複雑・ファジー小説
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- 鏡の国の君を捜して……
- 日時: 2012/07/15 19:14
- 名前: クリスタル (ID: YOt4GnQH)
†ご挨拶†
はじめまして! もしくはこんにちわ。
この話は、コメディ・シリアス・ダークを目指していて、文体がヘタクソかもしれないですけど、生温かく見守ってください♪
†はじめにここのルール・説明†
・荒らしはやめてください。人として最低です。
・できれば、コメントください。嬉しいコメントが来ると、気合が出るので♪
・この話は、『不思議の国のアリス』をテーマにしています。
以上。それではどうぞお楽しみください。
†来てくださった人達†
竹中朱音、(´-_ゝ-)、翠李、*響*、晴樹、ラギば、ゆぅ
†特別†
なし
†目次†
Prologue 【Je vous ai trouvés du pays du miroir 〜鏡の国の君を見つけて〜】 >>1
Ⅰ【Un visiteur blanc comme neige 〜雪のように白い訪問者〜】>>3
>>8 >>9 >>12 >>14 >>19
Ⅱ【Le chapelier qui attend 〜待ち続ける帽子屋〜】>>20
>>21 >>26 >>27 >>28
Ⅲ【L'erreur du chat noir 〜黒猫の過ち〜】>>38
>>39 >>42 >>52 >>58
Ⅳ【Un casseur de prison sanglant 〜血まみれ脱獄者〜】>>59
>>66 >>68 >>71
登場人物 >>2 >>53
- twitterはじめてみた。 ( No.36 )
- 日時: 2012/03/30 18:21
- 名前: *響* (ID: S20ikyRd)
- 参照: https://twitter.com/#!/_kyou24
翠李きたんだー☆
クリスタルー 早くつづきかけー
アリスとチェシャの出番多くしろー!
てか、アリス出せ————————————!!!!
- Re: 鏡の国の君を捜して…… ( No.37 )
- 日時: 2012/04/01 13:46
- 名前: (´-_ゝ-) (ID: Pib.PIUG)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=3age3YewT_Y
↑
これ、ヤバい素敵っスよww
- Re: 鏡の国の君を捜して…… ( No.38 )
- 日時: 2012/04/04 16:11
- 名前: クリスタル (ID: 3Em.n4Yo)
Ⅲ【L'erreur du chat noir 〜黒猫の過ち〜】
ぐしゃっ。目の前で一人の少女は殺された。
「きゃあああああああああああああ!」
叫び声。耳のいい僕は、鼓膜が破れそうだ。
ぐちゃっ。その人も殺される。
「ねえ、チェシャ。屍って、穴が開いていても使える?」
「うん…多分使えるよ。ありがとう」
彼女の綺麗な茶髪は、真紅に彩られて、ハートの宮殿の薔薇畑を思わせ…ないか。
僕のせいで死んだ二人。片方は全く見覚えが無いが、もう片方は何処かで見た気がする。
そうだ、「シロウサギの…」
元々、長生きはできないようだったが…シロウサギが得意げに話していた、『親友』とか言うやつが死んでしまった。
『親友』がどういうものなのか、僕にはわからなかったけど、シロウサギは「かけがえのない、大切なものだ」と語っていた。
あのウサギは悲しむだろう。あいつとは、何の関係もなかったが、無関係のあいつを悲しませていしまう……。
丁度、窓からあいつが入ってきた。
「えりー、ぜ?」
僕があんなお願いしなければ、こんなことにはならなかったのに。
「なん、で? えりーぜ、しん、でなんか、ない、でしょう?」
初めて聞く、シロウサギの震えた声。いつもは、自信にあふれた明るい声で、どんな時もポジティブだった。
赤く汚れた彼女は、いつもと変わらぬ明るい声で
「チェシャ、屍、二つあるけど、どっちにする?」
無邪気な笑顔。
- Re: 鏡の国の君を捜して…… ( No.39 )
- 日時: 2012/04/29 07:32
- 名前: クリスタル (ID: 3Em.n4Yo)
ぱちり。
気が付いたときには、僕は何処かの街の病院にいた。
ウサギに蹴り飛ばされた時、あばら骨にひびが入ったらしい。ウサギの脚力をなめていた。
医者の話によると、「二週間は安静にするように」との事。
部屋には行ってきた50代前半のイギリス人っぽい、頭がバーコードになっているドクターに話しかける。
「僕、もう元気なんで、帰ります。さーよーならー」
そういい捨てて、いつもの癖で、窓から外に出ようとしたが、もちろん止められた。
「いやいやいや! きみきみきみ! 元気ってきみ! 骨折だよ? きみ! そんなに簡単な直られたらきみ! 昨日・今日で直られたらきみ! 困っちゃうよ、きみィィ!」
実にうっとうしい喋り方だ。殺してもいいだろうか?
ドクターの声が大きすぎたせいで、50代前半のおばさん看護師も部屋に入ってきた。
「バーコード・ドクター、病院では、静粛にお願いします」
「だーれがバーコードだ、きみ! 私の名前は、ベーコウドーだからな! 5年も働いているわけなんだから、しっかり覚えておくれ! きみぃ」
なぜだろう? 2人とも、二階の窓からエスケープを試みる僕に突っ込みを入れない。ここ、二階だよ? しかも窓…!
もしや、この病院じゃ、これが普通なのかもしれない…。いや、そんなわけあるか。
「だいたいきみぃ、保護者はどうしたんだい??」
保護者…かぁ…。
お母さん、今はどこで何をしているのかな。僕を捨てた、お母さん。
「天国か、地獄。それか、あの世って言えばいいかな?」
僕を捨てて、自殺を図ったお母さん。何のために死んだのだろう。
看護婦とドクターは、気まずそうに目線を落とした。
うつむいていて、判らないけれど、「聞いてはならないことを聞いてしまった!」という表情をしているのであろう。
「さようなら」
そう言い捨てて、病室の窓から外へ飛び降りた。
さて、鏡を探して、早く鏡の国へ戻らないと。
「鏡、鏡…」
自分の持ち物に鏡は無かったけど、短剣が有った。銀色の刃には、自分の顔が写る。これでも、鏡の国には戻れるだろう。
自分の指に切り傷を入れて——————
- Re: 鏡の国の君を捜して…… ( No.40 )
- 日時: 2012/04/25 23:33
- 名前: *響* (ID: 8keOW9sU)
来たよー^^
ベーコートww
社会のてぃーちゃー思いだしたww
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