複雑・ファジー小説

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フライトドクターストーリーズ
日時: 2017/09/19 15:49
名前: Rain (ID: OZxqQ4OG)

☆attention
この物語を書いている作者は、駆け出しの初心者作家です。
また、医療のことをかいていますが、医者でも看護師でも医学生でもありません。自分の調べた知識だけで書いています。
そのため、なにかおかしいところがある場合がございます。
もし、これを読んでくださっている方の中で医者、看護師、医学生などの医療関係の職についている方がいらっしゃるなら、間違い等ガンガン指摘してください。

プロローグ

救命救急センター。
それは、命を救う最後の砦。
そして、救命救急の攻めの切り札、ドクターヘリ。
出動要請から離陸まで3分。
時速280kmの機動力。
この物語は、命を救うために戦い続ける人々を描いたものである。

Re: フライトドクターストーリーズ ( No.30 )
日時: 2017/05/09 20:55
名前: Rain (ID: OZxqQ4OG)

やった!
ついに閲覧者数100超えた!
これからも頑張っていくので、こんな僕でも応援お願いします!
ジャースティース!

Re: フライトドクターストーリーズ ( No.31 )
日時: 2017/05/13 12:56
名前: Rain (ID: OZxqQ4OG)

「身長と体重、教えて下さい!」
「痛み出たの初めてですか?」
「初めの痛みが10だとすると、今はどのぐらい?」
出ました、我が北海病院救命救急センター名物、ナースの機関銃質問。
「マミヤさん、僕が治療を担当する清水です。」
ネームプレートを見せて、自分がドクターであることを伝えている。
少し検査をしたあと、マミヤさんは心臓の近くにある大動脈が詰まっていることがわかった。
初療室に入って10分。
マミヤさんは治療室に運ばれていった。

Re: フライトドクターストーリーズ ( No.32 )
日時: 2017/05/16 13:39
名前: Rain (ID: OZxqQ4OG)

主人公がいなくなった初療室には、ゆったりとした空気がながれていた。
「どうしてあんなにあわただしくやるの?もっと落ち着いて出来ないのかしら。」
きららが嫌味ったらしくいう。
「きららさん、あわただしくやる理由を教えてあげるよ。」
赤川先生だー!
「ここに運ばれてくる患者は、みんな一刻を争う状況なんだ。今まで間に合わずに亡くなってしまった患者さんもたくさんいる。手術室では計画を立てて、長時間かけて手術をしても良かった。でも、ここでは瞬発力が重要なんだ。すぐに治療を始めないと、患者の状態はどんどん悪くなる。ゆっくり治療をしたから患者が死んだ。そんなことが許されるわけない。頭で覚えただけの知識は使い物にならない。行動力がものをいうんだ。一回、新人の気持ちになってやってごらん。」
そういうと、赤川先生は去って行った。
きららは、泣きそうな顔で、走って行った。

Re: フライトドクターストーリーズ ( No.33 )
日時: 2017/05/19 17:37
名前: Rain (ID: OZxqQ4OG)

きららの後を追いかけて、屋上まで来た。
わずかだけど、すすり泣く音が聞こえる。
さっきまでの態度が、完全に家出している。
「どうして・・・」
きららがぽつりとつぶやいた。

Re: フライトドクターストーリーズ ( No.34 )
日時: 2017/07/29 18:50
名前: Rain (ID: M7h8e8es)

きららsaid

今までずっと頑張って来たのに。
世界には神様なんていないんだわ。
パパみたいに、人を救える仕事に就きたくて。
手術室のナースを始めとして、小児科や、内科。どんな仕事でも頑張って来たはずなのに。

どうして?

暗闇の中にいるような気持ち。

深い深い穴の中で独りぼっち。

誰も手を差しのべてはくれない。

・・・。

待って。

どうしてあなたは被害者づらしているの?

もう一人のあたしがあたしに話しかける。

被害者はみんなじゃないの?

・・・確かに。

あたしが一人で被害者づらしているだけだったんだ。
「可哀想な人」という猫の皮を被って。
もう、やめよう。
被害者づらするのは。
あたしはまだ新入りなんだ。
教授の娘だからって特別なわけじゃない。
先輩達に謝ろう。
そして素直になろう。
穴の中に光がさしこんで来たような気がした。


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