複雑・ファジー小説
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- 命を賭けてまで人を愛したくない!!
- 日時: 2019/06/16 20:39
- 名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)
どうも、本書の筆者の「通りすがり」と申します。
初作品ですので、少々おかしい所もあるかと思いますが、暖かい目で見てください。
どうぞ、ご覧ください。
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私は坂野 純。中学生だ。
受験を目の前に控えている三年生だ。学級委員もしている。
極々平凡な生活を送っていた。授業もまともに、真面目にやって来た。
赤点も取った事は一度か二度しかない。
だが.....
人生の変わり目な出来事が.....目の前に.....目の前に。
最初から最後までなら >>1-54までです。
「その後」の最初からなら>>56からです。
- Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.42 )
- 日時: 2019/06/15 21:29
- 名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)
警察官
「.....止まりなさい!!それはおもちゃじゃない!!捨てろ!」
立見
「嫌だよ〜.....。私と坂野君の間を.....邪魔する人間は殺すよ?.....」
彼女の目には光が無かった。
完全に殺る気だ。
坂野
「た、立見!!止めとけや!!」
立見
「坂野君?今.....助けてあげるからね?」
そう言って彼女は警察官に襲いかかった。
警察官
「うっ!?」
警察官は警棒でナイフを弾いた。
なんと警察官は劣勢だった。
立見
「.....ンッ!!ほら死ねッ!!!さっさと!!」
警察官は馬乗りにされ、何とか警棒でナイフを防いでる様だった。
警察官
「うぉ.....!!!」
私は立ち尽くしていた。
そのまま立見のナイフは警棒を滑り.....
警察官
「ァッ.....」
脳天を貫いた。
- Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.43 )
- 日時: 2019/06/15 21:50
- 名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)
坂野
「は、はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?マジかよッッ!?」
立見
「さぁ一緒に帰ろ?坂野君。」
立見は怒りと悲しみを交えながら言った。
私は焦った。本当に死ぬんだろうかと思った。
今は恐らく午前2時。人も少ない。
坂野
「むっむっむっ.....無理だぁぁぁ!!!」
私は彼女がナイフを持っている事も忘れ、押し退けた。
彼女はそのまま押し倒され、私も倒れて彼女を庇うようになった。
立見
「は、は、は.....坂野君.....」
彼女は照れた。
「照れてる場合か!!」そう思った。
私は腕を掴まれ、そのまま殺されるかと思った。
坂野
「や、やめてくれ。殺さんといてくれや.....」
立見
「大丈夫だよ。将来の旦那さんを殺したりなんてしないよ?」
「抵抗しなければね」と付け加えてきた。
私はナイフを突き付けられた。
- Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.44 )
- 日時: 2019/06/15 23:50
- 名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)
坂野
「そろそろ、このナイフを外してくれへんか?」
立見
「ダメー。貴方を確実に、家に届けるまでは外さないよ。」
家に入ったら何をされるか分からない。
だが、両手は手錠、背中にナイフ。絶望的だ。
小一時間歩いて、とうとう家に着いてしまった。
何をされるか分かったもんじゃない。
私は死を覚悟した。この15年間の人生、寿命で死ねないのは惜しい。
立見
「着いた〜。さ、始めましょ。」
坂野
「は?何を?」
立見
「ささ、制服に着替えて?」
そう言うなり、私はカッターシャツと制服ズボンを着させられた。
彼女はセーラー服に着替えて来た。
立見
「結局言えて無かった.....しさ?一緒にお風呂に入って、同じ布団で寝た仲だから。」
坂野
「な、何や?はっきり言うてみい。」
そして彼女は少し躊躇い、言った。
立見
「私と付き合ってください。」
- Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.45 )
- 日時: 2019/06/16 00:25
- 名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)
正直言って私は、こんなバケモノとは付き合いたくも無い。
一秒でも長く共に居たくない。
だが、あそこまで親しくした仲なのだ。
ここで断ったら死ぬのは目に見えている。何故か断ったら後悔すると感じている。
ここに私の拒否権は無いのだろう。いっそのこと付き合ってしまおうか。
私は固く閉じていた口を開いた。
「.....よろしくお願いします。」
「彼女」は泣いていた。
私も何故か涙が溢れていた。何故だろう、何故なんだ。
坂野
「そう言う事や。だから、もうナイフなんて持つなや?」
立見
「.....う、うん。.....わかったぁ.....!!ありがと.....ありがとう.....!!」
しばらく彼女は泣いた後、二人は寝間着に着替えた。
一枚の布団に入って眠った。
坂野
「おやすみ。」
立見
「おやすみ〜」
顔を向き合わせて二人は眠った。
- Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.46 )
- 日時: 2019/06/16 00:39
- 名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)
朝の6時。彼女は起きて朝御飯の用意をし始めた。
フライパンでソーセージを焼く音。包丁で野菜を切る音で目を覚ました。
坂野
「.....!ふぁ〜.....おはようさん。」
立見
「おはよ〜!!今、朝御飯を作ってるからね〜」
私は洗面所へ向かい、顔を洗って髪を整えた。
坂野
「よしオッケー。」
洗面所から戻ると朝御飯が出来ていた。
立見
「出来たよ〜。今日もかっこいいね?純君!」
突然、下の名前で呼ばれて驚いた。
坂野
「じ、純君?!な、何か恥ずかしいな.....まぁええわ。」
彼女は少し残念そうにして言った。
立見
「え〜。純君は私を『由緒』って呼んでくれないの〜?」
私はかなり困った。恥ずかしい。
坂野
「わ、分かったよ.....由緒?」
彼女は学校で見せてくれた様な、心からの微笑みで私を見つめていた。
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