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【三次元】運命の人が男と女とは限らない【ナマモノ】
日時: 2015/08/28 13:48
名前: 枝豆豆腐 (ID: JrXb8vQ7)

どーも、初めまして。枝豆豆腐と申します
人を笑わせる人たちの小説が書きたくて初投稿しました。

ここであってるのか、不安なのですが

間違っていたら指摘してください笑

主にメインは毒舌王と877さんのドSさんの話が多いです。
そこにちょこちょこバカリズムとか土田さんが加わったりします

そして、サブは麺図や吉本の若手さんとか書きます。
特に裏九期が大好きです笑笑

リクなんてあれば、よろこんで書きますよ

それでは、よろしくお願い致します。


Re: 【三次元】運命の人が男と女とは限らない【ナマモノ注意!!】 ( No.208 )
日時: 2014/03/11 10:53
名前: 枝豆豆腐 (ID: oaGCnp6S)


“実によくある、夏の日のこと” 視点 設楽


みーんみん

今にも蝉が鳴きだしそうな、たまり場

ここは果たしてスタジオなのか。


「あぢー…」


大竹さんがそう呟きながら
うちわをパタパタと動かしている。

みんなの格好はスーツだったのに、そのスーツをだらしなく着て
どうにか暑さをごまかしているけど
いつまでも続く熱帯を抜けることは出来ない。


「しょうがないでしょ…クーラー……壊れてんすから」


山崎が今にも熱中症で死にそうになりながら答えた。

そう、壊れたの
みんなが愛してやまないクーラーが

原因不明の故障だそうで、

ホントやってられないよねー


「………三村さんが、」
「なんだよ」
「……いや、なんでもないです」
「おいっ!!逆に気になる!!」


ミニ扇風機を机に置いて、風を浴びてる有吉も
毒が吐けない程まいっているらしい。

有吉は寒いのも嫌いだけど、暑いのも嫌い
だからこういう状態になると
物凄く不機嫌になる。無口を通り越して空気になる。
まぁそんな有吉もなかなか見れなくて、
彼氏である俺にとっては嬉しいかぎりなのだけど


「有吉、大丈夫?」
「…あなたに心配される程、ダメになってません」
「そっか…」


もうちょっと素直になればな、なんて
思ったりする訳です。


「あづい………」


待ち時間が地獄だ

チラッと有吉の方に目をやると、
Yシャツのボタンを全開にして肌を露出している姿

………滾るなぁ

白い肌が汗だくになっている。
それで透けるYシャツも尚よくて、
みんながいるというのに
元気になってはいけないところが元気になりかけていた

ああもみんなと違うんだ


「アイス食べたくない?」
「小木、それナイスアイディア」
「いいけど。誰が買いに行くんだよ」
「…大竹さん」
「ふざけんな、歳を考えろ」


そしてアイスを誰が買うんだという
どーでもいい話し合いが始まる
…まぁ俺もアイスは食べたいけど、買いにいくのは嫌だ。


「三村、お前行けよ」
「………俺が死んだら残された家族が」
「どんだけ弱いんだよ」
「じゃあ大竹が行けばいいじゃん」
「………子供生まれたばっかなのに」
「大して俺と変わねぇwww」


この中でもっとも先輩の二人はないとして、


「山崎、お前買って来い」
「いやね設楽さん。俺は行きませんよ」
「俺の命令に背くのか?」
「ホント………死にそうなんすよっ…」


なんかマジっぽいから、山崎はないとして、


「日村さん、」
「……………………」


ダメだ、死んでる。


「小木さん行ってきてください」
「えぇ〜普通に考えて発案者は行かないよ」
「確かに、そうだよな〜」
「じゃあ矢作さん」
「俺も発案者だもーん」
「二人で考えたんだよなぁ」


仲良しでウザい二人
これはもう絶対に行かないし、この二人に頼んだ俺が馬鹿だった。


「つーか、設楽が行けばいいじゃん」


ちょっと…小木さん、何言ってんの?


「そうだよ。設楽が行けばいいよ」
「俺はそういうんじゃないでしょ、普通」
「だから逆にいいじゃん。たまにはやりなよ」
「お願いします…設楽さん……」


山崎が懇願して


「俺からも…お願い……設楽さん、」


日村さんも懇願して


「頼む〜設楽〜」
「元気なのお前だけなんだって」


先輩の二人に懇願されても


「…嫌です」


こんな室内だけで暑いのに
外なんて出たらもっと暑いに決まってる。


「………設楽さん、」


ぽつりと聞こえたのは、有吉のか弱い声


「俺も、アイス食べてたいです」


有吉もアイスが食べたい。
それを聞いて頭の中で思い描いたのは、
おいしそうに夢中でアイスを食べている有吉だった。
バニラ味の棒アイスを赤い舌でいやらしく舐めているあの情景
何が凄いかって、それを無意識でやっているから

余計欲情させられる。


「………買ってきます!!!!」


暑さでやられていても、
あんなに早く走れるなんて

恋人という存在は非常に恐い存在だ





近くのコンビニで買って、
溶けないように急いで帰ってくると

今まで死んでいた奴らが

フリをしていたように走ってやってくる。


「設楽さん先に」
「いいよ、余ったやつで」
「………お前って意外にチョイスいいよな」
「あざーす(笑)」
「あっ!!俺の好きな奴!!」


山崎はチョコモナカジャンボ

大竹さんはハーゲンダッツ

三村さんはパナップを取っていった。


「俺らはこれでいいよ」
「うん、」


仲良し二人はパピコ


「日村さんはこれね、」
「おぉありがと…」


日村さんはソフトクリーム

俺は残ったガリガリ君を食べることにした。


「有吉〜これ買ってきた」


寝ている有吉の隣に座り
下心丸出しのアイスを渡す。
察しが鋭い有吉だから、俺の読みは読まれているはずwww


「………ホームランバー?」


ちゃんとしたバニラ味

のそっと起きた有吉はそれを手に取り、
俺のガリガリ君と比べていた。


「どうしたの?」
「………俺、ガリガリ君の方がいいんですけど」
「えっ?」
「そっちくださいよ」


あーあ、俺の願いが飛ばされていく。
でも可愛い有吉のためだ


「いいよ。はい交換」


やっぱ下心出したら損するだけだな
こうなるんだったらもう少しちゃんと買ってくればよかった
内心反省しつつ、がっかりしながら、
ホームランバーの包みを開けて、渋々バニラ味を食べていた。


「あー…生き返るー………」
「そだねー生き返……」


ここで俺が気づいたこと

それは、ガリガリ君の方がヤバかったってこと。


(夢中で食べてるから、アイスが溶けてるのに気づいてない)


その溶けたアイスが
有吉の胸板に垂れてきて、仮に白かったらアウトだ

………うん。理性持たない

二人っきりだったらこの段階でアイスプレイに続行していたかも。


「………設楽さん、」
「ん?」


冷静を保ちながら返事をした


「そのアイス、エロいっすね」


ニヤリと妖艶に笑いながら
有吉はガリガリ君を食べて、そう言った。


「ダメだって有吉、俺の理性飛んじゃうよ」
「いいじゃないですか、飛んじゃっても」
「…えっ?なに?……今日の有吉はいつもより変だな」
「暑すぎて頭にウジが湧いてるのかもしれません。
だって、みんながいるのに、ここでエッチしたいと思ってますもん」


そう言って有吉は
いつもならしないのに、ベタベタと俺にくっつく。

こうもスタジオは暑いのに
くっつかれていることがまったく嫌じゃない
むしろ悶々として、あー………もうホントどうしようもない


「俺も暑くてウジが湧いてるのかも、頭の中に。
みんながいるのに、有吉の要望に答えたいと思ってるんだ
なんなら俺の方がお前とエッチしたいって思ってるかも」
「…………設楽さんの変態www」
「それはお互い様」


スタッフがいないことに感謝。

あの後俺たちは
陰に隠れて、暑さを忘れるくらいに愛し合った
おそらく洩れていたであろう声も音も
メンバーたちは何も言わず吸収してくれた。





「そろそろ収録始まりまーす」


スタッフが戻って来る頃には
クーラーも無事直り、
涼しい空気がスタジオを包んでくれていた。

観覧しに来たお客さんは知らないだろう

どんなにこの空間が鬱陶しくて、どんよりしてて、地獄で、
甘ったらしくて仕方なかったのかを


「もーだらしなすぎますよーー」


そう言いながら、
スタイリストさんがみんなのくだけたスーツを直していく。


「あれ?有吉さん、香水つけてます?」
「………つけてませんけど」
「なんか甘い匂いがするからつけてるのかなと思って」


ぶわっと赤くなる有吉。

それを俺はにひひっと意地悪く笑った


「それはアイスと暑さのせいですよ」




                            end

Re: 【三次元】運命の人が男と女とは限らない【ナマモノ注意!!】 ( No.209 )
日時: 2014/03/11 10:58
名前: 枝豆豆腐 (ID: oaGCnp6S)


なつみさん、こんな感じでどうでしょう?

甘い設有が
書けてるかなとちょっと不安です。

メンバーはとりあえず優しい方々なので、
絶対に覗いたりしませんwww

もう何もなかったように………(笑)


次回はリクは一旦休んで
免許書きたいと思いまーす。

書かないと、私の中の熱がヤバいのでwww


リクあったら気軽にどうぞ!!


Re: 【三次元】運命の人が男と女とは限らない【ナマモノ注意!!】 ( No.210 )
日時: 2014/03/15 16:54
名前: 枝豆豆腐 (ID: oaGCnp6S)



リクエスト整理します。


○冬華さんリク 「有吉×設楽or有吉×綾部」

○閏華さんリク「設×有←吉」


この順番でさせていただきます。

随時リクは募集してます。


Re: 【三次元】運命の人が男と女とは限らない【ナマモノ注意!!】 ( No.211 )
日時: 2014/03/15 13:23
名前: 枝豆豆腐 (ID: oaGCnp6S)


こんにちわ。枝豆豆腐です。

今回は前に言っていた
免許書きたいなと思います。

学パロで井藤です。

視点は井本さんです。




Re: 【三次元】運命の人が男と女とは限らない【ナマモノ注意!!】 ( No.212 )
日時: 2014/03/15 14:55
名前: 枝豆豆腐 (ID: oaGCnp6S)



“この恋、きみ色”  視点 井本


俺のクラスに
藤原、っていう奴がおる。

いつも机で本ばっか読んでで
アイツが喋るのを授業以外見たことない。
暗くて、長い髪は顔を隠してて表情がよく分からん。
でも多分ずっと、無表情やと思うねんけど

そんな藤原を俺は正直気持ち悪いと感じとった。

俺とめっちゃ真逆で
一生関わることなんてないわ、と思っとんたのに

今の俺は藤原という奴の存在が
胸ん中をモヤモヤさせて、
なんとも言えない感情を生み出しとった。




「アカン…遅刻する……」


移動教室やと知らなかった俺は
教室で寝ていたせいで、次の授業に遅れそうになっとった。

普通寝てる奴おったらさぁ
起こすのが友達なんちゃうか、と心の中で愚痴りながら
チャイムの鳴る廊下を全力疾走していた。

テストもスレスレでアカンのに
こんなんで出席逃したら、卒業出来んくなってまう


「早よ行かな…!!」
「へぇー先輩ってそっちの趣味もあったんすか」
(ん?…なんや?……)


誰もいない資料室から声が聞こえた。
走っていた足を止めて振り返り、覗いてみると
数人のヤンキーが男子をいじめてるらしい。


「女は飽きたの。たまにはこういう地味ーな子もいいかなって」
「でもそいつ気持ち悪いっすよ」
「だから、こういう奴ほど可愛かったり…する訳ねぇか!!」


リーダー格を気取ってる奴が、男子を殴った。
それを見て後輩どもが下品に爆笑している

…なんやこれ、胸ぐそ悪すぎて反吐が出そうや。


「本音、口止め出来そうなのこいつしか居なかったからwww」
「あぁー確かに。授業以外で喋らないっすからねwww」
「ヤるときは後ろ向いててくんない?萎えるからさ」


アイツらが動いて、チラッと隙間から、
誰だか分からへんかったそのいじめられてる奴が見えた。


(あ、藤原や)


そこには床に座らされている藤原がおった
怯えてるんか、体が小刻みに震えとる。
接点なんか何もないのに、俺は助けなと思った。
やってこれはそういう話やないから
ここで見逃したら、自分として最悪やと感じたからやった。


「ええ趣味してるやん?」
「はぁ?」


中に入ると、一斉にこっちを見る。


「そこに居る奴、俺の友達やからさぁ、返して」
「てめぇ何言ってんだよ」


一人の後輩がメンチを切って近づいてきた
全然怖なくて、迷い無く思いっきり殴ったった。
即死かってツッコミたくなるくらいにそいつは倒れる

怯える後輩たち
リーダー気取っとったアイツも冷や汗を掻く


「なぁ、返して言うてんねん」


胸ぐら掴んで、偉そうなコイツに言うと
俺の手を振り解いて逃げていった。


「ちっ…!!」
「あ、ちょいちょい待ち」


逃げるコイツの肩を掴んで、振り向いたところを
手加減無しの力で殴ったった。すると気絶したんかキレイに卒倒。
そんなリーダー気取りを残りの後輩たちが引きずって去っていった。


「大丈夫か?」


藤原の隣に座ると、藤原は髪をなびかせながら
俺の右手を優しく撫でた。
予想外の出来事にびっくりしたけど
なにしてんねん!!って手を振り解くことはなかった。


「…なにしてんの?」
「痛くないんか………?」
「えっ?」
「人殴ると、手痛くなるって言うやんか………」


初めて授業以外で喋っとる藤原を見た。


「大丈夫や、こんくらい………つーかお前」
「何?」
「関西弁なんや」
「そうやで。今まで知らんかったん?」
「俺らあんま喋らへんからな」
「せやな………なのに、助けてくれたんや」
「馬鹿やな、お前だからやで」


…ん?

俺、今なんかものっ凄いこと言わへんかった?


「俺のため…?」
「………いや、ちゃう!!クラスメイトだからや!!!!」
「ふふっ…ありがと、井本」


長い髪から、ニコッと笑う藤原がちょっと見えて
なんかキュンとした。


「…あ、そうや!!授業行かな!!」
「もう始まってるで」
「ほら藤原早よ行かな!!!」


そう言って、立ち上がると
藤原の手を握って廊下を走っていた。

照れくさくてしゃーなくて、
手汗掻くなって心の中で強く思いながら
授業をしている教室へと走っていく。

教室に着いて、勢いよくドアをビシャャャア!と開けると

俺やと笑うみんなが
後ろの藤原を見て、驚きながらコソコソと話し出した。


「井本、お前なにしてたんだ!!」
「…すみません」
「藤原も…あれ?お前殴られてないか?」


殴られて赤くなった頬を見られ、説明しずらそうにしている藤原。
確かに男に襲われかけたってことを言うのはあれやしな…
やから俺は、藤原をフォローしてあげた。


「誰に殴られたんだ?」
「俺が殴りました」
「井本、お前なんで藤原殴ったんだ!?」
「………エロ本の取り合いしてて」


ぶわっと笑い出すクラスのみんな。


「何言ってんだよアイツ!!」
「流石、井本だなwww」
「エロ本とか…井本くん最悪ーぅw」
「………井本はそう言ってるが、そうなのか藤原」


呆れて聞く先生に
藤原は笑顔で返事をした


「はい!!!!」


それを見てまたみんなは、びっくりしとった。




あれから俺は藤原と仲良くなった
暇さえあれば、ずっと話てて
最近席替えして隣同士になってからは、授業中も話すようになっていた


「でな、そいつ………足ぐねってコケよってんwww」
「ははははっwwwマジでwww」
「井本ー藤原ー、うるさいぞー」
「すんません」
「ごめんなさい」


慣れへんかったみんなも
今では仲良しと言えば、俺らってなっとった。

帰りも一緒に帰るようになって

ほぼ毎日、藤原といるようになってから
俺はアイツと一緒におって、思っていたことが全て変わってった。
そしてそのたび、今まで無かった心の動きに困惑していた
いつのまにか胸ん中がモヤモヤして
そのモヤモヤが藤原に触れると、キュンとなって、苦しくさせる
心になんとも言えん感情が
名前も無いその病気を加速させるねん。

なんやこれ?

答えは分からへんまま、俺は藤原と過ごしていく




ある日、登校すると
教室で藤原が女子にチヤホヤされとった。

それだけでもモヤっとする


「藤原くん、その髪型の方がいいよ〜」
「ホンマに?」
「うん。超イケメン〜!!」


背がデカい藤原は、女子が群がっててもよう見えた

長かった髪が、切って短くなってた。
そのせいで顔が露出して、その美人加減にメロメロになってるらしい


「あ、井本くん見て〜」
「藤原くんこんな髪切ったんだよ」
「どう?かっこいい?」


笑顔で聞いてくる藤原に、俺は素で答えてしもうた。


「かっこいいより、可愛いやろ」
「えっ?」
「………あ、いや、だからな、顔が幼いって意味や!!」
「なーんだ」
「そういう意味ね」


慌てて言い直すと
俺は自分の席に座った。

すると藤原も、自分の席に座る


「朝から人気者やな」
「そんなんちゃうて〜」


今まで気にせんかったけど、
コイツ…こんな近づいて俺に話してたんや。

隣に目をやれば藤原の顔や髪に目がいく

ふわふわの髪の毛、太いまゆ毛、くっきり二重、ぽってりした唇


「………お前、近いねん」
「あぁ、ごめんwww」


またキュンってしてもうたで…




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