複雑・ファジー小説
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- 命を賭けてまで人を愛したくない!!
- 日時: 2019/06/16 20:39
- 名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)
どうも、本書の筆者の「通りすがり」と申します。
初作品ですので、少々おかしい所もあるかと思いますが、暖かい目で見てください。
どうぞ、ご覧ください。
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私は坂野 純。中学生だ。
受験を目の前に控えている三年生だ。学級委員もしている。
極々平凡な生活を送っていた。授業もまともに、真面目にやって来た。
赤点も取った事は一度か二度しかない。
だが.....
人生の変わり目な出来事が.....目の前に.....目の前に。
最初から最後までなら >>1-54までです。
「その後」の最初からなら>>56からです。
- Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.47 )
- 日時: 2019/06/16 00:54
- 名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)
朝食の後、ラジオを点けると私に関するニュースが流れていた。
「.....長崎県A市坂野純君誘拐事件捜査本部は一時的に捜索を中断すると発表。
続いて大阪府坂野家監禁事件も捜査を終了すると当局は発表しました。
捜索は各交番にポスターを張りだし、情報が入り次第捜索を再開する事になりました。.....」
坂野
「とうとう俺の捜索も終了したんやな.....」
立見
「私達で暮らして行きましょ?」
坂野
「せやな。金はどうして行くねん?」
立見
「私がこの体で.....」
私は体を乗り出して言った。
坂野
「それはあかん!!お前にそんな事はさせへん。」
立見
「えっ?.....そんなに大事にしてくれるなんて.....」
坂野
「大事にするも何も、そんな事はあかん。俺が何か探すわ。」
彼女は少し不安そうにしていた。
立見
「そんな事して他の女と結ばれたら.....」
坂野
「大丈夫や!!俺は浮気はせぇへん。」
仕事探しをする事にした。
- Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.48 )
- 日時: 2019/06/16 02:04
- 名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)
仕事をしないと稼げない。
だが、中学生で坂野 純の名義じゃあ届けられて、立見とは別れる事になる。
私は、立見と一緒に仕事探しに出掛ける事が多くなった。
もちろん、マスクをしてバレない様に。
坂野
「中々見つからない物やな.....」
立見
「やっぱり私が働こうか?」
坂野
「ヒモは嫌や。何としても仕事を見つけ出す。」
そんな話をしながら、配達なら余り顔を出さなくても良いと思い、一軒の牛乳店に入った。
結果、牛乳配達の仕事を任された。これで儲けられる。安心だ。
実際に仕事が始まるのは明日で、今日はもう家に帰った。
立見
「良かったね〜。仕事見つかったじゃん。」
坂野
「せやなぁ。これからは危ない事をせずとも稼げる。」
立見
「実は私も働くの。私は配達じゃないけどね。」
坂野
「おん。そうかそうか。共働きな〜」
そんな事で立見と二人暮らしする事が現実味を帯びてきた。
- Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.49 )
- 日時: 2019/06/16 02:20
- 名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)
そして仕事始めて一週間が経った。
悲劇は突然やって来る。
私はいつもの様に自転車に股がり、牛乳カゴを後ろに載せ出発した。
坂野
「由緒〜。行ってくるで〜。」
立見
「純君、行ってらっしゃ〜い。」
私は手を振り、出発した。
坂野
「あーたらしーい、あっさがきーたー.....」
一軒目、二軒目.....と順調に置いていった。
そんな時、交番の前を通った。
私はマスクをしていたが、顔の上半分でバレた。
警察官
「君!!君!!停まって!!」
坂野
「.....!!あかん!」
私は急いで自転車をこいで逃げた。
だが、警察官も自転車に乗って追いかけて来た。
結果、路地裏へ走り、振り切った。
牛乳店へ戻って来て私は言った。
坂野
「由緒!!警察官にバレてしもた。この今日の仕事が終わったら、直ぐに帰るで!」
立見
「う、うん。分かった!!」
立見と私はせっせと仕事を片付け、その日はもう帰った。
- Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.50 )
- 日時: 2019/06/16 02:37
- 名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)
私達は今日の給料を貰った後に、早歩きで家へと向かった。
玄関のカギを開け、部屋に入った。
坂野
「よっしゃ〜。着いた着いた〜。」
立見
「バレなくて良かったね、純君。」
坂野
「せや。これで大丈夫や。」
そして立見は晩御飯の用意、私はラジオを聞いて待っていた。
突然、ドアがけたたましく鳴った。
???
「長崎県警察だ。坂野君、いるね?開けなさい。」
坂野
「お、おいどうする?」
私は小声で言った。
何で分かったんだ?疑問が浮かんだが、それ所では無かった。
立見
「居留守で待っとこ。静かに静かに.....」
未だにドアは鳴っていた。
???
「突入するぞ!!3.2.1.....行けッ!!」
ドアは破られ、二人の警察官が入ってきた。
警察官a
「坂野君、保護!!」
警察官b
「.....!!あの警官を殺した奴だ!!捕まえろ!!」
- Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.51 )
- 日時: 2019/06/16 08:35
- 名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)
坂野
「立見!!あかんぞ!!」
彼女はナイフを構え、戦う姿勢だった。
警察官は私よりも、彼女に関心を向け警棒を構えた。
警察官b
「大人しく.....捕まれっ!!!」
警察官は警棒を振り下ろし、彼女に襲いかかった。
坂野
「ま、まずい!!」
私はその警察官に突進し、警棒を食らった。
その痛みに倒れ、彼女はその隙に警察官を刺した。
坂野
「グッ..!!.....」
それからしばらく経ち、私は目を覚ました。
彼女は私に膝枕をしており、私が起きたと気付くまで顔を撫でていた。
坂野
「.....!?どうなったんや?」
立見
「おはよ〜!!邪魔者は片付けたよ。」
私が部屋を見回すと、そこら一帯には血が飛び散っていた。
二人の警察官が倒れていた。腹部と胸部を刺されており、死体の下には血溜まりが出来ていた。
坂野
「おい、殺したんか?」
立見
「邪魔者は排除しなきゃ。増しや坂野君を攻撃する奴なんて.....。この世に存在しちゃ駄目だよ。」
私は正気じゃない事に、やっと気付いたんだ。
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