複雑・ファジー小説
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- 鏡の国の君を捜して……
- 日時: 2012/07/15 19:14
- 名前: クリスタル (ID: YOt4GnQH)
†ご挨拶†
はじめまして! もしくはこんにちわ。
この話は、コメディ・シリアス・ダークを目指していて、文体がヘタクソかもしれないですけど、生温かく見守ってください♪
†はじめにここのルール・説明†
・荒らしはやめてください。人として最低です。
・できれば、コメントください。嬉しいコメントが来ると、気合が出るので♪
・この話は、『不思議の国のアリス』をテーマにしています。
以上。それではどうぞお楽しみください。
†来てくださった人達†
竹中朱音、(´-_ゝ-)、翠李、*響*、晴樹、ラギば、ゆぅ
†特別†
なし
†目次†
Prologue 【Je vous ai trouvés du pays du miroir 〜鏡の国の君を見つけて〜】 >>1
Ⅰ【Un visiteur blanc comme neige 〜雪のように白い訪問者〜】>>3
>>8 >>9 >>12 >>14 >>19
Ⅱ【Le chapelier qui attend 〜待ち続ける帽子屋〜】>>20
>>21 >>26 >>27 >>28
Ⅲ【L'erreur du chat noir 〜黒猫の過ち〜】>>38
>>39 >>42 >>52 >>58
Ⅳ【Un casseur de prison sanglant 〜血まみれ脱獄者〜】>>59
>>66 >>68 >>71
登場人物 >>2 >>53
- Re: 鏡の国の君を捜して…… ( No.71 )
- 日時: 2012/07/15 19:06
- 名前: クリスタル (ID: YOt4GnQH)
「…落ちてないからな!」
「はいはい。分かりました。タオルどうぞ」
ノエルの気遣いが、いろいろな意味で心に刺さったであろう、キルさん。
実は、ノエルは全く調理が出来なくて、キルさんが調理担当らしい。
3分クッキングを超えた1分クッキングで、キルさんは……え、何を、作ったのだろう。
青紫色の…ああ、どう表現すればいいのだろう。とりあえず、味は保障できないだろうな。
「………………………………………」
「なんだ、レイシーもとい、居候。お前にこれは食わせないぞ」
うん。私は食べられない物質だろうね。あと、あなた以外の3人は居候だと思うけど。
「居候はこれでも食え」
「え、……あ、り、がと…う」
今度は、赤紫色の物質だった。これを食べ物だと呼べるのか。
とりあえずひと口…食べる勇気がない。「あら、レイシー。このキルが他人に餌付けしているのよ? こんなに珍しいことは無いわ。さあ、もっと豪快に! お食べ!」
エリーゼさんが私の頭を押さえつけ、赤紫色の物質を、私の口に流し込んできた。
「あぼぼぼぼぼっっ」
「きゃははは。さあ、喰えっ」
「あぼぼ…オロロロロロロ〜」吐いた。
「全く。人が作った物を吐くとは」
「スイマセン。今度からは食べれるものを作ってください」
あの味と食感は、砂糖と塩と牛乳と納豆とゆずを混ぜ合わせれば表せると思うから、挑戦してみてね! 割合的には、1:1:2:2:1。
キルさんしか料理作れなくて、キルさんは、普通にあれを食べていて…。
「……まさか、いつもあの料理で生きているの!?」
ギョッとしながら、聞いてみたが、ノエルが笑いながら「ハハハ。そんなわけ無いじゃないですか」
「そうだ。あんなもので生活していたら、老い先永くないだろう」
作った本人も、鼻で笑いながらそんな発言をした。
「まあ、そんなこと置いといて、真面目な話をするが……。レイシーは、これからどうするつもりだ?」
「進路相談!?」
「…フランスに帰るんだろう?」
「え?」
ちょっと…いや、いろいろおかしい。私は、無理やりエリーゼさんに連れてこられたのに、特に何もなしに「帰れ」と、言われてる。
「私、エリーゼさんに無理やり連れてこられたんですけど? 何も無いって、おかしいですよね?」
「ああ、そうか」
キルさんは、無表情で呟くように言う。
そして、沈黙。だ、誰か何とかして!
エリーゼさんもノエルも小屋の端っこで、仲良く「E,T〜」なんて言いながら、人差し指の先と先を付け合って遊んでいる。
自力で沈黙を破る「よ、用が無いなら、帰りますけど」でも、用がないはずがない
「ああ、無いわけではないが」ほぅら。
- Re: 鏡の国の君を捜して…… ( No.72 )
- 日時: 2012/07/23 13:24
- 名前: *響* (ID: AEu.ecsA)
たべたい。w
青紫色・・・かぁw
私の作る謎の液体の方がすごいかなw←ぇ
- Re: 鏡の国の君を捜して…… ( No.73 )
- 日時: 2012/07/24 11:45
- 名前: クリスタル (ID: YOt4GnQH)
ハハは。今度飲ませてよ←ぇ
- Re: 鏡の国の君を捜して…… ( No.74 )
- 日時: 2012/08/01 08:06
- 名前: クリスタル (ID: YOt4GnQH)
「てか、キルさん! さっきの発言は、私に帰って欲しいという意味ですかっ!?」
そうだ。『…フランスに帰るんだろう?』て、なんだ。出来れば帰りたいわ。親が心配しているはずだし。
「…まだ、判らないんだ。俺の判断が正しいのか…とりあえず俺は、お前に記憶を取り戻して欲しい」
「…はぃ?」
え。別に、私が失った記憶を取り戻す事を望んでいる訳でも無いのに。大体、私が記憶喪失である事を、どうしてキルさんが知っている。あ、犯人はエリーゼさんだろうな。
エリーゼさんとノエルを見ると、チェスをして遊んでいた。エリーゼさんは「ダウト!」なんていってるけど、それ、何かが違うだろ。
再びキルさんに視線を戻す。やはりイケメソだ———じゃなくて。私がここに連れてこられた理由が、『記憶を取り戻させる事』だなんて。そんなばかげた事があって溜まるか。
私はじっとキルさんの目を見つめる。ああ、まつ毛長い———ではなく! キルさんは、なにやら考え込んでいるようだ。
そういえば、私の記憶を取り戻すのが、なぜ鏡の国? 私は、こっちの世界との関係は、全くないはず…じゃ、ない。
ノエルと初めてであった時、私を「アリス」という誰かと間違えた。それが、何か関係ありそうだ。
「キルさん、アリスって誰ですか?」
私の質問を聞いて、キルさんの口が一瞬引きつった。
「じゃあ、それを思い出す事が、お前がここに連れてこられた理由だ」
「………………………………………」
アリス、アリス。ダメだ、記憶に無い。
「とりあえず、お前を連れて行きたいところがある。ここからだと3日くらい掛かるが、それでもいいか?」
「いいえ…って言っても、意味ないよね?」
「まあな(ドヤッ)」まあなじゃねーよ。
ちらりと、空気になりつつあるエリーゼさんとノエルを見る。次はトランプで遊んでいるようだ。ノエルが「ロイヤル・ストレート・フラッシュ!」と、叫んでいるから、ポーカーだろう。
パッとキルさんに目線を戻し、もう一度ノエルを見た。
「ロイヤル・ストレート・フラッシュ…だと?」
キルさんも気付いたようだ。同じマークでA、K、Q、J、10のカードを揃えるロイヤル何とかふらっしゅ。そんな奇跡が、こんなボロい小屋の片隅で起こってたまるものか。
「ノエル、あんた、イカサマしているでしょう! あたしだって今回はやってないのに!」
「イカサマなんてしてないですよ。運ですよ、運」
薄っぺらい笑顔で運であると主張するが、本当にイカサマしてないのかどうかは、定かでない。
さて、色々な事があったけれど(本当に色々…)、私にはひとつの目標が出来た(?)。
書き途中
- Re: 鏡の国の君を捜して…… ( No.75 )
- 日時: 2012/07/29 15:25
- 名前: *響* (ID: k6TMo7OD)
いいよw飲ませたるw
三途の川までの日帰り旅行になるけどww
ロイヤル・ストレート・フラッシュ…だと?wwww
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