複雑・ファジー小説

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鏡の国の君を捜して……
日時: 2012/07/15 19:14
名前: クリスタル (ID: YOt4GnQH)

†ご挨拶†
はじめまして! もしくはこんにちわ。
この話は、コメディ・シリアス・ダークを目指していて、文体がヘタクソかもしれないですけど、生温かく見守ってください♪

†はじめにここのルール・説明†

・荒らしはやめてください。人として最低です。
・できれば、コメントください。嬉しいコメントが来ると、気合が出るので♪
・この話は、『不思議の国のアリス』をテーマにしています。

以上。それではどうぞお楽しみください。

†来てくださった人達†

竹中朱音、(´-_ゝ-)、翠李、*響*、晴樹、ラギば、ゆぅ


†特別†

なし

†目次†

Prologue 【Je vous ai trouvés du pays du miroir   〜鏡の国の君を見つけて〜】 >>1

Ⅰ【Un visiteur blanc comme neige  〜雪のように白い訪問者〜】>>3
>>8 >>9 >>12 >>14 >>19

Ⅱ【Le chapelier qui attend 〜待ち続ける帽子屋〜】>>20
>>21 >>26 >>27 >>28

Ⅲ【L'erreur du chat noir 〜黒猫の過ち〜】>>38
>>39 >>42 >>52 >>58

Ⅳ【Un casseur de prison sanglant 〜血まみれ脱獄者〜】>>59
>>66 >>68 >>71




登場人物 >>2 >>53

Re: 鏡の国の君を捜して…… ( No.31 )
日時: 2012/03/28 08:48
名前: クリスタル (ID: 3Em.n4Yo)

私的には、名前のない森が、どうかと思う。
つけようか?今から。

Re: 鏡の国の君を捜して…… ( No.32 )
日時: 2012/03/30 11:22
名前: クリスタル (ID: 3Em.n4Yo)

「まあ、一番最初に『ありがとうございました、シロウサギ様』とでも言っておいたほうがいいと思わない?」

 身長的に見下す事ができないので、踏み台を使用して向く出しながら言った。あと10センチほどあれば、こうはならなかったのに。

「ああ、礼はいっておく」

 あたしが5,6年かけてこいつの為に成し遂げた事を、こんな素っ気無いお礼の言葉でかたずけられて溜まるものか。

「土下座よ! ばか!」

「その紅茶が感謝の気持ちだ」

「煮だってて飲めないのよ!」

 その煮だっている紅茶が入ったカップをキルに投げつけた。火傷しろ!

 キルは素早く帽子の中から盾を取り出し、防ぐ。

 実は、キルの帽子は良く分からないけれど、いろいろな物が入っている。何処かの夢と希望にあふれたポケットを持つ、青い猫形ロボットのようだ。

 前に来た時は、あの四次元帽子の中から出せるものも限られていたが、今じゃ、物理的にありえないものが出るようになった。ちなみにティーセットも帽子の中から出てきた。

「その帽子ってほかに何が入ってるの?」

「飲料水、テント、寝袋、食事セット、リンゴ、拳銃、チェーンソー、去年近くに住んでいた夫婦の夫に渡された離婚届など」

「ツッコミどころが多いので、あえてスルーさせてもらうけど、その離婚届は何?」

 今のは、どんなにツッコミが下手な人でも突っ込まずに入られなくなりそうだ。

「夫が、『妻が帰ってきたら渡しておいてくれ』と行って出て行ったが、妻も帰ってこなかったんだ。捨てるに捨てられなくてな…。あ、お前にくれてやる」

 いや、すごぉく要らない…。

「……ありがとう、もらっておくわ」

 また、話がそれている。戻さないとだ。

「で、レイシーを連れてきてやったけど、どうするつもりよ?」

 キルは、私の質問には答えず、床にこぼれた紅茶と、カップの破片を片付け始めた。

「あいつ、完全に記憶喪失中なのか? 何一つ覚えてないのか? アリスのこととか」

 …アリス、ね。

「スッカラカンの空っぽよ。この国のことも忘れていたもの」

 本当に現実は残酷だ。神がいるなら殴ってやりたい。

 キルは、深いため息をついて「神がいるなら、殴りたいものだ」と、呟いた。

 どうして同じことを考えてしまったのか。気持ち悪ー。

「ほんとに帽子屋をやる意味がなくなったな…。もう、帽子屋なんてノエルに継がせていいか……」

「あんた、ムカツクやつねぇ。せっかく儲かる仕事なのに、やめようだなんて。死ねばいいのに。それに、記憶があったときのあの子に申し訳ないでしょ。罪なヤツ」

 うっかり本音が出てしまった。まあいいか。

「お前だって、時計屋やめただろうが」

「と、あた、あたしの事は今、関係ないでしょ!」

 時計屋……。弟子が死んだから、やめてしまった。私のせいで死んだ弟子。弟子のお陰で生きたあたし。

「まあ、他にやることも無いから、帽子を作り続けるしかないんだがな」

 表情ひとつ変えずに答える。こいつ、昔からほぼ無表情だ。ポーカーフェイスってヤツか。

「何もやることが無いのに、何もしてないあたしって、いわゆるニートよね」

 子どものころに、ニートの大人達を見て、「馬鹿なヤツね。仕事しろよ」と、思うことがあった。あたしは今、まさに馬鹿な大人なんだ。

 キルは、やっぱり表情を変えずに「お前は、やることが有るだろう?」といった。

 無いよ!

「時計屋を続けるとか」

「やらないわよ! 弟子が亡霊になってそうだから」

「きみの事を守る〜」とか言いながら。

Ⅱ【Le chapelier qui attend 〜待ち続ける帽子屋〜】 完

Re: 鏡の国の君を捜して…… ( No.33 )
日時: 2012/03/28 19:56
名前: (´-_ゝ-) (ID: Pib.PIUG)

森の名前を付けたところで、すぐに忘れるけどねw

あー離婚届…
捨てるに捨てられないね
てか、持ってると呪われそう(笑)

帽子屋儲かんないと思ってたわww

Re: 鏡の国の君を捜して…… ( No.34 )
日時: 2012/03/29 15:07
名前: *響* (ID: Yv69928E)
参照: http://www.nicovideo.jp/watch/sm17021069



・・・・・・あの個・・・だと?!

Re: 鏡の国の君を捜して…… ( No.35 )
日時: 2012/03/29 17:15
名前: 翠李 (ID: JZzjO2CL)

うーん…深いなぁ…;
それにしても相変わらず良いキャラしてるよね皆さん。会話聞いてるだけで楽しいわ(*´∀`*)

でもキルの帽子欲しいなww


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