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【三次元】運命の人が男と女とは限らない【ナマモノ】
日時: 2015/08/28 13:48
名前: 枝豆豆腐 (ID: JrXb8vQ7)

どーも、初めまして。枝豆豆腐と申します
人を笑わせる人たちの小説が書きたくて初投稿しました。

ここであってるのか、不安なのですが

間違っていたら指摘してください笑

主にメインは毒舌王と877さんのドSさんの話が多いです。
そこにちょこちょこバカリズムとか土田さんが加わったりします

そして、サブは麺図や吉本の若手さんとか書きます。
特に裏九期が大好きです笑笑

リクなんてあれば、よろこんで書きますよ

それでは、よろしくお願い致します。


Re: 【三次元】運命の人が男と女とは限らない【ナマモノ注意!!】 ( No.218 )
日時: 2014/03/23 14:53
名前: 枝豆豆腐 (ID: oaGCnp6S)



“恋をする人はみな、幾許かの欺きにあう” 視点 有吉


俺は愛を履き違えていると知っている。


「淳さん、」
「なーに?」


淳さんは俺と一緒にいても、
その憎たらしいほどにキレイな結婚指輪を外さない。
何も気づいていないような演技をして


「…それ外してくださいよ」
「えっ?…あぁ、これか(笑)」


ホテルで俺と淳さん、二人っきりなのに
指輪の存在は大きくて


「なに?もしかして指輪に嫉妬しちゃった?」
「そんなこと………」
「可愛いなぁ、有吉は」


そう言って、無理に振り向かして、ウザい程のキスをする。
侵入してくる舌は慣れていて
そんなキスが痛いぐらい嫌なのに
受け入れてしまうのは、本能で淳さんを欲している自分がいる。

ちゅっ…くちゅ…とキスの音だけが響く


「……ん……んっ………」
「…ねぇ、早く壊れてよ?」


口を離せば、いつもの台詞を言い、
ベッドの上で押し倒す。

息を切らしながら俺は
まだ外されていない左手の薬指の指輪を見る
だから名前を耳元で囁かれても
身を委ねても、愛してるって言われながら愛撫とか、挿れられても

感じながら、心の中は切なすぎて
泣いてしまうんだ。

自然とポロポロと流れて止まらなくなる。


「んあっあっあっぁ!う…っく」
「…いいねその顔、泣いてる顔……すっごいそそられる」
「んはっあ…あぁぁぁぁっイ、くっイくっ…」
「悲しいの?だから泣いてんだろ?………俺はその涙が、
大好きでいじめたくなるの(笑)」


淳さんはおもちゃを壊す子供のように、
好きなものを壊すのが、大好きらしくて
だから俺という奴がいながら結婚とかして、
別れようともせず、ただただ好きな気持ちを利用して楽しんでいる。

こんな最低な奴
別れてしまえばいいんだ。

なのに、


「ほら。言わないと分からないだろ」
「…あつしっさんので……はあっはっ………イ、カして………」
「よく言えましたw」


離れられないのは、本当に馬鹿だから
まだ淳さんは俺のこと好きだって錯覚してる。




付き合い始めたのは、三年前くらい
俺から告白した。

その時から分かってた
淳さんには本命の人がいて、俺なんて遊びなんだって
その事を知った時には俺はもう付き合っていて
まだ身体の関係がなかったし、関係を築いてはダメだと思い
気づかれないように逃げようとして

別れを切り出そうとしたら

淳さんはこう言った。


『このことを、バラしてもいいんだよ?』


冷静に言い放つ淳さんは恐くて、身か凍った。

もしもバラされたら
俺はこの世界で仕事もおろか、居ることも出来なくなる


『それは………』
『なら、俺の言うこと聞いてよ〜
有吉は今日から俺のセ・フ・レ♪まぁ愛人みたいな』
『………そんなの、嫌です』
『大丈夫。ちゃんと壊れるぐらい愛してあげるから』


その後、抵抗もせずに身体の関係を持った
愛人になることを選択して、
それからずっとずっと続いている。

付き合ってるって言っても
暇さえあれば、淳さんの精処理をしてるようなもんで、
キャラじゃねぇけど…恋人みたいなことを望んでいたのに

淳さんは俺を征服するのを堪能し
俺はそれに従う


『あ、俺結婚するから。…でも有吉の結婚は許さないよ
俺以外の奴なんかと居たら、どうなるかなんて言わなくてもいい?』


生きてる心地がしない、

もっと肌で感じるような運命な人を

そんな時、あの人は現れた。
強面でいつも無表情でテンション低くて………優しい人




「おはよーございまーす」
「おう、久々だな」
「そうっすね、なんか土田さんテレビ以外で見たの久しぶりっすね」


事務所の先輩である土田さん。
見た目とは裏腹に実は心配性だったりする彼は、
忙しい俺の体調を気にしてくれている。


「お前、大丈夫か」
「はい?」
「なんか寝不足みたいだけど…」
「あぁ…最近寝てなくて」


土田さんには、淳さんのことを言っていない。


「気をつけろよ。」
「ありがとうございます」


サッカー雑誌を読みながら土田さんは言った。
そんな土田さんの隣に座る。
禁煙中の俺を気にしてか、吸い始めで長い煙草を灰皿で潰して消した。


「土田さんって、」
「ん?」
「なんで俺の心配してくれるんですか?」
「それはお前…後輩だからだよ!」


なに照れながら言ってんだよ。

フランケンが照れてても何も可愛くなんかねぇよ。

…でも、土田さんみたいな人が
俺の恋人になってくれたらなーって思った

寄り添ってくれる、かっこよくて頼れる土田さん


「…土田さんって、俺のこと好きだったりします?」


ニコっと笑って聞いてみると、
捲っていた雑誌のページをピリッと破った。
えっ?と思って顔を見てみると、土田さんは顔を真っ赤にして
なんとも言えない表情をしていた。

冗談で言ったのに


「…土田さん?」
「有吉、俺はずっとずっとお前が大好きだったんだよ」
「………マジっすか?」
「………………マジ」


不器用すぎる告白。その言葉は気持ちがこもってて
ドクドクと心臓が鳴り出すのが分かった。

土田さんのこと、俺もしかしたら、好きなんだ


「俺も土田さんのこと、大好きですよ」
「いいのか?こんなアットホームパパだけど」
「はい!!気持ち伝わりましたから」


淳さんの約束を破ったあの日
短くてもいいから、彼と恋がしたいと思った。
何も知らない土田さんを欺くのは苦しくて、いたたまれなくなったけど
彼の前の俺は、汚くなった俺を浄化してくれた気がした

それから必要以上にベタつく俺
抱きついたり、手繋いだり、キスしたり、


「土田さーん」
「お前………可愛いすぎ」
「柄じゃねぇなとか、思ってんでしょ?」
「ううん。つーか俺以外にそういう顔見せんなよ、嫉妬するから」
「!!!!!」


言われ慣れてないから、熱くなるぐらい恥ずかしくなる
でも嬉しくてずっと笑ってた。

もっと甘い嘘がいい

やり直せるぐらいに甘ったるい嘘をくれ。




「なんかさ、最近つっちーと仲良くない?」


ロンハーの収録。

淳さんの楽屋に呼ばれて、服を脱がされてるときに聞かれる。


「…別に」
「ならいいけど…なんかあったら大変だからね?」


髪にキスをしながら淳さんは不気味に笑って言った。
するとニッと笑って、俺の顔を平手打ちした


「俺が指定した以外のシャンプー使った?」
「…………………。」
「この匂いは………つっちーの匂いかな?」
「…………………。」
「シャンプーだけでバレないと思った、有吉」


バシッ!!と平手打ちを繰り返す


「つっちーとヤって楽しかった?」


昨日、土田さんとエッチしたのをシャンプーだけでバレるなんて
淳さんは本当に恐い人だ。
楽しかったかと聞かれているなら、俺はイエスと答える。
だって土田さんは俺を愛してくれて
その想いがこぼれるくらいに、身体で感じたから


『あッあっあ……や、も、……らめ…っ!』
『っ…大丈夫か?』
『いいからっ………もっと…ついてぇ………』
『愛してるよ、有吉………っ』
『はっはっ………おれもっ…』


今でも鮮明に蘇るあれは
笑ってしまうほど、必死な二人がいて
余裕なんて無くなるほど愛し合って、気持ちいい涙が溢れた。

淳さんとヤっていて、決して感じることの出来ないことを感じた


「………もう、止めましょう」
「あーそう」
「こんな関係俺は望んで「分かった、じゃあつっちーのこともバラす」
「えっ?………」
「お前とつっちーのスキャンダルは高額で売れるだろうな」
「……………………」


反抗してやればいい、

言われたってこんな奴の言うこと信じる奴なんかいない

運命の人と過ごせばいいんだ。


Re: 【三次元】運命の人が男と女とは限らない【ナマモノ注意!!】 ( No.219 )
日時: 2014/03/23 15:27
名前: 枝豆豆腐 (ID: oaGCnp6S)



「それに、お前はもう俺と別れられないって。
………嫌がってても、身体は快楽の悦びを知り尽くしてる」
「………………………すみませんでした」


謝ることしか出来なかった。

土田さんの未来を考えたのもあるが

…本当は淳さんの言った通りのことで、
たとえ嫌でも、何回も身体を重ねるごとに
その蜜の甘さを知ってしまった俺は、別れたくても離れられない。

そう俺は、淳さんナシでは死んでしまう犬

味をしめた快感は
抜け出したくても、抜け出せない。


「俺を厭きさせないでよ」
「………はい…あっぁ!……」
「キスマーク。付けておくから」


首にほんのり赤らんだキスマークを付けて、
行為は収録まで続いた。

そして俺はポロポロとまた泣く

ただ愛して欲しいだけ、気紛れなんかじゃないって言って欲しいだけ
…なのにこの想いは届かずに
淳さんはまた壊れていく俺を楽しんでいく

俺は土田さんを愛す資格なんてなかったんだ。
こんなことを続けても、
土田さんを傷つけるだけで、俺も今以上に傷ついていく

なら俺は彼の未来がずっと明るくあることを願いたい




「…ねぇ土田さん、」
「どうした?」
「………別れましょう、俺たち」


突然の宣告に土田さんは黙っている。


「…なんでだよ」
「ごめんなさい、忘れて…今までのこと全部………」
「何かあったのか?………お前、これ!!」


土田さんが見つけたのは、今日付けられたキスマーク
勘の良い土田さんならちよっとは感づいたはず。

これで別れ易くなる


「好きだから(土田さんとはもういられない)」
「…………………。」
「好きだから、別れるんです」




「つっちーとは別れたの?」
「………はい、俺は貴方のモノですから」


今日は躾として酷くなるけど、いいよね?っと
淳さんは笑って言う。

俺はそれを笑顔で快く受け入れた


「有吉、俺以外見ないって誓ってくれる?」
「誓います。」





優しい世界でうまく生きられない。

俺には涙が必要だった。

枯れていく感情の水分はもう二度と潤わない

なのに、


「俺は淳さんの犬です。」


頬を伝う薄い涙は

一体誰を思い出しているんだろう?



                            end


Re: 【三次元】運命の人が男と女とは限らない【ナマモノ注意!!】 ( No.220 )
日時: 2014/03/23 15:34
名前: 枝豆豆腐 (ID: oaGCnp6S)


どうでしょう?

やはり濃密って難しいですね………

あかりさん、これでよかったでしょうか?


今回の話は土有と淳有を足して

淳(←)有→←土を書いてみました〜
なんか淳さんが最低人間に…www


次回はばいびさんリク『とんねるずの背が高い方→有吉』です。


リクは随時募集中です。
お気軽に書き込んでくれると嬉しいです!

コメも大歓迎ですので、よろしくおねがいします!!


Re: 【三次元】運命の人が男と女とは限らない【ナマモノ注意!!】 ( No.221 )
日時: 2014/03/23 16:06
名前: あかり (ID: p17IpJNR)

うわーーーー!!ありがとうございます!!
めちゃくちゃ興奮して口元が緩みっぱなしです
(//∇//)はぁはぁ

淳さんの鬼畜っぷりがヤバイです(≧∇≦)♫
濃密加減も素晴らしい♫

また更新されるの楽しみにしてます(*^^*)

Re: 【三次元】運命の人が男と女とは限らない【ナマモノ注意!!】 ( No.222 )
日時: 2014/06/07 15:32
名前: 鰯。 (ID: DYDcOtQz)

枝豆豆腐って物凄い学力の高い高校行ってる女の子っていうオーラが文章から伝わるやらなんやら言ってるけどそこまで良い文章ではないね(キッパリ


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