二次創作小説(紙ほか)

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【WT】裏側の裏側
日時: 2015/09/20 17:47
名前: 爛 (ID: BB67RT0Y)


 こんにちは。
 少年・青年マンガをこよなく愛する爛と申します。

 投稿第三弾は「WORLD・TRIGGER」です。


 友人の雪覇も投稿している作品ですが、彼女も私もこの作品が大好きです。

 本編の世界を壊さず、主人公が活躍できるようがんばります。

Re: 【WT】裏側の裏側 ( No.42 )
日時: 2016/01/24 22:10
名前: 爛 (ID: BB67RT0Y)

 「忍田さん こちら東!
  新型トリオン兵と遭遇した!
  サイズは3メートル強
 
  人型に近いフォルムで二足歩行
  小さいが戦闘力は高い!」

 本部に連絡を入れる東さん。
 やっぱ年長者だな、同年代とは落ち着きと思慮深さが違うわ。
 やっちゃえ!で弾、撃たないし、楽しそ!!で槍構えないしね。



 ・・・。
 おふざけが過ぎるのが私の欠点だと、日頃から重々承知しておりますので、東さん、私に対して、

 「こいつどうしよう。」

 って視線を向けないでください。

 「雨久、お前これからどうする?」

 新型に視線を戻し聞いてくる東さん。
 「勿論、一緒に戦いますよ☆」なんて私らしくないセリフを返そうとしたけど、

 「お前は、チームを組んでないが一応A級だ。
  俺は、お前がここに留まるよりも、他の部隊のところに行くほうがいいと思う。
  行けるか?」

 返答に困る質問をしてくる東さん。

 「東さんたちが大丈夫なら。」

 二人になってしまったけど、この二人を信じて進むしかないだろう。
 大丈夫。

 そんな思いをこめて返した返事だけれど、一言プラスできるなら、

 「一応、じゃなくて、しっかりA級です。」

 って言いたい。

Re: 【WT】裏側の裏側 ( No.43 )
日時: 2016/01/24 22:51
名前: 爛 (ID: BB67RT0Y)


 あの場を東さんたちに任せて避難者の多そうな場所に急ぐ私。

 「誰か助けてーーーーー!!!」

 悲鳴が聞こえ、方向転換をする。
 そこには、避難しそびれたであろう人々がいた。
 幸い、と言うべきか、新型の姿はなく、新型が腹の中から出てきそうなのでもない。
 ただ、数が多い。

 私の場合、遠距離からでも攻撃できるため、敵に近づかなくていい。
 だから、数が多くても別に問題はないのだが・・・・

 「金平糖ひとつじゃ割に合わないよ、迅さん。」

 これから更に倒さなければいけない敵は増えるんだろうから、金平糖一袋じゃタダ働き同然だと思う。
 これは・・・この事件?が終わったら俺、金平糖買ってもらうんだぁぐらいに思ってもいいはずだ。

 「アステロイド。」

 おそらく避難者からも見えない位置でナタデココを作り上げる私。
 そして、おりゃあーーーーー、とか叫びたい衝動に駆られるけど、そこは抑えてアステロイドで狙い打つ。

 ドドドドド

 体に無数の穴を開け、音を立てながら倒れていくネイバーたち。
 よかったね、ちょっとサイズ大き目のピアスつけれるよ。
 と、思いながら、避難者のほうを見ると、一人の少年がこっちを指差している。

 少年よ、人を指差しちゃいかんとママに習わなかったのかね。

 注目はされたくない。
 裏方が一番楽で楽しい。
 何やっても脚光を浴びなくて済むし、面倒ごとに巻き込まれなくて済む。
 だから、私は裏方が好き。


 というわけで皆さん、私に手を振るのを止めて貰っていいですか。
 「頑張ってね」とか「ありがとー!!」とか恥ずかしいんでやめてほしい。









 でも、ちょっと、ほんのちょっとだけ嬉しいかも。

Re: 【WT】裏側の裏側 ( No.44 )
日時: 2016/01/25 23:46
名前: 爛 (ID: BB67RT0Y)


 避難者の誘導や、ネイバーとの戦闘を交えつつ、着実に本部へと近づいていく私。
 そろそろ、疲れてきた。
 肉体じゃないからまだ楽だけど、トリオンが少しずつ、着実に無くなっていっていることがわかる。

 そのとき、本部からの通信が入った。

 「雨久、こちら本部、現在、付近に人型ネイバーが現れた。
  至急応援に向かってくれ。
  風間隊が対応している。」

 了解、そう伝えて目的地へと急ぐ。
 組むのが風間隊ってところが、難しい相手になりそうな予感がする。

 電柱や、屋根の上、電線の上を走る。

 そうして、ようやく見えてきた頃には、

 「うっわ・・・何あれ。」

 屋根にぶちあけた穴から、無数の剣先が見えた。
 あれが、向こうのトリガー?

 慎重に慎重を重ねて入る。

 「ああ?
  また猿が一匹増えやがったか?」

 口悪いなぁ、コイツ。

 「げっ。」

 げって何だよ菊地原。

 「どうも〜、本部からの指令でヘルプに来ました。
  雨久です。」

 迅さんっぽく挨拶してみるが、

 「そうか。」

 と返される。
 まぁ、相手がそれだけの奴ってことだ。
 気を引き締めていかなければ。

Re: 【WT】裏側の裏側 ( No.45 )
日時: 2016/02/14 20:52
名前: 爛 (ID: BB67RT0Y)


 《バレンタインSP》
 2016年2月14日この日は日曜日であり、学校がチョコレートや焼き菓子の香りで包まれることは無かった。
 が、しかし、平日の深夜までかかって作られた雨久司特別カップケーキは、親しい人からそうでない人にまで幅広く配られた。

 そして、ボーダー本部では、

 「ねぇ、司ちゃん先輩〜チョコちょーだい!!」

 ボーダーきっての子犬系男子・緑川駿の手にもチョコレートが渡っていた。
 ただ、他の友人たちとの違いは、既製品か手作りか、だ。

 「え〜、これキットカットじゃん。
  手作りちょ〜だいよ〜。て〜づ〜く〜り〜。」

 じたばたするな緑川!!


 ・・・。
 さて、ここまでの説明口調に飽きたので普段のペースで喋らせてもらうことにする。

 バレンタインといえば、好きな子に告白するチャンス!!とか考えている女子は少なく、大半は友達と交換するほうが目当てだろう。
 とやかくいう私も、バレンタインはおやつGETのチャンス、ぐらいにしか捉えていない。

 キットカット、美味しいと思うんだけど・・・いまだに暴れる緑川を放置して休憩スペースに向かう。

 と、そこにいたのは、多くの男性ボーダー隊員たちと少数の女性ボーダー隊員だった。しかも、3つに分かれた。
 おそらく、男性の片側はチョコ貰えた組でもう片方が貰えなかった組なのだろう。
 うける。

 私は迷わず女性組のところへ行く。
 それも、武士道女子、ともいえなもない友ちゃん(熊谷友子ちゃん)のところへ。

 「友ちゃ〜ん。
  元気してた?」

 暢気に話しかけると、苦笑いしながら、

 「バレンタインの準備でたまったストレス発散しに。」

 と答えた。
 私が、

 「へ〜。」

 と反応すると、

 「あんたの仲いいバカ二人にあげないの?
  あんたならホワイトデー酷いくらい要求しそうなもんだけど。」

 と聞かれた。


 バカ2人・・・・米屋と出水か。
 友ちゃんに言われて気づいた私。
 そうか、ホワイトデーか。
 無言で席を立つと、

 「大変だね。」

 と、笑われた。
 さて、盛大にチョコレートを配ってこようじゃないか。

 来月のホワイトデーのために!!




 Have a nice day!
 これからも、皆様が愛に溢れた毎日を過ごせますように。

Re: 【WT】裏側の裏側 ( No.46 )
日時: 2016/02/16 22:25
名前: 爛 (ID: BB67RT0Y)


 明日からテスト週間に入るため更新ができなくなります。
 申し訳ありません。


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