二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 逃走中〜勇気と頭脳で問題都市に立ち向かえ〜
- 日時: 2012/11/04 00:26
- 名前: ヨーテル ◆I.1B0IMetU (ID: 74hicH8q)
皆さん初めまして、ヨーテルと申します。男子高校生です。
私は元々、『にじファン』で活動していたのですが、サービスが終了してしまったため、こちらのサイトに移転してきました。
新参者ですが、どうかよろしくお願いします。
さて、この逃走中は、基本的には他の作者さんの書かれている逃走中と同じです。アニメやゲームからキャラクターをだし、作者さんを募集して逃走中を行う…といったものです。
しかし、他の方の逃走中と少し違うのは、頭脳戦の要素が少し強いといったことです。まあ、読んでいただければわかると思います。
もちろん、普通に逃走中が好きな方にも、楽しんでいただけると思います。
では、あまり前書きが長くなってもアレなので、さっそく逃走者紹介、どうぞ!
逃走者一覧
『大乱闘スマッシュブラザーズ』 参加7名
・マリオ
・ルイージ
・ヨッシー
・ネス
・リュカ
・スネーク
・ルカリオ
『東方Project』 参加8名
・博麗霊夢
・霧雨魔理沙
・十六夜咲夜
・レミリア・スカーレット
・フランドール・スカーレット
・射命丸文
・アリス・マーガトロイド
・パチュリー・ノーレッジ
『闘牌伝説アカギ』 参加4名
・赤木しげる
・安岡
・鷲巣巌
・南郷
『魔法少女リリカルなのはStrikerS』 参加8名
・高町なのは
・フェイト・T・ハラオウン
・八神はやて
・ヴィータ
・シグナム
・スバル・ナカジマ
・エリオ・モンディアル
・キャロ・ル・ルシェ
『ひぐらしのなく頃に』 参加8名
・前原圭一
・竜宮レナ
・園崎魅音
・園崎詩音
・古手梨花
・北条沙都子
・赤坂衛
・大石
『とある魔術の禁書目録』 参加7名
・上条当麻
・インデックス
・御坂美琴
・白井黒子
・佐天涙子
・初春飾利
・アクセラレータ
『咲-saki-』 参加8名
・宮永咲
・竹井久
・福路美穂子
・池田華奈
・加治木ゆみ
・東横桃子
・国広一
・天江衣
『作者さん達』(敬称略) 参加10名
・しら
・izumi
・日南六町
・ゆうやん
・フラット
・KAME3
・阪神政虎
・翡翠煉
・竜王
・スライムマン
『オリジナルキャラ』※紹介あり 参加4名
竜崎悠太
偏差値68の県立来夢高校に通う、高校2年生。理数系の天才で、校内でもトップの成績をとっている。それに加え、冷静さとリーダーシップを兼ねそろえているため、顔は平均的なのだが、女子からの人気が高い。ただ、竜崎が恋愛に鈍感な為、好かれているということに気付いていない。よって、人と付き合ったこともない。
結城秋子
竜崎のクラスメイト。竜崎のことを心から好いているが、本人の前に行くとどうしても緊張してしゃべれない。ノーメイクだが十分かわいい顔をしているので、男子からは人気が高いが、彼女は竜崎一筋で、他の男子になど見向きもしない。頭は、それなりにいいようだ。
一ノ瀬玲奈
竜崎のクラスメイト。基本的にクールな性格をしており、状況判断も的確。彼女には、幼いころに一家を詐欺でつぶされた経験がある。そのため、人の嘘に敏感で、嘘を見抜くのがとてもうまい。成績は非常に優秀で、10段階評価のオール9。
藤田剣人
竜崎のバイト先の先輩。比較的まじめな性格で、何事にも一生懸命取り組む。そのせいか、国内でも有数の有名大学に通っている。本人いわく、自分の通っている大学は、日本一有名なT大学にあっさりK.Oされる大学であるとのこと。優しい性格をしているが、打たれ弱い。
以上、64名です。
今回の作品は、にじファンで書いていた逃走中の完全コピーです。そのため、参加してくださっている作者さんはすべてにじファンの方ですが、ご了承ください。
ちなみにこの小説、にじファンで途中まで連載していました。なので、途中まではとんでもないハイペースで更新しますが、そこからは少し遅くなります。
10/15 午前8時くらいに、参照が1万を越えました。ありがとうございます!
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- Re: 逃走中〜勇気と頭脳で問題都市に立ち向かえ〜 ( No.59 )
- 日時: 2012/07/18 21:16
- 名前: ヨーテル ◆I.1B0IMetU (ID: kDmOxrMt)
ゲーム残り時間は90分となり、残る逃走者は通報者を加えて30人となった。
逃走者たちにアイテムが渡され、少し逃走者有利に傾いたこのゲーム。
果たして、主催者は今後どのような試練を与えてくるのか…
・・・・・・
しら「…あれ?izumiさん、これ見てください」
izumi「どうしました?」
ラーメン屋の裏口に隠れつつ、票集めをしているしらとizumi。しかし、しらが何かに気付いた。しらがizumiに見せたのは、沙都子の確保情報だった。
izumi「これが何か?」
しら「通報者の通報で沙都子さんが捕まったのは大体8分前。捕まった場所はラーメン屋付近です。じゃあ、今僕たちがいるここは…?」
izumi「ラーメン屋付近…」
しら「僕たちは、ゲームスタートからずっとここにいました。なのに、なんで僕たちは通報者に見つかってないんでしょうか…?」
実はこの2人、通報者に1度見つかっている。しかし、通報者なぜかこの2人を通報しなかったのだ。
しら「僕はこう考えています。通報者は、僕たちを見つけたが、通報はしていない…と」
しらも、この事実に気付いたようだ。
izumi「でも、なぜそんなことを…」
しら「まさか……」
この時、しらに嫌な予感。しかも、その予感が当たっているならば、このゲームを根底から覆すほどの、それほどまでの嫌な予感。
しら「いや、そんなこと…ないよな…」
izumi「ところでしらさん、今票は?」
しら「ああ、アクセラレータさんが5票で1位です。次いで霊夢さんと安岡さんの3票。4位はレミリアさんの2票です。未集計の票はあと11票です」
izumi「しらさん、記憶力いいですね…」
順調に、票を集める2人。このまま、すべての票を集めきることはできるのか…
パチュリー「とにかく、ハンターだけは警戒しないと…私の場合、体力がないから見つかったらアウトなんだから…」
ハンターを、必要以上に警戒する100年を生きた魔女。そこに…
梨花「あ、パチュリーなのですよ〜」
100年を生きた魔女、その2…
※ 古手梨花とパチュリー・ノーレッジは、見た目こそ少女だが、実は100年生きています。
パチュリー「うわっ!びっくりした…」
梨花「パチュリーは通報者ではないですよね?」
パチュリー「違うわ。と言っても、信じてもらえないと思うけど…」
通報者について話す2人。その近くに…
通報者「パチュリー・ノーレッジに…古手梨花!古本屋付近にいます」
通報されてしまった…
ハンター「……!」
パチュリー「ハンター!?」
梨花「に、逃げるのです〜!」
ハンターに見つかってしまった2人。必死に逃げるが、もともと身体能力がない2人である。このままでは、同時確保がありうる…
パチュリー「とりあえず、別れましょう!」
別れた2人。ハンターが視界にとらえたのは…
梨花「こ、こっち!?」
梨花だ…
梨花「きゃああああああ!!」
ポンッ
古手梨花 ゲーム残り時間
確保 残り29人 88:40
梨花「眠いので、牢獄で寝ることにしますのです。にぱ〜☆」
カメラマン(か、可愛い…)
カメラマンサービスを、忘れない…
パチュリー「古手梨花確保…悪かったかしら?」
大石「おや、梨花さんが捕まってしまいましたか…」
フェイト「なんかさ…アクセラレータって怪しくない?」
アクセラレータを疑っている、フェイト…
文「どうしてですか?」
そこに現る、新聞記者、射命丸文…
フェイト「わっ!文か……ほら、アクセラレータってさ、アイテム2個獲得してるでしょ?通報者はハンターに追われないから、回収員からビデオを回収しやすいんだよ」
文「確かに、一理ありますね…」
そして、このことに気付いている者が他にもいた。
竜崎「アクセラレータ…怪しいな」
竜崎だ…
マリオ「いや、怪しいっていうかもうど本命だろ!バトルボールぶつけに行こうぜ!」
竜崎「確かに、ど本命だ。だが、決定的な証拠はない。もし間違ってでもみろ。アクセラレータにボールを当てた瞬間に、あいつは強制失格だ」
アカギ「ククク…別に間違ったって、自分が強制失格になるわけじゃないんだぜ?」
竜崎「確かにな。完全に打算で動くなら、今アクセラレータにバトルボールをぶつけてもいいかもしれない。しかし、それは人としてどうなんだ?勝手に疑って、強制失格にさせて…最低だ」
竜崎(だが、もし本当にアクセラレータが通報者だった場合、一手遅れになる。何か…何かないのか!?アクセラレータが通報者だという、決定的な証拠はないのか!?)
アクセラレータ通報者説が広まるが、決定的証拠はない。ギャンブルに出るのは、竜崎悠太の主義に反していた。確実な証拠を見つけ、その上で動く。それが、竜崎悠太のやり方なのだ。
- Re: 逃走中〜勇気と頭脳で問題都市に立ち向かえ〜 ( No.60 )
- 日時: 2012/07/18 21:17
- 名前: ヨーテル ◆I.1B0IMetU (ID: kDmOxrMt)
プルルルル…プルルルル…
文「あやや?電話です。もしもし…」
場面は再びフェイトと文…
izumi(声)「あ、どうもizumiです。射命丸ですよね?アンケートは誰に入れました?」
文「私はアクセラレータですよ。今フェイトさんも近くにいるんですけど、もう聞きました?」
izumi(声)「あ、まだ聞いてません。フェイトさん!近くにいますよね、誰に入れました?」
フェイト「あの…私もアクセラレータなんだけど…」
izumi(声)「アクセラレータ7票目キターーーーーー!!!!!」
しら(声)「izumiさん!それ言っちゃだめですよ!!」
プッ!
フェイト「えっと…どうもアクセラレータっぽいね…」
文「そうですね…倒しに行きます?」
フェイト「いや、バトルボールないし…」
倒しに行きたくても、行けない…
しかし、そんな2人の前に都合よく銀の箱…
フェイト「これ!バトルボールじゃない!?」
文「都合よすぎますね…とりあえず、私が持っておきますね」
そういうことも、ある…
・・・・・・
主催者「竜崎悠太も甘いな…アクセラレータを潰しに行けばいいものを」
ゲームを観戦していた主催者。竜崎の慎重さに、呆れているようだ…
主催者「さて、エリー。俺はこのゲームが始まる前、『偽善』というキーワードを出したよな?」
エリー「ええ。そして貴方は、逃走者たちが偽善で動いていることを証明するために、ミッション結果のメールでミッション参加者の名前を出さなかった…」
主催者「そうだ。だが、ミッションに参加する逃走者はいた。それは、参加しなければハンターが放出されるなどのデメリットがあったからだ。そして、ミッションに参加することにより、そのデメリットを解消した。つまり、ミッションに参加したほうが得だった。…今までは」
エリー「今までは…ということは、次のミッション6は?」
主催者「ああ。明らかに、そして確実に、ミッションに参加しないほうが得だ。しかし、それでも尚この
ミッションに参加者が現れたら、『偽善』ではない善もあると認めてやる」
主催者は、ミッション参加者は絶対にいないだろうという確信をもって、ミッションメールを送信した。
それと同時に、5体のハンターボックスが牢獄前に設置された!
〜牢獄〜
ルイージ「あ、ミッションメールだって」
ヴィータ「ミッションつっても、あたしらには関係ないんだろ?」
魅音「ていうか、なにこのハンターボックス…」
突然現れたハンターボックスに、戸惑う確保者たち…
久「とりあえず、ミッションメール読んでよ」
阪神「はい。『ミッション6 これより、牢獄の者たちに復活のチャンスを与える』マジか!!」
鷲巣「カカカ…!キキキ…コココ…!ここでワシが復活か…!」
魔理沙「で!で!どうやったら復活できるんだぜ?」
復活のチャンスがあったことに、大盛り上がりの牢獄。
阪神「続けますね…『復活できるかどうかは、逃走者次第だ。まず、ホテル前に行く。ホテル前では、ある物と引き換えに復活の珠が1つもらえる』ある物っていうのが気になるな…」
はやて「『ゲーム残り60分までにそれを牢獄に持ってくると、復活の珠1つにつき、1人復活できる。復活できるのは、復活の珠を持ってきた逃走者が指名した人だ。』なのはちゃんとか…助けてくれんかな…」
上条「『ただし、復活できるのは、1stステージで捕まった逃走者のみだ』はぁ!?ってことは、2ndステージで捕まった俺は復活できないのかよ…不幸だーーーー!!!!」
美琴「『次に、牢獄前にはハンターボックスが5個置いてある。このハンターは、ミッション終了と同時に放出される。しかし、牢獄の者が1人復活するごとにハンターボックスは1つ消える』なるほどね…」
ミッション6 牢獄の者を復活させろ!&ハンター放出を阻止せよ!
現在、ホテル前ではある物と引き換えに、復活の珠が1つもらえる。
それをゲーム残り60分までに牢獄に持っていくと、好きな人を復活させることが出来る。
ただし、復活させられるのは1stステージで捕まった逃走者のみ。
牢獄前にはハンターボックスが5体ある。このハンターは、ミッション終了と同時に放出される。
牢獄の者が1人復活するごとに、ハンターボックスは1つ消える。5人復活させることが出来れば、ハンターボックスはすべて消滅する。
復活の珠があれば、6人目以降も問題なく復活させることが出来る。
・・・・・・
ヨッシー「こんなの行くに決まってるじゃないですか!」
シグナム「ハンター放出阻止…さらに牢獄の者を復活させられるとなれば、これに参加しない手はない…!」
文「行きましょう!復活させたいですし!」
ゆうやん「既に捕まってしまった作者さんを助けたいので…行きます!」
やる気がある、逃走者たち…
しかし、その一方で…
安岡「これ…自分にとってメリットが少ないな…普通、復活させた奴が逃げ切ったら賞金半分もらえるとか、そのくらいはメリットがあっていいだろ…!ハンター放出阻止程度じゃ、行く気になれねぇ…!」
牢獄の者たちを、見捨てた男…
・・・・・・
エリー「あの…ミッション参加者がかなりいるようですが?」
主催者があそこまでミッション参加者は出ないと言い切ったにもかかわらず、逃走者たちはミッションをやる気満々である。それもそのはず、牢獄の者を復活させれば自分の好感度も上がるうえに、ハンター放出も阻止できるのだ。通報者がいるこの状況を考慮したとしても、ミッションに参加するメリットは十分ある。安岡のように、自己中な男は別だが…
主催者「フッ…それは最初だけだ。逃走者たちはまだ知らない…このミッション6の異常さ、異端さ。そして、参加することにどれほどの狂気を必要とするのか…」
主催者は、紅茶を一口啜ると、ホテル前にモニターを移した。そこには、ある道具が設置されていた…
- Re: 逃走中〜勇気と頭脳で問題都市に立ち向かえ〜 ( No.61 )
- 日時: 2012/07/18 21:18
- 名前: ヨーテル ◆I.1B0IMetU (ID: kDmOxrMt)
ミッション6により、牢獄の者たちにも復活のチャンスが与えられた。
復活の珠を牢獄に持って来れば、珠の数だけ任意の確保者を復活させることが出来る。
現在、何人かの逃走者が復活の珠を求めて病院前へ向かっている。
果たして、牢獄の者を復活させることはできるのか…!
〜牢獄〜
ルイージ「兄さーん!助けてー!」
ネス「リュカー!先輩を助けると思ってミッションやってー!」
ヴィータ「誰でもいいからとっととあたしを助けにこい!」
美琴「でも、誰が助けに来ると思う?」
スバル「正義感の強い人はやりそうですよね!なのはさんとか!」
ゆみ「そう考えると、麻雀部は期待できそうにないな…」
詩音「私は、圭ちゃん辺りが助けに来てくれると信じてますよ」
復活のチャンスが与えられたとなって、大盛り上がりの牢獄。
一方…
梨花「はぁ…いいわね、復活のチャンスがある人は…」
涙子「ま、2ndステージ早々に捕まったあたしたちも悪いんだけどね〜」
ルカリオ「ちきしょう…通報者め…」
霊夢「通報者!正体分かったらギッタギタにしてやるんだから!」
涙子「あれ、霊夢は通報者の通報でじゃなくて、ただ確保されただけじゃない?」
霊夢「それでも!」
上条「くっそ…復活してぇなあ…」
復活の権利を持たない2ndステージ確保組の周りだけは、悲壮感が漂っていた。
・・・・・・
なのは「早く病院に行こう!誰かは復活させたいし、ハンター放出なんて絶対ダメだもんね…」
ミッションのため、病院へと急ぐなのは。
その姿を、通報者が捉えた…
通報者(……はぁ)
しかし、通報者はまたしても通報せず。携帯を手に持つことすらしない。
なのは「…あれ?今誰かいたような気がしたんだけど…気のせいかな?」
圭一「赤坂さん、復活させられるそうですが、どうしますか?」
赤坂「代償がなんなのかわからないのが怖いが…一応、病院に行くだけ行ってみよう」
ゲーム再開から、2人行動している圭一と赤坂のコンビ。正義感あふれる2人は、ミッションに挑むようだ。
咲「あんまり動きたくないけど、部長を助けたいしなあ…」
病院を目指して慎重に歩く、清澄の嶺上使いこと宮永咲。
咲「うわ、不味いよ…」
咲は、とっさに建物の陰に入る。咲が見たのは…
ハンター「……」
エリアを徘徊中の、ハンター…
咲「気付かないで…!」
そして、数十秒が経過した。
結論から言うと、咲が見たハンターは咲に気付かなかった。そう、咲が見たハンターは…
咲「なんで別のハンターが来るの〜!?」
2体目のハンター、登場…
咲「キャアアアア!」ポンッ
宮永咲 ゲーム残り時間
確保 残り28人 83:20
リュカ「また確保情報が…」
ゆうやん「『公園付近で宮永咲確保 残り28人』あの強運の咲さんが確保か…」
izumi「このミッション…さりげなく通報者が阻止しにくるかもしれませんね」
しら「どういうことですか?」
izumi「このミッションは、参加者がいないとハンターも放出されてしまうんです。それはつまり、通報者が通報したときに、通報した逃走者が捕まる確率が高くなるんです」
しら「ということは…」
izumi「はい。通報者最有力候補のアクセラレータには警戒してください。といっても、とりたてて出来ることはないですが…」
逃走中を知り尽くす、逃走中同盟の中でも屈指の2人。アクセラレータへの、警戒を強めるようだ。
- Re: 逃走中〜勇気と頭脳で問題都市に立ち向かえ〜 ( No.62 )
- 日時: 2012/07/18 21:18
- 名前: ヨーテル ◆I.1B0IMetU (ID: kDmOxrMt)
フラット「はぁ…はぁ…ついに着いた!病院!」
シグナム「よし、到着だ」
フェイト「近くて助かったね」
文「そうですね。さて、どうすれば復活の珠がもらえるのでしょうか…」
4人の逃走者が、病院前に到着。それと同時に、病院の中からスタッフが出てきた。しかし、そのスタッフは作者でもryoukiでもない。
そう、彼はこのミッション6から主催者に仕事を任された、新スタッフなのである。
疾風の音(スタッフ)「逃走者の皆さん、お集まりいただきありがとうございます」
フラット「あれ、疾風の音さんじゃないですか。スタッフやってたんですか?」
疾風の音(スタッフ)「はい。今回から仕事を任されました」
疾風の音とは、作者さんの1人である。逃走中はもちろん、密告中や人狼ゲームの小説を手掛けている、かなり万能型の作者さんだ。
フェイト「それで、復活の珠が欲しいんだけど、こっちも何かあげなきゃいけないんだよね?何あげればいいのかな?」
疾風の音(スタッフ)「……1枚です」
フラット「1枚…ってお金ですか!?しょうがないですね…俺が出しましょう。千円札でいいですか?」
疾風の音(スタッフ)「いえ、違います」
フラット「ええ!?もしかして5千円ですか…?」
疾風の音(スタッフ)「いえ、違います」
フラット「あの…今俺の財布に諭吉さんはいないんですけど…」
疾風の音(スタッフ)「諭吉さんはいりません。1枚っていうのはお金じゃなくて……これです」
疾風の音は、人差し指をピンと立てた。皆はその指が指す方向を見るが、疾風の音の指は上を向いている。上には、輝く月しかない。
シグナム「だから、何なのだ…」
疾風の音(スタッフ)「だから、これ1枚です」
疾風の音は、もう1度人差し指をピンとたてた。それを見て、初めに気付いたのは文だった。
文「え、まさか…そんな…!」
〜牢獄〜
魅音「そういや詩音」
詩音「なんですかお姉?」
魅音「4日前さ、園崎家の拷問部屋から拷問器具がなくなってたんだけど、詩音知らない?」
詩音「私は何も…何がなくなってたんですか?」
魅音「ほら、あの…爪剥がすやつ」
シグナム「き…貴様!もう1度言ってみろ!」
フラット「じょ、冗談ですよね…?」
疾風の音(スタッフ)「冗談ではありません。復活の珠を手に入れるために必要なのは……爪1枚です」
その言葉を聞いたとき、4人の顔色が明らかに変わった。フェイトやフラットは、既に手が震えている。
疾風の音(スタッフ)「補足説明します。1人が剥がせる爪は、1枚だけです。つまり、5体のハンター放出を阻止したいなら、最低でも5人の爪が必要となります」
シグナム「ふざけるな!爪だと!?そんなことが逃走中で許されるわけがない!」
文「と、とにかく、一斉送信でこのことを皆さんに伝えます」
文は、動揺しながらも携帯で文字を打ち込み、情報を発信した。
プルルルル…プルルルル…
一ノ瀬「メール…文から一斉送信?なにかしら…」
赤坂「読み上げよう『皆さん、清く正しい射命丸です。なんて挨拶をしてる場合ではありません。大変なことになってしまいました。復活の珠と引き換えに失うのは、逃走者の爪1枚みたいなんです!しかも、1人につき1枚しか爪は剥がせません』な、何だと!?」
竜崎「『こんなことが、逃走中で許されるのでしょうか…皆さん、ミッションをやるときはくれぐれも自己責任でお願いします。私は伝えましたからね!』許されるわけがない…!なんなんだこれは!」
文からのメールで、逃走者たちは混乱…!大パニック…!
竜崎「このミッション…明らかに普通じゃない!」
レミリア「そんなことわかってるわよ!爪1枚って…800cc採血の方がまだましよ!」
マリオ「俺はやんねえからな!絶対やんねえからな!」
このメールでの混乱するのは、普段冷静な竜崎たちも例外ではない。
竜崎「今更ながら…本当に今更ながら分かったことがある。この逃走中…本家逃走中の常識は通用しない…!」
思い返せば、この逃走中は狂ったミッションだらけだった。ミッション1の血液採取。ミッション4の毒ガス噴射。そして今回のミッション6での爪剥がし。
竜崎「こんなミッション…クリアできるわけがない…!」
最早、全逃走者がそう思っている。だから、このミッションはクリアできない。竜崎がそう確信した。その時だった!
アカギ「案外…そうでもないんじゃないか?」
竜崎「アカギ…どういうことだ?」
アカギ「このミッションをクリアする方法…簡単さ。俺たち5人が、ミッションをやればいい。それで全て解決だ」
竜崎・レミリア・マリオ・衣「……!!!」
レミリア「アカギ…確かにそうよ。お前なら、ミッションに参加する勇気も覚悟もあるのかもしれない。でも、そんな勇気や覚悟が、私たち全員にあると思わないで」
竜崎「お前の心は、最早人間のそれではない。つまり狂気。お前は狂ってるんだ。冷静になれ。いくらハンター放出阻止と、確保者復活という特典があるとはいえ、爪1枚。あまりに代償がでかい。このミッションをやるのは、あまりに不合理だ…!」
竜崎必死の説得。しかし、アカギには届かない。
アカギ「ククク…不合理じゃないさ。合理的な行動だ。まあ、今のお前にそれを言ってもわからないだろうが…15分。15分たてば、すぐに分かるさ。このミッションに参加する意味が…」
竜崎「……?」
主催者が出した、ハンター放出阻止&復活というお得ミッション。
しかし、その代償はあまりに大きかった。
果たして、このミッションに参加者は現れるのか!
- Re: 逃走中〜勇気と頭脳で問題都市に立ち向かえ〜 ( No.63 )
- 日時: 2012/07/18 21:48
- 名前: 疾風の音 ◆uuTSV.xfRk (ID: CPfMtcyT)
やっぱり爪1枚は怖いですね…。あっ、此方にも更新をする事になりました。これからも宜しくお願いします。
P.S.
自分もにじファンに書いた逃走中を更新しています。
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