二次創作小説(紙ほか)
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- 暗殺教室×仮面ライダー 〜とある破壊者と王様の話〜
- 日時: 2021/03/21 15:26
- 名前: 宇治抹茶 (ID: kVdvMbwW)
- プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi
初めまして、宇治抹茶です
名前の由来は、ごちうさと抹茶が好き
この二つだけです
性別は男、年齢は地球と同い年です
よろしくお願い致します
設定
この話は、仮面戦士たちの戦いに
落ちこぼれE組が巻き込まれていくお話です
主人公などは特に決めておりません
皆さんのご想像にお任せします
暗殺教室本編で掘り下げられなかったキャラたちの過去回想を
勝手に妄想して掘り下げます()
メタ発言、下ネタシーン、シリアス、鬱展開などありますがよろしくお願いします
第1話の方は後ほど投稿いたします
- Re: 暗殺教室×仮面ライダー 〜とある破壊者と王様の話〜 ( No.14 )
- 日時: 2021/05/28 02:38
- 名前: 宇治抹茶 (ID: kVdvMbwW)
- プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi
EP14 俺の夢の時間
???「俺とカリンの時間を……邪魔するな…」
比企谷「お、お前は確か……佐久間龍一…最近休んでたよな…?」
佐久間「うるさい!いちいちそんなこと聞くな!俺はそういう無駄な質問が大嫌いなんだ!」
比企谷「すげー切れるなこいつ」
佐久間「お前のウォッチの力をよこせ!」
アナザーファイズ「なんだと貴様!何を言って……」
抵抗するアナザーファイズの胸を貫通し、
アナザーファイズのウォッチを取り出す
そしてそれを自分に埋め込み、自身がアナザーファイズとなった
義輝は元の姿に戻り、気絶した
アナザーファイズ「……カリン…今から救うからな………」
巧「……こいつはやばいな、なるべく早めに倒しておきたい」
???「やめて!佐久間くん!!」
と、女の声がした
その声の主は、アナザーファイズの後ろに立っていた
巧「お、おい危ないぞ!早く逃げろ!」
アナザーファイズ「カリン……」
カリン「私なんかのために人生をめちゃくちゃにしないで!お願いだから!」
アナザーファイズ「でもおれは、おまえを救いたいんだ。だから少し待ってろ!」
カリン「…」
巧「そりゃねーだろ」
アナザーファイズ「…は?」
突然口を挟んできた巧に少しイラついたのか
威圧的な態度をとる
巧「…愛人を無理やり生かすのは良くねえだろ」
アナザーファイズ「うるせえよ……仮面ライダーは助けてくれなかっただろ…だから俺がなるしかなかったんだよ」
巧「話噛み合ってねーぞ。そもそも仮面ライダーは正義のヒーローなんかじゃねえ…おまえらの求めてるもんじゃねえよ。愛人1人守れないなら、おまえはライダー失格だ」
佐久間「うるせえ……うるせえよ!俺はカリンと約束を果たしたかった!でも見れなかった……だから…だから俺は!!!」
佐久間の言葉を聞き、先ほどまで黙っていたゲイツが口を開く
ゲイツ「おまえは、山吹カリンと流れ星を見る約束をしていた…だが叶わなかった、だからこうして生き永らえさせている…」
渚「でも、それはカリンさんを救ってなんかいない」
ゲイツ「おまえのやっていることは、彼女を苦しめているだけだ!だから…」
「「僕/俺達で救う!!」」
ゲイツ「見てなジオウ!今日はおまえは観戦者だ!俺の戦い方を見とけよ!」
渚「え、ええ!?」
巧「そうこなくっちゃな、ほら」
ファイズライドウォッチを受け取ったゲイツは、ジクウドライバーにそれを装着する
【アーマータイム!コンプリート!ファイズ!!】
姿はファイズの基本形態を模しており、ファイズのように円形にアレンジされた「ふぁいず」の文字が描かれている。
ゲイツ「お前を救ってみせる…早く来やがれ!」
アナザーファイズ「うおおおおお!!」
すると、ゲイツはファイズフォンのようなものを取り出し、555 の文字を入力する
すると、ファイズフォンは銃のような形状になり、アナザーファイズに向けて銃撃する
アナザーファイズ「ぐ……!」
ゲイツ「おまえのアナザーライダーの効果は薄れていた…だから義輝を利用した。だから今おまえが使ったところで、おれ達に勝てるわけがない」
ファイズフォンに文字を入力し、飛び上がる
【EXCEED THE BURST】
ポインター555から円錐状の赤い光を放って目標をポイントし、アナザーファイズに跳び蹴りを放つ
ファイズの必殺技、クリムゾンスマッシュによく似ている
アナザーファイズ「ぐあぁぁぁぁぁぁ!」
必殺技を受けたアナザーファイズは爆散し、中からは砕け散ったウォッチと本体の佐久間龍一が排出された
佐久間「…カリン……………」
カリン「…佐久間くん!!」
佐久間「ごめんな……カリン………」
カリン「ううん、佐久間くんは悪くないよ……あの時約束破った私も悪いし」
佐久間「おれ……やっとわかったんだ………人を傷つけてたって…ごめん……ごめんカリン…」
カリン「そんなに謝らないでよ。もう、私も長くないし」
佐久間「…カリン」
カリン「佐久間くん、今までありがとう。あなたは、自分の人生を生き……」
と言いかけたその時
???「はいはーい、今の会話ぜーんぶ記録してまーす。君達2人にいい話がありまーっす」
「「え」」
………………………
-総武高校 屋上-
今日、色々ありすぎたが、今回の事件は防衛省の人がなんとかしてくれるらしい
いろは「先輩って意外と作戦立てるの上手だったんですねー」
比企谷「ま、まあな…」
結衣「あ、ヒッキー!!」
屋上には雪乃と結衣が座っていて、
2人とも、いろはと比企谷の無事を確認すると、ホッとしたような顔でこちらに手を振ってきた
雪乃「比企谷君、大丈夫だった?」
比企谷「ん、まあな。一件落着ってとこだ」
雪乃「そう……」
少し笑顔を見せたが、すぐに顔を曇らせた
……………
中間テストは、もちろんボロボロ
殺せんせーに習っていたところは簡単だったが、明らかに範囲外の問題も出てきて、後半はほとんど解けなかった
烏間「……これは一体どういう事でしょうか?公正さを著しく欠くと感じましたが」
『おっかしいですねぇ〜ちゃんと通達したはずですよ。あなた方の伝達ミスじゃないですか?なんせおたくら本校舎に来ないからハハハハ』
烏間「伝達ミスなど覚えは無いしそもそもどう考えても普通じゃない。テスト2日前に……出題範囲を全教科で大幅に変えるなんて」
『……わかってませんねぇ。えーと、烏間先生?うちは進学校ですよ。直前の詰め込みにもついていけるか試すのも方針の1つ。本校舎のクラスではなんと理事長自らが教壇に立たれ見事な授業で変更部分を教え上げてしまわれました』
烏間は今すぐにでも携帯を投げ出したいほど怒っている。それほどストレスが溜まるのだ、この仕事は
殺せんせー「この学校の仕組みを理解していなかった私の責任です…もう皆さんに顔向けできません…」
中村「もう顔向けしてるんだけどね」
レーナ「………今回のことでE組への差別の酷さがよくわかりました。私の力不足でした…もっと早く理事長に方なくしていれば…すみません……」
殺せんせー「レーナさんが謝ることではないですよ、私も理事長に……」
と、言いかけたところを、黙っていた杉野が遮るように口を開く
杉野「残念…何が残念?お前にとって、家に帰って夕食食べる時の笑い話になるくらいだろ。あんたの"自分だけは差別しません" "負け組扱いしません"の勘違いの聖女ごっことか…お前の気持ち悪い偽善に付き合ってる暇はねえっていうの分かれよ!……E組になったからって対等になれると思うなよ」
レーナ「ぎ、偽善!?」
中村「同じく。あんたみたいな正式な椚ヶ丘の生徒からすれば、私たちなんてただの負け犬だものね」
レーナ「違います…私は……そ、そんな……!」
杉野「違う?何が違うんだよ!!俺たちを奴隷扱いして、自分だけずーっとぬくぬくしながら高みの見物決め込んで、それを平気な顔で享受しているあんたのその状態が、エンド扱いじゃなくてじゃあなんだってんだよ!」
レーナ「……」
彼女は今にも涙を流しそうだった
だが、泣くのを必死にこらえ、うつむいている
杉野「"エンドのE組"と呼んだことはない?呼んだことがないだけだろ!あんたらの汚れた心のおかげで、10年間何百人というE 組の生徒が輩出されたんだ!ふざけんなよ……」
レーナ「…」
言葉に出そうとしても、全く出てこない
だがやっと言葉を紡ぎ、
レーナ「ごめんなさい………」
と、言うが、返答はなかった
ただ、静寂な空間が広がっているだけだった
戦兎「……すまん、めちゃくちゃ気分悪い。1人の人間をここまで責める最低なクラスは初めてだ。おーい、いつものー、レーナさん、帰ろ」
ゲイツ「…そうだな」
ツクヨミ「タイムリープしてリベンジする漫画読まないと…」
*いつものとは
渚、不破、カルマ←今日はサボりのため不在
カエデ、ゲイツ、ツクヨミ、レーナ
のこと
レーナ「うっ……」
廊下に出たところで耐えきれなくなったらしく、泣いているレーナを不破とカエデが慰めている
不破「よしよし、レーナちゃんはよく耐えた」
戦兎「……最ッ悪だ」
To be continued………
次回
「ええ、佐久間と山吹が!?」
「2人の心をお手入れしましょう!」
「ごめん…みんな」
「さてみんな!あの2人をハッピーエンドに連れてくぞー!!」
「俺は真理だけいればいい!」
「最ッ高だ」
EP15「お手入れの時間」
暗殺教室×仮面ライダーに出てきました
佐久間とカリンは、ジオウに出てきた奴とは別物です。世界が違います
なので、キャラはかなり違います、多分
次回は日常回です
だんだんと減っていくのでかなり貴重です
これからも応援よろしくお願いします!
- Re: 暗殺教室×仮面ライダー 〜とある破壊者と王様の話〜 ( No.15 )
- 日時: 2021/05/31 01:04
- 名前: 宇治抹茶 (ID: kVdvMbwW)
- プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi
EP15 お手入れの時間
アナザーファイズを撃破した日の夜
比企谷「アナザーファイズに吸収された奴らはどうなったんだ?」
葉山「無事元の場所へ戻ったそうだ。"あの時"とは違って、今回のは最近になってアナザーライダーの力に目覚めたそうだから、被害は最小限に収まったって」
比企谷「なるほどな…つまり俺たちはもう用済みと」
葉山「それはないんじゃないかな」
笑う葉山の指差す方向には、渚と巧が立っている
巧「おい、潮田渚!」
渚「は、はい!」
巧「これ、いるんだろ?ほら」
と、渚にライドウォッチを投げ渡す
渚「あ、ありがとう!」
巧「おまえが魔王になるのを楽しみに待ってるぜ」
渚「…うん、絶対になるよ」
草加「俺は継承などどうでも良い……俺は真理さえいればいい…」
………
カリン「佐久間くん、今までありがとう。あなたは、自分の人生を生き……」
そこへ、1人の少年がスマホを片手に持ってやってきた
???「そこのお二人さーん。お涙ちょうだいシーン中に割り込んで申し訳ないけど、ちょっと付き合ってほしいことがあるんだ」
「「誰」」
カルマ「俺、赤羽業〜。これからあんた達には、とある場所に来てもらうよ」
佐久間「え、いや、唐突すぎて頭追いつかないんだが」
言われるがままカルマに付いて行った2人
するとそこには、渚とゲイツ、おまけにツクヨミが立っていた
渚「え、ええ」
ツクヨミ「ちょ、なんで私まで…」
ゲイツ「…こういうことだ」
-回想-
戦兎「…ほう、佐久間龍一という男が、山吹カリンという女の子を救おうとね…」
渚「そこで、何か解決策があればなと…」
戦兎「…そうだな。ハッピーエンドにするとかは?」
渚「え、それってできるの?」
そんな渚の問いに、先ほどまで黙っていたゲイツが口を開く
ゲイツ「ああ、できる……いつもあんな悲しい目にあうのは御免だろ」
戦兎「…決まりだ!よしみんな!あの2人をハッピーエンドにするぞー!」
渚「おー…!」
ツクヨミ「え、私も?」
戦兎「当たり前じゃん」
ツクヨミ「ええ……」
…………
ゲイツ「…さっき俺たちは"俺たちで救う"と言ったな………ええと、」
片手に台本を持っていて、
それをチラ見しながらセリフを言っている
ツクヨミ「ちょっと、セリフくらい覚えなさいよ」
ゲイツ「いや、だって急に台本渡されたんだぞ!?」
ツクヨミ「あんた頭良いんだから覚えられるでしょ」
ゲイツ「てかおまえも台詞覚えろよな…」
ツクヨミ「漫画読んでてそんな暇なかったから」
ゲイツ「おまえなあ……」
2人で言い合っていると、カルマがその間に入り
カルマ「2人ともイチャイチャしてないで早く」
と茶化す
「「ねーよ!」」
佐久間「俺たちを呼んで何がしたいんだ…?」
ツクヨミ「ころ……うちの担任がの提案した"人類……ほ……なんとか計画"」
ゲイツ「お、おい今、"人類補○計画"って言いかけたよな……?」
カリン「???」
渚「ちょ、ちょっと2人とも!カリンさんにはてなマークが!」
ゲイツ「……話を戻そう、2人にはこれから見て欲しい物がある」
佐久間「見て欲しいもの…?」
戦兎「そう!!!」
突然、どこからともなく戦兎がやってくる
佐久間「だ、誰!!」
戦兎「俺の名は桐生戦兎!自意識過剰な正義のヒーローだ!」
ゲイツ「お、お前どっから出てきた!」
渚「ちょ、グダグダ」
戦兎「とりあえず俺に付いてきて」
佐久間達は戦兎に言われるがまま付いていくと、そこは綺麗な小川であった
夜で周りが暗くてもはっきりわかるくらいだ
佐久間「…俺たちをここまで連れてきて何を?」
戦兎に質問すると、戦兎は上を指差し
戦兎「空、見てみろよ」
そう言われ2人で空を見上げると、そこは満点の星空であった
佐久間「………これは」
戦兎「カリンさんと見たかったんだろ、流星。俺たちで調べてみたんだ」
すると、一粒の流れ星が、空から溢れ落ちた
佐久間「か、カリン!流れ星が……!」
カリン「……!」
2人から一筋涙が零れ落ちる
渚「殺せんせー、本当にすごいね」
ゲイツ「ああ…『2人の心をお手入れしましょう!』なんで張り切っちまってな…」
佐久間「ごめんなカリン…おれ、自分の事ばかり考えてた」
カリン「もう、謝りすぎだよ。私も…あの時勝手に出歩かなきゃよかったし……」
佐久間「……ううん、カリンは悪くない。こうして流星を見れたのはカリンのおかげだ」
カリン「そんな、佐久間くん」
2人の頬が赤く染まる
それを戦兎は嫉妬の表情で見つめる
この場にいる全員の脳内に
小田○正の「ラブ・ストー○ーは突然に」が流れる
カリン「あ〜の〜……♪」
「「「あんたが歌うんかい!」」」
こうして、アナザーファイズの目的は
意外な形で達成できてしまった
いろは「あの2人…恋人同士だったんですねー」
比企谷「え、佐久間と山吹が!?」
いろは「しーっ!声が大きいですよ!」
比企谷「すまん」
………
カルマ「あの事件、解決してよかったじゃん」
戦兎「次はレーナさんを元気付けよう」
ツクヨミ「たしかに。ジャンプって本当に買いやすい」
不破「シン・冴えない五等分の奇妙なリベンジャーズアカデミアの面白さは本当に異常…サイン会行きたい…」
ゲイツ「会話成立してねえしツッコミどころ満載すぎて逆にどうでもよくなる…怒られてしまえ」
レーナ「すみません……さっきはあんなことを言ってしまって…」
戦兎「ミリーゼさんが謝ることじゃないよ。アイツらが勝手に切れただけ。まあアイツらも、A組から差別を受け続けてるから、怒るのも仕方ないと思うけど」
不破「レーナさんは良い子だよ」
落ち込んでいるレーナの頭を不破が撫で、
戦兎はレーナを元気づけようと励ましている
レーナ「…そう、ですか?」
ほんの少しだけ表情が明るくなる
カエデ「そういえば、OWSONで新作スイーツが出たらしいんだ、行かない?」
不破「…ほう、やはり行き先はコンビニか。私も同行しよう」
戦兎「花○院!」
レーナ「私は…皆さんに迷惑をかけるわけにも行かないのでこ……」
そう言いかけた途端、レーナの腹から「ぐぅぅ」と音がした
レーナ「あっ……」
鳴ったのが自分の腹からであるとわかったレーナは、顔を覆い、耳まで顔を真っ赤に染めた
不破「腹を空かしているのだな?娘よ」
レーナ「…はい……」
-その後-
レーナ「ん〜〜〜!おいひ〜〜!」
頰を左手で抑え、幸せそうな顔で食べているレーナ
それを見たカエデが笑顔で
カエデ「レーナさんって本当に美味しそうに食べるね〜」
レーナ「あっ…!あの、こ、これは……!」
不破「待ってすごく萌えるレーナさんあなた最高のヒロインになれるよ」
レーナ「ひ、ヒロイン……」
彼女の顔が少し緩くなる
不破「うん、萌える」
ツクヨミ「…ジャンプ買ってくるから」
先ほどまでほぼ空気同然だったツクヨミが口を開き、ジャンプを持ってそそくさとレジへ並んだ
渚「…あれ、ジャンプって月曜日じゃなかったっけ?」
戦兎・不破「ジャンプは時々土曜にでるから気をつけろ」
渚「そ、そうなんだ」
なんだかんだで、渚達の1日は終了した
-一方、E組では-
殺せんせー「ゴホン!さて、皆さんに宿題を出します」
中村「…なに?」
殺せんせー「明日、ミリーゼさんと仲直りすること!!」
「「はぁぁぁ!?」」
1部の生徒以外が、この宿題に驚いた
殺せんせー「だ、だって!このままクラスの雰囲気が悪くなって、それからクラス内で抗争が起こって……!!先生悲しいですよ!?泣いちゃいますよ!!」
磯貝「やるからにはちゃんと仲直りするぞ!!」
「「おー……」」
磯貝「反応薄…」
ー翌日ー
戦兎「ういー」
レーナ「おはよう…ございます………」
いつも通りE組教室へと入る
すると、E組生徒は全員集まっていた
寺坂「…きたか」
戦兎「ああ、来たよ。本当は来たくなかったけどな。2人で1人の人間を責めるような…変なクラス、来たくねーに決まってる」
杉野「お前……俺たちがどんな思いしてこのE組で生活してると思ってんだ!?」
昨日と同じように、杉野は舌打ちをして暴言を吐き始める
杉野「俺たちの思いを知らずに……!!お前らは……!!」
戦兎「……それに関しては謝るよ、すまん」
杉野「…は?すまんっておまえ…………」
と、一瞬戦兎を殴ったかのように思ったが
気づけば杉野はレーナの机の前に来ていた
杉野「……昨日はごめん!!」
深々と頭を下げる
レーナ「えっ、あっ、あの、そ、そんなに頭を下げないでください!」
杉野「つい頭に来てしまって……あんなことを…」
中村「…私からもごめん、怒りすぎた」
レーナ「あ、あの時は私も悪かったですし!そ、その……そんなに謝られると恥ずかしい…」
ほんの少し顔を赤くして、下を向く
前原「いやかわいいかよ…あとでお茶誘おう」
岡野「…この女たらしめ」
磯貝「さてみんな!これからも、より良いクラスを作っていこう!」
E組「「「おーーーー!!!」」」
戦兎「…え、解決した?」
不破「フッ……したっぽいね」
戦兎「……最ッ高だ」
磯貝「あ、みんな!今日は全校集会があるから、今すぐ出よう!」
E組「「お、おー……」」
磯貝「そこはテンション低いんだ…」
………
陽乃「渚君もついにファイズライドウォッチを手に入れたんだー。雪乃ちゃん?」
雪乃「…どうして私に聞くのよ」
陽乃「別に良いじゃない。聞かなくても知ってるけど」
雪乃「…あなた本当になんなの?」
陽乃「そんなに怒らないでよ。私たち、"姉妹"でしょ?」
雪乃「………」
To be continued………
次回
「なんで俺たちがこんな目に…」
「あいつら猿かよ、人を笑い者にしてそんなに楽しいかね」
「どっかの誰かさん達みたいに、ならないように」
「あれー?おっかしいなー」
「ヴラディレーナさーん!!今どんな気持ち〜〜??ギャハハハハ!!」
『もう…こんなの嫌……』
EP15「全校集会の時間」
狩られているわ、その心
次回から全校集会、修学旅行編へ突入します
今回もパロディ多めでした()
気づいた人はいるのかな?
結構クロスオーバーやってますが、アニメまでの範囲をやっております。ネタバレはダメだからね()
まだまだ平和なので、これからも応援よろしくお願いします!
- Re: 暗殺教室×仮面ライダー 〜とある破壊者と王様の話〜 ( No.16 )
- 日時: 2021/06/02 01:03
- 名前: 宇治抹茶 (ID: kVdvMbwW)
- プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi
EP16 全校集会の時間
-坂道
磯貝「急げ!遅れたらまた何されるかわからないぞ!」
岡野「前は本校舎の花壇掃除だったっけ」
前原「あれはキツかった。花壇が広すぎるんだよ」
磯貝「お前はほとんどサボってただろ」
前原「そうだっけ?」
岡野「ああ、もう!!なんで私達だけこんな思いしなきゃあいけないの!!」
……
千葉、三村、岡島の3人は、少し出遅れたため
近道をしようととある場所へと向かっていた
そのとある場所 とは、川のこと
そこには立派な橋?がかかっており、E組が近道として使っている……はずだが
岡島「はっ橋が!!」
なんとその橋は、折れていたのだ
なんでだよ!と誰もが思う
三村「だ、誰だ!!こっちが近道だって言った奴!!」
岡島「あっ……」
千葉「え?」
岡島が足を滑らせて川に落下する
三村「おっ岡島ー!!」
千葉「アリーヴェデルチ…」
2人はそのまま、本校舎へ向けて走り出すのだった
……
不破は矢田、原と一緒に下山していた
すると突然、茂みの中からガサゴソという音がし、そこからは
「「「ギャーーー!ヘビだーー!!」」」
岡島「ぎゃーーーー!!」
ヘビが出てきたのだ。だが、ヘビだけではない
岡島がそこに立っていた、ヘビはその連れだ。
「「「お、岡島君!?」」」
………
寺坂は、吉田、村松、狭間と下山していた
ここは安全かと思われたが突然、巨大な岩が転がってきた
寺坂「なんでこんなとこに落石があんだよ!!」
村松「ひえええ!!」
すると、茂みの中から水浸しになってヘビを連れた岡島が飛び出してきた
吉田「お、岡島ァァァァ!!」
………
渚達が歩いていると突然、蜂の大群が追いかけてきた
杉野「え!?だ、だれだよ蜂の巣刺激したの!!」
レーナ「……これは蜂と言うのですか?」
「「「「お前かァァァァ!!」」」」
ツクヨミ「あぁもう、ゲイツ!!制服が汚れるじゃない!不潔!!」
ゲイツ「なんで俺に言うんだよ!」
ウォズ「さすが我が魔王、こんな状況下でも冷静さを保ちただただ本校舎へと走り続ける…感心です」
「「「なに感心してんだお前はぁぁぁ!!」」」
戦兎「うひょー、なにこれ最高」
ゲイツ「嘘だろお前」
すると、茂みの中から岡島が現れた
岡島「うおおおおおお!!」
蜂はターゲットを岡島に変え、岡島を追い続ける
レーナ「こ、こないでください!!」
杉野「なんかあいつすごい事になってるけど大丈夫か?」
渚「…うん」
戦兎「あいつは良いやつだったよ…………!!いや撤回。ラッキースケベシーンを盗られたのでゆるさない、良いやつじゃない」
-本校舎-
岡島「ひ、ひでー目に遭ったぜ…」
レーナ「本当にどうなってるんですかこの学校…」
戦兎「最高に楽しかった」
ツクヨミ「せ、制服汚れた…」
戦兎「安心しろ、そんな汚れ、数分後には綺麗さっぱり消えてるさ。なんせここは2次……」
ゲイツ「それ以上話すな」
本校舎の校庭に寝そべっていると、烏間と迅がやってくる
迅「お疲れお疲れ〜」
烏間「大丈夫か?」
渚「…はい」
イリーナ「ち、ちょっと!!あんた達!!」
数話ほど登場せず忘れ去られていたイリーナが全速力で走ってきた
カエデ「ビッチ先生?」
イリーナ「休憩時間から移動なんて聞いてないわよ…!!」
杉野「だらしねー」
イリーナ「ヒールで走ると倍疲れんのよ…」
前原「じゃあ普通の靴でこいよな…」
渚「烏間先生。殺せんせーは?」
烏間「全校生徒の前で姿を晒すわけにはいかないからな。旧校舎で待機させている」
戦兎「可哀想だな」
磯貝「間に合ったな」
-体育館-
磯貝「ほ、ほら皆!!急いで整列しようぜ!」
E組「「「「「「はーい…」」」」」」
席列をしていると、周りからクスクスと笑い声が聞こえる
モブ1「E組のみんな〜!ここまでくるの大変だったでしょー!」
モブ2「おつかれさまでーす!」
戦兎「1年生徒からもバカにされるのか…憐れだな」
ゲイツ「そこらへんにしとけよ。あんまり言ってるとあの時みたいに切れられんぞ」
場面は変わり、校長の話
校長「要するに君たちは全国から選りすぐられたエリートです。この校長が保証します。……が、油断していると……どーーーしようもない "誰かさん達" みたいになっちゃいますよ」
本校舎の生徒が大笑いし始める
戦兎「さっむ…こんなんで笑うやついんの。俺ならもっと貶しておもしろおかしくできるぞ」
菅谷「そういやカルマは?」
渚「サボってる。集会フケて罰喰らっても痛くもかゆくも無いってさ。成績良くて素行不良ってこういう時羨ましいよ」
モブ1「確かA組の白髪女も落ちてんだっけ?笑い止まらねえんだけど」
モブ2「人生オワコン君たち〜〜!今どんな気持ち〜〜??ギャハハハハ!!」
モブ3「どうー?A組からE組に落ちた気持ちは〜〜!!」
校長「こぉらきみたち笑いすぎ〜〜!事実ですが先生も言い過ぎました」
レーナ「……嫌…」
本校舎の生徒からの罵声がレーナに突き刺さる
彼女は下を向いたまま、ただ涙目になって俯くことしかできなかった
戦兎「中学生で人生オワコンは草。俺からしたらここの奴ら全員 猿に見える」
……
先生「この手はいつも効果的ですね理事長!これのおかげでE組以外の一流大学への進学率は非常に高い!」
理事長「いわばこれは大人社会の予習です。落ちこぼれまいとする意識を今のうちから強く育てる。悲しいですが、人間は差別し軽蔑する対象があった方が伸びるのです……そしてこれは、私のためでもあるんですよ」
私は常に合理で動く。学校経営も暗殺さえも理にかなっていればそれでいい。
計画はもう、始まっているんだよ
……
迅「うっわー、こりゃまた酷い言われようだね〜」
イリーナ「でしょ…これ何とかできないの?」
迅「…ま、これでも未来は "良い方" に向かってるよ。理事長は今とんでもないことを企んでそうだ。俺たちに止める権利なんてない」」
『続いて生徒会からの発表です。生徒会は準備を始めて下さい』
司会が言葉を言い終えたところで、烏間が体育館へ入ってくる。
女生徒A「……誰だあの先生」
女生徒B「なんかシュッとしててカッコいい〜」
烏間「E組の担任の烏間惟臣です。別校舎なのでこの場を借りてご挨拶を」
倉橋「烏間先生〜。ナイフケース、デコってみたよ」
中村「かわいーっしょーー」
烏間がそれを見ると
慌てて2人に詰め寄って小声で
烏間「……可愛いのはいいがここで出すな!!他のクラスには秘密なんだぞ暗殺の事は!!」
と言う。バレたら上に何をされるかわからないから、仕方ない。
2人「「は、はーい」」
この様子に、他の本校舎の生徒から視線が集まる
女生徒C「なんか仲良さそう」
女生徒D「いいなぁー、うちのクラス先生も男子もブサメンしかいないのに」
戦兎「人のこと言えてねーぞー」
烏間「何をしに来たイリーナ!?」
イリーナ「うるさいわね。次の計画への情報収集よ、渚」
渚「え?」
イリーナ「あんたあのタコの弱点全部手帳に記してたらしいじゃない。その手帳オネーサンに貸しなさいよ」
渚「えっ……いや、役立つ弱点はもう全部話したよ」
イリーナ「そんな事言って肝心なとこ誤魔化す気でしょ」
渚「いや、だから……」
イリーナ「いーから出せってばこのガキ!窒息させるわよ!!」
彼女は、渚の顔を己の突出した胸部に埋め込む。
渚「苦しっ……。胸はやめてよビッチ先生!!」
烏間「全くおまえは……!」
溜息を吐きながら烏間はイリーナを引きずり無理矢理連れて行く
高田「なんなんだあいつら……」
3-C 高田
田中「エンドのE組の分際で良い思いしやがって」
3-C 田中
???『……はいっ。今皆さんに配ったプリントが生徒会行事の詳細です』
3-A 放送部部長 荒木鉄平
岡島「え……は?俺等の分は?」
岡島は周りに確認するがE組は全員首を横に振る
磯貝「すいません!E組の分まだなんですが」
と、手を挙げて報告するが
荒木「え?無い?おかしーな……。ごめんなさーい。3-Eの分忘れたみたい。すいませんけど全部記憶して帰って下さーい」
と、嫌味ったらしく返される
E組以外の生徒が皆笑い出す
荒木「ホラ、E組の人は記憶力も鍛えた方が良いと思うし。少し前までA組だった人もいるし……ね??」
「あははははは!」
「弱者は弱者らしくうずくまって泣いてろ!」
レーナ「…うぐっ……」
「あれれ?頭抱え出したぞー!!」
「お前らが笑いすぎたからだろー!!」
「ガハハハハハ」
すると、E組の横を激しい風が通り過ぎ
気がつくと、クラス全員に同じ紙が配られた
殺せんせー「磯貝君。問題ないようですねぇ。手書きのコピーが全員分あるようですし」
見るとそれは殺せんせーだった
肌の色を変え、鼻をつけた、明らかにバレるだろという変装であった
磯貝「はい。あ、プリントあるんで続けて下さい!」
荒木『え?あ……うそ。なんで!?誰だよ笑い所つぶした奴!!あ……いや、ゴホン!では続けます」
戦兎「もー終わりかよ、つまんねー。もっと貶してくると思ったのに……センスのかけらもねえ」
ツクヨミ「そこ残念がるとこじゃないでしょ」
E組は、ある人物以外
スカッとした気分になれた
レーナ「げほっ、げほっ……」
そして、レーナにとって胸糞悪いまま全校集会は終わった
校舎から出て行くレーナ。その背中はとても小さく、
"惨め"と言っても良いほどだった
そしてレーナは、先程のことで口を押さえて、吐きそうになるのを堪えている
レーナ「……うっ…」
中村「よしよし…よく頑張った。レーナちゃんは良い子よ」
レーナ「…そうですか……?私、良い子…ですか……」
安心したのか少し表情が緩くなる
中村「うん、良い子よ。ママが保証する」
レーナ「お母さん……」
矢田「な、なんか目覚めかけてる!?」
カエデ「レーナさん!そっちに行っちゃダメーー!!」
-旧校舎-
戦兎「おいお前ら。紅坂朱音のフィールズクロニクル、明日発売だってよ」
不破「なん……だと…あの20年続く超神漫画が原作の!?」
戦兎「ああ。俺は…店番で無理かもだけど」
レーナ「店番……ですか?」
戦兎「おう。nascitaっていう喫茶店やってんだ」
レーナ「喫茶店……」
カエデ「来週遊びに行こー!!」
戦兎「え、まじかよ」
ゲイツ「桐生が喫茶店って大丈夫なのかよ」
渚「あはははは…」
……………
ここはとある場所にある豪邸
そこに踏み入った1人の少女、ヴラディレーナ・ミリーゼ……レーナは
大きな扉を開ける
そして、自分の部屋に入り、誰かに電話をかけ始めた
レーナ「もしもし、アネット?……大丈夫、"こっち"ではうまくやってる。少し不安なことがあるけど、頑張ってみるよ。また美味しいお菓子、待ってるから」
そう言い電話を切った
???「レーナ、誰と電話してたんだ?」
レーナ「アネットよ。あまり話せてなかったから」
???「あのモディリアーニの姉ちゃんか!」
レーナ「モディリアーニって…そんなに似てるの?」
???「何度言ったらわかるんだ!モディリアーニという偉大な画家が描いた、ジャンヌの肖像画……あのながーい首がたまらん!」
レーナ「何回も聞いたよそれ」
???「で、どうだったんだ?モディリアーニの姉ちゃんは」
レーナ「元気そうだったよ。私も私のやるべきことをやらなきゃね。行くよキバット」
キバット「キバッちゃうぞー!コノヤロー!」
To be continued
次回
「クラスのマドンナ、神崎さんはどう!?」
「よろしくね」
「キバット!!」
「この人、この世アレルギーなんです!」
「娑婆の空気でも吸ってくるか…」
「バカってさぁ、実はケッコー何でも知ってんだぜ」
EP17「修学旅行編 ウェイクアップの時間」
次回から修学旅行編!
キバっていきましょー!!
- Re: 暗殺教室×仮面ライダー 〜とある破壊者と王様の話〜 ( No.17 )
- 日時: 2021/06/04 00:02
- 名前: 宇治抹茶 (ID: kVdvMbwW)
- プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi
17話 修学旅行編 ウェイクアップの時間
殺せんせー「全く……3年生も始まったばかりのこの時期に修学旅行とは片腹痛い。先生、あまり気乗りしません」
と、言っているが
まだ修学旅行は来週だというのに、何かがパンパンに入ったリュックサックを堂々と背負っている
前原「めちゃくちゃ乗り気じゃねーか!」
渚「修学旅行か…カルマ君、同じ班になんない?」
カルマ「ん?オッケー」
杉野「大丈夫かよカルマ。旅先で喧嘩売って問題になったりしないよな?」
カルマ「へーきへーき」
そう言うとカルマは一枚の写真を取り出す
そこには、ボコボコにされた不良の男と、身分証を持った男が写っていた
カルマ「旅先の喧嘩はちゃんと目撃者の口も封じるし、表沙汰にはならないよ」
杉野「おい……やっぱやめようぜあいつ誘うの」
渚「うーん……でもまぁ気心知れてるし」
ゲイツ「余った俺たちはバラバラになるしかないか」
カエデ「あ、奥田さんも誘ったよ」
カルマ「7人班だから人数的に女子あと1人要るんじゃね?」
杉野「へっへー、俺を舐めんなよ!この時のためにだいぶ前から誘っていたのだ!クラスのマドンナ、神崎さんはどう!?」
カエデ「おお〜異議無し!」
神崎さんは真面目でおしとやかでおまけに美人。目立たないけどクラスの皆に人気がある
彼女と同じ班で嫌な人なんてこの世のどこにもいないだろう
神崎「よろしくね渚君」
渚「う、うん」
ゲイツ「それなら俺たちは俺たちで班を作ろうか」
カエデ「それと、レーナさんも誘ったよー!」
その一言で戦兎とゲイツは肩を落とす
戦兎「ゲイツ…こうなったらツクヨミと3人で回ろう」
ゲイツ「アリなのかそれ…」
戦兎「ほら……お前、渚の行動を監視してんだろ…?監視、できるじゃん…」
ゲイツ「そ、そうだな」
ツクヨミ「落ち込み過ぎでしょ。それにほら…うちの班、先生に特別に許可おりたじゃん。4班と同じ場所回るの」
戦兎「あ、マジ?」
-2008年
女1「ちょっと見てよ!」
女2「ほらほらこっちこっち!」
女3「ここ本当に臭いのよ!家主に何か言ってやって頂戴!」
おばさ……もとい、女たちが警察を連れて集まっているのは、豪邸の前
とても近所にあっていいものではない。ここからは毎日異臭がするらしく、近隣住民の不満はついに大噴火してしまった
警察官「確かに臭いな……」
???1「すみません、そこ通してくれませんか?」
そこに1人の少女と、1人のマスク、帽子、サングラスをした青年らしき人間があらわれる
女1「ちょっとあんたたち!」
女2「待ちなさいよ!」
警察官「少しお話を聞いていいかな?」
???1「待ってください。この人アレルギーなんです」
警察官「花粉症にしてはまだ早すぎるから、いいから早く署に…」
???1「アレルギーといっても…この人のは重い病気なんです」
少女は、青年のマスクとサングラスを取る
すると、
???2「むぐっ…!?あ、あがががが」
青年は苦しみ出し、咳を出し始めた
???1「この世アレルギーなんです…この人。なんと言いますか、この世の全てに過剰に反応してしまうんです。なので、話をするなら医師の許可のもとでお願いします」
流石に懲りたのか、女と警察官はぞろぞろと帰っていった
???1「渡、帰るよ」
???2「……」
青年はコクコクと頷くと、門を開け、中へと入っていった
2021年-
イリーナ「…フッ、みんなガキねぇ。世界中を飛び回った私には、旅行なんて今更だわ」
前原「じゃあ留守番しててよビッチ先生」
岡野「花壇に水やっといて〜」
杉野「コース決めようぜー」
と、盛り上がっていると、ピッチ………もとい、イリーナは拳銃を取り出す(弾は入っていない)
イリーナ「何よ!!私抜きで楽しそうな話してんじゃないわよ!!」
前原「あーもー!行きたいのか行きたくないのかどっちなんだよ!」
しばらくE組では、暗殺の話より修学旅行の話で持ちきりだった
生徒がコースについて話していると、殺せんせーが辞書のようなものを持ってきた
殺せんせー「1人一冊です」
1人一冊にしてはとても重く、辞書かよ!とツッコミたくなるほどたった
三村「重っ!!」
倉橋「何、これ?」
殺せんせー「修学旅行のしおりです」
殺せんせー「イラスト解説の全観光スポットお土産人気トップ100、旅の護身術入門から応用まで昨日徹夜で作りました。初回特典は組み立て紙工作金閣寺です!」
戦兎「草」
中村「めちゃくちゃテンション上がってんじゃん」
前原「つーかよ殺せんせー、ここから京都まですぐ着くんじゃねーの?1分とか2分くらい?」
殺せんせー「勿論です。ですが移動と旅行は違う。皆で楽しみ皆でハプニングに遭う。先生はね、君達と一緒に旅をできるのが嬉しいのです」
そして、修学旅行当日
菅谷「うわ……A組からD組までグリーン車だぜ」
中村「うちらだけ普通車。いつもの感じね」
教師(大野)「うちの学校はそういう校則だからな。入学時に説明したろう」
高田「学費の用途は成績優秀者に優先されます」
田中「おやおや君達からは貧乏の香りがしてくるねぇ」
戦兎「でた、成績はおれより遥かに下なのに威張ってくるモブキャラ」
ツクヨミ「大体、総合6位のあんたがおかしすぎるのよ」
すると1人の女がホームへとやってきた
イリーナ「ごめんあそばせ。ご機嫌よう生徒達」
その女……イリーナは、露出度の高い派手な服を着て出てきた
木村「ビッチ先生。何だよそのハリウッドセレブみたいなカッコーはよ」
イリーナ「女を駆使する暗殺者としては当然の心得よ。良い女はファッションにこそ気を遣うのよ」
戦兎「いや……流石にそのでかい胸部とパツパツの服は引くって。岡島くらいだぞ興奮するやつ」
イリーナ「な、なんですって!?このクソガキ……!」
それをみた烏間が、イリーナの肩を掴み
烏間「目立ちすぎだ。着替えろ。どう見ても引率の先生の格好じゃ無い」
イリーナ「堅いこと言ってんじゃ無いわよカラスマ!!ガキ共に大人の旅の……」
烏間「脱げ!着替えろ!!」
イリーナ「……はい」
-電車-
片岡「誰が引率なんだか」
磯貝「金持ちばっか殺してきたから庶民感覚ズレてんだろうな」
杉野「……あれ?電車出発したけどそーいや殺せんせーは?」
戦兎「外見ろ」
渚「え?……って、ええ!?」
窓の外を見ると、そこには殺せんせーがべったりと張り付いていた
渚「なんで窓に張り付いてんだよ殺せんせー!!」
殺せんせー「いやぁ……スイーツを買っていたら乗り遅れまして。次の駅までこの状態で一緒に行きます。ああ、ご心配なく。保護色にしてますから。服と荷物が張り付いているように見えるだけです」
杉野「なんかやだなそれ!」
レーナ「…ふふ」
あまり見たことがない光景なのか、レーナは口元に手を当て、微笑んだ
カエデ「どうしたの?レーナさん」
レーナ「あっ……!い、いえ!なんでもありませんっっ!」
はっ、と我に帰り、顔を赤くして俯く
カエデ「かーわいー!」
2008年
ここはとある喫茶店
男1「今日の体脂肪率は?」
男2「17.2%」
男1「勝ったな。俺は16.1%だ」
女1「ちょっとあんた!!!!」
と、一人の女が怒鳴る
その女が怒鳴っている相手は、先ほどの青年・渡だった
女1「マスク外しなさいよ!」
渡「……ぽ、僕はこの世アレルギーだから…!」
彼は首を横にブンブンと振る
女1「この世アレルギー?何言ってんのあんた!?もういいからはやく!!」
そのまま強引にマスクを取る
渡「むぐっ……!?」
女1「ほら、何にもないじゃない」
渡「…」
女1「何黙ってんのよ」
恐怖感からか、そのまま渡は逃げ出した
女1「ま、待ちなさいよ!!」
2021年
そして次の駅に着き、殺せんせーも人間…?の変装をして入り込む
殺せんせー「いやぁ疲れました。目立たないようにするのも大変ですねぇ〜」
速水「もうすでに目立ってんだけど」
中村「てか、外で国家機密がこんなに目立ってたらヤバくない?」
戦兎「国家機密が平然と電車に乗ってることを想像するとなんか草」
菅谷「殺せんせー!ほれ!まずはすぐ落ちる付け鼻から変えようぜ」
そう言い、殺せんせーに自作の付け鼻を渡す
殺せんせー「おお!!すごい!フィット感!!」
菅谷「顔の曲面と雰囲気に合うように削ったんだよ。俺そーゆーの作るの得意だから」
前原「すげぇな菅谷!!」
片岡「うん。焼け石に水ぐらいには自然になった!!」
前原「ど、ドユコト?」
カエデ「あはっ。面白いね渚。旅行になると皆のちょっと意外な面が見れるね」
渚「うん。これからの旅の出来事次第で……もっと皆の色んな顔が見れるかも」
神崎「ね、みんなの飲み物買ってくるけど何飲みたい?」
奥田「あ、私も行きます!」
カエデ「私も!」
そして、飲み物を買って
E組の車両に戻る前、誰かにぶつかってしまった
神崎「すみません」
一言謝り、歩いて戻っていった
そのぶつかった誰かとは、不良たちであった
不良1「あれどこの学校よ?」
不良2「前の方のグリーン車にも同じ制服沢山いたぜ」
???「椚ヶ丘の中坊だな」
不良3「ほぇーっ頭の良い坊ちゃん嬢ちゃんばっかのとこじゃん」
不良4「へへ。あの女達だけ俺等みてーなおバカ高校とお隣の車両かよ」
不良5「しかもよー、なんかイケてなかったか今の?知的っつーの?そんな感じ」
不良6「そいつもそいつで可愛い感じだったし」
???「なぁ、あの娘らに京都でお勉強教えてやろうぜ」
不良7「ぎゃはは!俺達バカが一体何を教えんだよ」
???「バカってさぁ、実は結構何でも知ってんだぜ」
…………
???「何?レーナの身が危ないって?そうかそうか……んじゃちいと、娑婆の空気でも吸いに行くか…」
To be continued……
タイムリミットまで、残り10ヶ月
次回
「僕、この世アレルギーじゃないのかもしれないんだ」
「不良っぽいやつらが襲ってきたんだ…」
「君にこのライドウォッチをあげるよ、使うかは君次第だ」
「お前、なーんか見たことあるぞ」
「最低…」
「キバっていくぜ!!」
EP18「修学旅行編 ウェイクアップの時間 2時間目」
- Re: 暗殺教室×仮面ライダー 〜とある破壊者と王様の話〜 ( No.18 )
- 日時: 2021/06/06 23:31
- 名前: 宇治抹茶 (ID: kVdvMbwW)
- プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi
EP18 ウェイクアップの時間 2時間目
カエデ「どう、神崎さん日程表見つかった?」
神崎「……ううん」
電車を降りたあたりから、神崎がまとめた日程表がなくなったらしい。
電車の中に落としてしまったのかもしれない、という不安が込み上げてくる
殺せんせー「神崎さんは真面目ですからねぇ。日程を独自に纏めてたとは感心です。でも、先生の手作りしおりを持てば全て安心」
杉野「あれ読んでると疲れるんだよなー」
…………
先ほど列車に乗っていた不良軍団が、神崎のものらしき日程表を見ている
???「へえ…あいつらは明日こんな風に回るわけね……面白くなりそうだぜ」
不良1「へっ、さすがリュウキ!俺たちのできないことを平然とやってのけるッ!」
不良2「そこに痺れる憧れるゥゥ!」
その男の名はリュウキといい、この不良軍団のトップのようだ。
リュウキ「よせよ。俺はただ暇だっただけで…」
すると、以外の人間の時が止まった
不良少年…もとい、リュウキの目の前には、ウールが立っていた
ウール「君が、リュウキ君だね?」
リュウキ「だ、誰だてめえ」
ウール「僕は君に力を渡しにきた。君は、あの女たちを…めちゃくちゃにしたいんだろ?」
リュウキ「ああ…当たり前さ。あの優等生ちゃんたちを…とことん堕としてやりてえ」
ウール「よし、契約成立。いつもなら半強制的に入れてるけど…今回は君に任せよう。君にこのライドウォッチをあげるよ、使うかは君次第だ」
そう言い、ライドウォッチを投げ渡される
リュウキ「ほう……?これを使えば、あいつらをダメにできるのか………隠し球として取っておいてやろう…"あそこ"のトップは俺が奪ってやる」
そして、時は動き出した
………
修学旅行2日目
茂みの奥から、一つスコープを一部の生徒たちが乗っているバスに向ける
俺の通り名はレッドアイ
狙撃を専門とするプロの殺し屋
今回依頼された暗殺場は日本の京都。
やれやれ、雅な古都を血の色に染めるのか
烏間「狙って欲しいのは、修学旅行中の引率の教師だ。聞いただろうが、その教師は人間じゃない。そいつに効く物質を使ったライフル弾を作らせたが……残念ながら、弾速も遅く射程も短い」
長々と烏間という男は話を続ける
烏間「その上巻き添えを出すことは許されない。君の腕を疑うわけじゃあないが……充分すぎる準備をして臨んでくれ」
………ナメられたもんだ
暗殺人数35人のこの俺が
殺せんせー「おお〜!!窓がないからすごい迫力!!これだけ開放的なら酔いませんし、しかし時速25kmとは速いですねぇ」
前原「マッハ20が何言ってんだ」
ー鉄橋の上で少しの間停車します
保津峡の絶景が一望できますのでどうぞごゆっくりご覧ください
倉橋「あ、見て見て殺せんせー!川下りしてる!!」
殺せんせー「どれどれ、おお!!」
橋の上の停車も川下りとハチ合うことも下調べ済み!
知らせておいた狙撃手への合図は……
船を見に窓から身を乗り出す瞬間!
そして俺、レッドアイは
ソイツめがけて銃弾を放った
中東の砂漠の中、2km先の標的を仕留めた俺だ
この条件の狙撃ならイージー過ぎるぜ
どれ……脳天に命中したはずだが
だが、ソイツはフツーに生きていた
ソイツの手を見ると、銃弾は何かに挟まれていた
え、八ツ橋で止めた!?嘘だろ!?
殺せんせー「おっと、八ツ橋に小骨が」
修学旅行で買えたらめちゃくちゃ嬉しいし
家族とその美味さを共有できるあの思い入れの大きいモチモチの八ツ橋で止めてやがった!
嘘だろ!俺の銃弾は光より速え!
これ夢じゃねえよな!?
……まてよ
一瞬、スコープに何か映った気がしたので
バスを視界から外し、バスが走っていた道路を拡大してみた
すると、そこには明らかに人ではない何かがいた
レッドアイ「……オイオイ、マジかよ」
俺は見なかったことにしてバスにスコープを向けた
……………
杉野「でもさー、京都に来た時くらい暗殺の事忘れたかったよなー……良い景色じゃん。暗殺なんて縁のない場所でさぁ」
戦兎「いや、そうでもないぞ」
杉野「お前いたのかよ!?」
戦兎「普通にさっきからいた。あ、そこのコンビニ寄ろ。買い食いしたい」
杉野「お、おう……」
渚「そうそう、ここ」
渚達が向かった先には、石碑のようなものがあった
それには、坂本龍馬、中岡慎太郎の遭難之地と彫ってあった
カルマ「あー、1867年の龍馬暗殺“近江屋”の跡地ね」
渚「さらに、歩いてすぐの距離に本能寺もあるよ。当時と場所は少しズレてるけど」
カエデ「……そっか、1582年の織田信長も暗殺の一種かぁ」
神崎「あれ、そういえばミリーゼさんは?」
杉野「…さっきまでそこにいたよな?」
カルマ「なんか用事があるらしいってさ。すぐ追いつくから先進んどいてって」
…………
一方その頃、レーナは
レーナ「キバット!」
名前を呼ばれ、レーナの周りをキバットこと
キバットバットⅢ世が飛び回る
キバット「おう!よっしゃぁ、キバっていくぜ!」
そう言うと、レーナの腕に噛み付く
レーナ「ッ……」
彼女の体には、魔皇力というエネルギーが注入され、肌に紋様が浮かび上がる
噛まれるのだから、それはそれはものすごく痛い
レーナ「変身……!」
キバットをベルトに装着し、鎧をまとい
仮面ライダーキバへと変身した
その目の前にいたのはファンガイアであった
『お前は……』
キバ「…」
彼女はすぐ目の前にいるファンガイアを殴り飛ばす
『ゥゥゥゥ…』
殴り飛ばされたファンガイアは
気味の悪い唸り声をあげながらキバへ接近する
しかし、キバに両肩を掴まれ、3回蹴りを入れられる
『キバ…』
キバはその場に立ち止まる
キバット「ウェイクアップ!」
と、コールし、ウェイクアップフエッスルを吹き
キバの右足の鎖を解放する
空は三日月の夜になった
それをバックにして天高く飛び上がり、敵に向かいライダーキックをする
敵に当たるとそこにキバの紋章が刻まれる
すると、突如現れたビルから、ドラゴンのようなものが現れる
そいつの名はキャッスルドラン、ドラゴン族最強の怪物。
そして、ファンガイアの体が砕け、中から光のようなものが現れる
その光をキャッスルドランが飲み込む
キバット「よーく噛めよ〜」
食べ終わった後、キャッスルドランは元いた場所へと帰っていった
キバ「…」
変身を解き、渚達のところへ向かおうとするが
戦兎「ほうほう、あれが仮面ライダーキバね、やっぱ実物見るとすげーな」
ツクヨミ「なにそれ」
戦兎「え、知らねーのお前。2008年放送されて……」
ゲイツ「お前は黙ってろ!」
戦兎「なんでだよ……あ、ミリーゼさんヤッホー」
レーナ「え…あ……み、見てたんですか…!?」
自分がライダーであったことがバレ、恥ずかしさのあまり顔が赤くなる
ゲイツ「お前なあ……」
戦兎「おー、こわこわ」
杉野「おーいお前ら!いつまでそこにいるんだ!はよ来い!」
戦兎「へいへーい!」
2008年
喫茶店から逃げ出し、自宅へ帰って2日後
彼の手には、何か時計のようなものが握られていた
渡「これ……なんだろう」
???「…なにそれ」
と、渡の持っている時計を覗き込む
彼女の名は野村静香。自称「渡のお母さん」
渡にバイオリンを習うため、彼の住む洋館に出入りしている。
渡「本当になんなんだ…」
静香「おもちゃとかじゃない…?」
渡「それはないと思うんだけど…」
すると、渡の脳内を誰かの声が通り過ぎた
『サイテーサイアクの魔王じゃなくて、最高最善の魔王になる!』
渡「でも…何か知ってる気がする……」
静香「どゆこと…?」
渡「ちょっと行ってくる」
静香「えっ?待って!マスクとサングラスは?」
渡「いや僕…この世アレルギーじゃないかもしれないんだ」
静香「えっ」
2021年
カエデ「次は八坂神社ねー」
カルマ「えー、もー良いから休もうよ。京都の超甘ったるいコーヒー飲みたい」
カエデ「飲もー飲もー!」
ツクヨミ「めっちゃテンション高いじゃん。私はそれほどじゃないけど…」
カルマ「とか言っておきながらツクヨミさん。めちゃくちゃお土産買ってんじゃん」
ツクヨミ「…いや、これはその………」
戦兎「カルマ、あんま深掘りするのはやめよーぜ」
ゲイツ「お前が言うなよ」
カルマ「そうだねー………ん?」
と、後ろから視線を感じた
後ろを振り向いてみたが誰もいなかった
杉野「ん、どしたカルマ?」
カルマ「いや、なんでもないなんでもない」
渚「ずっと日本の中心だったこの街は暗殺の聖地でもあるんだよ」
杉野「なるほどな〜言われてみればこりゃ立派な暗殺旅行だ」
-路地裏-
カエデ「へぇ、祇園って奥に入るとこんなに人気無いんだ」
神崎「うん。一見さんお断りの店ばかりだから目的もなくフラッと来る人もいないし、見通しがいい必要もない。だから私の希望コースにしてみたの。暗殺にピッタリなんじゃないかって」
カエデ「さすが神崎さん。下調べ完璧!じゃ、ここで決行に決めよっか」
すると、後ろから男の声が聞こえた
不良1「マジ完璧。何でこんな拉致りやすい場所歩くかねぇ」
その声はだんだんと近づいていき、
渚達は不良の男達に囲まれてしまった
カルマ「……何、お兄さんたち。観光が目的っぽくないんだけど?」
不良2「男に用はねーよ。女置いて家帰れボケ」
カルマ「は?やんの?」
不良3「あ?上等だゴラァ!」
カルマ「オーケーオーケー」
彼は不良の頭を掴み、地面に思いっきり叩きつける
カルマ「俺に喧嘩売るなんて…100年早いよ?」
不良3「てめぇ、刺してやる!」
と、片手にナイフを持ち刺そうとするが、カルマはそれを避け、股間を蹴る
不良3「ぎにゃぁぁぁぁぁぁ!!」
不良を1人懲らしめることに成功したが、もう遅い。神崎と茅野は不良に掴まれていた
レーナ「茅野さん、神崎さん!」
リュウキ「うるせえぞ」
その声が耳を通った直後、レーナの視界は暗転した
カルマ「……やべえ」
カルマ達も同じ状況だった。頭を殴られ、全員その場に倒れこんだ
リュウキ「おいてめえら!行くぞ!」
不良達「ウッス!」
-数分後-
奥田「渚君、杉野君!みんな!だ、大丈夫ですかっ…!?」
渚「よかった。無事だったんだね」
レーナ「いたたた……」
頭を抑えながらレーナも立ち上がる
奥田「すみません…思いっきり隠れてました……」
カルマ「いや、それで正しい。
てかあいつら、車のナンバー隠してやがった。
多分盗車だしどこにでもある車種だった。
犯罪慣れしてやがるよ、あいつ等。通報してもすぐには解決しないだろうね。……ていうか俺に直接"処刑"させて欲しいんだけど」
渚「とりあえず、あの不良達を追おう」
杉野「ファ?追うって?どこ行ったかもわからねーんだぞ」
渚「いや、修学旅行のしおりを見れば、敵のいるアジトはすぐにわかる」
と、カバンの中から辞書……もとい、修学旅行のしおりを取り出す
渚「みんなは殺せんせーへ連絡してて」
戦兎「あいあいさー」
レーナ「では、行きましょう」
ツクヨミ「あのー、私を忘れないでよ」
「「「「あ」」」」
-アジト的なところ-
リュウキ「ツレに召集掛けといた。ついでに記念撮影の準備もな。あともーすぐでお前らのお仲間も来るぜ」
すると、不良達が2人ほど女生徒を連れてきた
その生徒は
不破「ひえー、捕まっちゃったー」
倉橋「は、離してよ!」
別の班の、不破と倉橋であった
カエデ「不破さん、倉橋さん…」
リュウキ「京都なら、東京の"アイツら"も何も言って来ねえ。さあて、宴の始まりだァ……愉しめよ?」
不良「果てしない"愉☆悦"になァ!」
と、どこかで聞いたことあるような単語を口にする
不破「ちょっと待ってよ……」
カエデ「不破さん?」
不破「ごめん…拘束プレイちょっと興奮するかも」
カエデ「なんか目覚めかけてる!?」
-渚達は-
杉野「マジでわかんねーな。敵のアジト」
渚「うん…」
前原「おーい!渚!」
岡島「大丈夫かー!?」
渚「前原君、岡島君!」
駆けつけた2人は、深刻そうな顔をしていた
前原「不良っぽいやつらが襲ってきて……倉橋が連れてかれちまった」
岡島「不破もだ…」
ゲイツ「くそ……」
戦兎「最ッ悪だ…」
渚「行くよみんな!」
二つの班と合流した渚達は、敵のアジトへ走っていく
-敵のアジト的な場所-
リュウキ「あーそうだ。黒髪のお前。どっかで見たことあると思ったけどこれさぁ………お前だろ?去年の夏頃。東京のゲーセン」
と、派手な服装をした女の写真を神崎に見せる
その女は、髪を少し染めていて、明らかに今の若者を体現したような姿だった
リュウキ「目ぼしい女は報告する様にダチに言っててよー。さらおうと計画してたら見失っちまったってワケ。まさかあの名門中の生徒だとはね〜!でも俺にはわかるぜ。毛並みの良い奴ほど何処かで台無しになりたがってんだ。これから夜まで台無しの先生が何から何まで教えてやるよ」
カエデ「…最低」
……………
場面は変わり、ここはとある部屋。
1人の少年が、机で何か作業をしていた
「おれ達が必ず迎えに行きます、ミリーゼ少佐」
To be continued……
次回
「真面目な神崎さんでもああいう時期があったんだね」
「何度言ったらわかるんだ!!」
「この落ちこぼれが」
「有希子、俺はお前の味方だ」
「もう自分の居場所がわからないよ…」
EP19「修学旅行編 過去の時間-神崎編-」
あとがきなるもの
ええと、EP14で杉野君がガチギレした件ですが
あれは杉野君がテレビを見て覚えた言葉と自分を重ねて言ってるだけです
ちょと…かわいそう
仮面ライダーで一番好きな作品はアギトです
自分、幼子の頃にウィザードと鎧武をリアタイしてたのですが、やはりアギトが好みです
TSU○AYAに感謝
あ、チェ○ソーマン最高。天使の悪○君がすこです
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