複雑・ファジー小説
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- フライトドクターストーリーズ
- 日時： 2017/09/19 15:49
- 名前： Rain （ID: OZxqQ4OG）
☆attention
この物語を書いている作者は、駆け出しの初心者作家です。
また、医療のことをかいていますが、医者でも看護師でも医学生でもありません。自分の調べた知識だけで書いています。
そのため、なにかおかしいところがある場合がございます。
もし、これを読んでくださっている方の中で医者、看護師、医学生などの医療関係の職についている方がいらっしゃるなら、間違い等ガンガン指摘してください。
プロローグ
救命救急センター。
それは、命を救う最後の砦。
そして、救命救急の攻めの切り札、ドクターヘリ。
出動要請から離陸まで3分。
時速280kmの機動力。
この物語は、命を救うために戦い続ける人々を描いたものである。
- Re: フライトドクターストーリーズ ( No.1 )
- 日時： 2017/04/30 09:50
- 名前： Rain （ID: QxkFlg5H）
1,出動!
プルルルルッ!
ドクターヘリ要請のホットラインが鳴る。
ホットラインに出た男性ドクターが二言ぐらい話し、叫んだ。
「ドクターヘリ、出します！」
それと同時に、フライトスーツを着た女性ドクターが走り出す。
キュィィィィィン・・・・・・!
エンジン音がだんだん大きくなっていく。
そして、ヘリがふわりと浮いた。
「目的地、ブラボーフォックストロットじゅうご。森田小学校になります。」
「BF15、森田小学校。了解!」
ランデブーポイントが決まった。
ここからは、救急隊との交信が始まる。
ドクターが、足元の無線スイッチをぐっと踏んだ。
「北海ドクターヘリから、森田救急！」
- Re: フライトドクターストーリーズ ( No.2 )
- 日時： 2017/04/30 09:55
- 名前： Rain （ID: QxkFlg5H）
◇Rainのよくわかるドクターヘリ講座◇
さて、このコーナーでは、私Rainが、話中に出てくる用語をそのつど説明します。
〇ランデブーポイント
ドクターヘリが、患者を搬送するとき、救急車から患者を引き取るための臨時ヘリポートです。
事前に、ランデブーポイントとして使ってよいか確認をとっています。
- Re: フライトドクターストーリーズ ( No.3 )
- 日時： 2017/04/30 14:24
- 名前： Rain （ID: KZRMSYLd）
「はい、こちら森田救急！患者情報、送ります。
患者、12歳、男児!3メートルのフェンスから落下。意識レベル、ひとけた。腹部の痛みを訴えています！」
ナースが小児用のヘリバックを取り出す。
下には、ランデブーポイントが見えてきていた。
「着陸準備、よろしいか？」
やがて、機長が宣言した。
「JA9005、アプローチ！」
地面が近づいてくる。
やがて、エンジン音が止まった。
「エンジン停止。作業開始を許可する。」
出動要請から7分。ヘリは患者のもとにいた。
救急車で搬送していたら、45分はかかっていただろう。
患者をのせて、ヘリは上空へと舞い上がった。
- Re: フライトドクターストーリーズ ( No.4 )
- 日時： 2017/04/30 17:18
- 名前： Rain （ID: qXcl.o9e）
その頃。風切医科大学北海救命救急センターでは、ドクターヘリからの連絡を待っていた。
「戻ってくるぞ！7分後！」
初療室に、チーフの赤川医師がかけこんできた。
「北海ドクターヘリから風切北海！」
「はい、こちら風切北海！」
患者情報の連絡だ。
「患者情報、送ります。患者、12歳、男児。3メートルのフェンスから落下。サチュレーションは・・・」
バイタルと呼ばれる患者の状態は、かなり悪い。
「FAST、ポジティブ！ショックあり！以上、北海ドクターヘリ。」
ポジティブ!!FASTで腹腔内出血が確認されたということだ。
その証拠に、患者はショック状態をおこしている。
ブロロロロロ・・・・・
ヘリのエンジン音が近づいてくる。
いつでも、こい。
戦う準備は出来ている。
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