複雑・ファジー小説

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命を賭けてまで人を愛したくない!!
日時: 2019/06/16 20:39
名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)

どうも、本書の筆者の「通りすがり」と申します。
初作品ですので、少々おかしい所もあるかと思いますが、暖かい目で見てください。
どうぞ、ご覧ください。
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私は坂野 純。中学生だ。

受験を目の前に控えている三年生だ。学級委員もしている。

極々平凡な生活を送っていた。授業もまともに、真面目にやって来た。

赤点も取った事は一度か二度しかない。

だが.....

人生の変わり目な出来事が.....目の前に.....目の前に。


最初から最後までなら >>1-54までです。
「その後」の最初からなら>>56からです。

Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.32 )
日時: 2019/06/15 17:59
名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)

その後、彼女は皿を洗い、資金調達(殺し)をしに出掛けた。
どうやらドアは内側からもカギが無いと開かない様だ。
意地でも閉じ込めようと言うのか。
坂野
「ラジオでも聞くか.....」
ジジ、と言う音と共に音声が流れてきた。

「.....昨日の夕方、午後6時頃に長崎B市立中学校の生徒の坂野 純君が誘拐されました。
長崎県警察は帰宅途中に誘拐されたと言う見解を述べました。
もし、目撃した等の情報が御座いましたら直ぐに警察にお伝えください。.....」

坂野
「早速、ニュースになってるやん。こりゃ見つかるのも時間の問題やな。」
私は昨日から風呂に入っていないのに気づき、シャワーを軽く浴びた。
それから制服とパンツが乾くまで、腰にタオル姿で過ごしていた。
坂野
「あいつに見られたら恥さらしやで」
突如、ドアがガチャンと音を出しカギが開いた。
まずい。

Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.33 )
日時: 2019/06/15 18:17
名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)

ガチャンとドアが開いて、立見が帰ってきた。
私を見た途端、驚く素振りを見せた。
立見
「キャッ!!なんて格好してるの!」
坂野
「いや!!おい!!着る服がないねんって!!」
立見はしばらく恥ずかしそうにしながら、理由を聞いた。

立見
「わ、分かった。服は直ぐに用意するね。」
坂野
「可及的速やかに頼む。」
立見は近くの古着屋でメンズの服を揃えた。
「US ARMY」と書かれた半袖シャツ。
少し色あせたジーンズ。数枚のパンツ、シャツ。
取り敢えず着てみた。

立見
「ど、どう?大きさ、合うかな?」
坂野
「おん。合ってるで。ピッタリや」
立見は私の役に立てて嬉しそうにしている。
鏡で見てみると中々カッコいい。
立見
「ねぇねぇ。今日の晩御飯さ、何が良い?」
坂野
「せやなぁ.....適当でええよ?(まだ留めさせるのか.....)」
立見
「もー、適当って返答が一番困るんだよ?でも頑張るよ。」
坂野
「おん、頑張れ。」
私は暇潰しにちゃぶ台のラジオを掛けて待っていた。

Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.34 )
日時: 2019/06/15 19:02
名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)

ラジオから流れてきたのは、警察についてのニュースだった。

「.....今日、午後1時20分頃、○○の山中に刺殺された死体が発見されました。
40代の男性で何故、山の中にいたのかは不明。現在、長崎県警察による捜査が行われています。」

このニュースに立見が反応し、料理しながら言った。
立見
「あ、多分それ私がやったかも。山へ連れてって刺したんだよ?」
坂野
「.....マジかよ。あれは本当やったんか.....。どうやって連れてきたんや?」
立見
「色仕掛けして、山中ですると思わせて油断させた。」
確かに彼女の顔立ちは可愛らしい。
性格も、大人には謙虚な性格だったような気がする。
坂野
「へ、へぇ〜.....」
立見
「坂野君となら私は大歓迎だよ?いつでも良いよ?」
坂野
「い、いやいやいや.....それはまずいやろ。」
私は改めて彼女を恐ろしく.....は見えなかった。
彼女には独特の魅力が感じられた。
「心から尽くす」と言う行為に惹かれたのだろうか。

Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.35 )
日時: 2019/06/15 19:14
名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)

坂野
「お風呂入るべ。」
立見
「待ってて。お風呂沸かすね。」
彼女は火を止め、お風呂場に行った。
私は、流石に何か手伝わないといけない、と思い「俺がやるわ」と言い止めた。
立見
「いいよいいよ。坂野君には苦労させないよ。だからゆっくりしてて?」
坂野
「.....おん.....分かった。」
シャワーで浴槽を適当に洗い、お湯を入れた。
奥から勢い良く水が入る音が聴こえる。
立見
「入れたよー。10分位で沸くから待っててね。」
坂野
「おん、どうも」
そして彼女は料理を始めた。
数分後、暖かい豚汁の食事が出てきた。

坂野
「おー美味そうやな〜」
立見
「一緒に食べよ?」
そして二人で手を合わせ食事を取った。

Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.36 )
日時: 2019/06/15 19:36
名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)

食事中、立見の方からこれからの暮らしについて話してきた。
やけに楽しそうだった。
立見
「ねぇねぇ、これから毎日、なにして行く?私達夫婦なんだからさ〜」
坂野
「いや、夫婦って前提なん?」
立見
「え、違うの?私達は同棲してるんだし、こんなに仲良しじゃん?」
私はここで否定しようと思ったが、命の危険を感じ、止めた。
彼女は話を進めた。
立見
「ほら、夫婦円満良い事でしょ?子供何人作ろっか〜」
坂野
「(完全に浮かれてるな.....)俺らは中学生だ、止めといた方がええ」
立見
「そっか〜.....子供はダメでも一緒に暮らせるなら良いよ?」
そして私達は食事を終えた。
私は早速風呂に入ろうと洗面所に行った。
立見
「あ、待って。背中を流してあげるよ。」
坂野
「.....今更、何も驚かへんわ.....」
私はそのまま風呂場に行った。


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