二次創作小説(紙ほか)

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探偵チームK'z事件ノート 《寂しがりやは知っている》
日時: 2017/03/23 22:36
名前: よなよな (ID: Mq8ZPl.i)

たまに…本当にたまになんだけどね




自分には出来ることなんか全くないんだって考えることがあるの




前々から思ってはいたんだけど





新しい仲間が増えて、自分にできることってなんだろう?







そんな風に最近は考えることもあるんだ





少しでも暇になっちゃうと、すぐに考えだしちゃう





多分そういう子は沢山いると思う







皆はどうやってそれを乗り越えて、大人になっていくのかな?






《よろしくおねがいします》

Re: 探偵チームK'z事件ノート 《寂しがりやは知っている》 ( No.6 )
日時: 2017/03/26 03:22
名前: よなよな (ID: Mq8ZPl.i)

その事についてだと、佐田さんは急に顔を青くした。どうやら本当らしい。
前に同じK'zの仲間の数の上杉と呼ばれた上杉和典くんの言っていた事を思い出してつい勢いで言ってしまった。
これ以上は騒ぎになるとまずい、私は助け舟を求める為に翼と忍の方を見た。そして、私の合図に気づくと二人は今にも暴れそうな佐田さんを抑えて言った。
「はい。そこまで」
「見せ物じゃないんだから、お前らもとっとと帰れよ」
勢いのある二人の威圧に皆は負けて少しづつ教室から出て行った。
「アーヤも帰ってていいよ」
翼の言葉に忍も頷く
「後は俺らでどうにかするから」
私は素直にその言葉に甘える事にした。今ここで私がいた所で何の解決にもならないし、むしろ状況を悪くするだけだった。
「ありがとう」
二人にお礼を言って私は教室を出て行った。

Re: 探偵チームK'z事件ノート 《寂しがりやは知っている》 ( No.7 )
日時: 2017/03/26 21:08
名前: よなよな (ID: Mq8ZPl.i)

「はぁ…」
やらかしちゃったな。あんなに攻められると私もどう返したらいいかわかんなくなるんだよなぁ。
「はぁ…」
私はまた一つため息をついて家に帰った。
「ただいまぁ」
「あら、帰ってきた。少し待っててねすぐに代わるから」
玄関でのんびり靴を脱いで並べてスリッパを履いている私にママが電話を持って近づいてくる。
「はい、小塚くんから」
え?!ほんと!
小塚和彦くんは、探偵チームK'zのメンバーの一人でシャリの小塚っていう異名をもってるんだけど、事件がある度に持ってくる小塚くんのリュックは四次元ポケットなんだよ。優しい性格で皆の事を見守ってくれてるんだ。
私はママから電話を取ってすぐに出た。
「もしもし、小塚くん?」
「やぁ、アーヤ。若武から集合がかかったよ、今日休み時間にカフェテリアだって」
やった!
私は今日あったことなんて一瞬で忘れるほどに喜んだ。
「事件?」
「僕も聞かされてないんだ。何せ若武用件言うなり突然電話切っちゃうんだもん」
うわぁ、若武らしいと言えばらしいような気もするけど。でも、そんなに慌てるなんてどうしたんだろう?
「わかった。じゃあ、後でね」
「うん。じゃあね」
私は電話を切って急いで制服から私服に着替えてルンルンになっていた。
「後で翼と忍にお礼言わなきゃ」

Re: 探偵チームK'z事件ノート 《寂しがりやは知っている》 ( No.8 )
日時: 2017/03/29 00:41
名前: よなよな (ID: Mq8ZPl.i)

その後は塾の秀明ゼミナールで授業を受けてから休み時間までずっと勉強をしていた。私は他のメンバーよりも下のクラスだから、少しでも皆に追いつく為に一生懸命勉強しなきゃいけない。
そうしている間に休み時間になって、私は記録係として事件ノートとペンケースを持ってカフェテリアに走る。
私の教室とカフェテリアは天と地の差があるからいくら頑張って走ってもいつも私が間に合わなくない。
「お待たせ!」
息を頑張って整えながら既に揃った皆の席に近づく
「いいよ。俺達も来たばかりだからね」
大人の優しい笑みを浮かべて私にフォローを入れてくれるのは黒木貴和くん。黒木くんは対人関係のエキスパートで、大人から子供まで様々な人と繋がっている。それでいて文武両道、あとは本人のやる気だけ。それにね、黒木くんは私のジョギング仲間なんだよ。
「ありがとう」
黒木くんは自分の隣の空いてる椅子を引いて私をエスコートしてくれた。
「さてと、アーヤも揃った所で本題に入るぞ」
K'zのリーダーの若武和臣。何事にも波が激しく飽きっぽいから皆からウェーブの若武なんていう風にも呼ばれてるの。サッカーチームK'zのメンバーの一人で実はこの探偵チームK'zはそのサッカーチームの呼び名からできてるんだ。しかも、若武は怒るけど詐欺師の才能に溢れてるんだよ。
「今日集まった理由って何?」

Re: 探偵チームK'z事件ノート 《寂しがりやは知っている》 ( No.9 )
日時: 2017/03/27 00:16
名前: よなよな (ID: Mq8ZPl.i)

「よくぞ聞いてくれた!アーヤ。今回はいつもみたいにショボいもんじゃないぞ?」
いっつも似たようなこと言ってるけど、本当はそんなに大したことないんだよね。
小塚くんも同じように考えたらしく、苦笑いをしていた。他の皆も大体同じようなリアクションをしている。
「あー!お前ら信じてないな?確かにこれは事件じゃないけど、すっごいことなんだからな?」
「だから、とっとと話せよ」
しびれを切らした上杉くんがついに口を挟んだ。
まずい、喧嘩になる!
そう思ったんだけど、今回の若武はそんな事大したことないって顔で得意げに話し出した。
「そう慌てなさんな上杉よ。実はな、俺達にとある依頼が来たんだよ」
とある依頼?

Re: 探偵チームK'z事件ノート 《寂しがりやは知っている》 ( No.10 )
日時: 2017/03/27 00:33
名前: よなよな (ID: Mq8ZPl.i)

「お前ら最近できたムーンストーンってホテル知ってるか?」
あ、それ知ってる!今朝のテレビでもう時期開く超豪華なホテルだった気がする。近くには海があって、食事とかぜーんぶがすっごく贅沢なホテルだったから、ママが「こんなホテル、新婚旅行で行きたかったわぁ」なんてぼやいてたもの。
「確か、オープンの日がそこの社長の誕生日と同じ日だから社長の誕生石である6月のムーンストーンにしたんだよね?」
小塚くんが言うと若武が正解って言って指を鳴らす。
「俺の親父とそこの社長の天堂幸仁さんが少し縁があるらしいんだよ。それで、オープンの日に社長の知り合い招いて誕生パーティーをするらしい。俺の親父がその日は出られないから、代わりに俺達にもしだったら何か芸を披露して欲しいんだってよ!」
俺達?
多分この状況だと若武の言う俺達に私達も入るんだろうけど、どうして私達にまで話が行くんだろう?
「何で俺達も?」
翼も疑問に思ったらしくて若武に聞き返した
「あぁ。実は天堂社長ってファッション系でも結構活躍してて、今度俺達ぐらいの年代にも向けた衣装を考えてるらしい、でも今スランプなんだってさ。それでたまたまいた俺に友達と一緒にアイデアを考えるために素敵な芸を見せてくれって頼まれたんだよ」
得意げに話す若武だったけど、私は少し思っちゃったの。自分でたまたまって言ってたよね?
「もしも、芸を披露してくれるんならその日から2泊で俺達を招待してくれるってさ」
私はスケールが大きすぎてついていけなかった。


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