複雑・ファジー小説

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フライトドクターストーリーズ
日時: 2017/09/19 15:49
名前: Rain (ID: OZxqQ4OG)

☆attention
この物語を書いている作者は、駆け出しの初心者作家です。
また、医療のことをかいていますが、医者でも看護師でも医学生でもありません。自分の調べた知識だけで書いています。
そのため、なにかおかしいところがある場合がございます。
もし、これを読んでくださっている方の中で医者、看護師、医学生などの医療関係の職についている方がいらっしゃるなら、間違い等ガンガン指摘してください。

プロローグ

救命救急センター。
それは、命を救う最後の砦。
そして、救命救急の攻めの切り札、ドクターヘリ。
出動要請から離陸まで3分。
時速280kmの機動力。
この物語は、命を救うために戦い続ける人々を描いたものである。

Re: フライトドクターストーリーズ ( No.65 )
日時: 2017/08/14 23:08
名前: Rain (ID: fE.voQXi)

運ばれてきた患者、タカハシユウタさんは緊急手術になった。
手術には、俺と杉野が入った。
手術中にも、何回かドクターヘリの出動があったらしく、ようやく落ち着いたのは三時頃。
その三日後。
朝の回診に向かった頃の話だ。

「おはようございます。採血の時間です。」
タカハシユウタさんのいる部屋に入ると、ベッドの近くに小さな人影があった。
「あ、先生。おはようございます。すみませんね、娘なんですけど・・・。」
「おとーさん、この人誰ー?」
なるほど、娘さんだったんだ。大きな瞳にツインテール。かわいい娘さんだな。
「この先生がな、お父さんを助けてくれたんだぞ。」
ヘリで運んだのは浅野だけどな。
「せんせーがおとーさんをヘリコプターで運んだの?」
「ううん、先生は違うよ。」
「なーんだ、違うのかー。」
そういって、娘さんは頬をぷぅっとふくらませた。
あ、おい。先生だって頑張ったんだぞ。
「名前、何ていうの?」
「えみ!たかはしえみだよ。」
えみちゃんは、また無邪気な笑顔をみせた。
「えみがケガしても、ヘリコプターで先生がきてくれる?」
ん、それは約束出来ないぞ。
「そもそも、ケガしちゃダメだよ。」
「はーい。」
しまった、採血忘れるとこだった。
「それじゃあ、採血しますね。えみちゃん、ちょっと待っててね。」
ユウタさんが手を『グー』にする。浮き上がった静脈をみて、針を刺した。
よし、いい感じ。血を採ったらパッチを貼って・・・。
「はい、終了です。」
いつのまにかえみちゃんはいなくなっていた。お母さんと一緒に帰ったのかな?
一人を助けるって、たくさんの人を助けることと同じなんだな。
例えば、ユウタさんとえみちゃんのように。

Re: フライトドクターストーリーズ ( No.66 )
日時: 2017/08/15 09:19
名前: Rain (ID: KZRMSYLd)

「ユウタさん、他に調子悪いところありますか?」
「いいえ、大丈夫です。でも、こんなに早く治るなんて驚きですね。」
ユウタさんは、自分の足をみて驚いたような表情をみせた。
「ドクターヘリでの搬送でしたからね。ドクターが早く初期対応にあたれたからだと思いますよ。」
「車に挟まれてたときは、もう死んでしまうのかと不安になりましたね。あるいはずっと車に挟まれっぱなしなのかと。先生と看護師さんが来てくれたときは安心しました。」
「いえ、今のレスキュー隊はさまざまな技術を持っていますからね。救出もそれなりに速くなっていると思いますよ。」
そろそろ医局に戻ろうと、ベッドを離れたとき。
「先生。助けてくれてありがとうございました。先生方は神様です。」
「神様なんて言い過ぎですよ。それに『医者』って極力会いたくない神様ですし。」
「そうですか。すみません、引き留めてしまって。」
「構いませんよ。それでは、お大事になさってください。」
ユウタさんのベッドを離れて『神様』について考えてみた。
おそらく、ユウタさんの目にみえた神様は浅野だろう。
・・・だとしたら、ずいぶんドジな神様だな。
浅野が医局に戻ってきたのは三時頃。カップラーメンは三時間程放置されていたことになる。
当然だが、カップラーメンはひどいことになっていた。
麺が汁を吸い上げ、ぶっというどんみたいになっていたのだ。
あのときの浅野の悲しそうな顔。思い出すだけで笑いがこみあげてくる。
それに、俺たちは神様なんかじゃない。
助けられなかった命だってたくさんある。
神様って、完璧でなくてもいいのか?それでも、俺たちは神様なんて言えない。
いつか、神様みたいなドクターになれるかな。どんな人だって助けられるような、ドクターに。
俺たちは、まだまだ進み続ける。
たくさんの人を救うために!

Re: フライトドクターストーリーズ ( No.67 )
日時: 2017/08/15 19:25
名前: Rain (ID: /48JlrDe)

へ(`・ω・´)ヨイショッ
どうも、こんにちはこんばんは、Rainです。
今回は、ちょっとしたお知らせをしに参りました。
さて、最近メキメキ閲覧数が伸びている『フライトドクターストーリーズ』ですが、この物語には結構たくさんのキャラクターが登場します。
何人かは、幽霊と化していますが、とにかくたくさんいます。
だから!ここで彼らに休息を与えてあげたいと思います。
そろそろ閲覧数500回いきそうだしね。
というわけで、特別企画!
【北海救命救急センター一同・旅行に行く!】
この企画は、閲覧数500回と合わせて行います。
なので、閲覧数が500回を突破した時点から企画を始めます。
それまで更新は止まってしまいますが、ご心配なさらずに、のんびりとお待ちくださいね。
それでは!北海救命救急センターのドクターのロッカールーム、一番奥のロッカー在住Rainがお伝えしました。
ではでは、またお会いしましょう。See you again!

Re: フライトドクターストーリーズ ( No.68 )
日時: 2017/08/24 16:15
名前: Rain (ID: OZxqQ4OG)

【繰り上げスタート・特別企画】
えー、Rainです。前回の更新後、なかなか五百回を超えないので、少し早いですが特別企画を始めます。
これが終了したら、次の特別企画は閲覧数1000回超えのときになります。
ではでは、どうぞ楽しんで!

Re: フライトドクターストーリーズ ( No.69 )
日時: 2017/08/26 18:00
名前: Rain (ID: v8Cr5l.H)

特別企画・北海救命救急センター一同、旅行に行く!

※あてんしょん
この物語は「フライトドクターストーリーズ」本編とはまったく関係はありません。

それでは、スタート!

ある日の救命救急センター。
間もなくカンファレンスが始まろうとしている。
救命救急センター勤務のドクターやナースが勢揃いだ。
ガラガラッ。
その音に、場の全員が肩を震わせた。
決して救命救急センターのスタッフがビビりな訳ではない。
「え、全員揃ってるはずだよな?」
そう。全員揃ってるはずなのに、なぜ戸が開くのか。
ドクターヘリ当番は朝のミーティングに行っているので、カンファレンスに来ることはない。
もしや、不審者か!?
全員がそう思った瞬間。
戸を開けたと思われる本人が姿を現した。
「じゃじゃーん!!」


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