二次創作小説(紙ほか)
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- 新訳 FAIRYTAIL【CROWN】完結!
- 日時: 2020/08/05 16:17
- 名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)
もう少し細かく掘り下げたいと思います。前ので出ていたキャラの設定が変わっている
かもしれません。原作を見直しながら進めたいと思っています。
「大魔闘演武」>>01-15
「不思議な生物ケモケモ」>>16-17
「姪っ子が来た!」>>18-19
「冥府の門」>>20-37
「アルバレス帝国」>>38-57
「アルバレス帝国、その後」>>58-59
- Re: 新訳 FAIRYTAIL【CROWN】 ( No.20 )
- 日時: 2020/07/24 11:24
- 名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)
ルーシーとウェンディを連れてルーチェは町外れの小さな店に入った。
「わぁ、可愛いお人形がいっぱい!」
壁には多くの人形、縫いぐるみ等が並べられている。奥から小さな人形たちが歩いてくるのが
見えた。
「これは、魔法でしょうか?」
ウェンディは人形を抱いた。後から続いて三人の前に来たのは一人の男。淡い金髪に青い瞳。
人形師カトレアと彼は名乗った。
「何を探して居る」
「見に来たんです」
カトレアは眼を見開いた。何度か店を訪れていたルーチェを見たからだ。彼女を見て彼はふと
微笑を浮かべた。
「そうか、見たことがあると思ったら…通りで他の二人も」
カトレアは人形を召喚する。その人形はウェンディとルーシーの姿をした可愛らしい二頭身人形。
「見たことがあるわけだ」
「私たちの人形!!?」
二人の人形だけではない、ナツやエルザ等様々な人物の人形が現れた。
「俺は魔導士の一人、人形師カトレア。他人を模した人形をも作りだす。その人形は元にした
人間の魔法を真似できる。こんな風に」
ルーシー人形は小さな鍵を上に振り上げると星霊の人形が現れた。
「…何かあったら手を貸そう。多少なりとも戦力にはなれるだろうし」
ルーシーとウェンディが帰っていく。
別の場所では魔法評議会の議員たちが集まっていた。頭が固く、自分の地位を守ることに執着する
者が多い。
そんな中、そこは突然襲われた。その場所を目指していた聖十大魔道の一人レオンの眼にもその
爆発は見えていた。
「ゆっくりしてる暇は…無いようだな」
その場にたどり着くと既に九鬼門ジャッカルに取り押さえられた評議員オーグと傷だらけの
ドランバルトがいた。
「若き、聖十大魔道よ…ドランバルトを守り、この場を離れよ!」
「オーグさん…!!」
爆破。瞬間、レオンはすぐにドランバルトを抱えて下へと逃走した。
- Re: 新訳 FAIRYTAIL【CROWN】 ( No.21 )
- 日時: 2020/07/24 11:48
- 名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)
妖精の尻尾に魔法評議会爆破事件の話が持ち込まれたすぐ後にレオンが戻ってきた。
「何があった、レオン」
「冥府の門、九鬼門ジャッカルという男の襲撃だ。人間じゃない奴は悪魔だ」
たった一瞬で多くの事を見抜いたレオンに感心する。
更に別の場所。元評議員のヤジマの元で動く雷神衆。彼らも九鬼門と対峙していた。
不死のテンペスター。遅れてラクサスが参戦し倒せたかと思われた。
「なんだ、これは…!!」
息苦しくなっていく。辺りには霧のようなものが充満している。
「魔障粒子だ」
ガスマスクをつけた男が言った。誰か確認している暇は無い。辺りを見回してラクサスは息を吸う。
魔障粒子を少しでも抑えようと吸い込んでいるのだ。倒れ込んだラクサスを地面擦れ擦れで
受け止めた何体もの人形たちは彼を人形師の近くに運んだ。人形師は他の人形も多数召喚し
彼らを助ける。
「アンタ…魔導士か…?」
「人形師カトレア。妖精の尻尾、ギルドの場所を教えろ」
カトレアの手伝いで運ばれた彼らを診たのはポーリュシカだ。彼女でも流石に完治は難しい。
血清が必要らしい。
「カトレアさん、本当に来てくれたんだ!」
「約束事はしっかり守るのが当たり前だろう。それより奴らは評議員だった人間すら手に
掛けていた。恐らく彼らしか知らないであろうことを探っているんだろう」
カトレアの言葉に頷いたレオンも口を開いた。
「彼らだけが知っていることなら殺さずとも生け捕りにすれば済むだろうな。だが容赦なく
命取りに来てるなら…それは生体リンク魔法だろう」
「よし今から急いで元評議員の住所を割り出し彼らを守るぞ!」
ロキは彼らの中の数人の住所を知っていた。残りはこれから総出で割り出すしかない。
- Re: 新訳 FAIRYTAIL【CROWN】 ( No.22 )
- 日時: 2020/07/29 19:08
- 名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)
「わぁ!可愛いお人形さんだ」
アスカ、彼女はまだ幼く危険な目に遭わせることは出来ない。
ポーリュシカやカトレアと一緒にラクサスたちの看病をするということで別室にいる。
それは表向きでカトレアは彼らの看病の手伝いをしつつアスカの相手をしていた。
「縫いぐるみは作れないの?」
アスカは人形を一瞥「わぁ!可愛いお人形さんだ」
アスカ、彼女はまだ幼く危険な目に遭わせることは出来ない。
ポーリュシカやカトレアと一緒にラクサスたちの看病をするということで別室にいる。
それは表向きでカトレアは彼らの看病の手伝いをしつつアスカの相手をしていた。
「縫いぐるみは作れないの?」
アスカは人形を一瞥してから聞いた。
「ごめんね。今日は連れてこれなかったんだ。今回の事が収まったら、僕の家においで」
「うん!」
カトレアは微笑んだ。言葉の通り、目に入れても痛くないほど可愛らしい少女だ。
元、評議員ミケロ。今は娘と共に生活している。
事情を聴いても彼は未だ自分には関係ないの一点張りだった。
「そう言わず聞いてはくれませんか。ミケロさん」
現評議員、元評議員問わず信頼が寄せられている魔導士レオン。彼がここに来ているのは
マカロフに言われたからではなくカトレアに言われたから。少し時間を遡る。
「アンタ、聖十だろ」
「?そうだが…それがどうした」
カトレアは人形たちの持ってきたミケロの写真を見せた。
「妖精の尻尾を嫌う男ならきっとナツやルーシィたちの言葉を人形さんだ」
アスカ、彼女はまだ幼く危険な目に遭わせることは出来ない。
ポーリュシカやカトレアと一緒にラクサスたちの看病をするということで別室にいる。
それは表向きでカトレアは彼らの看病の手伝いをしつつアスカの相手をしていた。
「縫いぐるみは作れないの?」
アスカは人形を一瞥「わぁ!可愛いお人形さんだ」
アスカ、彼女はまだ幼く危険な目に遭わせることは出来ない。
ポーリュシカやカトレアと一緒にラクサスたちの看病をするということで別室にいる。
それは表向きでカトレアは彼らの看病の手伝いをしつつアスカの相手をしていた。
「縫いぐるみは作れないの?」
アスカは人形を一瞥してから聞いた。
「ごめんね。今日は連れてこれなかったんだ。今回の事が収まったら、僕の家においで」
「うん!」
カトレアは微笑んだ。言葉の通り、目に入れても痛くないほど可愛らしい少女だ。
元、評議員ミケロ。今は娘と共に生活している。
事情を聴いても彼は未だ自分には関係ないの一点張りだった。
「そう言わず聞いてはくれませんか。ミケロさん」
現評議員、元評議員問わず信頼が寄せられている魔導士レオン。彼がここに来ているのは
マカロフに言われたからではなくカトレアに言われたから。少し時間を遡る。
「アンタ、聖十だろ」
「?そうだが…それがどうした」
カトレアは人形たちの持ってきたミケロの写真を見せた。
「妖精の尻尾を嫌う男ならきっとナツやルーシィたちの言葉を素直に聞き入れてはくれないだろう。
だがアンタは全評議員から信頼を寄せられている。説得するだけ説得しろ」
彼の言った通り、ミケロはナツたちの言葉には納得出来ていなかったようだ。
「むぅ…しかし!私には、か、関係ない」
「関係ないかどうか、それこそ関係無い事です。では、私の話を聞いてはくれませんか?」
レオンの言葉を聞き、少し彼は納得してくれたようだ。
彼らを突然、爆発が襲った。
- Re: 新訳 FAIRYTAIL【CROWN】 ( No.23 )
- 日時: 2020/07/29 19:37
- 名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)
九鬼門ジャッカル。
「見覚えのある顔やな、お前。そうそう聖十大魔道って呼ばれてたな!」
「そういうお前はどこぞの悪魔か。それは魔力では無いな?」
レオンが睨んだ。
「どんな目してるんやワレ。その通り、ワイらゼレフ書の悪魔は呪法という力を扱う。
その力、とくと見してやるわ」
「…っと、見ておきたかったけど俺は仕事がある。代打はしっかり準備してある。ナツ、ルーシィ、
ウェンディ、爆弾にも種類がある。だが安心しろ、爆弾の処理には必ず技術があるはずだ」
そうヒントを教えて彼は別の場所へ走っていく。レオンの手にジャッカルが触れて来た。
彼は触れたものを爆弾に変える。
「なっ、はぁ!!?」
爆弾となったはずの彼は変わらず走り抜けていた。
「そうか!光の屈折で作り出した分身よ、あれ!」
ルーシィが叫んだ。
「触れたものを爆弾に、か…随分な爆弾魔だな」
カトレアは呟いた。
「それ以外にも面倒くさい相手はいるだろう。例えばそう、五感等を強化したり、ね」
「お前、あんまりそういうことは言わない方が良いぞ」
- Re: 新訳 FAIRYTAIL【CROWN】 ( No.24 )
- 日時: 2020/07/31 15:51
- 名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)
一時数人を覗いた全員がギルドに帰還した。
「レオンさんたちが捕まった!?」
カトレアは偵察用の人形をあちこちに配置した。それらの画像で連れ去られていく瞬間が
見えたのだ。彼はルーチェのほうを見た。
「お前に付き合って欲しいことがある」
「え」
別の場所ではドランバルトとの交渉で解放された六魔将軍と魔女の罪、ジェラールが戦っていた。
勝敗が付いた直後、カトレアとルーチェが現れた。
「お前はルーチェと…」
「カトレアだ。少し、頼みたいことがある」
カトレアは現在のことを話す。そして自分の事も教えた。
「話した通り、俺自身の戦闘力はそこまで高くない。人形を扱った魔術が得意なんでな、で。
今は妖精の尻尾との協力関係を結んでいる」
「ほぅ、それで?用件は何だ、早く言ってくれ」
「人形のモデルになって欲しい。俺は見た人間の力を模倣した人形を作ることが出来る。
だから実際に見なければいけなかった。さっきの戦いの一部始終はこの人形を通して見ていた」
カトレアが召喚したのは探偵風の服を着た可愛らしい人形だ。
「分かった。作りたいなら作ってくれて構わない」
ジェラールは微笑を浮かべた。同じようにカトレアも微笑を浮かべる。
カトレアは予め持参した道具で人形作りを始める。手際よく、細かい部分にまでこだわって
しかし速く作る。
「少し聞いても良いか?」
「聞くなら俺じゃなくてルーチェにしてくれ。こっちに集中したい」
カトレアは即座に反応しルーチェが答える。
「元、評議員の人たちの家にそれぞれが行ってたんですけど。どうやらエルザさんたちが向かった
家の人は冥府の門と繋がっていて捕まってしまったんです。今、冥府の門のアジトを全員で
探して居ます」
「そうか…」
「そう気を落とさないで。エルザさんのことは任せて!」
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