複雑・ファジー小説
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- 命を賭けてまで人を愛したくない!!
- 日時: 2019/06/16 20:39
- 名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)
どうも、本書の筆者の「通りすがり」と申します。
初作品ですので、少々おかしい所もあるかと思いますが、暖かい目で見てください。
どうぞ、ご覧ください。
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私は坂野 純。中学生だ。
受験を目の前に控えている三年生だ。学級委員もしている。
極々平凡な生活を送っていた。授業もまともに、真面目にやって来た。
赤点も取った事は一度か二度しかない。
だが.....
人生の変わり目な出来事が.....目の前に.....目の前に。
最初から最後までなら >>1-54までです。
「その後」の最初からなら>>56からです。
- Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.37 )
- 日時: 2019/06/15 19:49
- 名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)
風呂場に入ると、後ろからタオル姿で立見が着いてきた。
私はかなり戸惑った。
坂野
「本気で一緒に入るんか?」
立見
「そうだよ?ささ、入ろ?」
私はそのまま風呂場に入り、桶にお湯を溜め、体を洗った。
立見は後ろで待っていた。
坂野
「んじゃ流すとすっかね」
立見は後ろから流してくれた。
まるで夫婦だった。
立見
「はい、流しおわったよ。次は私が洗う番ね。」
私はさっさと浴槽に入り、ゆっくりしていた。
だが、頭の中では脱走の事ばかり考えていた。
すると、立見は洗い終わり、浴槽に入ってきた。
坂野
「さ、さすがに小さいぞ?」
立見
「良いの良いの。」
そのままバスタオルを脱いで入ってきた。
- Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.38 )
- 日時: 2019/06/15 20:10
- 名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)
立見は私にくっつきながら入ってきた。
とても笑顔だ。
立見
「暖かいね」
坂野
「暖かいな.....」
私は立見が目の前にくっついている状況に緊張していた。
当の本人はニコニコしている。
坂野
「お、おい立見。お前、この状況をどうも思わんのか?」
立見
「思ってるよ?」
坂野
「何と思ってるんや」
立見
「嬉しいな〜」
彼女はとても喜んでいる様だ。
私は自然と彼女の頭を撫でていた。
立見
「.....!?」
私は先に風呂を上がった。
寝間着に着替え、歯を磨こうと思ったが歯ブラシが無かった。
立見
「はい、歯ブラシ。」
坂野
「おう、ありがと?!」
立見はタオル姿だった。
坂野
「服ぐらい着ろよ.....」
そして適当に歯を磨き、床に着いた。
- Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.39 )
- 日時: 2019/06/15 20:20
- 名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)
布団に入ると立見も入ってきた。
「チャンスだ。カギを探して逃げよう.....」そして回りを確認した。
ドアが近い、立見が起きたら塞がれるかも知れない。
立見
「ねぇねぇ坂野君。起きてる?」
坂野
「え?ああ、起きてるで?」
立見
「晩御飯の時、言っていた事は本気だよ?」
坂野
「どう言う事や」
立見
「坂野君とはしても良いって話だよ。」
私は断った。
こんな事して今後、絶対に悪くなる。
立見はやはり、私にくっついて来た。
私は熟睡した振りをした。
立見
「寝ちゃったのか〜。おやすみ、坂野君。」
それからしばらくして彼女は本当に眠った。
私はこっそり抜け出した。
カギを探さなくては。
- Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.40 )
- 日時: 2019/06/15 20:26
- 名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)
私は彼女のカバンや、テーブルの上を探した。
カギは布団の横に置いてあった。案外、不用心だ。
坂野
「あったで〜.....!!逃げるぞ!.....」
私は寝間着姿でカギを開け..........逃げ出した!!
私は走った。必死に走った。
坂野
「よっっっしゃあ!!!逃げたぁぁ!!」
開けた音で起きたかも知れないが、逃げれたらこっちの物だ。
私はがむしゃらに走った。
坂野
「コンビニは何処や?交番は何処や?」
私は近くのコンビニに逃げ込んだ。
店員は私を不思議そうに見つめている。
坂野
「.....はっ!!はっ.....はっ..........た、た.....助けてくれぇ!!」
- Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.41 )
- 日時: 2019/06/15 21:13
- 名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)
店員
「ど、どうしたんだい??君?」
彼は困惑した顔でこちらを見た。
坂野
「わ、私は誘拐された坂野.....坂野 純なんですよ!!!」
店員はハッとした顔をして110番した。
その数分後、パトカーが一台着いた。
警察官
「坂野君!!坂野君はいるか!?」
店員
「こ、ここに!!」
私は警察官の方へ向いた。
その警察官は無線を取った。
警察官
「捜索していた坂野 純君発見!!保護しました!!」
私はそのままもう一台のパトカーを待った。
だが、来たのはパトカーではなかった。
???
「もー、逃げちゃダメだよ〜。坂野君?」
警察官が私の前に出てから、その女子を止めた。
その女子は..........立見だった。
立見は刃渡りのあるナイフを持っていた。殺しのナイフだ。
警察官
「止まりなさい!!それを捨てなさい!!」
警察官は警棒を構えた。
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