複雑・ファジー小説
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- 鏡の国の君を捜して……
- 日時: 2012/07/15 19:14
- 名前: クリスタル (ID: YOt4GnQH)
†ご挨拶†
はじめまして! もしくはこんにちわ。
この話は、コメディ・シリアス・ダークを目指していて、文体がヘタクソかもしれないですけど、生温かく見守ってください♪
†はじめにここのルール・説明†
・荒らしはやめてください。人として最低です。
・できれば、コメントください。嬉しいコメントが来ると、気合が出るので♪
・この話は、『不思議の国のアリス』をテーマにしています。
以上。それではどうぞお楽しみください。
†来てくださった人達†
竹中朱音、(´-_ゝ-)、翠李、*響*、晴樹、ラギば、ゆぅ
†特別†
なし
†目次†
Prologue 【Je vous ai trouvés du pays du miroir 〜鏡の国の君を見つけて〜】 >>1
Ⅰ【Un visiteur blanc comme neige 〜雪のように白い訪問者〜】>>3
>>8 >>9 >>12 >>14 >>19
Ⅱ【Le chapelier qui attend 〜待ち続ける帽子屋〜】>>20
>>21 >>26 >>27 >>28
Ⅲ【L'erreur du chat noir 〜黒猫の過ち〜】>>38
>>39 >>42 >>52 >>58
Ⅳ【Un casseur de prison sanglant 〜血まみれ脱獄者〜】>>59
>>66 >>68 >>71
登場人物 >>2 >>53
- Re: 鏡の国の君を捜して…… ( No.20 )
- 日時: 2012/03/11 11:51
- 名前: クリスタル (ID: 3Em.n4Yo)
Ⅱ【Le chapelier qui attend 〜待ち続ける帽子屋〜】
とある森の奥の小屋、小さな帽子屋を営業する2人の男がいた。
…カタカタカタ……カーンカーン……
ミシンの音と、何か硬いものを金づちで叩く音が鳴り続く。
「また、帽子ができたぞ」
「わぁ、やっぱり師匠はすごいですね」
天パの少年はミシンを使って、直毛の青年は、少年とは全く違う方法で帽子を作っていた。
「お前もミシンを使わないで作れるようになれ」
「……ハイ。(僕が生きているうちは無理だ)」
また、ミシンの音と金づちの音がなり続く。
二人のいる小屋の前には、大きなコケの生えた大木が立っている。その大木が突然光りだした。
「………師匠、また新しくあっちの世界から来るみたいですよ」
「そうか。また騒がしくなるな」
…カタカタカタ……カーンカーン……
「次は、生きて帰れますかね?」
「さあな。生きて帰って欲しいものだが、俺達には限界なのかもしれない」
青年は、悲しそうに笑う。
「前は残念でしたが、今度は上手くいきますよ」
少年の言葉を聴いて、無理やり笑顔を作った彼だったが、目が笑っていなかった。
「白のクイーン……どこに居るんだろう、な」
…カタカタカタ……
「そういえば、師匠は彼女を見つけてどうするつもりなんですか?」
「会えればそれでいい。あいつが生きていてくれれば、それだけわかれば何も望まない…」
…カタカタカタ……カーンカーン……
- Re: 鏡の国の君を捜して…… ( No.21 )
- 日時: 2012/03/25 14:50
- 名前: クリスタル (ID: 3Em.n4Yo)
太陽の光がまぶしくて、目が覚めた。既に朝になっていた。
なぜ? 確か私は、謎の女性とであって、命を狙われて、女性に鏡の中に連れて行かれて…?
なるほど。簡単な事じゃないか。あれは、全て夢だったんだ。
「夢落ちだー」
ガバっと起き上がってから、気が付いた。夢じゃない、と。
大体、太陽の光が差し込んでいる次点でおかしいんだ。私はいつも、カーテンを閉めているから。もう、閉めるのが習慣だから。
よく見ると、私は棺おけで寝ていたようだ。え、死んだの? 私。
確認したところ、周りは、マイナスイオンに満ち溢れた森だ。
棺おけで寝ていて、なぜか森の中にいる。おそらく、私は死んだのだ。ここは天国なんだ、きっと。
「じゃあ、まだ寝ていてもいいよねー」
死んだのなら仕方がない。グッバイ、ハバナイスデイ。私の人生よ。
ご丁寧に、棺おけの蓋も近くにあったので、自分で閉じた。埋葬でも火葬でもしてください。
——————タッタッタッ
遠くから、走ってこちらに向かってくる、そんな音がする。ここは天国なのだから、天国を案内してくれる天使達か、二度寝を許さない鬼母のような神様だろう。
足音は、徐々に私との距離を縮めていく。
「………………………………………」
ピタリと、棺おけの近くで足音が止んだ。明らかにこの棺おけに用があるんだ。
次の瞬間、棺おけが回り始めた。どうやら棺おけが蹴り飛ばされたらしい。
4,5回回転して、棺おけは止まったけれど、私の世界はぐるぐるしていた。吐きそう。吐いた。オロロロロロロ。
「……うぇ」
棺おけの蓋があいていて良かった。閉まっていたら、中で嘔吐していたわけだし。
とりあえず、棺おけから這い出て、棺をけった主の顔を確かめた。エリーゼさんだった。
「あんたの『夢落ちだー』って言う声で、あんたの居場所がわかったのよ。あたし、耳いいから」
生き生きと清々しいドヤ顔で軽い自慢された。嗚呼、できる事なら殺したい。最も悲劇的な形で死なないかな。冗談だけど。
ドヤ顔のままのエリーゼさんが、見下すように言う。
「何で棺おけで二度寝したの? 有りもしない妄想の王子が、毒リンゴで眠りに着いたあんたにキスしてくれるのでも待ってたのかしら?」
「あー。眠っている私を見て、死んだと勘違いして絶望して、死んでくれるのを待ってます」
エリーゼさんは、鼻で笑って「とりあえず、本題にうつるわよ」と行って、私を無理やり立たせて、何処かへ歩き始めた。
- Re: 鏡の国の君を捜して…… ( No.22 )
- 日時: 2012/03/11 14:34
- 名前: *響* (ID: s/RKTKvj)
- 参照: いいぜ☆ 卒業式の後ひま?
「じゃあ、まだ寝ていてもいいよねー」
とか、
普通の人じゃありえないだろ?!
ハンプティさんが今日もきらめいていることを願ってます。
↑この人出番あるのかな・・・。
- Re: 鏡の国の君を捜して…… ( No.23 )
- 日時: 2012/03/11 19:41
- 名前: クリスタル (ID: 3Em.n4Yo)
えぇ!? 普通じゃない子に、ありえないって言われた!
ガーん
ガーん
ガーん
三大ショックー(?)
えぇー。暇なんじゃね?多分暇。
- Re: 鏡の国の君を捜して…… ( No.24 )
- 日時: 2012/03/11 20:45
- 名前: 晴樹 (ID: MqiTTCa3)
こんにちはー
はじめまして(あれ、これ言ったかな?)
宣伝から飛んできましたw
面白いです!
不思議のアリスからこんな凄い物語ができるなんて凄いと思います!
応援してます!
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