二次創作小説(紙ほか)
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- 暗殺教室×仮面ライダー 〜とある破壊者と王様の話〜
- 日時: 2021/03/21 15:26
- 名前: 宇治抹茶 (ID: kVdvMbwW)
- プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi
初めまして、宇治抹茶です
名前の由来は、ごちうさと抹茶が好き
この二つだけです
性別は男、年齢は地球と同い年です
よろしくお願い致します
設定
この話は、仮面戦士たちの戦いに
落ちこぼれE組が巻き込まれていくお話です
主人公などは特に決めておりません
皆さんのご想像にお任せします
暗殺教室本編で掘り下げられなかったキャラたちの過去回想を
勝手に妄想して掘り下げます()
メタ発言、下ネタシーン、シリアス、鬱展開などありますがよろしくお願いします
第1話の方は後ほど投稿いたします
- Re: 暗殺教室×仮面ライダー 〜とある破壊者と王様の話〜 ( No.9 )
- 日時: 2021/05/16 03:27
- 名前: 宇治抹茶 (ID: kVdvMbwW)
- プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi
EP9 555・913・2021の時間
青春とは嘘であり、悪である。
青春を謳歌せし者たちは、常に自己と周囲を欺き、 自らを取り巻く環境のすべてを肯定的にとらえる。
彼らは青春の二文字の前ならば、どんな一般的な解釈も社会通念も捻じ曲げて見せる。
彼らにかかれば、嘘も秘密も罪咎も失敗さえも、青春のスパイスでしかないのだ。
仮に青春をすることが失敗の証とするならば、友達作りに失敗した人間もまた、
青春のど真ん中でなければおかしいではないか。 しかし、彼らはそれを認めないだろう。
すべては彼らのご都合主義でしかない。
結論を言おう。青春を楽しむ愚か者ども
砕け散れ。
渚「なにこれ……」
渚は道端に落ちていたこの痛々しい
THE・ひねくれ者の文章を見てほんの少し引いていた
そこへ男女二人が通りかかった
その二人は何かを探している様子だった
??1「…この辺に確か……」
??2「あなたの書いた可哀想な文章ならすぐに見つかると思ったけれど…誰かに拾われたのかもしれないわね。砕け散るのはあなたの方よ」
??1「なにそれスゲー心に刺さるんだが…」
渚「あ、あのー…探してるのって、これのこたですか?」
勇気を振り絞って目の前の男女に差し出す
??1「それだ…」
??2「よかったわね。この怪文、この子が拾ってなければ捨てられてたかもしれないのに」
??1「おいやめろ地味に刺さるんだよそれ」
渚「???」
混乱している渚に、男子高校生は手を差し出し
比企谷「ありがとな、ちなみに俺の名前は比企谷八幡、そこのウィキペディアみたいな奴が雪ノ下雪乃」
渚「比企……谷…?雪…ノ下?」
雪ノ下「どうしたのかしら?」
比企谷「にしても…その顔どこかで見覚えが…」
と、不思議そうに渚を見つめる
渚「……?」
渚が少し動揺した次の瞬間、道路に穴が開き、
何か人影のようなものが現れた
???「うあぁぁぁぁぁぁ!!」
その人影からは人間ではない何かの叫び声が聞こえる
鼓膜を突き破られるかもしれないと思うほどに五月蝿い
比企谷「…くそ」
彼は手に持っていたバッグからベルトを取り出し、腰に装着する
ポケットから出した携帯電話のようなものを開く
それは、"ファイズフォン"だった
取り出したファイズフォンにコード555+Enterを入力する
【Standing by】
そして、入力したファイズフォンをドライバーのバックル空白部にセットする
【Complete】
すると、比企谷の体はみるみるうちに変わっていき、"仮面ライダーファイズ"となった
???「うあぁあぁぁぁぁぁぁ!!」
ファイズ「(なんだこいつ…)」
仮面ライダーに変身した比企谷は
謎の怪物へとキックやパンチを繰り出すが、
相手には全くと言っていいほど効いていなかった
そして、不可解な点がもう一つ
ファイズ「…(こいつなんで攻撃しないんだ)」
この怪物は、全くと言っていいほど攻撃をしてこないのだ
しかしそんな疑問も吹っ飛び、
ベルトの右側に付いている重心を右足に装着し、チャージ完了まで待つ
【エクシードチャージ!】
その姿勢から、ジャンプして一回転し、
右足を敵に向けロックオン
赤く円錐状に展開した"フォトンブラッド"に飛び込むかのように入り、
その円錐と一体化して敵の体を貫く
???「うぁぁぁぁぁぁ!!」
そして、その怪物は灰となって消えた
渚「仮面ライダー…ファイズ……」
比企谷「大丈夫だったか…?未来の魔王さんよ」
と、渚に手を差し伸べる
渚「…は、はい」
比企谷「…ん、そんなら良かった」
渚の顔を見た比企谷は動きを止める
比企谷「(こいつ戸塚みたい可愛いすごく可愛いんだけど)」
渚「…どうしたんですか?」
比企谷「…いや、なんでもない。とりあえずあれだ、無事でよかった。ところであんた…どこ中?」
渚「椚ヶ丘中です…」
比企谷「あそこか……俺達は総武高校って言うところに通う健全な高校生だ」
雪ノ下「健全ではないと思うけれど…」
???「あ、せんぱーい!」
遠くの方から誰かを呼ぶ声がした
おそらく目の前にいるこの死んだ魚の目をしている男のことだろう
比企谷「…一色か」
一色と呼ばれた少女の名は一色いろは
比企谷の後輩的な立ち位置
いろは は、渚をチラリと見て
『あっ!』というような顔をして
いろは「せんぱぁ〜い、もしかしてそこの女の子に口説いてるんですか?ごめんなさいそれは普通に無理ですさようなら」
比企谷「おいまてまてまて、俺は口説いてなんかないし」
渚「僕、男です……」
いろは「…言われてみれば、男の子に見えなくもない?先輩、もしかして……同性愛者ですか?ごめんなさいやっぱり無理です!」
比企谷「んなわけねーだろ!口説いてねーっつの……俺がそんな奴に見えるかよ…俺は万年ぼっちだぞ……」
いろは「もう夕方なので、そっちの男の娘くんはおうちにかえってねー」
比企谷「おい無視すんな」
渚「あ、は、はい!」
渚はいろはの笑顔の圧力に負け、
走って自分の家へと向かっていった
雪ノ下「にゃー…にゃー……」
そして、出番がなく暇だったのか、雪ノ下は猫と戯れている
比企谷「おーい雪ノ下、帰るぞー」
雪ノ下「…っ!」
突然比企谷から声をかけられ
背筋がゾクっ 、となる
いろは「せんぱぁーい。例の怪物の件、先輩がずっとサボるから、私達で調べちゃいましたよぉー?」
比企谷「そうか……それはすまんかった………その、なんだ…助かる……ありがとな」
いろは「先輩………」
彼女のほおがほんのり赤くなる
だが、一瞬で我に帰り
いろは「もしかして口説こうとしてますか?ごめんなさい一瞬ときめきかけましたが冷静に考えてやっぱり無理です」
比企谷「ねーよ」
………………
ここは総武高校の校庭
我は一人ポーズを決めて立っていた
それは…ジ○ジ○立ちである
???「……く…」
我の名は材木座義輝、
そう!あの足利義輝の末裔である
だが、我にはまだその才能が開花していない
つまり、我はまだ進化できる
パワーアップはできるときにしておかないといざって時に困る というのを漫画で読んだことがある…
つまり我にも進化の時が訪れようとしているのだ
義輝「ククククク……」
すると、どこからともなくウールがやってくる
ウール「君に決めた」
義輝「だ、誰だ貴様!!」
ウール「僕はタイムジャッカーのウール…君を立派なライダーにしてあげよう」
義輝「タイムジャッカー!貴様、悪の組織だな!……む?それより、ライダー…とな?」
ウール「うん、そうだよ……君も立派なヒーローになれるってわけさ」
義輝「クククク…我もついに……足利義輝となれるのか!!」
ウール「契約、する?」
義輝「ああ、するとも」
彼は、高らかに笑いながら契約に応じた
ウール「じゃあ決まりだ」
義輝の胸の部分に、"アナザーファイズ"のライドウォッチを入れる
【ファイズ】
すると、義輝の体はみるみるうちに変わっていき
ファイズの面影を残した怪物の姿へと変わった
アナザーファイズ「ククク……足利義輝、復活せり!!」
ウール「ふふふ…今日から君が、仮面ライダーファイズ・足利義輝だ!!」
………………
翌日
杉野「くそー、もう直ぐ全校集会かよー」
菅谷「いやだわー……」
渚「あはは…これを1年間ってほんと大変…」
前原「ま、しかたねーよな。俺たち"弱者"だし」
岡島「人生終わってるしな」
ツクヨミ「中学生で人生終わるって早くないかしら……」
漫画を読みながら興味なさげに言う
ゲイツ「それが椚ヶ丘学園だ……ておまえ次は何の漫画読んでんだよ」
ツクヨミ「チェンソーの悪魔になってデビルハンターする話……」
戦兎「それ面白いでしょ」
ツクヨミ「面白いわ、これ。もっと他に面白い漫画があったら教えて頂戴」
戦兎「任せとけ。でも"戦兎"は課題を"せんと"いけないからまた今度……"戦兎"だけに」
あまりにも唐突で寒すぎるダジャレに
クラス中は冷え上がった
場面は変わり、総武高校
下駄箱で靴を履き替えている途中、女子生徒に話しかけられた
???「あんた、最近○○と何かあった?」
彼女の名は三浦優美子
比企谷と同じクラスの女子
一言で言うならばめちゃくちゃいい人
比企谷「何もねーよ」
三浦「あんた、つまんない嘘つくわね」
比企谷「どこの漫画のセリフだよ」
三浦「はぁ…?いいから質問に答えなさいよ」
比企谷「さっき言ったじゃねえか、何もねーって」
三浦「あっそう………あーしさ…今が楽しいんだ。だから邪魔しないでくれる?」
彼女はそれだけ伝えるとさっさと校舎へと歩いて行った
比企谷「邪魔なんてしねーよ」
………………
ここは椚ヶ丘学園の本校舎
理事長室
奥には理事長が椅子に座っており、その向かい側に、とある生徒が立っている
A組の女子生徒である
???「さて聞こうか……君の、この学校に対する不満を」
To be continued……
-Open your eyes for next φ's-
「やっはろー」
「私はプロよ、暗殺を舐めないで」
「E組という制度を…取り消してください」
「大丈夫だ比企谷、今はいくらでも間違えていいんだ」
「一色が…あれを!?」
「……変身」
「渚君は、最悪の未来に向かって行ってる」
EP10「夢と希望の時間」
渚くんが仮面ライダージオウとなると決意した事によって、いろいろな世界が混じってます
めちゃくちゃ世界に影響与えちゃってます
ヤベーイ奴
宇宙の大迷惑野郎ことプ○チ神父より大迷惑かもしれない
- Re: 暗殺教室×仮面ライダー 〜とある破壊者と王様の話〜 ( No.10 )
- 日時: 2021/05/19 01:12
- 名前: 宇治抹茶 (ID: kVdvMbwW)
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EP10 夢と希望の時間
???「ちょっと烏間!なんで私も行かないといけないわけ!?」
烏間「上層部から呼び出しだ、早く来い」
???「はぁ!?上層部とか放って置けばいいじゃない!あんなの私にかかれば一瞬で……
烏間「なら一人でお留守番してろ!」
???「ご、ごめんってば!行く!行くから!」
彼女の名はイリーナ・イェラビッチ、E組の英語担当。プロの殺し屋としてE組に送られてきた
最初はやりたい放題していたが、殺せんせーに手入れ(決して"あっち"方面ではない)をされ今に至る
杉野「ビッチ先生、やっぱ変な人だな」
渚「うん…」
戦兎「あ、そういや渚」
渚「戦兎君、どうしたの?」
戦兎「比企谷八幡についてわかった事がある…。こないだ総武高校について調べてみたが、奉仕部っていうところで活動してるらしい……」
渚「ならなんでファイズの力を…」
ゲイツ「しらねえ」
ツクヨミ「…ファイズ??」
ゲイツ「お前はしらなくていい」
戦兎「今はこうやって馬鹿やっていけるけど、これがいつまで続くか…迅の予測では、またなにかヤバいことが起こるらしい」
ゲイツ「ヤバイこと…だと?どういうことだ」
戦兎「迅は詳しいことまで予測できない、ヤバいことが起こるってのは確かだ」
ツクヨミ「……ファイズがなんなのかはよくわからないけど、こんなグダグダで大丈夫?」
戦兎「さぁね…ま、これからそれどころじゃなくなる見たいだけど
ー総武高校ー
???「比企谷、支えてくれている人がいると言うことに、そろそろ気づくべきだ」
そう比企谷に教えているのは、平塚静
最近は「いつまでたっても結婚ができない」と嘆いている……らしい
比企谷「……」
静「…いいんだよ比企谷、今はいくらでも間違えていい、そうやって人は成長するんだ…」
比企谷「…そっすかね」
静「そうさ。この世界で間違えない奴なんていない、私はずっと君達を見ている、だからいくらでも失敗はしたまえ、その分叱るし、その分褒めもする」
比企谷「相変わらず変わった人っすね」
静「君の方が変わっているだろう……だが、君の選んだ道だ…私がとやかく言う権利なんてない、だがな比企谷、友人を裏切るようなことはするなよ」
比企谷「はは、わかってますって。んじゃそろそろ行きますわ」
静「ああ、気をつけて行けよ」
…………
アナザーファイズ「うおぉぉぉぉ!!」
生徒1「きゃぁぁぁぁぁぁ!!」
生徒2「な、何こいつ!」
女子生徒二人は恐れ逃げようとしたが、
体を青い炎のようなものに変換され、吸収されてしまった
アナザーファイズ「クククク……この力、とくと味あわせてやる、八幡よ!!」
高校の屋上、友人と座っていた雪乃
そんな彼女に、突然激しい頭痛が襲った
雪乃「うっ…!」
??「ゆきのん、大丈夫??」
その雪乃の友人というのが由比ヶ浜結衣、
比企谷や雪乃と同じ、奉仕部の一員
雪乃「ええ、大丈夫よ、由比ヶ浜さん……少し頭が痛いだけだから…」
結衣「ゆきのん、最近様子変だよ?」
雪乃「…由比ヶ浜さん、聞いてくれるかしら……?」
………………
比企谷「げっ…嫌な予感がすると思って来てみれば…」
アナザーファイズ「 よく来たな八幡よ!フハハハハハハハハ!!」
比企谷「うるせーよ……何かに憧れることは別に構わんが、何もここまですることは無いだろ…」
アナザーファイズ「黙れ!我はとても良い気分だ!!最高に『ハイ』ッてやつだ!!!」
比企谷「それならこっちも…」
そう言うと、比企谷はファイズフォンを取り出す。
「5 5 5」と言う文字を入力し、ファイズフォンをバックルにセットする
【Complete】
そして彼は、仮面ライダーファイズとなり
目の前にいるアナザーファイズに向かって走って行った
アナザーファイズ「フフフフフ…フハハハハハハハ!!」
ファイズ「お前…流石の俺でも引くぞ……いくらアナザーライダーの力を得たからって…女子高生を…吸い込んでもいいのかよ!」
アナザーファイズ「やかましい!人間など我の糧としてくれる!」
ファイズ「ダメだこりゃ……脳が完全に操られちまってる」
そう呆れていたのもつかの間、横の方から声が聞こえた
???「……変身」
【Standing by】
女の声だった
どこか聞き覚えのあるような声であった
【Complete】
そして、ファイズの目の前に出て来たのは
"仮面ライダーデルタ"だった
デルタ「……Fire」
そう銃に声をあてると、
【Burst mode】
と音声が鳴り、ファイズ目掛けて発砲して来た
ファイズ「…なんだなんだ!?」
デルタ「……」
ファイズ「…お前…まさか………」
アナザーファイズ「おい八幡!我との勝負はどこへ行った!?」
ファイズ「く…こう言う時は」
彼はどこからか腕時計のような形をしたもの、
ファイズアクセルを取り出し、腕に取り付ける
腕時計からガジェットが水平に飛び出したような状態になっており、
このガジェット部分のスロットに挿入されたアクセルメモリーを引き抜き、ファイズフォンに取り付ける
【Complete】
彼は"アクセルフォーム"となり
腕時計のボタンを押す
ファイズ「10秒間だけ…やってやるよ」
【Start up!】
すると、彼は目にも留まらぬ速さで走り始め、
デルタ、アナザーファイズ両方を何度も蹴り、
追い詰めていく
アナザーファイズ「く…くそ……!こちらも使いたいが……あまりの速さに使えぬ……!」
ファイズ「…ふっ」
「3」
「2」
「1」
1秒たりとも無駄にせず、両方にキックを食らわせる
【Time out】
アナザーファイズ「が……」
デルタ「うぐっ……」
デルタは強制的に返信を解かれる
中から出て来たのは…
比企谷「一色………??」
いろは「…あれ、せんぱい?え、ここどこですか!もしかして拉致!?せんぱい…そんなひとだったんですね…」
なにやらいろはには、先ほどまでの記憶がすっぽり抜けたようであった
雪乃「……姉さんが来る…」
結衣「だ、大丈夫だよ!!多分!」
雪乃「気を遣わなくていいのよ…全ては私が原因でもあるし…」
比企谷「……うっす」
雪乃「…来たのね、比企谷君」
……………………
ー椚ヶ丘学園・理事長室ー
「…要件は何かな?○○さん……遠慮せず言ってみなさい」
「……わかりました」
「単刀直入に言います……E組という制度を、取り消してください」
To be continued……
次回
「黙認はできません…こんなことは本来、許されることでは……!」
「うるせえよ、黙っとけ白髪のお嬢サンよ」
「雪乃ちゃんに心なんてあるの?」
「姉さん…もうこんなことはやめて」
「さて潮田渚君、次はどんな答えを出すのかな?」
EP11 「新たな仲間?とカイザの時間」
渚がジオウとなる道を進み、世界が改変されたため、奉仕部と一色は生徒会選挙以前から交流があります
イリーナ先生の話は丸々カットというわけではありません
イリーナ先生の回を設けたいと思ひます
シリアスが好きすぎる故、暗殺教室のような、E組の差別待遇を見て「うおお!!」っなるほどの変態野郎です
暗殺教室の本編通りだと、活躍するキャラが偏ってしまうので
前にも言いましたが全キャラに焦点を当てていきたいなと思っております
三村のギター回とかやっても良さそうだ……
- Re: 暗殺教室×仮面ライダー 〜とある破壊者と王様の話〜 ( No.11 )
- 日時: 2021/05/23 01:25
- 名前: 宇治抹茶 (ID: kVdvMbwW)
- プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi
「これは黙認できません!こんなことは本来、許されるはずでは……」
理事長「君は喋りすぎた……これがどういうことがわかるかな?」
「……ッ」
生徒1「うるせえよ、黙っとけ。白髪のお嬢サマよぉー」
生徒2「神聖な生徒会室で、穢れた組の名を出した時点でお前の堕落は決まっている」
理事長「……これで私の追い求めていた理想が叶う………E組完全支配計画……通称E計画が…」
EP11 新しい仲間?とカイザの時間
雪乃「…きたのね」
八幡「…まあな」
雪乃「……今、この下の階でアレが暴れているって本当?」
八幡「ああ…さっき俺が動きを止めておいた、あれは一時的なもので、また動き出すかもしれない」
雪乃「そう……」
結衣「???」
結衣は二人の話に全く追いつけていないのか
頭に「?」の文字を浮かべる」
雪乃「タイムジャッカーの手がここまで伸びていたなんて……」
雪乃は頭を抱える
八幡「全くだ……」
雪乃「あの材……なんとか君、タイムジャッカーに利用されているのだと思うわ、早く助けたほうがいいと思うのだけれど」
八幡「…そうだな」
雪乃「…ええ…………ちょっと由比ヶ浜さん…近い……」
結衣は話に追いついていけなかったのか
雪乃に寄りかかりぐっすりと眠っている
八幡「……んじゃ、俺は行ってくる」
雪乃「…ええ、気をつけて」
八幡が扉を開け、校舎へと戻ってすぐ
一人の女性がこちらへやってきた
その女性は、雪乃を見るなり手を振って
???「…雪乃ちゃんじゃーん」
雪乃「姉さん………」
その女性の名は雪ノ下陽乃、雪乃の姉にあたる存在
陽乃「冷たいなー、暇だから遊びに来ただけだって」
雪乃「姉さん、もうこんなことはやめて……」
陽乃「…どうして?私は納得のいく答えが出るまでやめないよ」
雪乃「こんなの間違ってるわ……ただ悲しみと憎しみが生まれるだけよ……」
陽乃「ふーん、雪乃ちゃんにそんな心があったんだ………作り物?」
雪乃「……」
陽乃「雪乃ちゃんに、心なんてあるの?」
雪乃「……そういうのはいいから」
陽乃「ほんと冷たいなー……この物語に、悲しみや憎しみなんて存在しない。あるのはただ"無"だけ」
雪乃「……」
陽乃「ほらすぐ黙り込む。雪乃ちゃんって"そういうところ"だけは子供なのね」
さて潮田渚君、次はどんな答えを出すのかな?
………………
八幡「…一色、本当に覚えてないのか?」
彼の質問に、いろは は呆れたような表情で
いろは「そんなに問い詰めないでくださいよー。本当にわからないんですってー」
八幡「お、おう…そうか…」
いろは「なんか先輩、最近おかしくないですかぁー?気持ち悪さが増してますよぉー」
八幡「おいそれ地味に刺さるんだよ。傷ついちゃうぞ、傷ついちゃおっかなー」
いろは「もー、服がこんなに汚れてるじゃないですかー!せんぱいのせ……」
その時、全ての時が止まった
八幡達の前に、一人の長身の男が現れる
「どけ」
その男は、八幡といろはを退け、
アナザーファイズへと近づく
「……ウールが生み出したと聞いたが…弱すぎる。あいつもまだまだ子供だな。これを入れといてやろう」
そう言うと、アナザーファイズの中に
ライドウォッチを入れ、時は動き出した
比企谷「…何が起こったんだ?」
アナザーファイズ「うおおぉぉぉぉぉぉ!!」
八幡「お、お前は…!さっき倒したはずじゃ…」
アナザーファイズ「比企谷八幡!貴様は大きなミスを犯した!我は負けなど認めて居らぬ!」
八幡「……どんなミスだよ、お前しつこいな」
と、ファイズフォンを取り出し、「5 5 5」の文字を入力する
【Standing by】
八幡「変身」
【Complete】
彼の体は思わず瞬きするほど眩しい光とともに変わり、仮面ライダーファイズとなった
そして、手を振るい、戦闘態勢に入ろうとしたその時
???「ちょっと待った!」
と、遠くの方から声が聞こえた
迫るアナザーライダーの攻撃をかわし、やってきたのは
ファイズ「…お前は!葉山!!」
八幡と同じクラスの葉山隼人だった。
葉山「…俺も加勢させてもらう」
彼はカバンから"カイザフォン"を取り出し
「9 1 3」の文字を入力する
【Standing by】
葉山「変身」
【Complete】
彼の体は光とともに変わり、
仮面ライダーカイザとなった
カイザ「…初めて使ったが、かなり体が軽いな」
ファイズ「…邪魔者が来ちまった」
カイザ「変わらないなー君は。今は目の前の敵に集中しなきゃだろ?」
ファイズ「…なんか悔しいがそうだな」
アナザーファイズ「…無駄話をしているほど余裕か?貴様らは」
ファイズ「余裕に決まってるだろ」
アナザーファイズ「フハハハハハハハハハハ!!醜い!醜いぞ貴様ら!我は足利義輝だぞ!」
カイザ「それがどうかしたのか?」
アナザーファイズ「く………貴様らァァァァ!!」
怒りをあらわにして向かってくるアナザーファイズに、二人で蹴りを入れる
アナザーファイズ「……それだけの攻撃で我が怯むとでも思ったか」
ファイズ「いいや、これも計算の内だ」
その隙に、カイザはカイザフォンに『1 0 6』と文字を入力する
【Burst mode】
そして、アナザーファイズめがけて発砲した
アナザーファイズ「ぐぅ……!」
カイザ「どうやら、この攻撃には弱いみたいだな」
アナザーファイズ「お、おのれぇぇぇぇ!!」
ファイズ「んじゃ、反撃タイムといこうか」
-総武高校 校庭-
迅「うひょー、来てみたけどやっぱり地獄絵図だなー……烏間さーん、総武高校、やっぱやばいことになってる。一部のA級隊員の派遣よろしくー………大丈夫、おれ、実力派エリートですから!」
…………………………
殺せんせー「ええ、皆さんに今日は会っていただきたい人がいます!」
ゲイツ「…会って欲しい人??」
ツクヨミ「唐突すぎ」
殺せんせー「どうぞ!!」
教室の扉をガラガラと開け、入ってきたのは
白雪のような美貌、白銀の髪に大きな瞳を持った美少女であった
菅谷「おいおいマジかよ」
中村「なんでA組が…」
レーナ「私はヴラディレーナ・ミリーゼ、理事長の指示のもと、このE組へ来ました」
To be continued………
-Open your eyes for next φ's-
「おつかれー、ぼんち揚食う?」
「俺の窃盗〈スティール〉が炸裂するぞ」
「見ましたー?おれの必殺ツイン狙撃ぅー!」
「お前にE組の何がわかるってんだよ」
「おい知ってるか。夢を持つとな、時々すっごい切なくなるが、時々すっごい熱くなる……らしいぜ」
EP12「A級と新しい仲間の時間」
比企谷八幡
年齢 16〜17歳
ファイズ編の主人公
改変に巻き込まれなかった数少ない人間にして、捻くれ者のライダー
奉仕部という部活に入るまで、ぼっち生活を満喫(?)していた
渚や戦兎の存在は認知している
これからも物語の本筋に関わっていくので、温かい目で見てやってください
本小説は
ジオウでの設定は一応同じで、
そこから暗殺教室のストーリーを塗り替えていく感じです
暗殺教室のアニメ化されなかった部分もやっていこうと思います
(前原のアレとか片岡のアレとか……(語彙力))
- Re: 暗殺教室×仮面ライダー 〜とある破壊者と王様の話〜 ( No.12 )
- 日時: 2021/05/24 00:39
- 名前: 宇治抹茶 (ID: kVdvMbwW)
- プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi
迅「もしもし?あー、A級の派遣ね。嵐山隊でよろしくー。これが最善の未来なんだ」
EP12「A級と新しい仲間の時間」
レーナ「私はヴラディレーナ・ミリーゼ、理事長の指示のもと、このE組へ来ました」
その名を聞き、
戦兎、ゲイツ、ツクヨミ、カエデを除いた全員が驚いた
菅谷「ヴラディレーナってあの……」
千葉「…A組の……」
杉野「…おいおい、今年のE組増えすぎじゃね?」
渚「…確かに……」
何が何だかさっぱりわからないカエデは、渚の方へ顔を近づけ
カエデ「渚、そうなの?」
と、小声で言う
渚「うん、今年は転入した生徒も、優等生でもすぐにココに落とされてる……何か理事長の策略なのかも…」
ツクヨミ「ゲイツ……早く帰りたいんだけど」
ゲイツ「同感だ……こっちはジオウを止めに来たと言うのに……なぜ学園生活をエンジョイしているんだ…」
E組がざわつくなか、黙り込んでいたカルマが口を開き
カルマ「ミリーゼさん、あの優等生のあんたが、なんでここにいんの?」
レーナ「……E組と言う制度を取り消すためです」
カルマ「へー、理事長に刃向かったんだね」
寺坂「ケッ、お前にE組の何がわかるってんだよ」
レーナ「………」
中村「……A組の連中は頭おかしいやつしかいないからねー…」
殺せんせー「はいみなさん静かにぃー!」
そう言うと、E組全員が黙り込んだ
殺せんせー「今日からミリーゼさんはみなさんの仲間……暗殺者です!さあさあ、暗殺が面白くなってきましたよぉー」
戦兎「天才と天才!ついに俺にも相方が!!うひょーー、興奮してきたぁぁー!!」
カエデ「おぉー!」
カルマ「戦兎、俺も一応天才だけど」
戦兎は気分が高揚しているのか、
アホ毛のごとく頭頂部の髪の毛がピョン、と跳ねる
カルマとカエデも喜んでいた
だが、その他の生徒ははあまり乗り気ではなかった
前原「A組……か」
速水「A組ね」
ツクヨミ「え、A組って何」
ゲイツ「そこからかよ!」
戦兎「え、ちょスーパードライやん、やだ低温やけどしそう」
殺せんせー「ええ、では、ミリーゼさんは戦兎君の隣へ!」
レーナ「わかり…ました」
言われた通り、レーナは戦兎の隣の席へ座った
戦兎「よっ、俺は天才物理学者桐生戦兎。みんな、今はスーパードライだけど、いつもはもっと賑やかだからさ、よろしく」
レーナ「よろしくお願いします…!」
初めてちゃんとした会話ができたのか、レーナは少し嬉しそうに微笑む
だが、E組からの鋭い視線が戦兎に刺さる
戦兎「ま、まって視線怖い怖い。あの、すみません、すごく刺さるんですが」
殺せんせー「はいみなさん落ち着いてー!今日も1日、張り切っていきましょー!」
戦兎「おーーーー!!!」
カルマ「面白そうじゃーん」
E組「「…おーー………」
カエデ「おーー……!って、みんな反応薄い!?」
殺せんせー「せ、先生傷つきますよ!?」
戦兎「やばいやばい、殺せんせーの豆腐メンタルが!」
-昼-
昼といえば、給食時間……だが、E組に学食は存在しない。毎日弁当持参だ
「ん〜〜!!」
教室中にレーナの幸せそうな声が響く
E組「「(なんか幸せそうに弁当食ってる!?)」」
周りの人間からの驚きの視線にさすがに気付いたのか、レーナは
レーナ「…あっ!す、すみません!」
と、顔を赤くして言う
中村「ミリーゼさんって意外とかわいくね…?」
速水「騙されちゃダメよ、これはトラップかもしれない」
矢田「あはは……」
戦兎「うひょー、やっぱ賑やかになりそうだ」
-下校-
カエデ「レーナちゃんお疲れ様ー」
レーナ「ありがとうございます、カエデ」
まだこのクラスには慣れきっていないが
友人と呼べるものはできたレーナ
戦兎「…少し思ったんだが」
カエデ、レーナ「「?」」
戦兎「おいカズマ、なんでお前までついてきてる」
カエデ「いつの間に!?」
カズマ「暇だったからに決まってるだろ!帰宅部だから暇すぎてしょーがねーの!」
戦兎「そう……」
モブ女1「見てみてー、あれE組の連中じゃね」
モブ女2「うっわーまじ最悪ー。エンドの菌がうつっちゃうー!キャハハハ!!」
モブ女1「まって!レーナもいんじゃん!クソ笑えるんだけど〜」
レーナ「………」
モブ女たちから浴びせられる言葉に、レーナは俯くことしかできなかった
戦兎「…おいおま……」
カズマ「…俺に任せろ」
いつにも増して真剣な顔で、モブ女二人へと近づく
カズマ「真の男女平等主義者な俺は、女の子相手でもドロップキックを食らわせられる男……もしもう一度あいつらの悪口を言ってみろ…………俺の窃盗〈スティール〉が炸裂するぞ…」
調子に乗り、
指を動かせ、ニヤリと笑いかける
すると、モブ女二人の顔は引きつり
「「キャーーーーー!!」」
と、遠くの方へ逃げていった
カズマ「…な?」
戦兎「最ッ悪だ……」
-4月28日 午後4時30分 総武高校-
アナザーファイズ「うぉぉぉぉぉぉ!!」
ファイズ「うるせーな…」
アナザーファイズ「フハハハハハ!!」
騒がしい笑い声とともに、アナザーファイズは飛び上がり、赤黒いエネルギーを纏いながら飛び込む
しかし、アナザーファイズが突然銃撃され、
技は中断された
???1「見ましたぁ?おれの必殺ツイン狙撃ぅー!!」
???2「ああ、バッチリと見ていた」
そしてそこには、4人の人影があった
???「嵐山隊、現着した!」
この4人………いや、5人はA級5位の嵐山隊
もう1人の隊員は、屋上で待機している
ファイズ「あんたたちは……?」
嵐山「おれたちは嵐山隊。そしておれは隊長の嵐山准。君たちが、"仮面ライダー"かな?」
ファイズ「ああ…そうらしい」
嵐山「…そうか。じゃ、急いで目の前の敵を片付けるぞ!」
「「「了解!」」」
その掛け声とともに、嵐山以外の隊員は
3つに分散する
アナザーファイズ「く……貴様ら!!」
4人のうち3人は、廊下にうじゃうじゃといる雑魚敵の大群を相手に
残った一人は屋上へと上り、狙撃の構えをする
アナザーファイズ「おのれ……おのれおのれおのれぇぇぇぇ!!」
怒りの叫びをあげながら、ファイズ達に襲いかかるが、どこからともなく現れた男に腕を掴まれる
???「……おい知ってるか?」
その男にアナザーファイズは投げ飛ばされる
ただでさえ図体のでかいアナザーファイズが、片腕だけで投げ飛ばされたのだ。
???「夢を持つとな、時々すっごい切なくなるが、時々すっごい熱くなるらしいぜ」
ファイズ「巧…?」
そう男に話しかけると、
巧と呼ばれた男はフッ、と笑い
巧「よ、比企谷」
カイザ「知り合いなのか?」
ファイズ「ああ、俺の師匠みたいなもんだ」
巧「俺は師匠なんかじゃねえ」
否定しているが、ほんの少し笑っている
ファイズ「何か…あったのか?」
巧「…ああ……少し奴についてわかったことがあってな…」
ファイズ「…何がわかったんだ?」
巧「あいつ…天秤座の18歳の女子高生を狙ってるみたいだ」
……………………………
???「カリン…大丈夫だからな………俺がずっとそばにいてやる」
To be continued……
-Open your eyes for next φ's-
ーカリン、頼む。俺のために生きてくれ!
「先輩…悪く思わないでください」
「それはもう、計算済みだ」
「叱られることは悪いことではないよ。誰かが君を見てくれている証だ」
「俺には夢がない。でもな、夢を守ることならできる」
EP13「A級と新しい仲間の時間 2時間目」
新たに仲間が加わりました!
そしてそして、乾巧も登場しました!
ファイズ編ももうクライマックス!?
あと2〜3話続く予定です!
(あくまで予定)
これからもよろしくお願いします
- Re: 暗殺教室×仮面ライダー 〜とある破壊者と王様の話〜 ( No.13 )
- 日時: 2021/05/26 01:11
- 名前: 宇治抹茶 (ID: kVdvMbwW)
- プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi
13話 A級と新しい仲間の時間 2時間目
巧「あいつ…天秤座の18歳の女子高生を狙ってるみたいだ」
ファイズ「…マジかよそれ」
巧「ああ、マジだ」
カイザ「でも、この人数じゃ守れなさそうだ」
嵐山「俺たちが護衛に向かう」
ファイズ「おお、頼もしい奴だな」
嵐山は3年教室の方へと走っていった
巧は、動きを止めたアナザーファイズの腹を足で踏んづけ
巧「…おいニセモノ。お前は何の目的で学校を襲ってる?答えろ」
アナザーファイズ「……佐久間龍一という奴の手助けだ」
巧「佐久間龍一……?」
その言葉を聞いた途端、この場にいる全員の脳内に
ーカリン、カリン、カリン………
という声が響く
巧「なんだ…これは……」
カイザ「…おそらくその佐久間龍一という人の声だろう…気にしないほうがいい……何より…こいつは何か隠し持ってる気がする」
アナザーファイズ「…クククククククク……彼奴は想い人の事しか考えておらぬ……貴様らには止められんよ……何せ、我を倒すことすらできないのだからな」
ファイズ「ケッ……偉そうだな」
目の前にいる敵に向け、戦闘態勢をとるファイズとカイザだったが
後ろから足音が聞こえた
???「なんだ?手こずってるのか?」
巧「草加…」
彼は草加雅人(くさか まさと)、元仮面ライダーカイザの変身者である
草加「…さてそこのアホ……お前だよお前、アナザーなんとかって奴」
アナザーファイズ「なんだ貴様」
草加「俺のことを好きにならないやつは邪魔だ、消えろ」
アナザーファイズ「何ィィ?我こそは、あの大将軍、足利義輝様だぞ!」
草加「何が大将軍だ、アホくさい」
アナザーファイズ「な、なんだとぉぉお!!!」
草加「おまえ、なんで攻撃してこないんだ?俺は生身だが」
アナザーファイズ「こ……こいつ!!!」
草加「来いよ、そこのファイズとカイザが相手してくれるから」
アナザーファイズ「ぬおおおおおお!!」
怒りが頂点に達したアナザーファイズが草加を狙って走るが、草加はひょい、と攻撃をかわし、
ファイズに「今だ」と合図を送る
ファイズ「……今は間違えても良い、目の前にいるやつだけを集中するんだ」
ー叱られることは悪いことではないよ。誰かが君を見てくれている証だ
そうなんだよな、平塚先生
ファイズ「いくぞ、葉山」
カイザ「言われなくてもわかってるさ」
…………………………
-椚ヶ丘学園 旧校舎-
今日もE組は一部を除いて冷めきっていた
仕方ないとしか言いようがない
戦兎「いや、シン・五等分のネヴァーガーデンは面白いから、マジで」
不破「そうさ……愉快で楽しいアニメだよ」
ゲイツ「なんか混ざってね…?」
不破「いやねぇー、最後主人公が世界を変えようとするところはほんと……」
戦兎「おい俺その映画まだ見れてないからネタバレ許さん」
不破「何……君、もしかしてまだ映画見てないのかい?」
戦兎「見てないさ……俺はここ最近、ベストマッチを…求めてたから……」
不破「そうかい……そんな君に良い漫画を紹介しよう」
いつも通り戦兎と不破がオタクの領域を展開していたところに、レーナが領域を破ってこちらへ来た
レーナ「あの…何の話をしていらのですか?」
戦兎「面白い漫画を探してた」
不破「シン・五等分のネヴァーガーデンの話をしていた」
カルマ「知ってるそれぇ、最近流行ってるよね」
不破「そうだともそうだとも、この完結編が出るまで8年……まだ7歳だった私の心に光を灯したと言っても過言ではない…神作! 漫画版も読んだよ☆」
戦兎「最後の『☆』印いらない、やり直し」
不破「何……だと………」
レーナ「シン……ネヴァー……エヴァ………?」
戦兎「あ」
レーナ「シン・エヴァン_____の事ですね」
戦兎「ギリギリセーフ…」
レーナ「初めてミ………ニホンに来た時に見たことがあって…」
戦兎・不破「「その話詳しく」」
レーナ「あ、ええと、その……その頃はまだ12歳だったのであまり劇場での記憶は無いというか……」
戦兎「大丈夫だ、問題ない」
カルマ「ミリーゼさん、こう見えて結構エヴ………ゲリオンガチってるよねー」
賑やかなのはこのグループのみで、それ以外は、
本当に休み時間かよと言うくらい静かだった
中村「あのA組の子、もう馴染んできてるね」
速水「…あれも罠よ」
杉野「だなー。A組はあんま信用ならねえ」
千葉「…元A組だからいいんじゃねえの」
岡島「いいや、A組だからとかそう言う問題じゃあない」
「「岡島!!」」と、岡島の座っている席へ目を移す
岡島「…白髪美人も、いいもんだぜ」
と、ドヤ顔で鼻血を垂らしながら言う
中村「だーめだこりゃ」
千葉「完全に染まってんな…」
岡島「是非共そのスカートの中を……!」
杉野「見ても誰が得すんだよ、A組のなんか」
岡島「うるせえ!俺はあの太ももがいいんだよ!」
速水「…」
………………
殺せんせー「さてみなさん!中間テストですよー!気合い入れていきましょー!」
戦兎「うひょぉぉぉー!!興奮してきたーー!! 」
E組「「「おー……」」」
殺せんせー「て、テンション薄!?……ですが!みなさんのやる気が出るよう、私、増えてみました!」
「「「増えすぎだろ!」」」
クラス中の誰もが思った
ゲイツ「これもジオウを倒すための第一歩…重要だな…ツクヨ…………って何やってんだ!?」
ツクヨミ「見てわからない?勉強よ」
ゲイツ「…マジカヨ」
渚「今回こそはちゃんとした点を取りたいんだよねー」
カエデ「私も〜。てか殺せんせー、すごくやる気だねー」
殺せんせー「むむ?そんなことはありませんよー」
嘘である。
この男、昨日理事長と初対面し、
知恵の輪で負けたのだ。
教師として、このようなことはあってはならない
恥を知れ……と言いたいほど
そして授業後、殺せんせーは完全にバテた
前原「おお…相当疲れたみたいだな」
中村「今なら殺れる?」
杉野「なぜここまで一生懸命教師すんのかねー、俺らE組に」
その質問に、殺せんせーは独特な笑い声を上げて答えた
殺せんせー「ヌルフフフフ、全ては君たちのテストの点を上げるためです。そうすれば……」
-先生の妄想ワールド-
磯貝「殺せんせー!」
岡野「先生のおかげで良い点取れたよ!」
磯貝「もう殺せんせーの授業なしじゃやっていけない!殺すなんてできないよ!!」
女1「先生〜!」
女2「私達にも…」
女3「授業教えて♡」
-妄想より帰還-
殺せんせー「…ということになって殺されることもなくなり、先生には良いことずくめ…」
レーナ「破廉恥……」
殺せんせー「にゅやっ!?」
戦兎「俺の"正義のヒーロー"という立場失う辛い悲しい泣くよほんとに」
ゲイツ「…俺も同じだ。そして、何より魔王を倒せなくなる」
渚「僕も同じ」
三村「…いや、勉強とかもう良いよな」
矢田「うん…だって殺したら100億だし」
中村「100億手に入れば後の人生バラ色だし」
殺せんせー「にゅやっ!そういう考えをしてきますか!」
岡島「おいおい、忘れたのか?」
杉野「俺たち…"エンドのE組"………だからさ」
三村「人生負け組の俺らには……テストなんかより暗殺の方がチャンスなんだよ」
ツクヨミ「ちょっと…負け組だからって簡単に諦めて良いの?」
周りの反応を聞いた殺せんせーは
殺せんせー「なるほど、よくわかりました」
と、声のトーンを少し下げて言う
殺せんせー「このE組の生徒ほとんどに…暗殺者の資格はありませんねぇ。校庭に出てきなさい。烏間先生とイリーナ先生も呼んで」
先生に言われた通り、クラス全員は校庭へ出た
E組のシステムの上手い所は、
一応の救済処置が、用意されている点。
定期テストで学年186人中50位に入りなおかつ元の担任がクラス復帰を許可すれば差別されたこのE組から抜け出せる。
だが……もともと成績下位の上この劣悪な学習環境ではその条件を満たすのは厳しすぎる。
ほとんどのE組生徒は救済の手すら掴めない負い目から差別も受け入れてしまうそうだ
殺せんせー「…イリーナ先生、プロの殺し屋として聞きますが」
イリーナ「何よ」
殺せんせー「あなたは仕事をするとき、用意するプランは1つだけですか?」
イリーナ「いいえ。本命のプランなんて思った通り行くことの方が少ないわ。不足の事態に備えて予備のプランをより綿密に作っておくのが暗殺の基本よ。ま、あんたの場合規格外すぎて予備プランが全部狂ったけど」
殺せんせー「ほう…無理ですねぇ。では次に烏間先生。ナイフ術を生徒に教える時、重要なのは第一撃だけですか?」
烏間「……第一撃はもちろん最重要だが次の動きも大切だ。強敵相手では第一撃は高確率で躱される。その後の第二撃、第三撃をいかに高精度で繰り出すかが勝敗を分ける」
殺せんせー「ほうほう」
三村「それで結局何が言いたいんだ…?」
殺せんせーは己の体を回転させながら話し始めた
「先生方のおっしゃるように自信を持てる次の手があるから自信に満ちた暗殺者になれる。
対して君たちはどうでしょう?“俺達には暗殺があるからそれで良いや”……と考えて勉強の目標を低くしている。
それは劣等感の原因から目を背けているだけです。
もし先生がこの教室から逃げ去ったら?もし他の暗殺者が先に先生を殺したら?暗殺という拠り所を失った君たちにはE組の劣等感しか残らない。そんな危うい君達に……先生からのアドバイスです。
"第二の刃を持たざるものは、暗殺者の資格なし"
殺せんせーの回転により、校舎に巨大な竜巻ができた
-椚ヶ丘学園 本校舎-
「な、なんだあれ!?」
「た、竜巻?」
そして、殺せんせーは姿を消し、
竜巻が収まると同時にまた姿を現した
殺せんせー「校庭には凸凹や雑草が多かったのでね…手入れしておきました」
E組「「「!?」」」
そこには、たった数十秒で整理され、綺麗になった校庭の姿であった
殺せんせー「先生は地球を消せる超生物。この一帯を平らにするなど容易い事です。もしも君達が自信を持てる第二の刃を示さなければ相手に価する暗殺者はこの教室にはいなかったと見なし校舎ごと平にして先生は去ります」
渚「第二の刃は…いつまでに?」
殺せんせー「決まっています。明日です。明日の中間テストクラス全員50位以内を取りなさい」
E組 「「「「はぁ!?」」」」
ーー君達の第二の刃は先生が既に育てています。
本校舎の教師達に劣るほど先生はトロい教え方をしていません。
自信を持ってその刃を振るって来なさい。
ミッションを成功させ、恥じる事なく笑顔で胸を張るのです。
自分達がアサシンであり……E組である事!!」
レーナ「先生……椚ヶ丘を舐めすぎです………」
殺せんせー「舐めてはいない。私はみなさんの可能性を信じています…みなさんの努力次第で変わるのです」
レーナ「そうだと良いのですがね…」
そう、レーナは不安げに言った
-総武高校-
アナザーファイズ「うおぉぉぉぉぉ!!」
ファイズ「く……図体でけえな…」
カイザ「俺の力でも支えきれそうにない……」
すると、アナザーファイズの後ろに人影が現れた
人影は徐々に近づき、顔に笑みを浮かべる
その人影は………
いろは「先輩、悪く思わないでくださいね」
一色であった
いろは「この獲物は私がもらいます」
アナザーファイズ「ぬおおおおお!」
ファイズ「…それはもう計算済みだ。今だ、渚」
その声とともに、渚とゲイツが窓を突き破ってアナザーファイズを蹴り飛ばす」
ファイズ「選手交代だ。巧、草加」
いろは「先輩、なんか作戦と違うんですけど…」
ファイズ「気にすんな」
渚は、アナザーファイズの落としたライドウォッチを拾う
渚「2人ともこれを!」
と、草加と巧に投げ渡す
巧「…俺には夢がない。でもな、夢を守ることならできる」
草加「…俺はあいつのために戦う、ただそれだけだ」
???「カリン…カリン……カリン……………おまえら…………俺とカリンの…時間を……邪魔するな……」
To be continued……
-Open your eyes for next φ's-
「先輩って、意外と作戦立てるの上手だったんですねー」
「比企谷君…」
「ヒッキー!」
「"エンドのE組"と呼んだことはない?呼んだことがないだけだろ!」
「この学校の制度を甘く見すぎていたようです…」
「ジオウ!これを使え!」
「カリン…お前だけは……俺のそばにいてくれ…………」
EP14「俺の夢の時間」
次回はファイズ編最終話……になるといいな()
ファイズ編が終わったら1〜2話ほどイリーナ編やります
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