二次創作小説(紙ほか)

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新訳 FAIRYTAIL【CROWN】完結!
日時: 2020/08/05 16:17
名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)

もう少し細かく掘り下げたいと思います。前ので出ていたキャラの設定が変わっている

かもしれません。原作を見直しながら進めたいと思っています。


「大魔闘演武」>>01-15

「不思議な生物ケモケモ」>>16-17

「姪っ子が来た!」>>18-19

「冥府の門」>>20-37

「アルバレス帝国」>>38-57

「アルバレス帝国、その後」>>58-59

Re: 新訳 FAIRYTAIL【CROWN】 ( No.45 )
日時: 2020/08/04 14:39
名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)

ハルジオンでエルザたちと共に交戦するサルビア。

遠くで笑みを浮かべるナインハルトは動揺する。

「(嘘だ…何故、後一体出てこない!?)」

エルザからの伝達でサルビアはようやく状況を把握した。

「あー俺、敵の名前とか全然覚えて無かったわ。仲間の名前とかは分かってるけど」

身動きが取れないラクサスに付き添うサルビアは呟いた。

怪我人ならば簡単に倒せる、そう思い込んでいるアルバレス兵に向けて魔法を使う。

「ファイアメイク・フラワーガーデン」

炎の花が弾丸のように放たれて敵を一蹴する。

「ファイアメイク・コクーン

ドーム状に炎は二人を覆った。

「これで暫く敵は近づけないだろう。で、大丈夫かラクサス」

「あぁ…」

魔障粒子は未だ体の中に残っている。さっきの戦いで結構な体力を消耗してしまったようだ。

「今は休もうぜ。俺は特に何もしてないけどスプリガン12が倒されれば兵士たちも

テキトーに逃げていくだろうし」

サルビアは何かを感じ取り臨戦態勢を取った。屍のヒストリアで現れた記憶の中のハデス。

「随分と精巧に作られた幻だな。だけど侮るなよ!ファイアメイク・ソードダンス!」

ハデスを襲う100、や1000では数えられないほどの炎の剣。それらがハデスを串刺しにした。

ウェンディの記憶から現れた悪魔に応戦するのはオレガノだ。

「不味いな…こいつらを操っている親玉が早く倒されてくれねえと…」

オレガノの周囲は寒い。ウェンディとシェリア、シャルルはくっついている。

「ドラゴンフォースを使う。三人とも早く離れろ!」

三人が離れたのを確認しドラゴンフォースを発動する。髪は逆立ち淡い水色に変わった。

爪は鋭く伸び、吐く息は真っ白だ。辺りが凍りつく。

「氷竜の翼撃!!」

顔を掴み地面に叩きつけた。相手は大きいがオレガノにとっては重くも何ともない。

相手を氷漬けにし粉々に砕いた。

Re: 新訳 FAIRYTAIL【CROWN】 ( No.46 )
日時: 2020/08/04 15:36
名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)

エルザ達がハルジオンを奪還した頃、剣咬の虎と青い天馬を助け出し妖精の尻尾は

動き出していた。

「じゃあルーチェ、そいつらの事は任せたぜ」

「うん!治療の方は任せて」

共鳴・エンジェルナース、それは治癒魔法に特化したものだ。ナース服を模したドレスに

身を包んだルーチェは怪我を負ったスティングたちの傷を癒していく。

「すまねぇ…こんなことになって…」

「強いのは百も承知、それに元々はこっちの戦いだから私たちは礼を言わなくちゃ」

魔法を解きルーチェはあるものを見せた。

「全ては大切なもののために…共鳴・ホワイトナイト!」

白い騎士風の正装を纏いその手には剣咬の虎の紋章が刻まれた大旗だ握られていた。

「さぁ、喰らいつくしてやりましょう!!!!」

ルーチェがそう叫び全員が声を上げた。

「ルーチェ様の新しい魔法ですか?」

「うん、こっちは二つのモードがある」

ユキノがハッと何かに気が付いた。ルーチェは頷き剣を振り下ろす。白刃が敵を薙ぎ払う。

「ホーリーソード!!そして、モードチェンジ!」

黒い影がルーチェを覆った。今度は黒を基調とした和服に日本刀を持った姿。

「モード:ブラックナイト!」

刀を鞘に納め抜刀術を使う。

「影刀・一閃」

かなりの数の兵士を圧倒したルーチェ。


オーガストと交渉をしていたナツたち。ブランディッシュを操ったメスト、そしてオーガストの

怒りを買ってしまう。

「ルーシィ!!」

オーガストの魔法に全員が圧倒される。

「天海星・ベガ!」

炎の柱の中に青い水の球体が見えた。炎の熱ですら蒸発しきれない。それ以前にオーガストの

魔法に対抗している。

「あまり敵を刺激するな。そう言おうと思っていたが遅かったか」

「レオン…!!」

腕や脚に包帯を巻いた状態のレオンは笑みを浮かべた。彼がナツたちを救出した直後、

スプリガン12アイリーン・ベルセリオンのユニバースワンが発動する。

Re: 新訳 FAIRYTAIL【CROWN】 ( No.47 )
日時: 2020/08/04 17:44
名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)

ユニバースワンで散り散りになった妖精の尻尾たち。

それぞれが夜を乗り越える。

「…地形が変わってる…」

ルーチェは辺りを見回して呟いた。

「マジかよ。こんなんで妖精の尻尾のギルドの位置なんて…」

スティングは途中で口を閉じた。ルーチェは眼を開いたり細めたりしながら注意深く

見回し笑みを浮かべた。

「大丈夫、ギルドへの道はあるから」

スティングとローグ、そしてルーチェ。三人も他の皆と同様に先を目指す。


夜が明け、ナツたちを中心に仲間たちが集結する。勿論、ルーチェも彼らと合流した。

ナインハルトの魔法で現れたゴッドセレナに苦戦を強いられる一同を助けたのは満を持して

参戦したギルダーツ。そして…!

「もう時代遅れだぜ、元・序列1位」

「レオンさんだ!!!」

彼らも参戦し、仲間たちは真っ直ぐ突き進んでいく。


その時、ギルド内ではアイリーンとメイビスがいた。

「アイリーン。僕はメイビスと話がしたい。席を外してくれるかい?」

「陛下!」

彼女は外に出ようとする。瞬間、もう一人のゼレフが現れる。

「そいつは僕じゃない!」

偽物の正体は人形、メイビスに関しては幻だ。片方は恐らくレオンだろう。もう片方は彼らも

把握しきっていない。

メイビスはメストとカトレアに助け出された。

「カトレアまで…私が、視えているのですか?」

「俺自身は見えていない。だが妖精の尻尾のメンバーを模した人形を通しては姿が認識できる。

俺の目と人形たちの眼は、いや正確には人形のラクリマを通して俺には見えている」

メイビスはキョロキョロする。

「レオンは…」

「アイツはもうイシュタル最強の魔導士だ。心配は、要らないだろう」

メストの言葉にメイビスは微笑を浮かべて頷いた。

ディマリアを倒し、ENDとして覚醒したナツをルーシィは探す。ナツはグレイと対峙する。

Re: 新訳 FAIRYTAIL【CROWN】 ( No.48 )
日時: 2020/08/04 18:46
名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)

四方を囲まれ追い込まれていく妖精の尻尾。

マカロフは自身の命を捨ててギルドメンバーを助けるべく妖精の法律フェアリーロウ

使用した。

「やめろ!!!マスターァァァァァァ!!!!!」

レオンの手が届く前に発動してしまう。大半の兵士を倒すことが出来た、しかし代償は

とても大きかった。

「レオン…貴方に課した課題、しっかりやってくれましたか…?」

メイビスは心の整理がついてはいない。だがレオンにそう声を掛けた。レオンは小さく頷いた。

「残りの兵士を…一掃してください。マカロフの、ためにも…」

レオンは中心に立ち、魔法を使う。メイビスはレオンの天才的な力を見込んで魔法の開発を

頼んだ。それは彼の底なしともいえる魔力もあってこそ出来ることだ。

「悪を滅し、善を救え!真・絶対審判魔法!!」

その声を聴き遠くで見守るゼレフは眼を見開いた。

「エトワール・ロウ!!!」

絶対審判魔法を彼なりに理解し作り上げた技。それがこれだ。更に兵士が減った。

レオンとエルザは目を合わせ頷く。


今、まさにグレイとナツがぶつかり合っていた。

そしてそこに割り込んだのはエルザだった。

「何をしているんだ、お前たちは」

エルザの眼から涙が零れた。

彼らは和解し、グレイが気にしていたジュビアの安否も分かった。途中で駆け付けたウェンディは

ある人物に気付いた。自分と同じ藍色の髪、左肩にアルバレス帝国の紋章を刻んだ青年。

「嘘…ウェンディ、そっくり!」

ウェンディは言葉を失った。

「お兄、ちゃん…!?」

アイリッシュ・マーベル、ウェンディの実兄であり天空の滅悪魔導士。

「俺は、ウェンディとは敵対する…」

「どうして!?あっ…」

アイリッシュに触れた瞬間、空気になって消えてしまい聞き返すことは出来なかった。

Re: 新訳 FAIRYTAIL【CROWN】 ( No.49 )
日時: 2020/08/04 20:54
名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)

ラーケイドの元にたどり着いたスティングとルーチェ。

ルーチェは目を丸くした。藍色の髪の青年は体格こそ違うがウェンディに似ていた。

彼はアイリッシュ・マーベルと名乗った。

「ウェンディにもお兄さんが…!?」

「ルーチェ様、スティング様、気を付けてください!」

ユキノの声にルーチェは頷く。ラーケイドは人間の欲を操る。全員に向け空腹感を与える

悪食の魂という魔法を使う。

「…ッ!?」

「苦の道を越え、誘惑を耐え頑強な魂となれ!共鳴・サティヤ・ユガ」

僧侶のような姿に変わり手には錫杖が握られた。その中で欲を刺激する魔法は効かない。

錫杖は地面を軽く叩き音を奏でた。瞬間、スティングたちは正気に戻る。

「馬鹿な!?何故、欲に反応しない…!」

「さっきの呪文、聞いていなかったの?僧侶の修行は厳しい。食事の時に音を立ててはいけない、

不殺生戒、不偸盗戒、不邪淫戒、不毛誤戒、不穏酒戒、それらを破ってはいけないとかね」

生物を殺さない、ものを盗まない、性行為をしない、嘘を吐いてはいけない、酒類を飲んでは

いけないという意味だ。それらの多くはラーケイドが操る欲に当てはまる。

「してやられたな。ラーケイド」

「黙っていろアイリッシュ!レスト・イン・ピース!!」

流石のルーチェも少し揺らぐ。しかし彼女の精神力はずば抜けていた。

「負けてられない、けど…スティング。フィニッシュは任せたよ」

ルーチェは錫杖を力強く地面に叩きつけた。スティングは頷き影の中から攻撃を仕掛けた。

「白影竜の絁!!!」

ラーケイドを撃破、しかし安堵している暇は無い。

「次は私が活躍する番だよ。みんなは休んでて」

ルーチェはサティヤ・ユガを解き、ホワイトナイトのカードを使う。白銀の剣をルーチェは

水平に構えた。

「戦う前に約束してほしいことがある」

「いいけど…」

「私が勝ったらウェンディに会って欲しい。きっとウェンディは兄であるアイリッシュの事を

気にしていたはずだから」


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