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緋弾のアリア SS〜Another world〜
日時: 2011/06/11 12:36
名前: イグアナ (ID: PMHGkQdB)

どうも。

緋アリおもしろいんで書いてみます。

登場人物にいくつかオリ入ってます。
随時追加します。


よろしくっす。



人物紹介(オリジナル)
天道 純
武偵高校2年C組所属。専門科目は狙撃科でランクA。
父は米軍海兵隊の中尉。母は元SAT隊員。
15までアメリカで過ごし、射撃やマーシャルアーツを嗜んできた。
海兵隊刈りの頭をしており、左目の横に切り傷が残っている。
頭と技術が驚くぐらいによく、銃のカスタムも自らが行う。自室には作業台が置かれ、お風呂は塗装部屋になっており。いつも銭湯に入りに行っている。基本は狙撃の任務がメインだが、近接戦闘も得意で、突入要員や索敵要因でもこなす。
携行武器はM24 SWS・M200のボルトアクションライフル。その他任務に合わせて装備を変える。
「スローアイ」という一定時間、時間の流れが遅く見え動きが格段に素早くなる特殊能力を持っている。

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Re: 緋弾のアリア SS〜Another world〜 ( No.62 )
日時: 2012/02/20 00:56
名前: イグアナ (ID: ycnzZQhq)

振り下げられた刀をから炎が溢れ、烈火の如く女に飛ぶ。
「ちっ」
女は片腕でそれをなんなく防ぐ。熱波に圧倒される訳でも無く、ただ眩しいと思っただけ。
「はぁ…はぁ…。どうして、効かないの…」
薄々と感じる違和感。どんなに攻撃しても、女には全くと言って良いほど疲労感も無く、ダメージを受けている素振りすら見せていない。
理子は這いつくばりながらも白雪に近づき、裾を引っ張る。
「理子さん、どうしたの?」
「…ダメ…」
「え?」
「使っちゃダメ……」
「何を……」
「能力を、使っちゃ……ダメ…」
「能力…?」
能力を使わない。超能力者が力を使わない時、それは自分の能力が相手にとって好都合である場合と能力その物が好都合の場合。
理子はロザリオによって能力を高めている。その理子から『能力を使っては駄目。』と言われている。
と言う事は。
「そうだったのですね。」
白雪は理解した、相手がどうゆう敵か。
「あら、気付いたの?」
「ええ。あなた、『能力殺し(ステルス・キラー)』だったのですね。」
能力殺し、超能力者のエネルギーを無差別に吸収し自分の身体能力向上や体力を回復させる能力。
「ええ、多分貴女なら詳しいと思いますけど。私にとってあなた達は最高の獲物だったわよ。」
「だからさっきからおかしかったのですね。ずっと、身体から何かを抜き取られている感覚。でも通常は身体能力と体力回復だけの『名前負け』のはず。」
「通常はね。でも私の場合はエネルギーを吸収して力を得る。超能力者のエネルギーで超能力を使ってるの。それと、私が使った分だけ吸収するから戦う相手は自分の体力+私の体力分のエネルギーを消費するのよ。」
(何て事なの…じゃあ私達二人は圧倒的に不利な状態で戦ってたって言うの?)
白雪はこのまま戦っても体力が弱まっていくだけだと思い、逃げ道を探そうとする。だが、倒れかかった理子を持つ程の気力は無い。攻撃を凌ぐのが名一杯だ。
「逃げ道を探してるの?」
それを悟っているかのように女は笑う。
どうしようかと考えているその時。

カツカツカツ

非常階段から登ってくる足音が聞こえる。
白雪はそれがキンジであると思い、笑みが溢れるが。
「あら?シルバー3。何で来たの?」
登ってきたのは黒のBDUにM14EBR、スティンガーを背負っい、体格の良い隊員だった。
「すまない、バスカービルのスナイパーに追い払われてな。」
「追い払われたって…。あなたスナイパーとしての自覚無いの?」
「無理な物は無理だ。」
「もう、こっちは二匹仕留めるとこなのに。」
女が白雪を蔑む目で見る、その女の肩に、シルバー3と呼ばれた男が掴む。
「いや、一匹増えたかもよ。」
「は?」

パラララララララ!!

女が振り向こうとした瞬間、横腹に突きつけていた銃で発砲された。
その勢いで、シルバー3はタックルで女を吹き飛ばす。
「あぅっ!!」
思わぬ奇襲に対応出来ず棚にぶつかる女。白雪はシルバー3を呆然と見ている。
「ど、どうゆう事?」
シルバー3は白雪にグッと親指を立てると、装面していたガスマスクを外す。
「俺や、俺。ホンマここに来るの迷ったで。」
服装に若干似合わぬ小太り顔が、少し汗をかきながら笑う。
その良い体格はどうなってるんだろう。太っている様には見えない。
そんな中、女は倒れた棚をどかして咳き込みながら立つ。
「あなた、誰よ?シルバー3は?」
「あのスナイパーな。いやービックリしたで?めっちゃ体格エエもんでまさか近接で勝てるとはな。」
「無線じゃ何も無かったわ。」
「そらそうさ。無線も服装も声も、全部コピーしたからな。バトルHQに勝敗を送る機械も弄ったし。そのシルバー3も縛り上げて寝てるわ。」

Re: 緋弾のアリア SS〜Another world〜 ( No.63 )
日時: 2012/02/20 00:58
名前: イグアナ (ID: ycnzZQhq)

「ふん、だからチームにランクAはいらないって言ったのに。」
「そっちの隊長に強く言うとくんやったな。」
「大津……」
「おう、白雪。隅っこで理子とおっといて。俺はコイツと戦うさかい。」
「へー、貴方大津って言うの?変な名前ね。」
「変言うな!それも名前ちゃう!名字や!」
「名前は?」
「秀平。」
「変じゃない。」
「しばくぞ!!」

ヒュン!

大津が怒鳴っている隙に短刀が背後に移動しており、短刀が大津に突き刺さってくるが。

バッ!

軽快な動きで宙返りをし、丁度逆さになった体勢で短刀の柄を取る。
女はフッと笑うと、目が蒼く輝る。

バチィバチィ!

短刀から青い閃光を放ち、大津に感電する。
「今の中々良い動きだったわ。でも敵の武器に触れるのはどうかな?如何かしら、100万ボルトは?」
大津は握っていた短刀を落としかけるが、グッと握って話さない。
「100万ボルト?アホな。50万の違いちゃうか?」
短刀を握り、バキッと潰す。大津の手は火傷を負ったのか、焼けたグローブの合間から赤く焼けた皮膚が見える。
「何よ貴方、超能力者?それと、バスカービルメンバーなの?」
「俺はな、バスカービルの支援隊のメンバーや。諜報科所属のただの武偵生徒。」
「フーン、応援って訳ね。でも、私は超能力者!貴方には勝てないわ!!」
女は短刀を大津に向けて飛ばそうとする、が。
「……なんだ?」
短刀が動かない、それどころか短刀の青い光が止まり、フッと地面に落ちる。
「悪いな、さっきタックルする前にお前にちょっと細工してみたんや。」
「何をした……」
「P90の弾に、めっちゃちっさい電子爆弾埋め込んどってん。命には全く影響無いけど、超能力にとって電子攻撃って致命的やねんで。同じ所に何発も撃って、押し込めば入る程度までやったったわ。」
「ふざけないでよ、東京武偵にそんな奴いないわよ。」
「そらそやろ。俺が海外に行くときは名前と顔変えてるしな。『0103』言うたら分かる?」
「………嘘でしょ。」
「嘘ちゃうで、俺は嘘嫌いやからな。」
「っち、このぉデブ野郎!」
女が短刀を持って突っ込んでくる。女の身体からはもう青いオーラが止まっている。
「やっぱお前、俺の思った通り。」
斬りかかる短刀を大津は手で流し、P90のレイル部分で防ぐ。能力が使えなくても、力やキレは強襲科Sランクだけはある。だが、その筋肉は微弱な電流で動いている。女の体内の電子爆弾がじわじわ効いてくる。
「私を、ナメるな!!」
低い姿勢からの鋭い蹴り上げが大津のP90を蹴り飛ばす。
その長くモデルの様な足を、片手で掴み投げ飛ばす。
その勢いで短刀を手離してしまい、女はMP5を大津に向けるが。

カチカチカチ!

セレクターは三点バーストになっているが引き金が引けない。戦闘の中で壊れてしまった様だ。
女はMP5を捨て、バッと後ろ下がる。そして、蹴り飛ばしたP90に手に取り、大津に向ける。
「この!」
女が引き金を引く。

ボン!!

P90から煙幕が溢れる。女は濃い煙幕を吸い込んでしまい、激しくむせる。
大津は煙幕を突っ切り女の背後に回り、腕を大きく振りかぶってラリアットを放つ。
だがそれに感づいた女は背を向けたまま両手でラリアットを防ぐ。
「この程度の仕掛けで倒せると思ったの?」
「ああ、倒せるで。」
女がまだ大津を睨む間。煙幕の中に、殺気だつ者がいた。
その影、低姿勢で抜刀の構えをし、赤く染まる巫女服を翼の様に開かせる。
「大津さん、有り難うございます。」
白雪の眼が、カッ!と開く。
抜けれる瞬間色金殺女がギラッと光り、深い黒へと変わる。そして、水平に抜けれた刃が
「星伽候天流『緋心無仏』(ヒシンムブツ)!!」
女を斬る!!
「……………っ!!!」
斬られた女は力無く大津の腕から離れ、地面に倒れる。
それと同時に、白雪は刀を握ったままヘタッと座り込む。
「おい!大丈夫なんか!?」
大津が白雪に肩を貸す、だが白雪は小さく呟く。
「先に理子さんを…」
理子を左肩に担ぎ、右肩を使って白雪を支える大津は女の無線機を使い、バスカービルの回線に繋げる。
「ワトソン聞こえるか?今から八番ビルの屋上に来てくれ、二人死にかかっとる。」
『その声…大津?なんでそこにいるんだ?』
「呼ばれたから来とるんやんか。とにかく早く来い。」
『ボクに命令するな。直ぐに向かうよ。』
無線が切れた後、大津は階段を上がりながら呟く。
「小さな陽動は大きな原動。敵の武器に触れたら最後だぜメイよ。」


『チーム・デポ所属、メイ・テンバーソン戦闘不能。戦闘功績者・峰 理子、星伽 白雪、大津 秀平。』




Re: 緋弾のアリア SS〜Another world〜 ( No.64 )
日時: 2012/02/20 01:05
名前: イグアナ (ID: ycnzZQhq)

どうも、毎度お馴染みイグアナです。

えー、参照3000。有り難うございます。

そしてですね、更新。しました。
最近は一ヶ月に一度と更新が遅くてすいません。


まだまだ頑張りますので、何卒お願いします。

たまにコメとか書き込まれていても、

全然嬉しくないんだからね///!

Re: 緋弾のアリア SS〜Another world〜 ( No.65 )
日時: 2012/03/02 14:31
名前: kira (ID: J7my8zBR)

☆超☆レア書き込み≪☆≪〜
三年に一度しかない書き込み★☆この書き込みであなたの運命が変わるよ♪♪
1,今片思いしている異性と両思いになれちゃう☆(無視した場合→二度と両思いになれません)
2,うまくいかない恋人と超ラブラブになれちゃう(無視した場合→ラブラブになれないで恋人から別れを告げられちゃいます)
3,苦手な科目が大得意になる☆(無視した場合→苦手な科目じゃなく、全ての科目が苦手になっちゃいます)
4,仲良くなりたい友達と親友になれる☆(無視した場合→仲良くなれずもっと、仲が悪くなります)
5,貧乏な生活が金持ちの生活に変わる(無視した場合→貧乏どころじゃなくホームレスみたいになっちゃいます)
6,今友達と喧嘩中、又はいじめられたりする人はその問題から解放される☆(無視した場合→喧嘩やいじめがもっとひどくなります)→これを14箇所にはってネ♪あなたの願いが叶いま〜す!!
これをやった貴方は夢や学校一のモテ子になりますw
やんなかったら不幸が突撃しますもうココまで読んでしまった人は最低3ヶ所は回さないと絶対不幸が100%激突するでしょう
これをやった人は実際に両思いになれたり、夢が叶ったり欲しい物が手に入ったりキスされたり告られたり一気に幸せが手に入りますだから移せば移すほどお得!
その他にもたっくさん叶った人がいます
だから回してね失敗した人なんていません

Re: 緋弾のアリア SS〜Another world〜 ( No.66 )
日時: 2012/04/01 23:54
名前: イグアナ (ID: wUNg.OEk)

ビルの屋上で、赤のスティックランプを大きく振りワトソンを乗せたブラックホークを誘導し着陸させる。
理子と白雪は風の当たらない所に寝かせ、大津が風を手で遮りながらヘリに近付く。
「理子と白雪は!?」
キャリバーM2を搭載した後部座席からワトソンが医療キットを持って降りてくる。頭にはヘリのパイロットが装備している無線着きメットを被っているが、サイズが合ってないのか若干アホ被りになってしまっている。
「あこの影に寝かしてる!理子は意識無し、白雪は放心状態や!!」
ワトソンは指差した方に走って向かった。ぐったりと倒れた二人は、ワトソンが思っていたより容態が悪かった。
「ダメだ、応急処置はヘリに乗せてからだ!大津!担架を!」
「いや!こうでええ!」
大津はガバッと二人を抱えると、首をクイッと動かし『行くぞ』と合図を送る。
「パワーはあるんだね。」
「『は』ってなんやねん。」
二人をヘリに乗せワトソンは応急措置、大津は機関銃で辺りを警戒する。
「離陸するぞ!」
パイロットの生徒が器材のスイッチを押していき、ローターの回転が早くなっていく。
「本部まで戻ってくれ!」
ヘリは徐々に屋上から離れ、急旋回をしてビルとビルの間を飛んでいく。
「トオヤマに連絡しないとっ」
ワトソンが無線のチャンネルを弄りトオヤマの周波数を探す。
『………ガッ、ど………た…』
「トオヤマ!聞こえるか!?」
『…ガッ、ガッ、…ああ、聞こえる』
「良し、トオヤマ、理子と白雪がやられた。今から本部まで戻る。」
『理子と白雪が!?』
「うん、それとトオヤマ。君はどこまで現状を把握しているんだ?」
『え?』
「多分、デポの支援隊は大規模な通信群だと思う。さっきボクが周波数を合わせている時もビクチャーノイズが微かに感じた。管理局(武偵国大の管理本部)の戦闘不能情報以外は妨害されている可能性が高いよ。」
『そういえば確かに、βからも連絡が来ないな。』
「ボクは端子を変えて通信してるから妨害は避けているけど、戦闘状態のβとγはそんな余裕無かっただろうし。」
『ってこはレキと純は無事では無い可能性は…』
「あると思う。でも、管理局の連絡には無いから大丈夫なはずだ。」
『βの位置は分かるか?』
「さっきビルの屋上からラペリングで降下している所は見たけど、それからは見ていない。」
ヘリの下から通りすぎて行くビル群を見下ろす。実戦を再現するとは言え、こんなにもビルを建てるなんてハリウッド級だと、ワトソンは思った。
『これから……ガッ!おい!……ワトソン?』
ガツっという無線をぶつけたりするとよくある音が響き、思わず音量を下げるワトソン。ヘリのローターの音で声が聞き取り辛いので音量をMAXに上げていた。
案の定、耳がキーンと響く。そのあとから聞こえたのは高い可愛らしい声で名前を呼ぶ声。声事態は愛嬌があるように思えるが、実際はところ構わず発砲してくるじゃじゃ馬女児である。
「アリア、無事みたいだね。」
『私達は三人捕らえたわ、βで一人、γが二人、大津が一人だから残るのはリーダーのダンだけね。』
「まだ棄権はしないみたいだね。」
『ええ、キンジの部屋に変装も無く堂々と入る奴よ。ここで退くわけが無い。むしろ計算通りだったかもね。』
バスカービルから出た戦闘不能者は傍受や変装が得意な理子とG17の超能力者白雪。どちらも先に攻略して置きたい駒だ。さらにはレキのドラグノフ、純の右手重症。この二つは戦闘二つは戦闘不能では無いが今後の戦闘に大きな影響を与えてしまう。
そう考えると、こちらもかなりの戦力を失っているのだ。





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