあんていく軍対CCG第一隊との戦闘が開始された。
亜門「(始まったか・・・・!!)」
捜査官「アオギリなのか・・・?しかし・・様子が?もしかして・・・・。」
捜査官「和修局長!主力で追わせますか?」
和修「いやいい、第一隊は待機。第二隊・第三隊・第四隊でそれぞれの喰種を追わせろ!!両部隊の指揮は丸手特等に!第五以下で四方を封鎖、絶対に民間に被害を出すな!!」
捜査官「は!!」
予測出来ない状況でも迅速なる指示をだす。さすが和修家の男。だからこそ・・・前方にいる脅威にも臆せずにいた。
和修「・・・お出ましだ。」
前方にいたのはそう・・・紛う事なき芳村が扮する『梟』だった。
梟「奪う行為は・・等しく悪だ。我々は生まれ落ちたその瞬間からなにかを奪い続ける。食物・かかわり合う人々・肉親からですら、生きる限り屠り殺し奪い続ける。『命』とは罪を犯し続けるものの事。『命』とは『悪そのもの』。私は自覚する、私は『悪』だ、君たちも・・・。」
兵士「ひっ・・・・」
梟「さあ・・・殺しに来なさい。私もそうしよう・・・!!」
刹那・・・前方にいた複数の兵士が梟の怒濤の攻撃により殺された。何人も何人も・・・・。
和修「そんなに睨むなよ・・・・仕事だ。」
その光景を映像越しに見ていた金木は驚愕した。
また・・・離れたところで覧ていた董香は静かに観戦していた。
香苗「さあ・・・・殺し合いなさい。私を楽しませてちょうだい!!」
飛燕「こんなにでかい戦いは久しぶりだ・・・・さあ・・・時期が来たら暴れてやるぜ!!」
香苗達も静かに出撃の時を待つ・・・・
続く
- 第31話 ( No.124 )
- 日時: 2015/12/07 22:58
- 名前: 竜 ◆CmqzxPj4w6 (ID: Rebn9tUA)
- プロフ: http://monjiro.net/
たぶんあと4〜5話ぐらいで第一部が終わります。この戦いはできる限り伸ばしますけど。皆さんのオリキャラも出したいし。
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第31話 「三悪」
あんていくから放たれた3匹が率いる喰種集団。古間が率いる猿面の喰種集団、入見が率いる黒犬面の喰種集団、蜂条が率いる漆黒の翼の準主力。それぞれにCCG軍が散らばった。
第二隊が相手するのは・・・・
捜査官「第16・17小隊全滅・・!!」
捜査官「相手は梟だけじゃねえのかよ!あの猿面野郎はいったい・・?」
捜査官「魔猿だ・・・!!」
古間円児・・・・昔は魔猿と呼ばれていた凶悪な喰種。20区を中心に各区の捜査官を殺し回っていた猿面の喰種集団の頭領だ。かなりの武闘派集団だったと言われている。
捜査官「ぐわぁ!!」
古間「ぺっ・・・・次。」
捜査官「くそっ・・・!!」
ここに向かった特等は・・・・あの男だった。
田中丸「ハイアーマーーーーーーーインド!!!」
その叫び声と共に極太なビーム光線が猿面集団を襲った。古間は何とか避けることが出来た。
古間「オイオイ・・・物騒なもんもってんじゃないの。」
田中丸「害獣が多くて困るねぇ・・・」
羽赫 高次精神次元(ハイア−マインド)もしくは天使の羽ばたき(エンジェルビート)
田中丸「フゥン!!お山へお帰りなさい・・お猿さん。」
古間「フン!悪いが・・ここが俺の山なんでね。」
魔猿VS田中丸望元(特等)第二隊隊長
第三隊は・・・・黒狗に恨みを持つあの男
タタタタタタタタタ
黒狗集団は羽赫などを使いながらビルとビルの間などを駆け巡りながら捜査官を倒していった。
入見「さっきの轟音・・・。」
さっきの轟音とは田中丸が放ったビームの音のことである。ここまで音が届いていたのだ。
その音を気にして歩を止めたせいか・・・狙撃された。
黒狗集団の何人かがやられたが入見は仮面に当たっただけですんだ。
入見「ちっ・・・ノロマ!・・・!!」
鉢川「よう・・・・黒狗。」
入見「ワンワン・・・。」
黒狗VS鉢川忠 (准特等)第三隊隊長
そして・・・第四隊は・・・
蜂条「・・・・・・・」
快斗「・・・・・・・」
雨宮「・・・・・・(喋ろうよ・・。)」
蜂条と快斗が黙々と敵を殲滅していた。雨宮は何か喋ったら睨まれそうなのでその場の雰囲気に乗って敵を殲滅していた。
捜査官「こいつ・・・・SSレート『スズメバチ』!?」
捜査官「隣の猫面は・・・Sレート『ライオン』!!」
捜査官「そしてクインケを持つ狐面は・・・SSレート『キツネ』!!まさかこいつらも梟の仲間なのか!?」
雨宮も快斗も普段は目立たないが強さ自体はCCGも把握していた。名称もつけられている。
亜門「狼狽えるな!!俺たちが援護する!!」
薬袋「達って・・・さりげなく俺を加えるなよ・・まあ、いいけどさ。」
鬼背「嫌なら逃げてもいいんだぜ、薬袋上等?」
薬袋「逃げるか馬鹿。敵前逃亡なんて一番嫌なんだよ。」
亜門鋼太郎 第四隊隊長 上等
薬袋朱奈 第四隊副隊長 上等
鬼背朝霧 第四隊小隊長 一等
亜門「以前見た顔だ・・・今度こそ駆逐する!!」
蜂条「あの子は助かったんだ・・・残念。じゃあ・・・次はあなたを死の淵へと案内してあげる・・・!!」
蜂条VS亜門
薬袋「さあ・・・殺し(ショータイム)の時間だ。せいぜい俺を楽しませな!!」
快斗「ふん・・・俺の邪魔はさせん!」
九弥VS薬袋
鬼背「はっ!!飄々としたヤツが俺の相手か・・・かかってきな!!」
雨宮「暑苦しい人は嫌いだよ。」
雨宮VS鬼背
各地で実力がある特等・准特等・上等の戦いが始まった。
20区 大通り CCG本部近く
ここでは梟と無数の捜査官との戦いが始まっていた。しかし・・・梟には未だ1つも傷がついていなかった。
そして・・・・
ズバン!!
2つの攻撃が梟を弱らせた。梟は攻撃されたところを瞬時に復元させようとするが・・・遠方からの攻撃にそれは阻止された。
その正体は・・・
法寺項介 准特等 第一隊班長
羽赫 ホロウ
篠原「肩部を狙え!ブレードと黒弾の発生を阻止出来る!」
黒磐「姿勢は低くしろ!ランスはボディアーマーでも防げん!」
樟葉「あまり銃は連射するな!狙いを定めてそこだけを集中砲火しろ!!」
捜査官「はい!!」
篠原「さて・・・ラスボスさん。店をたたむ準備はできたかい?」
黒磐巌 特等 第一隊隊長
鱗赫 クロイワspecial 甲赫 アラタ
篠原幸紀 特等 第一隊副隊長
尾赫 オニヤマダ 甲赫 アラタ
樟葉勝利 特等 第一隊特攻隊長
鱗赫 カグヅチ
あるビルの屋上で見ていたのは金木とそれを見に来ていた西尾だった。
続く
ーーーーーーーーーーーーー
バトルシーンは苦手だわ・・・・。
- 第32話 ( No.125 )
- 日時: 2015/12/09 00:59
- 名前: 竜 ◆CmqzxPj4w6 (ID: Rebn9tUA)
- プロフ: http://monjiro.net/
最近寒くなってきました。
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第32話 「乱入」
建てかけの高層ビルの屋上で金木と西尾は今後のことについて話していた。西尾はこのまま香苗達とついて行くということを金木に伝えた。覚醒直後の金木なら今の西尾を瞬時に殺しただろう。だが、今金木の眼前に映ってるのは争乱と化した20区だった。
金木はあんていくの従業員である入見・古間・蜂条、常連客で金木との繋がりがある九弥と雨宮を助けるために争乱に乗り込むことを決めた。
直前、金木を争乱へ行かせまいと月山が止めに来たが敵わなかった。
話が終わると金木は争乱の中へ飛び降りた。西尾は香苗に電話した。
西尾「香苗か?」
香苗「西尾さん、金木はどうなった?」
西尾「金木は飛び降りたよ。俺は一端、下がるぞ。」
香苗「うん、報告ありがとう。西尾さんは貴未さんと共に逃げてね。」
西尾「すまねえ、ここは任せたぞ。」
ある高層ビルの屋上
香苗「金木がついに争乱へ突撃したそうよ。」
飛燕「相変わらず無鉄砲なやつだ。何もできないのがそんなに嫌なのか。」
香苗「まあ、いづれにせよそろそろ乱入の時が近いわ。」
飛燕「まずは・・・。」
香苗「出番よ、安久姉妹と九十九。」
呼ばれた声と同時に現れたのは安久姉妹と元神代利世こと鎌名不九十九の姿があった。
クロナ「ママ・・・出番?」
ナシロ「出番のようだね・・・パパ。」
九十九「おいしそうな人間がいっぱい・・・。」
香苗「戦局は現時点でCCGが少し有利、本気を出しても構わないわ。入見・古間を援護して。蜂条は・・・あの子はまだ本気を出してないから今は心配ないわ。でも・・・九十九は蜂条を援護してあげて。」
飛燕「戦いが終わって生き残ったヤツは全てV14には行かせるな。あそこにはやつがいる可能性が高い。俺たちのアジトに向かうように指示してくれ。」
クロナ「了解。」
ナシロ「わかった、ママ・パパ。」
九十九「わかったわよ。」
そう言うと、3人は各々の場所へ散らばっていった。
香苗「さあ・・・ここからどうするの、CCG?」
飛燕「ハハハ・・・どうなるかな。」
姉弟は屋上でまた戦局を見ていた。
古間VS田中丸
田中丸「ハイア−マイーンドオオオオ!!!」
ドギャアアアアアアン
田中丸の羽赫の轟音が鳴り響いていた。
古間「ったく漫画かい、叫ばなきゃ攻撃出来ないのかね。」
田中丸「おお、マンキー!!これは漫画だよ!コミックショー(喜劇)さ!!」
古間「ほぅ。」
田中丸「我らCCGが喰種を駆逐!20区に圧倒的平和をもたらし!!ハッピーエンッッ!!!」
古間は田中丸の宣言に耳を傾けながら田中丸に接近していた。
古間「そいつぁめでたいねぇ。」
田中丸「(やはり接近してきたか。しかしそれこそハイア−マインドもしくは天使の羽ばたきの餌食よ!!)はばたき・・・圧縮!!」
古間「こいつは突っ込むと・・・散る!!」
田中丸「拡散!!」
ギュウウオン!!!!数発の斬撃が古間を襲ったが古間は尾赫を使い、辛うじて避けた。
古間「あっぶ・・・ねえ!!特等・・・やっぱ強し。だが・・魔猿勝機見たり!!」
田中丸「なんと!我がハイア−(略)をかわすとは・・・」
古間「(最後は・・・華々しく伝説残すぜ!そういや・・・入見の話によるとそろそろ香苗ちゃんが援軍を寄越すはずだよな・・・。まあ、入見のほうにも援軍が行くようだから心配はしてないが。)」
古間の援軍に来ていたのは安久クロナだった。だが・・・行動の途中でベアトリクス准特等に邪魔されていた。
クロナ「邪魔よ・・・。」
水縁「Ein Flügel... des Strahlschwarzen, der, wie erwartet, gekommen ist! !Ich lasse Sie den Kampf des Spitzenpreises von Tanaka-Maru nicht stören! !(予想通り来たな・・・漆黒の翼!!田中丸特等の戦いの邪魔はさせない!!)」
水縁・ベアトリクス 准特等 第二隊班長
鱗赫 ミツヅリ
クロナVS水縁
入見は香苗達に仕込まれた武術を駆使し鉢川率いる第三隊を応戦していた。
穂木「速いの・・・」
穂木あゆむ 一等 第三隊
入見「あのお猿さん死んだかしら・・・香苗に仕込まれてないから私より弱いもの。」
鉢川「チッ・・大人しく当たって死ねよ!犬ッコロの分際でよぉ!!」
入見「あら・・当てるきあったの、鉢川?その犬っころに殺されるのよ。この・・人っころが!!!」
鉢川「っお!!」
鉢川に攻撃を加える瞬間、何かが刺さった。
黒狗軍「ボス!!」
入見「下がってな!!(もう一歩・・・踏み込めばとられてた。)『村人その2』みたいなツラして生意気に・・厭な太刀筋してるじゃない。」
鉢川「助かったぜ平子。」
平子「いえ。」
平子丈 上等 第三隊班長
安久ナシロが鉢川隊の戦場に到達したのはこの頃だった。
入見「あなた・・・!!」
ナシロ「援護するわ・・・入見さん。」
鉢川「チッ・・・新手か。」
平子「新手は私がお相手します。鉢川さんは黒狗に集中して下さい。」
ナシロVS平子
第四隊戦場
亜門「だりゃああああ!!!」
蜂条「クッ・・・・何という馬鹿力。それに速い!!」
薬袋「遅い!」
快斗「チッ・・・。」
鬼背「オルァオルァ!!」
雨宮「暑苦し!!」
第四隊では激しい戦いが繰り広げられていた。
続く
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戦いもほぼ大詰めです。
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