二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 緋弾のアリア SS〜Another world〜
- 日時: 2011/06/11 12:36
- 名前: イグアナ (ID: PMHGkQdB)
どうも。
緋アリおもしろいんで書いてみます。
登場人物にいくつかオリ入ってます。
随時追加します。
よろしくっす。
人物紹介(オリジナル)
天道 純
武偵高校2年C組所属。専門科目は狙撃科でランクA。
父は米軍海兵隊の中尉。母は元SAT隊員。
15までアメリカで過ごし、射撃やマーシャルアーツを嗜んできた。
海兵隊刈りの頭をしており、左目の横に切り傷が残っている。
頭と技術が驚くぐらいによく、銃のカスタムも自らが行う。自室には作業台が置かれ、お風呂は塗装部屋になっており。いつも銭湯に入りに行っている。基本は狙撃の任務がメインだが、近接戦闘も得意で、突入要員や索敵要因でもこなす。
携行武器はM24 SWS・M200のボルトアクションライフル。その他任務に合わせて装備を変える。
「スローアイ」という一定時間、時間の流れが遅く見え動きが格段に素早くなる特殊能力を持っている。
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- Re: 緋弾のアリア SS〜Another world〜 ( No.36 )
- 日時: 2011/09/24 23:40
- 名前: イグアナ (ID: 6mW1p4Tl)
どもっす。イグアナっす。
話が進んでいるのでキャラを追加っす。
海瀬 順平(かいせ じゅんぺい)
2年A組所属、専門科目は衛生(メディカ)ランクS。黒髪のソフトモヒカンに黒渕の細めの眼鏡。負傷、気絶した際の興奮剤(アドレナリンを利用した液体の薬。)やメディカルキットを作成している。その他にも一時的に銃の手振れを抑えるペンゼタミンの開発や出血を5秒で止める止血剤、破損した筋肉を支える即席人工筋肉等も開発している。主な任務は武偵生徒の支援。海瀬の逸話で、右腕、左足、左脇腹を撃ち抜かれ瀕死の状態の武偵生徒を僅か2分で戦線復帰させたという話がある。
たまに治療の為に前線にまで1人で向かうほど治療に執着があり、自己防衛の為に一応戦術は学んでいる。
携行武器はCOLTガバメント(アリアとは違い完全なノーマル、装備科の平賀綾から格安で購入、その際変な契約をされる。)3つに折り畳める携行性の高い2槍(平賀綾からCOLTのおまけに貰った)。2mまで伸びる。
- Re: 緋弾のアリア SS〜Another world〜 ( No.38 )
- 日時: 2011/09/25 22:59
- 名前: イグアナ (ID: pyK84o2R)
小さな女の子はキンジ達に気付くと大きく手を振り、疲れている様でハヘハヘしながら近寄ってくる。
「つ、疲れたのだ〜〜」
ヘナヘナっと座り込む女の子。魂が抜けたかの様だ。
「平賀さん?何してるんだ?」
「何もどうも、そこのマリンにお届け物なのだ〜」
平賀はプルプルと左人差し指で純を指差す。
「あ、やべ。今日だったな」
「ず〜と待ってたのだ〜」
「平賀さん、どれぐらい待ってたんだ?」
「かれこれ3時間と10分なのだ〜」
「平賀さん、俺のベレッタ貸すぞ」
「おい待てキンジ!」
平賀に仕返しのチャンスをとベレッタを渡すキンジの手を純が掴む。
「平賀、悪かった。弾薬を追加で1000発買うからさ?」
「まー、許すのだ!待つのも仕事の内なのだ!」
「で、それが注文したヤツだな?」
「そうなのだ!仕上がりは十分ですのだ!」
よいしょっと箱を下ろし、純に渡す。
「疲れたからタクシーを呼ぶのだ♪」
平賀は携帯を取り出すと電話をかける。
「もしもし?平賀なのだ!男子寮まで来て下さいなのだ〜」
寮から学校まで近いのにわざわざタクシーか。儲かってるんだな。見送りをしようとタクシーを待っていた二人だったが…
「お!来たのだ来たのだ!」
平賀が一生懸命手を振る方向、そこには物凄い砂煙を上げて走ってくる白衣姿の男。ソフトモヒカンに黒渕眼鏡をかけている。
どっかで見たことが…
「はぁはぁ、綾さん!お待たせしました!」
汗をハンカチで拭い、眼鏡をクイっと戻す男。確か、一番前の席の…
「か、海瀬?」
「お、誰かと思えば遠山じゃないか」
海瀬順平、衛生科ランクSで同じクラスだったな。確か、『音速治療』だったっけな。Sランクって普通の人間はいないって言うけど、こいつもその1人だ。
「奇遇だな」
「今帰りなのか、今まで…」
海瀬が言いかけた時、じとっとした視線が向けられている事に気が付く。
「〜〜〜〜〜!」
ぺたっと座った平賀が海瀬を睨む。平賀さん、完全に小学生みたいだぞ?アリアと良い勝負してるな。
「あ、すいません綾さんすぐに…」
海瀬が平賀に近寄り、スッと…
「海瀬、何やってるんだ?」
「何って、おんぶだよ。おんぶ」
おんぶって、おいおいそんなんで平賀さんが納得する訳無いだろう。
「はいなのだ」
あ、乗るんだ。って肩車!?小学生みたいって言うか小学生としか見えないぞ!それに二人とも白衣で。一般人からしたら犯罪としか思えないぞ?
「それでは出発なのだっ!」
「了解ですっと」
海瀬は立ち上がり、ヨタっとしながらも学校まで平賀を連れていく。
あいつら科目も違うのに仲良いな、っていうかタクシーって、海瀬も苦労してるな。平賀さんに敬語だし。
「キンジ、知り合いか?」
「同じクラスの奴だ、衛生科のSランク」
「ああ、噂の凄腕メディックの奴か」
「その噂の奴だ、何で平賀さんといるんだろう」
「さぁ、戦兄妹じゃないのか?」
「でも同い年だろう」
戦兄妹、先輩と後輩のいわば弟子の様なものだ。だったとしたら戦兄妹っていうより戦姉弟か、海瀬は敬語だったし。
「ま、色々あるんじゃないか?」
純は箱を背負い、寮へ向かう。
「そういえば、何頼んだんだ?」
「ん?バレットだけど」
>>>
- Re: 緋弾のアリア SS〜Another world〜 ( No.39 )
- 日時: 2011/10/05 16:30
- 名前: イグアナ (ID: dP/RlTyN)
キンジは純の部屋に行き、新しく仕入れた銃の様子を見に来ていた。純が仕入れたバレットM82A1、M2重機関銃に使用されている12.7mm×99NATO弾を使用し、装甲車にもダメージを与える事が出来る強力な狙撃銃だ。
「よくこんなの仕入れたな」
「俺の狙撃銃はボルトアクションばっかだからな、セミオートでM14系も考えたが破壊力に欠ける。M82A1は有効射程距離も長いし、これはロングマウントだからスコープ以外にも装着できる。ただ銃身が熱しやすくてハンドガードが高熱になるのがたまに傷だけど」
狙撃手ってのはお金をに糸目をつけない奴らばっかりなのか?レキもわざわざ弾頭、薬莢、火薬とかのパーツを別々で購入して自分で作ってたな。完成品の方が効率は良いし、値段もまとめて買えば得なのに。それだけ狙撃手は一発に賭けるってことか。
「そういや、純はレキと違って色んな銃を使うんだな。アサルトライフルもサブマシンガンも」
「あー、そうだな。俺は任務先の地形や地表物、状況で細部まで装備を変えるからな」
「アサルトライフルとかも必要なのか?」
「スナイパーライフルじゃないから狙撃とは言えないよ。狙撃は遠中近とあって、遠ならスナイパー、中ならアサルト、近ならハンドガンって感じだ。どれもACOGやスコープは着くしな。それに場合によってはSP(sniper point)に行くまでのルートが戦場ってこともある。野戦、市街地戦もあるし、任務達成の為だからな」
「でも、レキはあの狙撃銃だけだぞ?」
「あいつはもう別格だ。比べるだけ無駄ってやつだ」
「俺からしたら二人とも同じに見えるんだが…」
「レキと組んで一年近くなるけど、ドラグノフに対する執着心と狙撃手としてのプライド。そんで完璧主義者。狙撃手に必要な物が全部揃いきった感じだ。あのポーカーフェイスもな。つまり、レキは狙撃そのものって訳だ。俺には近づく事も出来ないね」
そういう事か。元々狙撃として腕を持ったレキに、狙撃の腕を持とうとしている純は敵わないってか。でも何だろう?純が何を言ってるかは分かるんだが、まるで「俺は狙撃手では無い」って言ってるようににも聞こえる。
「レキは普通じゃないだけさ」
「確かに、あれはある意味普通じゃないな」
「じゃあ、そろそろ俺は部屋に戻る。邪魔したな」
「ああ、大丈夫だ。じゃあな」
そうか、皆準備万端何だな。
バスカービル…か…。
>>>
翌日、武偵国体に向けて準備を進めるべくキンジはいつもより早く学校に着いた。といっても、特に何をする訳でも無いのだが。キンジはとりあえずトレーニングルームへと向かった。
朝のトレーニングルームには朝練が終わった生徒がトレーニングしていた。来てはみたものの、やる気が出ない。
朝からか……、射撃場でも行くか。
キンジは振り返り出ようとすると…
「遠山」
呼び止められたので振り向くと、トレーニングウェアに着替えたジャンヌがいた。
うっ、ヤバイ。
ジャンヌのウェアは汗でピッチリ身体のラインを写し出している。キンジは目を逸らし、直視しないようにした。
くそ、朝からいきなりピンチかよ。大嘘だな。早起きは三文の得。
「お、おはようジャンヌ、トレーニングか」
「そうだ、朝練が早く終わったからな。遠山は?」
「これから射撃場に行くところだ」
「丁度良い、私もそっちに用があった。一緒に行こう」
「えっ」
「ちょっと待ってて貰えないか?着替えてくる」
「おお、分かった」
良かった、あの格好で居られたらヒスっちまう。あいつ、見た目からしてもスタイル抜群何だよな。たくっ何で俺の周りはあんなのばっかなんだ?
キンジは頭を左右に振り、頭からジャンヌのボディラインを消し去ろうとする。
「何をしてるんだ?」
そうしていると、いつの間にかジャンヌが制服に着替えて出てきていた。
「え、あ、いや、何でもないぞ?」
言えるかよ、ジャンヌの身体でヒスりかけましたって。
「眠たいのか?まぁ良い、早く行くぞ」
射撃場はトレーニングルームからそう遠くない。ホールを抜ければ直ぐに着く。
射撃場ではトレーニングルーム同様、朝から生徒が銃撃を行っていた。ジャンヌは奥のブースに歩いていく。そのブースには、若干小太りの男子生徒がRASシステムを施したP90を射撃していた。
「大津」
ジャンヌは生徒を呼ぶと、大津と呼ばれた生徒は射撃を中断する。
「おお、ジャンヌか。一瞬誰かと思たわ」
「すまない、邪魔したか?」
「別にかまへんけど」
ジャンヌは声のトーンを低くし。
「あれだ、この前頼んだ…」
「あれもう届いてるで。流石Amazon、めっちゃ仕事速いわ」
「で、誰にも見られてないか?」
「いや、見るもなにも梱包されて届くしヤマトの人から直接もろたから大丈夫やろ」
「良かった」
ジャンヌは安心したように胸を撫で下ろす。するとジャンヌはキンジの存在を忘れたのかハッと我に変える。
「あ、いや、こいつは大津 秀平。私と同じB組なんだ。色々と反りが合ってな」
「そうなのか、俺は…」
「遠山やろ?」
「知ってたのか?」
「お前有名やもん、アレやろ、女ったらしやろ?」
「そうなのか遠山!?」
「違う!」
畜生、なんだって女ったらしで有名にならなきゃ駄目なんだ。初対面で女ったらして言われてちょっとカチンときたぞ。
「噂で色々聞いとるよ。えげつない話ばっかやな」
えげつないって、俺は噂でどうなってるんだ。
「まぁええけど、とりあえず宜しくな。爆発物で困ったらいつでも言うてくれ。連絡先はジャンヌか聞いといて」
「分かった」
大津はP90をガンケースに収納する。
「俺はもう教室戻るわ、ジャンヌはどうする?」
「じゃあ私も行こう。またな遠山」
「おう」
大津か、凄い関西弁だな。下手に話せばツッコミがくるか。いや、そのツッコミにツッコミそうだな。俺なら。
- Re: 緋弾のアリア SS〜Another world〜 ( No.40 )
- 日時: 2011/10/03 19:19
- 名前: イグアナ (ID: dP/RlTyN)
大津秀平(おおつ しゅうへい)
2年B組所属、専門科目は諜報科(レザド)ランクA。短髪で若干小太り風だが、体力検定ではクラスでトップ5に入る。爆発物のプロフェッショナルで、数多くの爆弾を解体、解除してきた。以前レキが銀行に立て籠ったテロリストの爆弾を特殊弾で確保し、回収したあとに大津が解体している。陽動や突入の際など、様々なタイプの爆弾の製作に関わっており、たまに爆弾の教育をしてくれと海外からオファーが来るほど。
ジャンヌとは同じクラスで、ジャンヌが少女漫画(変装していた)を購入している所を話しかけ、殺されかけるも無事生還。後に和解し、現在はジャンヌが大津に漫画を勧める様になっている。ちなみに大津は拒否。
携行武器はRASシステムのP90
- Re: 緋弾のアリア SS〜Another world〜 ( No.41 )
- 日時: 2011/10/05 18:17
- 名前: イグアナ (ID: dP/RlTyN)
結局、朝早くに登校した結果。ベレッタでマガジン3本分撃っただけだった。最近、何度か撃ち合いになる事があったのである程度は命中したが、50点中30点前後だった。武偵では定期的に戦闘検定があり、科目よって内容は異なるが射撃検定は統制されている。しかし必須得点は別々で100点中強襲は50点、探偵40,狙撃80点、装備30、諜報40等、衛生50点、他20点に振り分けられる。ラインは科の担当責任が決め、よく変動する。ちなみに今年に受けた強襲のラインは65点。
そんなに当てられるか。
教室に居ても暇で仕方がないので屋上で呆けていることにした。校庭はランニングをしている生徒や登校してくる生徒がチラホラといた。時間も丁度いい頃合いで、そろそろ生徒でごった返す所だろう。
やけに静かだな。こんな朝早くから来たのは初めてか。
あまり人が出入りしない屋上で、心地のよい風に吹かれながらただ虚空を見る。
(アリア、何してるんだろうな)
………
何でアリアの事なんか考えなきゃならないんだよ。アイツが居なかったら、今頃は一般校でのんびりしてたかも知れないのに。ま、今は今で良いけど。
アリアと出会って、撃たれて。レキに狙禁されて。理子にハメられ、白雪(アリア同罪)に部屋を荒らされ。
撤回、改善点が多いな。敵より味方に捲き込まれてる事が多い気がする。改善されないまま良く頑張ってきたな俺。ご褒美に今日は豚肉を買って食べよう。
基本的に毎日捲き込まれてる自分に対し称賛していると、屋上の扉が開き誰かが屋上に上がってきた。
「トオヤマ?何でここにいるんだ?」
ボーイッシュな短髪に、男子生徒服のワトソンだった。
「別に、何も無いけど」
ワトソンはキンジのもたれ掛かってる柵の隣に同じ様にもたれ掛かかる。
「どうしたトオヤマ、元気が無いのかい?」
「そうか?」
「ああ、何も考えてない様に見える」
馬鹿にしてるのか。
「ああっ、べっ別に馬鹿に何か、して、してないよ!?」
ワトソンは両手を開いて腕を俺に伸ばして八の字にぐるぐる回して慌てている。
一瞬そう思ったけど、弁解するの早いな。事実は伏せておこう。そう思った何て言ったら、面倒な事になりかねん。
「何とも思ってない。慌てるな」
「ほんと、か?」
「嘘ついてどうする」
「それもそうだな、こんな事で君に嫌われたら僕はどうしようと思ったよ」
「何でだよ」
「何でって!うー、まったく君はデリカシーが無いのか!?アリアの言ってた通りだ…」
「え?アリアが何か言ったのか?」
「違う、もういい、無しだ!無し!」
一体何なんだよ、そんな赤くなって。俺何か怒らせるようなこと言ったか?つくづく女子ってのは面倒だな。
「それでトオヤマ、最近はどうなんだ?」
「へ?」
「最近の調子はどうなんだ?」
「ああ、良いとは思うよ。バスカービルの皆も、着々と武偵国体に向けて準備が整い初めている。ワトソンはどうなんだ?」
「僕はもう完璧さ、医療セットも、装備も万全だ。あとは時間を待つだけだね」
ワトソンは得意気に言う。多分、コイツの要領の良さはバスカービルでは一番だろう。他のメンバーが細部調整しているなか、完璧だなんて。でも、一応リーダーとして注意はしておくか。必要かどうかは、戦闘にならないと判別し辛いからな。
「でも、最後は確認してくれよ。唯一の衛生科なんだから」
「分かってる分かってる」
ワトソンと話しているうちに、校庭が騒がしくなってきたな。下の階の窓からはガタガタ机と椅子がずれる音が聞こえるし。そろそろ教室に戻るか。
「俺はもう教室に戻るよ」
「そうだね、そろそろHRか。またメールするよ」
キンジはワトソンを残し、階段に向かい、教室に戻る。ワトソンはそれを見送り、さっきまでキンジが手を当てていた手すりに自分の左手を置く。
「はぁー、鈍感にも程があるぞ。トオヤマ…」
呆れた溜め息を吐き、柵に顔ごともたれる。
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