二次創作小説(紙ほか)

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暗殺教室×仮面ライダー 〜とある破壊者と王様の話〜
日時: 2021/03/21 15:26
名前: 宇治抹茶 (ID: kVdvMbwW)
プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi

初めまして、宇治抹茶です
名前の由来は、ごちうさと抹茶が好き
この二つだけです

性別は男、年齢は地球と同い年です
よろしくお願い致します

設定

この話は、仮面戦士たちの戦いに
落ちこぼれE組が巻き込まれていくお話です

主人公などは特に決めておりません
皆さんのご想像にお任せします

暗殺教室本編で掘り下げられなかったキャラたちの過去回想を
勝手に妄想して掘り下げます()

メタ発言、下ネタシーン、シリアス、鬱展開などありますがよろしくお願いします

第1話の方は後ほど投稿いたします

Re: 暗殺教室×仮面ライダー 〜とある破壊者と王様の話〜 ( No.24 )
日時: 2021/06/16 00:35
名前: 宇治抹茶 (ID: kVdvMbwW)
プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi

戦兎「てれってん!前回のあらすじ!」

万丈「またかよ。マジで本編出してくれよ」

戦兎「ここまでテンプレ。ここから天ぷら」

万丈「それいつまでつづ

戦兎「と言うことで前回のあらすじ!新しく得たライダーの力をディケイドにぶつけるウォズ!その後何とかしてディケイドを撤退させること成功し、渚とレーナは紅渡に接触!正義のヒーロー、桐生戦兎の活躍によって、ライドウォッチを継承したのであった!」

万丈「いや嘘だろ、お前全然活や


EP23 帰路の時間

「俺…記憶喪失……なんだ」

突然のその言葉に、渚たちは時が止まったかのように動きを止める

「「「え」」」

ゲイツ「…どう言うことだ?」

戦兎「あぁ、悪い、急にこんなこと話してすまん。いいよ、さっきのは聞かなかったことに……」

杉野「お前さー、そーいうとこはあんま話さねえよな〜」

不破「ほらほら、話してみなよ。そうしないと話の展開的にまずい」

戦兎「…わかった」

…………
2020年 3月12日

俺が目覚めた場所は、東京のどっかの病院

「ここは…どこだ?」

自分の名前、住所、大体はわかっていたが
俺には何かが抜けていた

「俺…どうやってここ来たんだ」

生まれてから小学校を去るまでの記憶が、すっぽりと抜けていた、それも本当に綺麗に

??「大丈夫か?戦兎」

と、声をかけられた
俺はこの男が誰なのか一瞬でわかった

戦兎「マスター…」

中学生になって両親が蒸発、身寄りのなくなった俺を引き取ってくれた
カフェのマスター、石動惣一(いするぎ そういち)だった

石動「どうやら、お前は一部の記憶を失っているらしい…原因はわからないとさ……」

戦兎「マジかよ…」

石動「記憶を失っても、お前はお前だ。いつか思い出せばいいさ、いつか………あ、そうだ、明日は退院だぞ。万丈も待ってるから」

戦兎「…わかった」

…………

ゲイツ「…それで今に至ると」

戦兎「んまーそんな感じ。悪いな、雰囲気汚しちまって」

カエデ「ううん、そんなことないよ」

杉野「むしろ、やっと話してくれて俺たちは嬉しい」

戦兎「まーつまり、記憶喪失でも全然大丈夫だ」

渚「戦兎君…」

ツクヨミ「もうちょっと話してくれても良かったけどね………て、神崎さん」


全員が神崎の方を向く
戦兎の過去がほんの少し掘り下げられている間、神崎は絶え間なくゲームを続けていた

杉野「か、神崎さんすげえ…」

神崎「あ、終わっちゃった」

ゲイツ「すげえな…本当に」

その光景に、戦兎は髪をアホ毛の如く跳ねさせ

戦兎「最ッ高だ」

と、神崎の方へと行く


渚「いつまでも…こんな日が続かないかな…」

そう願う渚であった

……………

岡島「しっかしボロい旅館だなー。寝室も男女大部屋2部屋だし……E組以外はホテルの個室だそーだぜー」

渚「いいじゃん、賑やかで」

岡島「そりゃあそーだけどよぉー」

そう話しながら渚達が男湯を通り過ぎようとした。が、男湯の前でピタリと止まる

そこには、不破と中村が座っていた

渚「中村さん達…なにしてるの?」

中村「シッ!見りゃわかるでしょ覗きよ!覗き!」

渚「の、覗き!?」

岡島「それ男のジョブだろぉ!?」

渚「ジョブではないよね…」

中村「あれを見ても……そう言えるかね?坊ちゃん……いや、嬢ちゃんと坊ちゃん」

渚「嬢ちゃんって誰…」

男湯の脱衣所へと入ると、そこには見覚えのある、と言うか毎日見ている、服がハンガーにかけられていた

中村「あの服がかけてあるってことは服の主は風呂場にいる。言いたい事わかるよね?」
 
渚「う、うん…」
 
中村「今なら見れるわ、殺せんせーの中身。服から下は触手だけか、それとも胴体あんの?暗殺的に知っておいて損はないわ」

岡島「この世にこんな色気のない覗きがあったとは」

渚達は風呂場のドアを開け、殺せんせーの近くへと忍び寄る

するとそこには泡風呂に使った殺せんせーがいた

中村「女子か!!」

殺せんせー「おや皆さん」
 
杉野「なんで泡風呂入ってんだよ」
 
渚「入浴剤禁止じゃなかったけ?」
 
殺せんせー「これは先生の粘液です。泡立ち良い上にミクロの汚れも浮かせて落とすんです」
 
杉野「ホント便利な身体だな」

中村「……フフフ。でも甘いわ。出口は私達が塞いでる。浴槽から出る時必ず私たちの前を通るよね。殺すことはできなくても裸ぐらいは見せてもらうわ」

中村達は銃を構える。だが
 
殺せんせー「そうはいきません」

と、湯船の中にあるお湯ごと立ち上がる

中村「煮こごりか!!」
 
殺せんせー「おっと湯冷めしてしまいます。ヌルフフフ」

それだけ言い残すと、超生物野郎は窓から逃げ出していった

岡島「中村……この覗き虚しいぞ」
 
渚「修学旅行で皆の事色々知れたけど」
 
不破「なかなか殺せんせーの正体には迫れなかったね」
 
杉野「大部屋でダベろ」

-男部屋-

ここでは、男たちが気になる女子について投票会をしていた

前原「やっぱ1位は神崎か」
 
三村「ま、嫌いな奴はいないわなー」
 
菅谷「で、上手く班に引き込んだ杉野はどうだったんだ?」

杉野「それがさぁ、色々トラブルあってさ〜、じっくり話すタイミングが少なかったわ」

菅谷「あー、色々大変だったらしいしな……ところでこれ、レーナさん載ってないみたいだけど…」

すると、杉野は突然、バイオハ○ード8のハ○ゼンベルクのような声に変え

杉野「それは岡島に聞きな…」

菅谷「岡島…どういうことだ?」

岡島「彼女は美人すぎる。他に勝るものはいないという判断の上だ。何か問題あるか?」

菅谷「異議なし」

三村「んー、気になるのは誰が誰に入れたかだよなー」

岡島「俺は1人に決められないんだよー!!」
 
三村「いや…岡島はいいから……」
 
前原「渚、お前は誰に入れたんだ?」
 
渚「え?僕は……」
 
杉野「そういう前原こそ誰に入れたんだよ?」
 
前原「俺か?そいつは言えねーなー。にひっ」

見たら誰もが腹を立てそうなドヤ顔で答える
 
三村「腹立つ!お前みたいなのがモテているかと思うとまた腹立つ!」

そこへ、カルマが乱入…出現する

カルマ「お、面白そうなことやってんじゃん」

前原「貴様らは…気になっている娘はおるのか」

今度は前原が、声を変えて寄ってくる

カルマ「うーん。俺は奥田さんかな」
 
前原「お、意外!なんで?」

カルマ「だって彼女、怪しげな薬やクロロホルムとか作れそうだし、俺の悪戯の幅が広がるじゃん」
 
「「「(絶対にくっつかせたらダメなやつだ」」」
 
ゲイツ「俺は…多分ツクヨミだな」

前原「多分っておい」

ゲイツ「たまに腹立つこと言ってくるが、良い仲間だ、多分」

戦兎「多分は草。……てかお前ら、後ろ後ろ、やべーぞ」

さっきまで黙っていた戦兎が口を開く
戦兎の指差す方向を見ると、そこにはピンクの顔をした殺せんせーがのぞいていた

殺せんせーはメモを終えると、即座に逃げていった

菅谷「メモって逃げやがった!!」
 
前原「くっ、殺せ!!」
 
杉野「前原!それはプライドの高い女騎士が○めを受けた時に言う台詞だ!」

男子たちのほとんどが、対触手ナイフを持って殺せんせーを追いかける

三村「待てこのタコ!!」
 
岡島「生徒のプライバシー侵しやがって!!」
 
殺せんせー「ヌルフフフ。先生の超スピードはこういう情報を知るためにあるんですよ」
 

-女部屋-

ここでも、女子たちが好きな男子について話をしていた

矢田「好きな男子ぃー?」

中村「そーよ。こういう時はそういう話で盛り上がるんでしょ!」

倉橋「はいはーい!私は烏間先生!」
 
中村「そんなのは皆一緒でしょ。クラスの男子では例えばって事」
 
倉橋「ええ〜」

中村「うちのクラスでマシなのは磯貝と前原くらい?」
 
片岡「えぇ、そうかな?」
 
中村「まぁ、前原はタラシだから残念だとして、クラス委員の磯貝なんか優良物件なんじゃない?」

レーナ「垂らし………不潔…」

少し顔を引きつらせ、吐き気をこらえる

中村「彼女は一体何を想像したのだろうか」
 
原「顔だけならカルマ君もカッコいいと思うけどねぇ…」
 
岡野「素行さえよければね」
 
「「「そうだよね〜」」」
 
奥田「でも、意外と怖くないですよ」
 
カエデ「普段は大人しいし…うん」
 
速水「野生動物か」

不破「野生動物は草」

中村「ツクヨミチャーナはゲイツ君とか?」

そう言われたが、ツクヨミは「いや、ナイナイ」とジェスチャーをし

ツクヨミ「あいつはただの脳筋よ。ツッコミだけが上手いやつよ……ってか何で王子呼びなの」

「「「めちゃくちゃ言われてる」」」

中村「レーナさんは?

レーナ「えっ、えっ、あっ」

話を振られ、レーナは混乱するが

レーナ「気になっている人は…いたのですが、引越しのためにお別れをしてしまって」

中村「泣ける」

不破「なんて悲しい恋……あぁ、神よ、どうか彼女に……なんだったっけ、えーと」

途中で台詞を忘れてしまったのか、台本を取り出す不破

不破「あ、あった。ああ神よ、どうか彼女に慈悲を与えたまえ…」

レーナ「え、ええ?」

カエデ「神崎さんは?」
 
神崎「私は……特には……」
 
カエデ「ええ?本当かな?」
 
神崎「…いないよ……うわぁっ!?」

神崎はそのままカエデに押し倒され、くすぐられる
そこに中村も参戦する

神崎「あははははは……ほ、本当だってば」
 
ナイスタイミングといってもいいだろうか。
そこへ イリーナが入ってくる

イリーナ「おーいガキ共。もうすぐ就寝時間だって事、一応言いに来たわよ」
 
不破「一応は草」

イリーナ「どうせ夜通しおしゃべりするんでしょ。あんまり騒ぐんじゃあないわよ」
 
倉橋「先生だけお酒飲んでずるーい」
 
イリーナ「当たり前でしょ大人なんだから」
 
矢田「そうだ!ビッチ先生の大人の話聞かせてよ」
 
倉橋「普段の授業より為になりそう」
 
イリーナ「何ですって!!」
 
矢田「良いから良いから」

………………

「「「ええ!?ビッチ先生まだ20歳ィ!?」」」

片岡「経験豊富だからもっと上かと思ってた」
 
岡野「ねー。毒蛾みたいなキャラのくせに」
 
イリーナ「そう、濃い人生が作る毒蛾の様な色気が……誰だ今毒蛾つったの!!」

中村「ツッコミおそ」

イリーナ「女の賞味期限は短いの。あんた達は私と違って、危険とは縁遠い国に生まれたのよ。感謝して全力で女を磨きなさい」

岡野「ビッチ先生がまともな事言ってる」
 
中村「なんか生意気〜」
 
イリーナ「なんだとガキ共!!」

矢田「じゃあさ、じゃあさビッチ先生の"オトナ"の話聞かせてよ」
 
倉橋「あ、興味あるかも〜」
 
イリーナ「フフ、良いわよ?子供には刺激が強いから覚悟なさい。例えばあれは17の時……っておいそこ!!!」

女子たちが後ろを振り向くと、そこにはピンクの顔をした超生物…殺せんせーが座っていた

殺せんせー「良いじゃないですか。私も色恋の話聞きたいです〜」
 
中村「そーゆー殺せんせーはどーなのよ。自分のプライベートはちっとも見せないくせに」

倉橋「そーだよ!人のばっかずるい!!」
 
岡野「せんせーの恋バナとか無いわけ?」
 
殺せんせー「えぇ?」
 
中村「そーよ。巨乳好きだし、片思いぐらい絶対あるでしょ」
 
殺せんせー「にゅう……」

すると、殺せんせーの姿が消える
マッハで外へ逃げてしまったのだ

イリーナ「逃げやがったか……!ガキ共!捕らえて吐かせて殺すのよ!!」

女子のほとんどがナイフを持ち、殺せんせーへ襲い掛かる

レーナ「え、ええっ?」

イリーナ「これが暗殺教室よ…あんたも慣れときなさい。"ここ"に来てまだあんま経ってないんでしょ?」

レーナ「はい…変わった場所ですね、本当に」



なんだかんだあって、消灯の時間を迎えた
明日、椚ヶ丘へ帰還する

夢だろうが、現実だろうか、声が聞こえてくる

ー先に行きます、少佐

聞いたことのある声が聞こえ、レーナは飛び起きた

レーナ「行かないで…!………ゆ、夢…?」

見渡すと周りにはE組の女子たちが眠っていて
さっきのは夢だった、と思い再び眠りについた

…………

ここは「ハカランダ」という喫茶店
この店で働いている女性、栗原天音(くりはら あまね)は
店を閉め、何も考えず周辺歩いていた

すると

「君が栗原天音だね」

1人の少年から声をかけられた
ウールである

栗原「…誰?」

ウール「君は、"相川始"が姿を消して17年経った今でなお、彼のことを心の奥で押し殺しながら想い続けている……」

栗原「……どうして名前を知っているの?」

ウール「それには答えられないね」

するとウールは、アナザーライドウォッチを取り出す

【ブレイド!】

ウール「君の心を剥き出しにするよ」

そう言うと、彼女の胸部にアナザーライドウォッチを埋め込む

すると、彼女は
アナザーブレイドへと変身した

ウール「今日から君が、"仮面ライダー剣"だ」

アナザーブレイド「あ……あぁぁぁぁ…」

彼女の奥底に閉ざされていた感情が、ライダーシステムにより引き出され
もはや誰にも止められぬ状態となっていた

アナザーブレイド「始さぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」

……………

迅「…もしもし、あー太刀川さん?申し訳ないんだけどさ、ロックシードとゼクターが盗まれた件、上に報告しておいてくれないかな?俺、まだ仕事残ってるからさ。んじゃ、よろしく」

電話を切ると、迅は顔を曇らせる

迅「ジョーカーの再臨か……だめだ…また最悪の未来へと向かっていってる…」




To be continued…



次回

「まーた転校生かー」

「今年のE組の転入者は異常だ…理事長、何か企んでいるな」

「どうしてだ…始!!!」

「剣崎…」

「俺たちは、再び出会ってしまった…」

EP24「転校生とジョーカーの時間」


あとがき的なやつ

石動惣一は悪者じゃあないです。ただのカフェのマスターです


キャラ紹介とか設定とか

・タラシ
レーナさんの「垂らし……不潔…」についてですが、レーナさんは「前原は鼻くそ垂らしっぱなし」と思い込んでいます、日本語って難しいね
(のちにその誤解は解いている)


・紅渡(くれない わたる)
元仮面ライダーキバ
アナザーキバが誕生してから一時的にキバであった記憶を改変されている
レーナが住んでいる洋館の住人だったりする


・アナザーライダーについて

アナザーライダーが誕生してしまった場合、
元変身者からはライドウォッチが生成され、元変身者からはライダーの力をもらった者は
その者の世界が改変される。

*改変されない場合もある

(例) 佐藤カズマ→異世界転生したはずだが改変され、現実世界へと転送
→異世界は存在しなかったことになる

Re: 暗殺教室×仮面ライダー 〜とある破壊者と王様の話〜 ( No.25 )
日時: 2021/06/17 23:56
名前: 宇治抹茶 (ID: kVdvMbwW)
プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi

戦兎「てれってん!前回のあらすじ!」

万丈「またかよ。マジで本編出してくれよ」

戦兎「ここまでテンプレ。ここから天ぷら」

万丈「飽きた」

戦兎「わかる、俺も飽きた。さあさあやって参りました前回のあらすじ!俺のちょーっとした過去回想が出てーの、男子は好きな女子の投票会、女子は…知らん。まあ色々あって修学旅行も終わり。今日は転校生が来るぞ!どうする渚!?」

万丈「どうするってなにすん



EP24 転校生とジョーカーの時間



戦兎「修学旅行編終わるのはや」

不破「それな」

磯貝「そういやみんな、烏間先生からの一斉メール、見たか?」

戦兎「もちのろん」

杉野「転校生が来るんだっけ」

不破「なんかー。『外見で驚くゾ〜、これ』的なこと書いてあったけど、あれ何だろうね。フフフ」

杉野「そこだよな〜。もしかしてガ○ダムだったり…」

戦兎「ゴルゴムの幹部じゃね」

杉野「なにそれやば」

渚「遂に来たね、転校生暗殺者」

磯貝「転校生名目ってことは…ビッチ先生と違って俺らとタメなのか?」

岡島「そこよ!!」

杉野視点、突然岡島の顔が出現する

杉野「うわっ!いきなり出てくんなよ!」

岡島「俺も気になってさ『顔写真とか無いですか?』ってメールしたのよぉー。そしたらこれが返ってきたァ」

と、興奮気味に渚達に顔写真を見せる

岡島の見せてきた写真は、 血のように紅い目に、薄い紫色をした"美"少女だった

渚「待ち受けになってる……」

戦兎「かわいい」

岡島「だろ!!すっごく可愛いだろ!!仲良くなれるかなぁ!!」
 
杉野「岡島、浮かれすぎだろ」

そんな話をしながら旧校舎へと入る
教室のドアを開けると、そこには
2mはありそうな巨大な黒い箱が置いてあった

突然その黒い箱は画面がつき、先程岡島が見せてきたあの美少女が映っていた

『おはようございます皆さん。今日から転校してきました自立思考固定砲台と申します。よろしくお願いします』

それだけ言うと、画面は消えた

「「「「そう来たかー…」」」」

烏間「皆知ってると思うが転校生を紹介する。ノルウェーからきた自立思考固定砲台さんだ」

固定砲台(仮)『よろしくお願い致します』
 
殺せんせー「プー!クスクス!!」
 
烏間「お前が笑うな。同じイロモノだろうが!言っておくが彼女はAIの思考と顔を持ちれっきとした生徒として登録されている。」

戦兎「つっよ」

杉野「お、おう…」

烏間「あの場所からずっとお前に銃口を向けるがお前は彼女に反撃できない。【生徒に危害を加える事は許されない】それが…お前の "教師としての契約"(おやくそく) だからな」

殺せんせー「…なるほどねぇ。契約を逆手に取って…なりふり構わず機械を生徒に仕立てた。いいでしょう自立思考固定砲台さん、あなたをこの
E組に歓迎します!」

固定砲台『よろしくお願いします。殺せんせー』

-1時間目-

いつも通り正面を向いてせんせーの話を聞いていると、カエデが顔を近づけ話しかけてきた

カエデ「どーやって攻撃するんだろ……」

渚「固定砲台さん…?」

カエデ「うん。固定砲台なのに銃が付いてない」

渚「たしかに……多分だけど…」

と、言いかけたところで
自立思考固定砲台が活動を始めた

砲台の側面が開き、そこから銃が5つほど出てくる

渚「やっぱり……!」
 
杉野「か、かっけぇ!!」
 
固定砲台は殺せんせー目掛け攻撃を始めた

殺せんせー「ショットガン4門に機関銃2門。濃密な弾幕ですがここの生徒は当たり前にやっていますよ?それと、授業中の発砲は禁止です」

固定砲台『気を付けます。続けて攻撃に移ります』

-廊下-

烏間「ここからが本領発揮だ……彼女は"進化"する…頭も体も自分の手で…」

迅「さあね。多分これ、失敗するかもよ?おれのサイドエフェクトがそう言ってる」

烏間「いいや、必ず成功させる」

迅「そう。ところでさー烏間さん。ぼんち揚食う?」

烏間「いらん」


-教室-

固定砲台『至近弾2発、着弾確認。見越し予測値計測のため、主砲4問を増設し更に攻撃を継続します』

砲台は、新たに銃を作り出して攻撃を再開する

イリーナ「自己進化する固定砲台……か。すごいわね」
 
烏間「彼女が撃ってるのはBB弾だが……そのシステムはれっきとした最新の軍事技術だ。確かにこれならいずれは……」

イリーナ「フッ……そう上手くいくかしら?この教室がそんなに単純な仕事場なら、私はここで先生なんてやってないわ」

-授業後-

磯貝「これ…俺らが片付けるのか?」

村松「自動清掃機能とか付いてねーのか?、固定砲台さんよォ〜」

固定砲台『…』

沈黙…村松の言葉を完全に無視した

村松「チッ。シカトかよ」

吉田「やめとけやめとけ、機械は付き合いが悪いからよ」

戦兎「草」

その後、もちろん授業は続いたが、その間ずっと
固定砲台の銃撃は止まらなかった
渚達は前を向くことすら許されず、ただただ頭を守ることに必死だった

授業が遅れた上に掃除もやらされ、生徒達の不満は溜まりに溜まっていった


(翌日)
 
固定砲台『午前8時半。システムを全面起動。電源・電圧正常。オペレーションシステム正常。記録ディスク・正常。各種デバイス・正常。不要箇所なし。プログラムスタート。タスクを確認。6時間目までに215通りの射撃を実行。引き続きターゲットの回避パターンを分せ…………へ?』

砲台が画面をつけると、ガムテープで砲台が巻かれていた

固定砲台『…………殺せんせー、これでは銃を展開できません。拘束を解いて下さい』
 
殺せんせー「……うーん。そう言われましてもねぇ」
 
固定砲台『この拘束はあなたの仕業ですか?明らかに生徒に対する課外であり、それは 契約おやくそく で禁じられているはずですが』

戦兎「あんま人のせいにするのは良くないぞー、まじ。するなら寺坂」

寺坂「んだとテメェ!?……やったのは俺だよ。どー考えたって迷惑だろーが。常識くらい身につけてから殺しに来いよポンコツ」

寺坂の言葉を筆頭に、次々と生徒達から不満が漏れる

菅谷「……ま、わかんないよ。機械に常識はさ」
 
原「授業が終わったらちゃんと解いてあげるから」
 
杉野「……そりゃこうなるわ。昨日みたいのがずっとだと授業になんないもん」

固定砲台『…』

-翌日-

戦兎「固定砲台の拘束プレイ」

ゲイツ「…は?何言ってんだお前」

レーナ「えぇ…?」

戦兎「おう、マジ?王かよお前……オーマジオウだけに」

ゲイツ「頭大丈夫か」

阿保みたいな話をしながら教室へ入る
すると、体積が増えた固定砲台が置かれていた

固定砲台『あ!おはようございます!ゲイツさん!戦兎さん!レーナさん!

砲台の画面には、美少女の全身が映され、目は青くなっていた

「「「へ?」」」

固定砲台『今日は素晴らしい天気ですね!!こんな日を皆さんと過ごせて嬉しいです!!』

戦兎「ドユコト」

不破「それについては私が説明しよう!」

3人の後ろから、不破が現れる

ゲイツ「お、お前どこから!?」

不破「もう大丈夫!私が来たァ!!!ええとね、昨日の夜に殺せんせーが大改造して色んな機能が追加されたゾ!それで殺せんせーの財布の残高が5円になっちゃった!アラヤダ大変!」

戦兎「想像するとなんか草」

レーナ「御縁?」

ゲイツ「5円な」


-休み時間-


固定砲台『庭の草木も緑が深くなっていますね。春も終わり、近づく初夏の香りがします!』
 
岡島「たった一晩でえらくキュートになっちゃって」
 
三村「これ一応……固定砲台だよな?」
 
寺坂「なに騙されてんだよお前ら。全部あのタコが作ったプログラムだろ?愛想良くても機械は機械、どーせまた空気読まずに射撃するんだろこのポンコツ」
 
固定砲台『……おっしゃる気持ちわかります。寺坂さん。昨日までの私はそうでした。ポンコツ…そう言われても返す言葉がありません』

そう言うと表情を暗くして泣き出す

不破「かわいい」

片岡「あーあ、泣かせた」
 
原「寺坂くんが二次元の女の子泣かせちゃった」
 
寺坂「なんか誤解される言い方やめろ!!」
 
竹林「良いじゃないか、二次元。Dを1つ失うところから女は始まる」

不破「これさ…タッチパネル付きらしい…柔らかい頰を触れるだとか」

と、岡島を見てニヤリと笑う

岡島「その話…本当か?」

不破「暗殺教室単行本3巻より」

岡島「えー、マジかよやべ」

固定砲台「でも皆さんご安心を。殺せんせーに諭されて……私は協調の大切さを学習しました。私のことを好きになって頂けるよう努力し、皆さんの合意が得られるまで、私単独での暗殺は控える事にいたしました!」
 
殺せんせー「そう言うわけで仲良くしてあげて下さい!ああ、勿論先生は彼女に様々な改良を施しましたが彼女の殺意には一切手をつけていません。先生を殺したいなら彼女はきっと心強い仲間になるはずですよ!」


-理科の時間-

殺せんせー「網膜の細胞で細長い方は桿体細胞。あと1つ太い方は?では菅谷君!教科書を伏せて答えて下さい」
 
菅谷「え、オレ?やばっえーっと……」

すると、固定砲台の美少女が、自分の脚に答えを書いて菅谷に見せている

菅谷「えーと……錐体細胞」
 
殺せんせー「こら!自立思考固定砲台さん!!ズルを教えるんじゃありません!!」
 
固定砲台『え、でも殺せんせー。皆さんにどんどんサービスするようにとプログラムを……』
 
殺せんせー「カンニングはサービスじゃありません!!」


-昼休み-

岡野「へぇーっ。こんなのまで身体の中で作れるんだ」
 
固定砲台『はい。特殊なプラスチックを体内で自在に整形できます。データさえあれば銃以外も何でも!』
 
矢田「おもしろーい!じゃあさ、えーと……花とか作ってみて」
 
固定砲台『わかりました。花のデータ収集をしておきます。それと王手です千葉君』
 
千葉「……3局目でもう勝てなくなった。なんつー学習能力だ」

不破「さっきの話と全く関係ないんだけど、失った肉体を取り戻そうとするために旅をしている錬金術師の漫画を思い出した」

固定砲台「あっ!それは10年前にアニメ化がされた超有名漫画ですね!」

戦兎「あー、鋼の…」

不破「フルメタ○アルケミストォォォ!!」

今日は、いつにも増して教室が賑やかだ

杉野「思いの外大人気じゃん」
 
カエデ「1人で同時に色んな事こなせるし、自在に物作れるし……」
 
殺せんせー「しまった!!」
 
渚「何が?」
 
殺せんせー「先生とキャラがかぶる」
 
渚「かぶってないよ1ミリも!!」

殺せんせー「皆さん皆さん!先生だって人の顔ぐらい表示できますよ。ほら、この通り。皮膚の色を変えれば……」

それはただ皮膚の色が変わっただけの、気持ち悪い顔であった

三村「キモイわ!!」

心ない発言が帰ってきて、殺せんせーは肩を落とす(肩はないと思うが)

片岡「あとさ、この子の呼び方決めない?自立思考固定砲台っていくらなんでも」
 
矢田「だよね」
 
原「そうねぇ。何か1文字とって……」
 
不破「自……律……そうだ!!じゃあ『律』は?」
 
千葉「安直だな」
 
不破「ええー!?可愛いよ」
 
固定砲台『律……』
 
前原「お前はそれでいーの?」
 
固定砲台『……はい!嬉しいです!!では、“律”とお呼び下さい!!』


クラスが賑やかなのは嬉しいが、渚の表情が少し曇る

カエデ「どしたの渚?」

渚「何か嫌な予感が……」

戦兎「同じく。何かされそうだな、あの子」


-翌日-

その"嫌な予感"は見事的中し、律は元どおりに改造されていた

律『おはようございます。皆さん』
 
烏間「“生徒に危害を加えない”という 契約おやくそく だが、今後は『改良行為も危害と見なす』と言ってきた。君等もだ。彼女を縛って壊れでもしたら賠償を請求するそうだ」
 
寺坂「チッ……」
 
烏間「持ち主の意向だ。従うしかない」
 
殺せんせー「持ち主とはこれまた厄介で……親よりも生徒の気持ちを尊重したいんですがねぇ」
 
律『……攻撃準備を始めます。どうぞ授業に入って下さい。殺せんせー』

-授業-

杉野「(ダウングレードしたって事は……)」
 
磯貝「(また始まるのか?あの1日中続く)」
 
寺坂「(ハタ迷惑な射撃が……)」

律は活動を開始し、側面を開く

「「「「(来る!!)」」」」

しかし、そこから出てきたのは銃ではなく…

律『……花を作る約束をしていました。殺せんせーは私のボディーに計985点の改良を施しました。その殆どはマスターが“暗殺に不要”と判断し、削除・撤去・初期化してしまいましたが、学習したE組の状況から私個人は“協調能力”が暗殺に不可欠な要素と判断し、消される前に関連ソフトをメモリの隅に隠しました』

殺せんせー「素晴らしい!つまり律さんあなたは……」
 
律『はい!私の意思でマスターに逆らいました!』

と、笑顔で答える
 
カルマ「ははっ、やるね」

戦兎「スッゲー!まさに自立思考って感じ〜」

律『殺せんせー、こう言った行動を“反抗期”と言うのですよね。律はいけない子でしょうか?』
 
殺せんせー「とんでもない。中学三年生らしくて大いに結構です」

そして、E組に新たな仲間ができた

-帰り道-

渚達は、人気の少ないビルの前で、壁にもたれかかっている人影を見つけた

???「ううぅ……あぁぁぁ…」

そこには大柄の、仮面ライダーブレイドに酷似した怪人がいた

レーナ「あれは……!」

渚「アナザーライダー…!?」

ウォズ「ああ、おそらくあれは仮面ライダーブレイドのアナザーライダー…。我が魔王、これを」

ジクウドライバーを渡され、変身する

渚「変身!」

【RIDER TIME 仮面ライダージオウ!】

ゲイツ「お、おい!俺も変身させ…」

ウォズ「ダメだ」

アナザーブレイド「うあぁぁぁぁぁ!!」

そのアナザーブレイドは、獣のように叫び、ジオウへ遅いかかる

ジオウ「…つ、強い!」

ジカンギレードを使い戦おうとするも、体格差、力の差により圧倒的に劣ってしまう

アナザーブレイド「あぁぁぁぁ!」

すると、

???「その子に触るな」

1人の男が渚を睨みつける

アナザーブレイド「始さん……!?」

始と呼ばれたその男の名は、相川始
17年前…ジョーカーとなった男であった

始はカードを取り出す、すると、腹部からカリスライザーが現れる

始「変身」

【チェンジ!】

すると彼の体は、仮面ライダーカリスに変わった

ジオウ「仮面……ライダー?」

カリス「…その子から手を離せ」
 
ジオウ「え?」

カリス「いいから手を離せ」

圧力をかけられ、ジオウは手を離す
すると、カリスは突然攻撃を始めた

ジオウ「ちょ、ちょっと待って待って待って!?」

カリス「……」

彼はどこからともなく弓のようなものを取り出す
そして、それに3枚のカードを読み込む

【フロート!ドリル!トルネード!】

そして、ジオウに目掛けて走り出す

【スピニングダンス!】

どす黒いオーラがまとわりつき、ジオウにスピニングダンスでトドメを刺す

ジオウ「ぐあぁっ……!」

ジオウは吹っ飛ばされ、変身を解除される

カリス「………」

ゲイツ「マジかよ……やべえぞこれ」

レーナ「待ってください…あそこに人が」

彼女の指差す方向を見る、すると…


???「始!!!」

始の後ろから男の声がした
振り返るとそこには………自分と同じくジョーカーとなった剣崎一真の姿だった

カリス「剣崎……」

剣崎「始……力使っただろ!?……俺は、お前のために力を封印したつもりだったのに……お前が封印を破った!」

ジョーカーの本能に抗えず、ブレイドバックルが現れ、腰に巻かれる

剣崎「………変身!」

バックルについたハンドルを引き、回転させる

【ターンアップ!】

すると、ブレイドアーマーを分解した光が放出され、剣崎はゆっくりとそれに近づく
その光をくぐり抜けると、剣崎は仮面ライダーブレイドとなった

ブレイド「俺たちは…再び出会ってしまった……!避けられないのか……これは!!」

To be continued………

次回

「ジョーカーは互いにひかれ合い、遭遇すると、戦うしか道はない」

「始!!」

「剣崎…やめろ!!」

「歴史が変わっていない…なぜこいつらも同じ時に共存できるんだ」

「ほらね、私の言った通りでしょ?雪乃ちゃん」

EP25「 滅びへの時間 -序章- 」




ケンジャキとハズメはジョーカーとして戦い続けていたため継承ができてません
律のあざといタッチパネル…すごそう(小並感)

次回からあのお姉さんも再登場です、よろしくお願いします

Re: 暗殺教室×仮面ライダー 〜とある破壊者と王様の話〜 ( No.26 )
日時: 2021/06/21 00:10
名前: 宇治抹茶 (ID: kVdvMbwW)
プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi

戦兎「てれってん!前回のあらすじ!」

万丈「俺の出番は?」

戦兎「まだだよ。お前みたいな猿、出番もらえるわけねーだろ。前回のあらすじ!E組に転入生がきた!なんとそれは固定砲台!!しかもとびきり美少女の。最初は授業中に攻撃したり後始末は生徒にやらせたりと困ったさんだったけど、天才↑科学者の桐生戦兎と殺せんせーの活躍により、完璧な美少女へと進化!そして今回はブレイド編!どうなる第25話!?」

万丈「猿じゃねえし!」

戦兎「ツッコミおせーよ」、


EP25 滅びへの時間 -序章-



剣崎は"仮面ライダーブレイド"へと変身した
容姿は17年前とほぼ変わらないが、顔の部分だけが黄ばんでいる

ブレイド「俺たちは、再び出会ってしまった…!避けられないのか……これは!!」

と言うと、カリスに襲いかかってきた

カリス「やめろ…剣崎……!!!」

カリスは焦りながら剣崎を止めようとするも、
剣崎、もといブレイドはそれを無視し、ブレイサウザーを出してカリスに斬りかかる

ブレイド「うぁぁぁぁ!!」

カリス「く……!」

カリスも同様にカリスアローでブレイドに反撃する

ブレイド「ぐぁ……!」


渚「一体何が……」

ツクヨミ「誰…あの人達」

戦兎「んま、やばいことが起こったのは確かだ……おれも今すぐ変身したいところだが…ビルドドライバーは調整中だからな…」



ブレイドは3枚の"ラウズカード"をブレイサウザーにスキャンする

【 キック! サンダー!バッファ!】.

3枚のラウズカードの効果が揃い、ブレイドはブレイサウザーを地に刺す

ブレイド「うあぁぁぁぁぁ!」

そして、カリスにライダーキックをする

カリス「ぐあぁぁぁぁ!!」

キックを受けたカリスは地に転がる
それに巻き込まれたアナザーブレイドは変身が解除される

天音「ぐ……」

カリス「あ、天音ちゃん……」

ブレイド「天音ちゃん…!?」

ゲイツ「何だ…知り合いなのか?」

3人の間にゲイツが割り込む

カリス「そうだが……いや、お前ら誰だ…?」

戦兎「話は署で聞かせてもらおうか」

ブレイド「…」

………

-カフェ・ドゥ・マゴ-

ここは椚ヶ丘市で絶大な人気を誇るカフェ
20年以上前、仙台市でもかなりの人気があったらしいが…今となってはもう幻だ

そんなカフェに、渚達は剣崎を連れてやってきた

戦兎「俺は正義のヒーロー、口悪いのがサル、受け担当の銀髪の子がファンガイアの王、女子みたいなのがサイテーサイアクの魔王」

ゲイツ「ひでえ言い様だな…」

ツクヨミ「私は?」

レーナ「卑猥…」

渚「…とにかく、剣崎さんが衝突してる経緯を教えてくれないかな…?」

剣崎「…俺たちはジョーカーだ」

渚「ジョーカー…」

そのまま剣崎は続ける

剣崎「ジョーカーは互いにひかれ合い、遭遇すると、戦うしか道はない」

ゲイツ「戦うとどうなる?」

剣崎「どちらかが、勝ち、ジョーカーがこの世に1人となって仕舞えば…世界が滅亡する」

ゲイツ「…」

剣崎「俺たちはジョーカーの本能に抗えない……これは俺たちの問題だ……帰らせてもらう」

そう言うと、剣崎は立ち上がり、

渚「あっ…!」

剣崎は渚達から去っていった

戦兎「ほう…ジョーカー同士は会ってはならないのか…両片思いのまま……お互いの恋も知らずにか……悲しい恋だな」

ゲイツ「そうか」

ゲイツは興味がないからか戦兎の話を流す
今彼が夢中なのは、目の前にある未知なる食べ物である

渚「なんとしてでもあの2人を……ってえ?」

レーナ「これは……本物ですか?」

ツクヨミ「え"」

不破「本物だよ」

レーナ「擬似食とかそう言うのではなくて…?」

不破「本物さ……ムフフ」

戦兎「最ッ悪だ……お前ら、それ食ったら出かけるぞ、いやもう出かけてるんだけどさ」

レーナ「どこに行くんですか?」

戦兎「しぶや」

レーナ「し、シブヤ?」

ゲイツ「渋谷か」

不破「渋谷ね」

あまりにもグダグダなので、戦兎は

戦兎「ダメだこりゃ」

と苦笑いする

……………

-渋谷?-

渋谷に着いた……つもりだったが

ゲイツ「…おい、全然渋谷じゃねーじょねえか」

戦兎「お前は一体いつから渋谷に行くと、錯覚していた?」

不破「してやられた。ここ新宿じゃん。」

と言っているが、ここは山奥である
誰か大金持ちが別荘を建ててそうな、そんな感じである

レーナ「ここがシン……ジュク?シンジュクとはこんなに山奥にあるのですか?」

ゲイツ「ねーよ」

レーナ「え?え?」

戦兎「ごめん。割とマジでごめん。とりあえず…そこが相川さんの隠れ家っぽいから行こ」

ゲイツ「隠れ家の意味わかってるか、お前」

そして、5人は始の隠れ家へと走っていった



-相川の隠れ家-



その隠れ家の中は、外見に反して綺麗で、
ホコリはおろか、小さな汚れすらみえない
戦兎が引いてしまうくらいに

始「…きたか」

戦兎「うす」

不破「は?うすしお?九州しょうゆでしょそこは」

ゲイツ「なんの話してんだ…寒いぞ…」


始「君が…潮田渚か。オーマジオウの……」

渚「はい。相川さん…でしたっけ。さっきはごめんなさい」

始「い、いやいや、俺の方こそ……申し訳ない」

そう2人で謝っていると、戦兎が割り込んでくる

戦兎「申し訳ないのだけど、ちょっと話を聞かせてもらおうか、相川さん」

始「ああ……わかった」

その言葉の後、始は戦兎の方を向き、ゆっくりと話し始めた

ー 剣崎がジョーカーになってから、俺はこの力を17年間使わずにいた…使ってはならない、封印されていたからだ

ー だが、アナザーライダーという存在が認知され始め、俺は力を使わざるを得なかった

ゲイツ「なるほどな……」

ー 天音ちゃんまでもがアナザーライダーになってしまい、俺は恐怖のあまりライダー……ジョーカーの力を使った

ー 剣崎が呼び寄せられ、俺達は再び衝突することとなった

戦兎「ほう……ムッコロさんのジョーカーの力を、ケンジャキさんが封印を解いたと」

始「…む、ムッコロ?」

ゲイツ「気にするな、ただのあだ名だ」

戦兎「でもさムッコロさん、このまま隠れてたら見つかるのも時間の問題だ…どうするつもり?」

戦兎の鋭い目つきが始に向けられる
始は少し黙り込み、再び話し始めた

始「俺はそれでも戦い続けるだろう……いや、戦い続けなきゃだめなんだ……」

戦兎「ほう?」

始「ジョーカーとは……そういう運命にあるのだから」

ゲイツ「"運命"か……」

戦兎「それなら、正義のヒーロー達が、その運命を変えよう」

始「運命を……変える?」

戦兎「そう。同じことを繰り返しても何も変わらない。正義のヒーローにできないものはないからな」

ゲイツ「…そうだ。俺たちも"仮面ライダー"だからな」

レーナ「私も…ファンガイアの王……みたいですが」

渚「僕も」

戦兎「…困ったことがあったら俺たちを頼ってくれると嬉しい」

ゲイツ「お前のキャクターに合わねえな」

ゲイツからそうツッコミされるが、戦兎はどこからか紙を取り出す

戦兎「いや台本」

ゲイツ「なんだそれ」

すごくグダグダだ。ゲイツはそう思った
そう思うしかないのである。
そんなバカな話をしていると

始「…本当に面白いな、君たちは」

今まで殆ど表情を変えていなかった始が、"笑顔"を見せた
それに戦兎たちはかなり驚いた

すると、外から

「始!!!」

と、声が聞こえた

外を見るとそこには…
ジョーカーの、剣崎一真がいたのである

剣崎「決着だ、始」

始「…ああ」


スウォルツ「歴史が変わっていない…なぜこいつらも同じ時に共存できるんだ……」

………………………

ここは雪乃の住むマンション
訳あって陽乃も居候している

陽乃「ほらね、私の言った通りでしょ?雪乃ちゃん」

雪乃「…言った通りって……あなたが操作してるんでしょ?」

陽乃「そうとは限らない。今まで通りちゃーんと進んでる……今度、渚君に会ってみようと思う」

雪乃「どうしてよ」

陽乃「え?それは………」

"面白いから"に決まってるじゃない


To be continued……


次回

「お願い!2人ともやめて!!」

「ジョーカーの本能には抗えない…そーいうもんさ」

「ぐあ…あぁぁぁぁ!!」

「キバット!」

「こういうときどうすれば…」

EP26「滅びへの時間 -廻- 」


あとがき的な

レーナさんは日本に来たばかりという設定で、渋谷がなんなのか、新宿がなんなのかわかりません

ダディも登場させたいのですが……
させるにしても「コレクッテモイイカナ?」くらいしか出番なさそうだ…


86の11話のニホニカ学習帳が頭から離れぬ……どうしてだろう
ほとんど使ったことないのから思い入れないのに…

そういえば、妖怪ウォ○チのえんえんト○ネル、バ○ルさんがカンストまでいってましたね
昨日配信見ながら興奮してました

最低だ……俺って………(碇モード)

Re: 暗殺教室×仮面ライダー 〜とある破壊者と王様の話〜 ( No.27 )
日時: 2021/06/24 00:29
名前: 宇治抹茶 (ID: kVdvMbwW)
プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi

戦兎「てれってん!前回のあらすじ!」

万丈「はい」

戦兎「前回、仮面ライダーカリスの相川始ムッコロ、仮面ライダーブレイドの剣崎一真オンドゥルが衝突した原因を探るべく、おれ達仮面ライダーは剣崎から事情聴取!まあなんか色々あって相川始の隠れ家で話を聞いていると、なんと外には剣崎が!そしてここから……おおっと、ここから先は君たちにはまだはやいね」

万丈「きも」

戦兎「傷ついた、慰謝料よこせ」

万丈「なんでだよ!!」

戦兎「ツッコミうるせえよ」




EP26 滅びへの時間 -廻-



スウォルツ「歴史が変わっていない……なぜこいつらも同じ時に共存できるんだ……まあいい、この戦いの行く末を、見届けてやるか」


剣崎「俺たちは、闘うことでしか分かり合えない……」

口から緑の血を流した剣崎が、"聞いたことのあるような言葉"を口にする

始「ああ…」

「「変身!!」」

剣崎はブレイバックルを装着し、
始は出現したカリスラウザーに「チェンジマンティス」のラウズカードをラウズする

2人は仮面ライダーブレイド、仮面ライダーカリスに変身し、再び衝突を始めた

一方その頃、渚達は

戦兎「ビルドドライバーは今隠し部屋にあるからなあ……マスター、持ってきてくれるかな」

ゲイツ「…俺のも」

渚「…ちょっと待って。何か足音が聞こえない?」

戦兎「うわぁっ!?」

黙り込んでいた渚が急に話し出すので、戦兎は驚いて尻もちをつく

渚「驚きすぎ……そんなことよりさっきから…」

戦兎「ああ、わかってるわかってる。ファンガイアだよ、アレ」

ゲイツ「はぁ?ファンガイアは死滅したはずだぞ」

戦兎「知るか。どっかの世界から送り込まれたとかじゃね」

足音は徐々に近づき、ついにその姿を現した

『だれだ、おまえら』

危険を察知し、レーナは渚達に

レーナ「あなた達はあの2人の元へ行ってください!」

とだけ伝え、ファンガイアの方へと走っていった

戦兎「わかった」

渚「行くよ!!」

渚達がこの場を離れたことを確認し、キバットを呼ぶ

レーナ「…キバット!」

その呼びかけに反応し、キバットはレーナの元へやってくる

キバット「よっしゃあ!キバっていくぜ!」

そう言うと、レーナの腕に噛み付く

【ガブッ!】

レーナ「…変身」

噛み付いたキバットをベルトに取り付け、仮面ライダーキバとなった

『おまえ………やはりそうだったのか』

キバ「……」

キバット「ここはささっと片付けちまおう」

【バッシャーマグナム!】

キバットはバッシャーフエッスルを鳴らす
すると、キャッスルドランが動き出し、中にフエッスルが鳴り響く

次狼「チッ……俺じゃねえな」

???「あっ、呼ばれた」

少女のような笑顔を見せるセーラー服の少年……バッシャーは、姿をバッシャーマグナムという銃に変え、キャッスルドランから出てくる

キバはそれを片手で掴むと、胴体、片腕、目の色が緑と化す

キバ「フッ……」

………………

場面は変わり、ここは雪乃の住むマンション
部屋の中にあるソファーに座しているのは、姉の陽乃である。

陽乃「ジョーカーによって世界が滅びへと向かっていってる…あの2人も出会っちゃったかー」

『またかー』と言いながらため息をつき、
暇そうな顔をする

雪乃「ジョーカーが…?」

陽乃「そんなに驚くことでもないでしょ。ジョーカーはたがいにひかれ合うんだから」

雪乃「はあ…?」

呆れ気味の雪乃に「フッ」と笑いかけ
天へと手を伸ばしこう言った

陽乃「それに、ジョーカー同士が戦っても、渚君たちがなんとかしてくれる……あの子たちをなんだと思ってるのかしら。タイムジャッカーは」

雪乃「……あなたは何だと思ってるのよ」

呆れたように問いかける雪乃に、陽乃は笑みを浮かべ

陽乃「変わらぬ運命に抗おうとする馬鹿。比企谷君と同じ部類」

と言う
褒めているのか貶しているのかわからない

雪乃「…」

………

ゲイツ「なんか今無性に腹がたった」

戦兎「どうして」

不破「ちょ、ちょっと見て!」

突然、不破が崖下を指差す
指差した方向をを見ると、そこには
また先ほどのように剣崎と始が衝突していた

そしてもう1人、天音が剣崎たちを止めようと走っていくのが見えた

ブレイド「ぐあぁ……!」

カリス「ぐ…!!」

ジョーカー2人は、またもや闘いを繰り広げていた
"近くいてはいけない2人"が出会ってしまっては、もう取り返しがつかない

戦兎「うひょー。これはやばいな」

渚「どうしよう…」

ゲイツ「くそ……」

戦兎「んまー。ジョーカーの本能には逆らえない……そー言うもんさ。多分」

渚「多分ね」

……………

天音は衝突を止めようと、剣崎達の方へ走っていく。だが、まだ聞こえていないようだ

天音「お願い!2人ともやめて!!」

2人の間に割って入ろうとしたが、時を止められてしまった
そこに現れたのは……タイムジャッカーのウールだった

ウール「君にはもう一度、アナザーブレイドになってもらうよ」

天音の心臓部分を指で押すと、黒く不気味なオーラが放出され、アナザーブレイドの姿となった

アナザーブレイド「う……ううぅ………うあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ブレイド「天音ちゃん!?」

カリス「く…まただ…」

アナザーブレイド「あぁぁぁぁぁぁ!!」

ブレイド「くっ…!」

2人は、アナザーブレイドの変身者が天音と分かっているので、全く攻撃が通らない。
……ではなく、攻撃ができない

攻撃することもできないまま、2人は爆発に巻き込まれ変身が解除される

始「ぐ…あぁぁ!!」

…………

キバ「フッ…」

『なんだ……おまえ?』

問いかけを無視し、キバは容赦なくバッシャーマグナムを目前の敵に撃つ

『ぐ…!あぁぁぁ!!』

キバ「…」

【バッシャーバイト!】

と、コールとともにバッシャーマグナムを噛ませる

すると、晴れていた空は闇に包まれ、空には当然満月ではなく三日月が大きく出ている

キバ「はぁぁぁぁぁぁぁぁ………」

水のオーラを纏い、両手でバッシャーマグナムを持つ
そして、それを敵めがけ放った

ファンガイアは逃げようとしたが、もう逃げられる余裕はなかった。

『ぎゃあぁぁぁぁあ!!』

弾は見事命中し、ファンガイアはガラスのように硬直し、ヒビ割れる

キバ「…ふふ」

キバはゆっくりとファンガイアの前に歩み寄り、左手で軽く触れると、ヒビ割れたファンガイアの体は砕け散った
そこへキャッスルドランが現れ、ファンガイアを丸呑みにする

キバット「ちゃんと歯磨きしろよ〜」

そして、変身を解除する

レーナ「…行きましょう」

キバット「おう!」



剣崎「ぐはっ…!!」

始「やめろ…天音ちゃん……!」

アナザーブレイド「うあぁぁぁぁぁぁぁ!!」



To be continued………



次回

「天音ちゃん…!」

「私は…私は……」

「ジオウ!これを使え!」

【ディ ディ ディ ディケイド!】

「さあて、どんな未来に変えてくれるのかな」

EP27「滅びへの時間 -継承- 」


あとがき的な

第1章 1学期で継承するライダーはブレイド含め残り5人!(日常回もやるため尺が足りないので)

メグ姐の水泳の回とか前原の仕返しの回とか

色々とできてないことがあるので、1学期で回収しておきたいです

Re: 暗殺教室×仮面ライダー 〜とある破壊者と王様の話〜 ( No.28 )
日時: 2021/06/27 02:18
名前: 宇治抹茶 (ID: kVdvMbwW)
プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi

戦兎「てれってん!前回のあらすじ!」

万丈「俺の唯一の出番」

戦兎「前回、剣崎と始が再び闘いを始め、そんな彼らを止めようと頑張る俺たち仮面ライダー!」

万丈「ダジャレ寒っ」

戦兎「うるさい万丈ちゃんうるさい。そして突然、頑張っている俺たちの前に消えたはずのファンガイアが現れる!ひとまずそこはヴラディレーナさんに任せて、俺たちは剣崎のところへ!するとなんか…なんか、アナザーブレイドが出てきた!と言うことで今回は27話!よろみく!」

万丈「あらすじがなんか『てきとう』になってきてるな」

戦兎「『テキトー』じゃねえし『適当』だし」

万丈「日本語むず」




EP27 滅びへの時間 -継承-




始「やめろ…天音ちゃん……」

アナザーブレイド「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

剣崎「ぐっ……!!」

アナザーブレイド「私は……私は……うわあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

そう叫びながら、頭部から緑に変色した光を放出し、剣崎と始から何かを吸い取っている

始「く……」

剣崎「な…なんだ……」

2人からは、緑に変色した粒子が出てき、アナザーブレイドに吸収されていく

戦兎「剣崎サンが……ボロボロに…嘘だ……ウゾダドンドコドーン!」

ゲイツ「やめろ」

アナザーブレイドは全て吸収すると、胸部に3つ、何かの模様が浮き上がる

始「これは…………」

顔の傷から流れる血を拭うと、それは緑ではなく、人間の、"赤"色をした血だった

変化は剣崎にも来ていた。剣崎の右手に、ライドウォッチが握られていたからだ

【ブレイド!】

剣崎「な…なんだこれ……さっきの子達が持っていたのと……ぐっ」

突然、脳内に映像が流れ込んできた

剣崎「誰の……記憶だ?」

その映像は、目の前に何人かが立っていて、顔はなぜか見えない。
映像は途切れ途切れになっていて
何を伝えようとしているのか、一体何の記憶なのか、さっぱりわからなかった


アナザーブレイド「……あぁぁぁぁぁぁぁ!」

彼女は、ブレイラウザーに酷似した大剣を天へ向ける
すると、刃先から不気味なオーラが放出され、空を覆う

こいつ、ジョーカーの力を奪ったのである

2人から力を奪ったことで、統制者から"バトルファイト"の勝利者とみなされモノリスが出現

世界の滅亡が始まったのである

……………………

陽乃「世界の滅亡が始まった」

雪乃「嘘…」

陽乃「そんなに焦ることもないんじゃない。それにまだ決まったわけじゃない」

雪乃「あなたねえ……!」

陽乃「そんなに感情的にならないの。それもどーせ"偽りの感情"なんでしょ?……それと、君達3人の"共依存"にはほんと呆れるよ……あと何回言えばいいんだか」

そう言い返され、雪乃は何も言えず俯く

陽乃「さあて、どんな未来に変えてくれるのかな」

…………………

一方、渚達は

???「……よう」

オーロラカーテンが突然現れ、中からディケイドの変身者………門矢士があらわれる

剣崎「誰だ…?」

渚「あ!!」

ゲイツ「お前……!よくも!」

士「おいおい待て待て。今日は戦いに来たんじゃあない……アレ、止めた方がいいんじゃないのか?」

渚「……アレをどうやって…」

【ディ ディ ディ ディケイド!】

突然、ゲイツのポケットの中からライドウォッチの音声が聞こえた

ゲイツ「…そうか……!ジオウ!これを使え!」

と、渚にライドウォッチを投げ渡す

渚「う、うん、わかった!」

受け取ったライドウォッチのスイッチを押し、ロックを外す

【ディ・ディ・ディ・ディケイド!】

"ジオウライドウォッチ"と"ディケイドライドウォッチ"をジクウドライバーにセットする

渚「…変身!」

【RIDER TIME 仮面ライダージオウ!】

【アーマータイム!KAMEN RIDE!ワーオ!ディケイド!ディケイド!ディーケーイード!!!】

渚は、仮面ライダージオウ ディケイドアーマーへと変身した。
全身はディケイドをそのまま模したようなマゼンタと、銀のアーマーで覆われている
顔面は、モニター?のようになっていて眼が『ディケイド』の文字となったディケイドが表示されている

ウォズ「祝え!全ライダーの力を受け継ぎ、時空を超え過去と未来をしろしめす時の王者……その名も仮面ライダージオウ ディケイドアーマー!」

士「お前…誰に向かって言ってんだ?」

祝っている途中に士からのツッコミが入り、ウォズは舌打ちをして黙り込む

変身した渚に反応して、剣崎は渚に

剣崎「ジオウ!これを!!」

と言い、ブレイドライドウォッチを投げ渡す

ジオウ「…ありがとう!」

ジクウドライバーにセットされているディケイドライドウォッチに、ブレイド(以下略)をセットする

【ファイナルフォームタイム! ブ・ブ・ブ・ブレイド!】

すると、顔面部分のモニターに、ブレイド ジャックフォームの顔が表示される

そして、どこからか剣のようなもの……ライドヘイセイバーを取り出す

アナザーブレイド「うあぁぁぁぁぁぁ!!」

何も考えず叫びながら突進してくるアナザーブレイドを、ヘイセイバーで止める

ジオウ「ぐ……これなら」

ヘイセイバーには、ハンドセレクターというものが付いており、それを回転させることで、ジオウを除く19のライダーの力を使うことができる。

しかし今、渚は6つの力しか持っていないので、全て使えるかは怪しいところである

【ヘイ!エグゼイド! デュアルタイムブレイク!】

エネルギーをまとったヘイセイバーでブレイドを斬りつける、攻撃が命中するたび、『HIT』というエフェクトが出てくる

アナザーブレイド「ぐあっ……!」

始「あれが……ジオウ………」

剣崎「なんて力だ…」

そして、ヘイセイバーにディケイドライドウォッチをセットし、針を回転させる

【フィニッシュタイム!】

【ヘイ!仮面ライダーズ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘヘヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!】

ジオウ「よし…!」

【ディ・ディ・ディ・ディケイド!】

「ヘイセイ」の文字が刻まれた20枚のカード型のエネルギーをまとったヘイセイバーで、アナザーブレイドを切り裂く

アナザーブレイド「うがぁぁぁぁぁ!」

そのまま爆散し、砕けたウォッチと栗原天音が排出された

始「天音ちゃん…!」

始は慌てて天音の元へ駆け寄る

天音「……ここは…?」

始「よかった……立てる?」



渚「剣崎さん!さっきはありがとうございました…あの、ライドウォッチ…」

剣崎「こちらこそありがとう。ジオウ……いや、潮田渚。お礼といってはなんだけど…そのウォッチは君が持っていてくれ」

渚「い、いいんですか?」

剣崎「ああ。俺たちの力がそれに移ったのなら、ジョーカーの力も封印できたのかもしれない……始達も」

3人の顔を見れば、皆笑顔だった。
久しぶり…過ぎる気がするが、17年ぶりに、
剣崎と始に笑顔が戻った

剣崎「俺たちもこれから、"人間"として生きていく。君の勇姿を、俺に見せてくれないか」

渚「…はい、もちろんです……!」

-戦兎達は-

戦兎「俺たちの出番ねえな。俺一応主人公なんだけど。エグゼイド編以降変身シーンない気がする」

ゲイツ「ナルシストだからだろ」

不破「出番よこせコラ」

レーナ「み…みなさんこんなところに……ぐ」

そこには、枯葉や土がひっついて、ボロボロのレーナが立っていた

戦兎「どうしてそうなった」

レーナ「道に迷いまして……ぐはっ」

そして、その場に倒れこんだ

ゲイツ「寝た…」

ツクヨミ「ゑゑ」

戦兎「よし、俺たちも帰ろうか」

渚「ま、待って!!!」

帰ろうとする戦兎達を追いかけてきたようだ
渚は少し息を切らし、その場に立ち止まる

戦兎「遅いぞ渚〜」

渚「うーん、ごめーん」

剣崎「これから俺たちも、頑張っていこう」

こうして、ブレイドの物語は終わりを迎えた

………………………

ジョーカーの戦いより1日後
今日は大雨。天気予報で言われていたものの、やはり雨とは恐ろしい。
一瞬にして靴やらなんやら濡れてしまう

たまに、ラッキース○ベとやらが観れるらしいが…そんなものはないだろう

*「られ」もない。

-旧校舎-

このE組でも、それっぽい?会話がされていた

矢田「ひえ〜、びちゃびちゃー」

カエデ「替え持って来といてよかったー


戦兎「マスターが学校まで送ってくれた。マジ感謝」

ツクヨミ「眠いんだけど」

戦兎「わかる。あれほんと泣ける」

ツクヨミ「え、もうジャンプ売り切れたの?嘘でしょ」

渚「大雨ひどいね〜」

レーナ「あはは、そうですね。ファンガイアとの戦闘はさすがにきますね…あははは」

レーナは目を回しながら答えるが、全く会話が成り立っていない

こないだの戦闘?で皆疲れているのか、
会話が全くと言っていいほど成り立っていない

不破「わかる、ジャンプ漫画といったらチェンソーウーマンだよね」

ゲイツ「どうしたんだ……てか"チェンソーウーマン"って誰だよ…"ウーマン"じゃなくて"マン"じゃねえのかよ」

ゲイツのツッコミを無視して、2人は暴走を始める

不破「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ…!」

戦兎「最低だ……俺って…」

不破「ジャリジャリうるさいぞ砂利ども!砂利は砂利らしく砂利してろ!この砂利!」

渚「何か混ざってない…?」

やっとツッコむ人間が現れた、と思い
ゲイツは少しホッとする

戦兎「俺はヒーローにならなきゃならない!」

暴走を始めた2人(不破と戦兎)の頭にげんこつが飛ぶ
顔を上げると、ゲイツが少しイラついたような顔で

ゲイツ「そろそろお前らいい加減にしろ」

と言った。げんこつを受けた2人は

戦兎「すんまへーん」

不破「反省してまーす」



-ホームルーム-



速水「(大きい……)」

杉野「(大きい……)」

E組「「「(なんか大きいぞ!!)」」」

E組全員は心の中でツッコミを入る
なぜか殺せんせーの頭部が肥大化している
しかも頭部からは水が垂れている

律『殺せんせー。33%ほど巨大化した頭部についてご説明を』

殺せんせー「ああ。水分を吸ってふやけました。湿度が高いので」
 
岡島「生米みてーだな!!」
 
殺せんせー「雨粒は全部避けて登校したんですが……湿気ばかりはどうにもなりません」
 
戦兎「せんせー…おっきいね……俺……大きいせんせーもすき……だよ…」

ゲイツ「誤解受けそうな言い方 や め ろ 」

菅谷「……E組のボロ校舎じゃ仕方ねーな。エアコンでベスト湿度の本校舎が羨ましーわ」
 
戦兎「ほんまそれな。エアコンよこせやコラ」

カルマ「まあ、いっても無駄だよねー」

すると、戦兎は体をビクッ、と震わせる

戦兎「え、お前いたの」

カルマ「ん?割と最初っからいたけど」

戦兎「マジか…」

近くの席だというのに、この男、カルマの存在に全く気づいていなかったようだ…

…………………………

ボロボロの部屋。血赤の目をした少年が1人立ち尽くしていた

すると、脳内に映像が流れる

目の前には頭を抱えた少女が立っていて、その顔はなぜか見えない
(何か悩み事をしているからとかそういうのではなく、本当に頭を腕で抱えているのだ)

『どうか私達……………くれないか』

少年は不思議そうに

「誰の記憶だ……」

と、呟いた

To be continued………



次回

「あれ、果穂じゃん。何してんだよ」

「あ!せ、瀬尾君!!」

「ダメだよ暴力は。人の心を今日の空模様のように荒ませる」

「危うくこの学校にいられなくなる所だったね、"君が"」

「君達には力がある。気づかれず証拠も残さずターゲットを仕留める"暗殺者アサシンの力"が」

「久しぶり、地球のみんな」

次回「湿気と仕返しの時間」



あとがき的な

戦兎は、犬飼○丈さんがアニメ好きということで
そーいう設定にしてます

あ、神崎さんかわいいです。もう少し出番あったらなあ…ということで増やします
速水さんもね。あと、本編で目立った役が見られなかった狭間さん。椚ヶ丘の母の原さんも
(三村君も活躍させたいなあ…)



ええと、これからの物語の進み方なのですが

・感動シーンについて

あまり御涙頂戴が過ぎるシーンはあまり好きではなくて、
短期間(1〜2日程度)しか行動共にしてないのになんか無理やり感動的なシーンに持ってくのはちょっと……って感じ

ということで、お涙頂戴が過ぎるシーンはやりません。多分

感動シーン?的なのは作ろうかな…どうしようかな…と考えております


・恋愛について

一応やります。やるならガッツリやるかもしれません。
もしかしたら控えめになるかも

CPとか出てくるかもなので苦手な方は恋愛回は見ないようにしてくれるとありがたきです


・範囲について

アニメの範囲では主人公の詳細、アナザーライダーがもたらす変化が伝えきれない、ということで……
この間は「アニメの範囲にするお!」とかいってましたが……原作の範囲も入ります…
86とか…その他諸々
原作をガッツリ入れるわけではないのでご安心を。


……………


感動嫌いなワイでもちょっと泣きそうになったは、シーザーのあのシーンですわ……(唐突)

その後の神砂嵐の大塚さんと杉田の戦闘シーンも印象に残ってます

結論・ジョジョ2部は神


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