複雑・ファジー小説

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勇者で罪人の逃避行!【】
日時: 2012/09/25 17:52
名前: ジェヴ ◆hRE1afB20E (ID: jP/CIWxs)

参照1000突破ァァァァァ!! 感謝しきれません!
こんな拙い小説を見てくださっている方、毎回コメントをくださっている常連様、本当にありがとうございます。
まだ10章近くまである中、1章も完結していない状況ですが、全話完結に向け頑張りたいと思いますのでよろしくお願いします(^^*)


どうもジェヴです(・ω・)
題名は変更しました、仮題なので今度も変更するかもです。
主人公+α以外ほぼオリキャラを目指して。
一時流行ったRPG系の小説ですが、それでよければゆっくり見てってくださいませ(*´ω`*)

【注意】
・更新不定期です、放置多し
・急展開なんて日常茶飯事さ!(蹴
・gdgdなRPG風小説
・オリキャラ様によってこの小説は支えられています
以上です!


【目次】

プロローグ『旅人の逃避行タビジ>>005
登場人物>>118
第一章『砂塵に紛れる支配者と』
01 >>013 02 >>015 03 >>023 04 >>026 05 >>032
06 >>037 07 >>041 08 >>043 09 >>050 10 >>061
11 >>077 12 >>078 13 >>086 14 >>100 15 >>112
16 >>117 17 >>121 18 >>127

@ふざけ過ぎた結果→>>038
【番外編1】
1『武器商人と用心棒と案内人と』>>051
2『四面楚歌!食糧を狙う敵』>>074
3『前途多難、そして追撃』>>081
4『限界に見えた一つの希望!』>>096
5『』>>131

【ものおき場】

イラスト ※私情により簡潔にまとめました。
〆ジェヴより
 ・表紙らしき何か>>093
 ・カイン>>045
 ・番外編組>>094 >>106
 ・【SI-VAさん】より カイン>>101
〆優勇さんより!
 ・タイトル>>098
 ・カイン>>059
 ・レイラ>>090
 ・ジョン>>114
〆かのこさんより!
 ・カイン>>087
〆三月兎さんより!
 ・レイラ&ゼン>>104
〆グレイさん!
 ・クナギ>>110

素敵なイラストありがとうございました!




オリキャラ随時募集です。
【オリキャラ投稿の際の注意と留意点】
・オリキャラが敵としてか味方としてか、またどの立場で登場するかなどは私が決めさせていただきます。何とぞ
・1度きりのキャラもいれば、ずっと登場するキャラもいます。ご了承のほどを
・設定(過去話)などは大雑把に。魔法も難しいもので無く説明が簡単なものをお願いします
 (容姿や魔法、設定被りの防止です)
・【】の右に書いてある文章は消してください
以上です!


【オリキャラ容姿】

名前【】カタカナで
性別/年齢【/】
種族【】人間、エルフ、竜など
職業【】人間系種族のみ。竜などで職業・魔王城の番人などはおkです
容姿【】できるだけ詳しく
性格【】

魔法属性【】炎、闇、風、ノーマルなど。無しでもおk!魔術師系は複数可能
魔法技【】どういう感じで魔法を使うか

武器【】
技【】どういう技を使うか

備考【】
過去【】
何かあれば【】
サンボイ「」「」「」6つまで


以上です

Re: 勇者で罪人の逃避行!【】 ( No.137 )
日時: 2012/09/28 16:31
名前: 伯方の塩 ◆6tU5DuE3vU (ID: LcKa6YM1)
参照: 鑑定結果途中報告

 鑑定範囲は大幅に減ったとはいえ、まだ少し続きますよー。


>>15
◆全体的に見て◆
 アルティメットなので、もう言ってしまってもいいですよね?
 まず、描写が薄い気がします。
 ファンタジー物は結構難しく、薄すぎるとまるで状況が分からなくなります。例えば、バトルアクスのシーン。少しくらいは形状を説明した方が、読者には分かりやすいと思いますが。
 他にも、「ファンタジーならでは」の描写などは、しっかり書かないと、読者はついて来れません。
 段落がないのも、相変わらずですし。
 さらに、「それ」「そう」「その」「そんな」と言った接続詞が多すぎます。これはいくら何でもやりすぎです。別の表現に置き換えましょう。

◆部分的に見て◆
>縄を解かれた数分後、酒屋から少し離れた街道でクナギの前で縄を解かれた青年等が彼にそう言った。
 「縄を解かれた」が、何故か二つも入っておりますが。また、「クナギの前で」ではなく、「クナギによって」などの方が、筋が通りますが。
 ちなみに、ここでも「そう言った」の「そう」は要りません。

>次の瞬間口を尖らせいた青年はクナギから顔面に蹴りを喰らわされぶっ倒れた。
 「ぶっ倒された」は安い表現ですね。

>それを横で見ていた銀髪の青年はといえば、目を丸くしてその光景を見つめていた。
 「見ていた」「見つめていた」と、非常に近い意味を指す言葉が同じ文にありますね。二重表現です。
 「その光景を見ていた銀髪の青年は、目を丸くする。」などの方が、短い上に分かりやすいですよ。

>「へっ、7歳も年上じゃあ十分おっさんじゃねー ガッ!?」
 何故、空白を入れる必要があるのですか?

>青年がそう言おうとして、再びクナギが足底に力を込めた。
 「言おうと」? いやいや、もう「おっさんじゃねー」まで言ってますよ。というか、接続詞も間違えております。
 「青年がそう言う“と”、」ではないですか?

>青年は土下座したような体制で地面に激しくおでこをぶつける。
 「体制」ではなく「体勢」です。

>銀髪の青年は彼の側にいる仮面の女の方を見るが、
 「方」はいらないです。それ以前に、ここでいうところの「彼」とは?

>いいのかそれで。
 急に一人称の表現が出ましたが、いいのかそれで。

>「あれ、剣士さんどうしたんですか?そんなところで」
 「?」の後に空白がありません。

>透き通った綺麗な声が後ろから声をかけてきたのは。
 「声」が「声をかける」わけではないでしょう。

>当然の事ながらその場にいた人間が彼女の方を向くが、銀髪の青年は彼女を見たその時、思わず呼吸を止めた。
 人間の特性からして、確かに振り向くとは思いますが、必ず誰もが向くとは限りません。「当然のことながら」は要りませんでした。

>銀髪の青年は彼女を見たその時、思わず呼吸を止めた。
 いや、呼吸は止めちゃマズイでしょう。

>白く華奢な腕は薬草やハーブを落とさないように掴んでいる。おそらく、買い物で買ったものなのだろう。しかし、あそこまで大量に買い込んでいる人物は見た事が無い。
 大量に買いこんでいるのなら、「腕で抱えている」くらいでないと、イメージが湧きません。「掴む」では、割と少ないイメージかと。

>スカーレット色の腰まであるロングヘアーをなびかせる彼女は、上品に微笑む表情が印象的。
>青年がジッと見つめるのは、レイラ。
 この文は、名詞で終わっているため「体言止め」になっています。が、ここでは不適切です。文がぶつ切りなったような印象です。

>ジョニーだのジェイクだの節操無く名前を変えていた青年だった。
 「節操」の使い方が違います。「信念・主義・主張を固く守ること」が「節操」で、名前に対しては使えません。

>まぁ、おっさんという単語を出して案の定踏まれている所を見ると、
 「まぁ」と、安易に「ぁ」の小文字を使うのは安っぽく見えますよ。

>しかし、それにしても丈夫な奴だ、あれだけ殴られてあれだけ踏まれても、平然とした顔をしている。
 「しかし」は余計ですね。

>「……、あの? 何か私についてますか?」
 「…」の後に読点(、)は入れません。

>彼は彼女を一目見たときから、彼女から目が離せないでいるのだ。
 「彼女」はどちらか一つで十分です。

>それはスカイブルーに光るイヤリングだったが、それを見た瞬間に——彼の「疑惑」は「確信」へと変わった。
 「それを見た」ではなく、「途端」などの方がいいです。すぐ前にも「それ」という接続詞がありますし。

>「————、やっぱり」
 「——」の後に読点は要りません。

>「貴様等止まれェェッ! 武器物取扱法違反※で貴様等を連行する!」
 最後に注釈がありますから、ここで「※」は要りません。

>そう怒鳴る影が1にとどまらず3、4と…。
 「…」は二個使用が基本です。

>言い方が悪いかも知ればいが、
 「言い方が悪いかもしれないが」ですか?

>罪を犯した市民は正義の名のもとに残虐されたと言う話だ。
 「残虐」は名詞であると共に形容動詞であるため、「残虐な○○」と言う風に、何かの言葉と組み合わせて使います。単独では使えません。

>(金槌で武器物取扱法違反? それに、じゃあじゃあなんで何もしてないっていう剣士さんまで追いかけられて——)
 「じゃあ」が二回も連続するのは不自然です。

>当然の事ながら、レイラにそんな疑問が浮かぶ。のだが、彼女はそう考えた瞬間気がついた。
 「のだが」と続けるのなら「浮かぶ——のだが」じゃないですか? というか、「だが」で良かったと思いますが。

>しかしアレで追いかけ回されたら仕方ない!とクナギの持つものを指さす。アレというのは、金槌の事か。
>しかし、金槌といえば、あの片手で持つ道具ではないのだろうか?いくらなんでも剣を抜く程の事ではないだろう。
 「!」「?」の後に空白がありません。また、あまり乱用すると減点します。

>彼女はクナギの持っていた金槌を見た瞬間ギョッとした。
 「金槌」に関しての描写が皆無。バトルハンマーと言われても……。

>「!! いかん!」
 始めから二つも「!」を使うのはいかがなものかと。

>「取り押さえろ! あの娘転移魔法のレベル3を使うつもりだ!!」
>「な、馬鹿な! 転移魔法Ⅲが使える一般人なんて聞いたことが無いぞ!」
 魔法に関しての描写が皆無。何が何だか、さっぱり分かりません。

>その言葉を聞いて笑ったのは、銀髪の青年だった。
 「その言葉を聞いて笑う、銀髪の青年。」の方が自然です。

>俺が探していたのは彼女だ!!
 地の文で「!」二個使用は、私でも許しませんよ?


◆文章リズム、文の構成など◆
 まず、読点(、)が圧倒的に足らず、さらに使うべきでないところで使っていたりします。
 それ以前に、なぜ魔法などについて言及が無いのですか? そういったものは、最初に説明しておくべきです。読者は何故そうなるのかとか、全く分かりません。

>しかし、それにしても丈夫な奴だ、あれだけ殴られてあれだけ踏まれても、平然とした顔をしている。
 読点を使うべきところでは無い例。「〜丈夫な奴だ。」と、句点(。)の方がキレがいいです。

>市民を黙らせるためなら平気で彼等に武器を向けたりもする集団がもととなっている『騎士団』だ、捕まればどうなるか。
 今度は読点が少なすぎる例。せめてもう一つくらいは。


・ちょっと一言
 ストーリー全体の、「起承転結」を決めて書いていますか? 「起承転結」とは、話を構成する上で重要な要素です。

・起……物語の冒頭。まずは、「世界観や設定」など、「物語を読む上で必要」となる描写を書きます。
・承……ヤマ場となる「転」に繋げる部分。ここでは、「起」で説明した話を進めていくだけで、「大きな展開を見せない」のが普通です。
・転……物語のヤマ場。大きな展開を起こしたりして、読者を引き込みましょう。
・結……物語の結末。


 ジェヴ様の場合、「その話数ごと」の「起承転結」はそこそこ出来ているのに、「ストーリー全体」としての「起承転結」が出来ていない気がします。これこそが、私の最も抱く違和感です。
 そのため、あまりにもワケが分からないまま物語が進行している状態です。
 まずは、しっかりと世界観や設定を書いた上で、物語を進めていくべきでしょう。


 あと少しですね。この前話した修正例は、次の鑑定が終わったら掲載します。
 意見などがあれば是非とも。

Re: 勇者で罪人の逃避行!【】 ( No.138 )
日時: 2012/10/02 21:08
名前: ジェヴ ◆hRE1afB20E (ID: jP/CIWxs)

幾日かぶりです、間を開けてしまってすいません(m´・ω・`)m

三連休の間に返信したかったんですが、修学旅行やテスト、式典とオープンハイの実行委員会議などが近づき、急に忙しくなっていまいまして。高校のこの時期がこんなに忙しいなんて聞いてない……orz
申し訳ございません!

大丈夫です! アルティメットは承知の上なので、思ったことを容赦なく言ってください!
なので批判のようなものでも構いません。その分自分の駄目なところがわかってきますので。
しかし、鑑定を受けるまで、ここまで実力付けたいなんて思ったことないですw
自分の駄目なところを把握して、今後改善できるよう努力します!
(にしては今までが努力不足すぎるような……汗)

起承転結……ですか。
そうですね、行き当たりばったりに書いていたので、意識していないということは否めません。計画性の無さも反省せねばorz

読点については、リク板の方で勉強させていただきました。
作文感覚では駄目なんですね……こうして細かく見ていくと、確かに私の小説は読みにくいです。これは注意しないと。
あと、魔法などの概要?についてなんですが、これは完全に私が悪いですね。
スレを立てた当初は>>0にきちんと添えて書いていたんですが、「まぁ大体分かるかなー」なんていう軽率な考えで省いてしまいました……。
読者さんのことを考えていませんでした、猛省します。


では、鑑定もあともう少しですが、よろしくお願いします。
修正例につきましては了解です。

あと……質問というか、ひとつだけいいですかね?
鑑定していただいているのを機に、小説の書き方についてインターネットなどで軽く検索・勉強させていただいているんですが、もし、伯方の塩さんに「勉強するんだったらこのサイトがいいよ」というものがあれば、ぜひ教えていただけないでしょうか?

厚かましい質問申し訳ございません。
よければ教えていただきたいです!(`・ω・´)

Re: 勇者で罪人の逃避行!【】 ( No.139 )
日時: 2012/10/02 20:42
名前: 千年樹 (ID: FMSqraAH)

初めまして!アクション物を書く場所を求めて流れてきました(笑)
千年樹です。
まず、一言を言わせてください!「貴方は神ですかっ!?」
とても面白かったです!時間がないためプロローグしか読めませんでしたが、面白かったです!
いや、栄養を貰った気分です。ありがとうございました。



自分は下の方で細々書いているので、よかったら覗いてみてください(笑)
そして、万が一見ていただけたら、感想よりもアドバイスを是非ください(笑)
素敵な小説、ありがとうございました!!

Re: 勇者で罪人の逃避行!【】 ( No.140 )
日時: 2012/10/03 14:43
名前: 伯方の塩 ◆6tU5DuE3vU (ID: FD56xM3z)
参照: 鑑定結果報告

 では、これがいよいよ最後ですかね。
 そうそう、こんな時になんですが、どうです? 我が委員会に入りませんか?

>>138
 サイトですか……うーむ、どうお答えしたらいいものか。
 私もサイト巡りはちょくちょくしているのですが、これといってご紹介できるサイトがないのですよ。叩き上げ派なので……。
 探しておきますので、今回はご容赦願います。


>>23
◆全体的に見て◆
 まずは、前回と同様、段落がありませんね。
 それより何より、今回は「転送」されてきているのですよね? どうも、余計な描写があるように思えます。

>アシス街は広い。それ故に住宅地の密集する地域ごとに少々の貧困差が生まれているのは事実である。
 この文です。これは、果たして今必要な情報ですか?
 今は、「どこに転送されたか」が重要です。この情報は、「転送し終わった後、そこがどういう場所なのかを説明する」時に書いたほうがよかったです。

◆部分的に見て◆
>それ故に住宅地の密集する地域ごとに少々の貧困差が生まれているのは事実である。
>街の外れの方に位置する貧困区域に、まばゆい光と共に何やら大きな物音が聞こえてきた。

 「少々」程度では、貧困区域と呼べるような区域は出来ません。

>そう言って真っ先に身を起こしたのは『剣士』である。
 「真っ先に」では、他の人もそこに倒れていることになりますが。

>彼はそう言って自分の落下した「ゴミ置き場」に溜め置きされていたゴミ袋を蹴り飛ばした。
 前文にも「そう言って」があります。二回も要りません。

>そしてここぞとばかりに不機嫌そうな顔をして、「臭い」と一言。
 そんなに重要では無いと思いますが、なぜ「ここぞとばかりに」? この表現は不要でした。

>以外の人間はその手前に着地しており、
 「それ以外」ですか?

>間もなく(おとらく魔力か何かで)レイラがゆっくりと地面に足を付けた。
 (おそらく魔力か何かで)ですか?

>彼女はそう言って彼に謝りながら、彼に手を差し出していた。
 「彼に」は二回も要りません。

>それを見る限り、彼女には本当に悪意は無いらしい。
 すみませんが、「謝りながら手を差し出した」だけで、本当に悪意が無いかは怪しいところ。本当の「悪人」は、「悪人」に見えませんからね。

>しかし、だからといって移動させれる総量までもが多くなる訳ではない。
 「させれる」のような「ら」抜き言葉を、地の文で使うことは好ましくありません。

>物音につられてやってきたドラ猫共にくれてやった。
 猫は本来、警戒心が強い動物で、人間が物音なんて立てたらさっさと逃げます。よほど人間慣れしている飼い猫ならともかく、野良猫は何かしらの理由が無い限り、寄ってこないでしょう。

>彼は不意に彼等に言う。
 前文にも「不意に」とありますし、ここでまた「不意に」とつけるのは鬱陶しいですね。

>そして自分の服を何度か払った後、さてと、と区切りをつけた。
 服……? 確か、きているのは鎧だったような。

>そう言われてしまえば、そうなのかもしれない。
 この文は要りませんでした。余計な付属品みたいな印象を受けます。

>”アンタの事散々おっさん言いまわってた悪ガキだぜ?”
 “”は要りましたかね? それに、使うなら『』で統一したほうがいいかと。

>その正体は知れないが、言いかえるとしたら——興味。ちょうど、『剣士』とやらに興味を持ち始めた頃だったからなのかもしれない。
 一回目の興味が不要な印象。「言い換えるとしたら——ちょうど、『剣士』とやらに『興味』を〜」の方がすっきりしますね。

>「まーな。たぶんお前等が知ったら目ん玉カッ開いて吃驚するだろうぜ」
 ああ、これ「吃驚(びっくり)」ですか。いえ、特に減点項目ではないですけど、「吃驚(きっきょう)」と読んでしまいました。

>愉快そうな彼を持て、
 「彼を見て」ですか?

>そしてお腹を抱えながら彼はニタァと口を歪ませ、
 お腹を……? その笑い方だと、もっと豪快に笑いながら、その辺を転がっているイメージがありますが。

>その場にいた全員が感じるほどの大きな揺れ。
 一般的には、震度3で「その場にいた者が地震を感じる」そうです。その程度では、それほど強い揺れには思えませんけども。

>何の前触れも無く突如アシスの街を襲った。
 「突如」が不要です。二重表現になります。

>青年は慌ててそれを目で追い、そして考える間もなく彼等の後に続き走りだす。
 考える間もなかったのに、目で追う余裕があったとは。

>揺れが今も続く中『剣士』とレイラは突如走り出した。
 前述の通りのような「揺れが続く中」だと、人間は立っているのがやっとだと思いますが。

>その場にいた自分たち以外の全員が走り出し、クナギも思わずとの後へと続いていった。
 クナギは「全員」の中に含まれないのですか?

◆文章リズム、構成◆
 読点(、)は相変わらず少ないですね。
 前回に比べ、話の運び方は上手くなっております。
 ただ、「そう」「しかし」「そして」「そんな」が、とても多いです。これはくどい。削るべき点を挙げます。

>しかし、そんな彼を余所に、
>彼女はそう言って彼に謝りながら、
>『剣士』は何か言いたげにそう言うが、
>『剣士』はクナギの言葉に笑いながら軽い口調でそう言い返して、

>間もなくしてそんな二人のやり取りを見守っていた3人の方へと、不意に顔を向けた。
>そう言って『剣士』はニヤリと笑う。
>そして口を開く——
>クナギはそう言って思わず地面に膝をつける。
>そんな彼女の言葉を受け、
>そして考える間もなく彼等の後に続き走りだす。

 「しかし」「そう言って」「そんな」「そう」は、極力使わないのが原則です。

>『剣士』は何か言いたげにそう言うが、呆れ交じりに溜息をついてついにそれ以上は何も言わなかった。
 単純にくどい文です。というか、どういう状況かさっぱり分かりません。
 「剣士は、呆れた様子で、ため息混じりに話す。他にも何か言いたそうではあったが、それ以上、何も語らなかった」などのほうが、分かりやすいですよ。

>その言葉を聞いてむくれる少女。
 この文は、少女が話す前に入れましょう。

>そんなクナギを周りの転落物からかばうようにして彼の側に立ち、仮面の女が周囲を伺う。
 これも明らかにおかしな文。「そんな」はまずいらないですし、中途半端に倒置法が使われていて、とても読みづらいです。
 ジェヴ様の文章を踏襲するなら、「すると、仮面の女は、クナギの傍に立ち、小さな転落物から彼を庇いながら、上を警戒する。」などの方が、読みやすいと思います。


【総合評価】(鑑定レベル…アルティメット)
・「—」「…」乱用度…D
・表現力…G
・表現の的確さ…F
・リズム感…F
・文の構成…F
・減点指摘数…127個(G)

総合評価…G

 まずは、「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「何故」「どのようにして」の六つを、きちんと書くことからオススメします。
 また、誤字が多かったため、そこで減点されているところもあります。しっかりと直しましょう。

 鑑定とは別に、感想を。
 話としてはとても興味深く、これからの展開が楽しみです。かつての罪人がどうのとか、色々知りたくなってしまいます。思いつきレベルでは、こうはいかないでしょうから、それなりに構想を練っている印象を受けます。

 これからも覗かせて頂こうかと思います。頑張ってください。
 なお、意見、質問については、これからは委員会の方でお伺いしますので、あしからず。

Re: 勇者で罪人の逃避行!【】 ( No.141 )
日時: 2012/10/03 16:02
名前: 伯方の塩 ◆6tU5DuE3vU (ID: FD56xM3z)
参照: 修正例掲載。

 >>15の修正例です。
 余計な手は加えていません。
 これが絶対ではないので、あくまでも、参考程度にお願いします。
 

【修正例】
 砂漠地帯の、西方に位置する大きな都市——アシス街。
 オアシスが湧き出ている場所に、都市を建設したため、別名、「砂漠の水の都」と呼ばれる。
 周りの砂漠から、街を守るためか、外周を覆う高い壁が設けられており、東方には、外とつながる、唯一の門が構えられている。

 アシス街の、商業区域に位置する、とある酒屋。
 砂漠での、旅の疲れを吹き飛ばそうとする、旅人や商人などが集まり、あちらこちらの席から、豪快な笑い声が聞こえてくる。広い店内とは言い難いが、活気に溢れている。
 その酒場の一角には、数人の商人と共に丸テーブルを囲みながら、酒を飲み交わす、ある男がいた。
 半日ほど前、砂漠地帯で馬車を走らせていたという商人だ。
 酒グラスを片手に、頬を紅潮させる彼は、既に泥酔状態らしい。呂律の回らない舌で、先程から何度も、同じ話を繰り返し語っている。

「あぁ、間違いないね。ありゃ確かにあの”カイン・フォース”だっひゃよ」

 彼の話を、周りの同僚たちは、やはり、今回も冗談としか捉えず、笑い飛ばす。

「はは、だからよ、カインっつったら、あの大犯罪者だろ? なんでも、魔王と共謀してるって聞くけど……大体、こんな所にいるわけねーじゃん!」
「いいや! 絶対そうだって! 可愛い女の子連れてたうえに、偽名使われてひゃから、気付かなかったけろぉ」
「お前、酒飲みすぎだ。そんな奴が、この街に何のようだって話だろ?」

 すると、白い髪が特徴で、顔の左側を包帯で覆っているという、一風変わった外見をする男——武器の売買を専門にする商人が、グラスに注がれた酒を一口飲むと、こう言う。

「ま、お前が生きてるって事は危害を加える気はなさそうだな」
「クナギまでそんな事言うのひゃよー、絶対そうらったって間違いれーよぉ」

 クナギと呼ばれた武器商人は、肩をすくめて、やれやれ、と言わんばかりに首を横に振る。いくら話されたところで、周りの商人共も、彼の話を信じる気は更々無い。
 その様子に納得がいかないのか、カインを見たという商人は、ムスッとした不機嫌そうな顔で、辺りを見渡す。

「俺がうひょ(嘘)言ってるってのかよぉ、絶対だってら! そうだなぁ……あぁ、ちょうどあひょこに座ってる男にそっくりで……」

 彼は、身を乗り出す勢いで、ある青年に指をさす。
 そこには、薄い金髪に、翡翠色の瞳をした青年が座っていた。年は、二十歳過ぎと言ったところだろうか。それにしては、少し幼さの残る顔立ちだ。
 フードつきの、茶色いローブから見え隠れする鎧は、中々良いもので、鎧でありながらも、動きやすく軽量化されている。
 また、彼が腰にしている武器を見る限り、おそらく彼の職業は、剣士だろうという事が見て取れる。彼の詳細まで把握できたのは、武器商人であるクナギくらいであろうが。
 良く見ると、どうやらその青年は、お酒の値切り交渉をしているようだ。
 まったく、酒屋で値切る輩は初めて見たな——と、クナギはクスッと笑う。

 しかし、青年を指さした当の本人は、青年を指さしたたまま、固まってしまっていた。

「あ……」

 開いた口がふさがらない、という諺がぴったり合うほど、口を開けたままの彼。
 そして、その商人に気がついた青年——二人は、目があった瞬間、奇跡的なくらい、同じタイミングで声を上げた。

「「お前……昼間の!!」」


【第一章 -砂塵に紛れる支配者と-】

 あの後、酒屋ではひどい騒ぎがあった。
 例の商人が、金髪の青年に飛びかかり、それに抵抗した青年は、猿のようにそれをすり抜け出口に走る。
 しかし、そこで、カウンターにいた店主が、「飲み逃げだ!」と叫んだのだ。
 その声を聞きつけ、外からやってきた、銀髪の青年と、金髪の青年がぶつかってしまう。途端、無表情のまま、怒り心頭に達した銀髪の青年は、酒屋の中で魔法を放ち——
 そして、現在に至る。

「俺があの大犯罪者?」

 ひと段落ついた頃、体を縄で縛られ、顔にアザをつくったジョニーが、白々しい口調で笑いながらそう言った。

「ははー、そんな訳ねーですよ。俺の名前はジョニー、ちょっとやんちゃ盛りだけど、ただの旅人っすよー」
「……まぁ、それは良いとしよう。この始末、どう付けてくれるんだ、『兄ちゃん達』?」

 偉丈夫という言葉が似合う、ガタイのいい店主は、にこやかに笑いながら「彼等」に問いかける。
 鬼のような威圧感を放っているため、周囲の野次馬たちは、自分のことでもないのに、ビクッと体を震わす。

「話はよく分かった。そこで一つ聞きたい事がある」

 銀髪の青年が声を上げる。

「何だ、銀髪の兄ちゃん」
「なぜ俺まで縄で縛られなきゃならないんだ」

 銀髪の青年は何食わぬ顔で、それも驚いたことに、自分がなぜ縛られているのか、まるで分かっていない様子だ。
 店主は、我慢できないほど頭に来たのか、笑顔から一転、般若のような顔つきになり、声を荒げる。

「どの口が言うんだ!? 人様の酒屋をめちゃくちゃにしてくれたのは、アンタだろうが!」

 その様子を見ていたジョニーは、他人事のように、フッと鼻で笑うが、途端、店主に殴られる。

「お前は、飲み逃げしようとした癖に笑うんじゃねぇ」
「わ、悪かった……」

 ジョニーは悶絶しながら、バタッと力なくその場で崩れた。

「——はは! 妙な連中だな。お前はどう思う?」

 野次馬に混じり、一連のやり取りを見ていたクナギは、心底愉快そうに笑いながら、傍にいた女性に話しかける。
 彼と同じ髪色をした、仮面をつけた女性——表情は分からないが、彼女が見据えるのは、ジョニーと名乗った男だ。だが、彼を見据えたままで、何かを口にする事は無い。
 長年、彼女を『用心棒』として側に置いているクナギには、それだけで理解した。彼女が、ジョニーという、胡散臭い男に興味を示している事が。

「……ふーん」

 その様子を見て、クナギは、持っていたグラスを、近くのテーブルに置くと、ジョニーに近寄っていき、彼の前で立ち止まる。

「3」

 突然、クナギは、何かの暗号らしき数字を、ジョニーに告げた。何事かと思い、周囲の視線が、クナギとジョニーに集まる。
 青年は構わず、彼に言葉を返す。

「2だ!」
「駄目だ。4」
「…………」

 一体、何のやりとりなのだろうか。その場にいた全員が、疑問に感じて、首をかしげた。
 ジョニーは、クナギの言葉を聞いて溜息をつく。その表情は、何かを妥協したようだ。それに対し、クナギは「良し!」と満足げに声を上げると。

「悪いが、ソイツの事ァ離してやってくれ! ジャックは俺の友人だ!」
「「ええっ!?」」

 その場にいた、全員が驚きの声を上げる。そんな言葉に、騙されるわけがない。大体名前が違う。ジャックじゃなくて(自称)ジョニーだ。
 だが、クナギの発言に乗った、ジョニーまでもが、こんな事を口走り始める。

「おう、俺はそこの……えー、おっさんの友人だ! 分かったらさっさとこのジェイク様の縄解きやがれクソッタレが!」
「「えええええええ!?」」

 最早突っ込みどころが多すぎて、周りの人間は、2人の会話に追いつけなかった。
 ——ジェイクって誰だ。


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