複雑・ファジー小説
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- 命を賭けてまで人を愛したくない!!
- 日時: 2019/06/16 20:39
- 名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)
どうも、本書の筆者の「通りすがり」と申します。
初作品ですので、少々おかしい所もあるかと思いますが、暖かい目で見てください。
どうぞ、ご覧ください。
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私は坂野 純。中学生だ。
受験を目の前に控えている三年生だ。学級委員もしている。
極々平凡な生活を送っていた。授業もまともに、真面目にやって来た。
赤点も取った事は一度か二度しかない。
だが.....
人生の変わり目な出来事が.....目の前に.....目の前に。
最初から最後までなら >>1-54までです。
「その後」の最初からなら>>56からです。
- Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.2 )
- 日時: 2019/06/13 21:53
- 名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)
同じ棟の一階にある理科室Aのドアを乱暴に開けた。
ガラガラガラ!!!
下場
「間に合ったっ。.....セーフッ!!!」
坂野
「マジで危なかったわぁ.....」
国谷先生
「下場ぁ!!坂野ぉ!!早う座れ〜!!」
ササッと椅子に走り、荷物を置いた。
キーンコーン.....カーンコーン......。始業のチャイムが鳴り終わった。
国谷先生
「.....学級委員号令っ!!」
坂野
「起立っ!!!」
皆がガタガタと椅子から腰をあげた。
そして、恒例のアレが始まった。
国谷先生
「.....!!おいおい、名札はどうした真北ぁ?お前もだぞ妹尾ぉ」
真北 元気(まきた げんき)
「職員室に借りに行きますよ〜..」
妹尾 朋美(せのお ともみ)
「すみません。教室に置いてきました.....」
先生はハァ.....、と溜め息をつき、坂野にアイコンタクトを出した。
坂野
「気を付けっ!!.....礼っ!!」
続々と「お願いしまーす」と声が聞こえてくる。
授業の始まりだ。
- Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.3 )
- 日時: 2019/06/13 22:06
- 名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)
チョークの音が理科室に響く中、理科の実験道具が係に配られた。
国谷先生
「何時も言ってるが〜安全には注意だぞ!!」
皆がそれぞれの返事を返す。
私の班にも配られた。
どうやら電極を使った電池の実験の様だ。
「ねぇねぇ〜」
突然、声をかけられて体ごと反応してしまった。
坂野
「.....!?.....な、何や?」
その声は立見の声だった。
立見 由緒(たつみ ゆい)
「いやいやびっくりし過ぎでしょ.....」
クスクスと笑ってこっちを見た。
坂野
「んで、何だよ??」
立見
「あのさ〜ちょっと教えてほしいとこ、あるんだよね。きてきて〜」
異性と接する事に何ら抵抗の無かった私は
「ハイハイ、何処が分からんのや?」と班の中で移動した。
立見
「ここの化学式が良く分からないんだけどさ、教えてくれない?」
私は「転校して少しだから分からないのかな?」
そう思って出来るだけ親切に教えた。
- Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.4 )
- 日時: 2019/06/13 22:25
- 名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)
坂野
「これがそうだから陰イオンになるんや」
指差しでプリントをなぞりながら、私は解説した。
立見
「電子が持ってかれたらプラスで、入ったらマイナスなのか〜!!すごい!」
相手は合点して頷いた。
国谷先生
「私語を慎め、坂野〜。」
話していると先生に注意された。
真北
「おいおい坂野〜、授業中に公開デートかぁ〜?」
真北はニヤニヤしながら、私を弄り始めた。
坂野
「うるせぇ!!勘違いすんなよっ!」
私は半ば笑いながら訂正した。
立見
「いいな〜。私も彼氏欲しいなぁ〜」
坂野
「!...ほら、余計な事言わん!!むしろ勘違いされるやろーが!!」
相変わらず立見はクスクスと笑ってこっちを見つめるだけだった。
そしてしばらく経ち、終業のチャイムがなった。
皆が号令の後、ぞろぞろと教室へ戻っていった。
- Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.5 )
- 日時: 2019/06/13 22:37
- 名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)
さっきの理科の授業が、六時間目だったから学活に入った。
ガラガラガラ!!
亀家先生
「はい学活するぞ〜。時間割かくにーん。はいどぞ」
彼は私のクラスの担任教師。
ノリが良いと評判がある。
妹尾
「.....六時間、数学でーす。」
下場
「確認終わり〜」
亀家先生
「はい、ありがとうございま〜す。他、委員会や係の報告はありませんか?」
回りはシーンとしている。
亀家先生
「はい号令」
.....そしてそれぞれ部活や委員会、帰宅していった。
私は毎週一回の学級委員会に出席していた。
大体はここ最近のクラスの様子の報告だった。
坂野
「.....っはぁ〜!!終わった終わった。疲れたっ部活行こ。」
そして私の所属している部活「銃剣道部」の部室へ向かった。
因みに副部長だ。
今日も練習試合が楽しみだ。
- Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.6 )
- 日時: 2019/06/13 22:59
- 名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)
ここは体育館。
私の部活の活動場所だ。
カンッカンッ!!と練習の打ち合いが始まった。
「かま〜え〜!!!.....銃っ!!!」
部員達は一斉に自分の銃剣を構えた。
部長の掛け声と共に突き上げる。
蓬田 孝(よもぎだ たかし)
「突けっ!!((エイッ!!))突けっ!((エイッ!!))終わり!!全員、練習試合の準備しろっ!!」
「ハイッ!!」の返事と共に走り出した。
副部長の私と対し、部員達が試合を仕掛けるそうだ。
大変だ。
そう思ってた時、部長が私の方をチョンチョンとつついてきた。
坂野
「おん?どしたんや部長」
蓬田
「ついさっきな、新しい部員が入った。お前を知ってるらしいで?」
坂野
「それは気になるな〜」
そんな会話をしていると、部員の皆が整列して練習試合を待っていた。
坂野
「よっしゃ、やったるで」
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