二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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逃走中〜勇気と頭脳で問題都市に立ち向かえ〜
日時: 2012/11/04 00:26
名前: ヨーテル ◆I.1B0IMetU (ID: 74hicH8q)

皆さん初めまして、ヨーテルと申します。男子高校生です。

私は元々、『にじファン』で活動していたのですが、サービスが終了してしまったため、こちらのサイトに移転してきました。

新参者ですが、どうかよろしくお願いします。


さて、この逃走中は、基本的には他の作者さんの書かれている逃走中と同じです。アニメやゲームからキャラクターをだし、作者さんを募集して逃走中を行う…といったものです。

しかし、他の方の逃走中と少し違うのは、頭脳戦の要素が少し強いといったことです。まあ、読んでいただければわかると思います。
もちろん、普通に逃走中が好きな方にも、楽しんでいただけると思います。

では、あまり前書きが長くなってもアレなので、さっそく逃走者紹介、どうぞ!



逃走者一覧

『大乱闘スマッシュブラザーズ』 参加7名
・マリオ
・ルイージ
・ヨッシー
・ネス
・リュカ
・スネーク
・ルカリオ

『東方Project』 参加8名
・博麗霊夢
・霧雨魔理沙
・十六夜咲夜
・レミリア・スカーレット
・フランドール・スカーレット
・射命丸文
・アリス・マーガトロイド
・パチュリー・ノーレッジ

『闘牌伝説アカギ』 参加4名
・赤木しげる
・安岡
・鷲巣巌
・南郷

『魔法少女リリカルなのはStrikerS』 参加8名
・高町なのは
・フェイト・T・ハラオウン
・八神はやて
・ヴィータ
・シグナム
・スバル・ナカジマ
・エリオ・モンディアル
・キャロ・ル・ルシェ

『ひぐらしのなく頃に』 参加8名
・前原圭一
・竜宮レナ
・園崎魅音
・園崎詩音
・古手梨花
・北条沙都子
・赤坂衛
・大石

『とある魔術の禁書目録』 参加7名
・上条当麻
・インデックス
・御坂美琴
・白井黒子
・佐天涙子
・初春飾利
・アクセラレータ

『咲-saki-』 参加8名
・宮永咲
・竹井久
・福路美穂子
・池田華奈
・加治木ゆみ
・東横桃子
・国広一
・天江衣

『作者さん達』(敬称略) 参加10名
・しら
・izumi
・日南六町
・ゆうやん
・フラット
・KAME3
・阪神政虎
・翡翠煉
・竜王
・スライムマン

『オリジナルキャラ』※紹介あり 参加4名

竜崎悠太
偏差値68の県立来夢高校に通う、高校2年生。理数系の天才で、校内でもトップの成績をとっている。それに加え、冷静さとリーダーシップを兼ねそろえているため、顔は平均的なのだが、女子からの人気が高い。ただ、竜崎が恋愛に鈍感な為、好かれているということに気付いていない。よって、人と付き合ったこともない。

結城秋子
竜崎のクラスメイト。竜崎のことを心から好いているが、本人の前に行くとどうしても緊張してしゃべれない。ノーメイクだが十分かわいい顔をしているので、男子からは人気が高いが、彼女は竜崎一筋で、他の男子になど見向きもしない。頭は、それなりにいいようだ。

一ノ瀬玲奈
竜崎のクラスメイト。基本的にクールな性格をしており、状況判断も的確。彼女には、幼いころに一家を詐欺でつぶされた経験がある。そのため、人の嘘に敏感で、嘘を見抜くのがとてもうまい。成績は非常に優秀で、10段階評価のオール9。

藤田剣人
竜崎のバイト先の先輩。比較的まじめな性格で、何事にも一生懸命取り組む。そのせいか、国内でも有数の有名大学に通っている。本人いわく、自分の通っている大学は、日本一有名なT大学にあっさりK.Oされる大学であるとのこと。優しい性格をしているが、打たれ弱い。
 

以上、64名です。


今回の作品は、にじファンで書いていた逃走中の完全コピーです。そのため、参加してくださっている作者さんはすべてにじファンの方ですが、ご了承ください。

ちなみにこの小説、にじファンで途中まで連載していました。なので、途中まではとんでもないハイペースで更新しますが、そこからは少し遅くなります。









10/15 午前8時くらいに、参照が1万を越えました。ありがとうございます!

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Re: 逃走中〜勇気と頭脳で問題都市に立ち向かえ〜 ( No.54 )
日時: 2012/07/17 21:16
名前: ヨーテル ◆I.1B0IMetU (ID: kDmOxrMt)



涙子「う〜ん…行こうかな?」

なのは「アイテム獲得なら…やっぱり行こう!」

フラン「行く行く!暗い道を走るのは得意だからね!」




ただし、ミッション参加は当然リスクも伴うのであって…




ゆうやん「これは行けません。ハンターに見つかるリスクだけでも怖いのに、通報者までいるんですよ。行けるわけないじゃないですか…」

izumi「参加しても自分しか得しないミッションっていうのは、大抵ロクな目に合わないんですよ。ミッションより今は、票を集めることに専念します」

作者さんのこの2人は、通報者の存在を恐れてミッションに参加しないようだ…




一「動こうかな…どうしようかな…」

ゲーム開始から、神社近くの森に隠れている一。ミッションメールを見て迷う。

そこに、ハンター…



ハンター「……!」

一「やばっ!?ハンターきてる!?」

逃げる一。しかし、文科系の彼女に…

一「うわっ!」ポンッ

ハンターを撒くだけの走力はなかった…!




国広一               ゲーム残り時間  
 
確保 残り37人          108:40 




衣「一が…捕まってしまった…」

大石「今回は、通報者の仕業ではないみたいですね〜」




桃子「回収員を探してビデオショップに届けて…やっぱり無理っすね。体力的にも…」

自分の体力を考え、ミッション参加を断念した桃子。

桃子「しかし、少し気になるんすよね…通報者には、私が見えるっすかね…」

桃子は、基本的に影が薄い。通報者が桃子に気付かない可能性は、十分ある。




エリオ「あ、あれは回収員…じゃない!ハンターだった…ビデオ持ってなかった…」

回収員は、ハンターとそっくりの格好をしている。

うかつに近づくと、確保の恐れがある…!





一ノ瀬「それにしても、相変わらず暗いわね…」

オリキャラからの参戦、一ノ瀬玲奈。彼女は、竜崎に勝るとも劣らない頭脳と冷静さを兼ねそろえている。

一ノ瀬「とりあえず、ここは隠れるのが得策ね。ミッション?行かなくていいわよ。通報者がいるこの状況では、動かざること山の如しだわ」

通報者を、気にしているようだ…




リュカ「あ…これバトルボールじゃない!?」

健康ランド前で、バトルボールを偶然にも見つけたリュカ。

リュカ「いや〜よかった!これで通報者が倒せるよ!」

そのためにも、まずは通報者の正体を突き止めなくてはならない。




竜崎「む…ハンターか」

ハンターを見つけ、隠れる竜崎。そこに…



マリオ「おお、竜崎!」

レミリア「あら、偶然ね」

アカギ「ククク…こんなところで4人もそろうとはね」

マリオとレミリア、さらにはアカギまでもが、合流…

竜崎「お前ら、ハンターがいるから気をつけろよ」

注意を促す竜崎。しかし、レミリアがハンターを指さして、

レミリア「あのハンター、手に何か持ってるから、回収員ってやつじゃないの?」

それを聞いた3人は、ハンターの方を見る。



…確かに、ハンターは手に何かを持っていた。おそらくビデオだろう。

マリオ「じゃあ俺、ちょっと行ってくる!」

マリオは、回収員に近づき、ビデオをもらって戻ってきた。

マリオ「どんなもんだ!俺はこれから、ビデオショップまで行ってくる。じゃあな」

立ち去ろうとするマリオ。しかしそのマリオの腕を、竜崎が掴んだ。

竜崎「一度合流したら、そう簡単に離れさせない。通報者を考慮しての対処だ」

マリオ「なんだと!?お前、俺を通報者だと疑っているのか!?」

竜崎「疑わざるを得ない状況なのだから仕方ない。だから、ビデオショップまではこの4人で行く。集団行動ってやつだ」

レミリア「ハンターとか通報者に見つかる危険が高くならない?」

竜崎「フフ…それは問題ない。この4人の足の速さはかなり速い。ハンターに見つかっても、5割くらいの確率で逃げられる。それに、俺がこの集団行動を提案したのには、通報者を警戒する以外に、もう一つ目的があってな…」

アカギ「ククク…まあ大体見当はつくが、言ってみな」

竜崎「この4人で、チームを組もう。通報者を探し、倒すためのチームを…」

マリオ「ハァ!?」

竜崎「俺はついさっきまで、1人で通報者を見つけて倒そうとしていた。だが、それは無理だと気付いた。主催者が俺たち宛てに書いた手紙に、こんな文があっただろ?」

『断言しよう。君たちは、通報者を倒せない。これは、君たちが背負った『運命』だ』

竜崎「主催者がここまで言うってことは、通報者は相当手強い奴という事になる。頭がいいのか身体能力がいいのか、あるいは両方か…とにかく、俺1人の力だと通報者相手に勝つのは不可能に近い。となると、逃走者同士が協力するしかない。そしてこの4人は、協力することによってかなり強いチームになる。どうだ、チームを組んでみないか?」

竜崎以外の3人は、逃走成功候補だ。しかもアカギはその筆頭。これほど強いチームもないと思われる。

アカギ「俺は構わない。他の2人はどうだ?」

レミリア「私もいいわよ」

マリオ「俺もだ!通報者ぶっ潰したいと思ってたところだからな!」

今、この瞬間。対通報者用の強力なチームが結成された。果たして彼らは、通報者の正体にたどり着くことが出来るのか。

Re: 逃走中〜勇気と頭脳で問題都市に立ち向かえ〜 ( No.55 )
日時: 2012/07/17 21:17
名前: ヨーテル ◆I.1B0IMetU (ID: kDmOxrMt)

衣「ハンター!…じゃなくて、回収員かな?」

回収員を見つけた衣。そのままビデオを受け取った。

衣「やった!……でもハンターと通報者がいるしなあ〜」

ビデオショップへの移動はリスクを伴う。それでもアイテムを獲得しに行くかどうかは、逃走者の自由だ…!




カメラマン「賞金は何に使いますか?」

なのは「旅行行きたいな〜機動六課のみんなで!」

賞金を、旅行の資金に充てたいなのは。しかし、ハンターに確保されれば、旅行の夢はもろくも崩れ去る…

なのは「日本を出てみたいな〜賞金は336万円だから、それくらい余裕余裕!」

取らぬ狸の皮算用とは、まさにこのこと…




一方、相棒は…

フェイト「賞金か〜武器の調整とか、施設の整備とかに使って…あ、あと新しい訓練用の道具も導入して…」

職場のために、賞金を使うようだ。

フェイト「今不況だからね…ちょっと今予算が足りなかったりして…」

なんともまあ、暗い世の中である。景気が回復することを、心から祈ろう。




文「ゆうやんさん、今票はどうなってますか?」

ゆうやん「票ですか?現時点では、アクセラレータさんが4票でトップ。次いで、霊夢さんと安岡さんが3票で2位です。他は結構ばらけてますが、当然ながら作者さんには票は入っていません。他にも、マリオさんやリュカさんといった、性格のいい人には票が入っていません。あ、もちろん文さんにも票は入ってないですよ」

文「やっぱり、上位陣はそうなりますか…ああ、もし霊夢さんが通報者だったら…」

票について話す2人。そんな2人の近くに…



ハンター「……!」

ハンターだ…

文「あやや!ハンターです!」

ゆうやん「あの動き…追ってきてる!逃げましょう!」

文「じゃあ、ここは二手に分かれましょう!」

二手に分かれるゆうやんと文。

ハンターが視界にとらえたのは…



ゆうやん「嘘だろ!?こっちかよ!」

『逃走中同盟』ゆうやんだ…

ゆうやん(文さんほど足は速くないけど、それなりに足は速いんだ!こんなところで捕まってたまるものか!)

ゆうやん、逃走中に対する執念でハンターから逃げる。しかし、ハンターのスピードにかなうはずもない。最早確保かと思われたその時、ゆうやんの視界に1人の逃走者が映った。

ゆうやん「……え?」

ゆうやんは、その逃走者を抜かす。そして、ハンターの標的が変わった。

ハンターの標的にされた哀れな逃走者とは…



涙子「え!?なになに!?」

涙子だ…

ハンターの接近に気付くものの、時すでに遅し。ハンターの魔の手が、涙子に忍び寄り…



ポンッ



佐天涙子          ゲーム残り時間   

確保 残り36人      104:54



涙子「え…もしかして…終わり!?」

終わりだ…




エリオ「『佐天涙子確保 残り36人』これは、通報者の仕業じゃないですね…」

ゆうやん「うわっ!佐天さん、すみません!」

フラン「通報者は、意外と消極的だね。なかなか通報しないよ」




通報者が意外と静かなことに、逃走者たちは安堵の表情を浮かべる。しかし…

上条「ふう〜夜の街も意外と静かでいいものだな…っと」

通報者「上条当麻、ラーメン屋の入り口付近にいます」

ルカリオを通報した冷酷な通報者が、そう何分も黙っているはずはない…!



ハンター「……!」

上条の位置情報が、ハンターに伝わる…!



上条「あれ…ハンター来てるじゃねえか!」

ハンターに気が付いた上条。

上条「あいつ…安岡だ!おい安岡!ハンターきてるぞ!」

安岡「なんだと!?」

近くにいた、安岡も巻き添えだ…

上条「う…うわああああああ!!」



ポンッ



上条当麻          ゲーム残り時間

確保 残り35人      104:20



上条「こんな序盤で確保…不幸だあああああ!!」




マリオ「また確保情報だと!?」

霊夢「さっきの佐天の確保から1分もたってないわよ…」

圭一「『通報者の通報により、ラーメン屋前で上条当麻確保 残り35人』って、通報者やっぱり動いてるのかよ!」

シグナム「これで…通報者は60万円か」




通報者の通報は続く。そんな中発動されているミッション5。
ビデオを手に入れているのは、マリオ、天江衣の2人。
果たして、アイテムを獲得することはできるのか…!

Re: 逃走中〜勇気と頭脳で問題都市に立ち向かえ〜 ( No.56 )
日時: 2012/07/17 21:19
名前: ヨーテル ◆I.1B0IMetU (ID: kDmOxrMt)

通報者のいる中、発令されたミッション5。
現在ビデオを獲得しているのは、マリオ、天江衣の2人。
エリアには、まだ3人の回収員がいるが、果たして…?




・・・・・・

アクセラレータ「あ…?これは…」

暗闇の中、何かを見つけたアクセラレータ。その何かとは…

アクセラレータ「バトルボール…!よし、待ってろや通報者!」

学園都市最強、アクセラレータ。そんな最強が、バトルボールを、獲得…



そして、さらに…

アクセラレータ「と、ハンターが近くに…ってちげぇ!ビデオ持ってやがるから…回収員!」

回収員も見つける。アクセラレータ、ここにきて圧倒的強運…!



回収員「ではこれ、お願いします」

アクセラレータ「よし、行くぜ!」

アクセラレータ、ミッションに向かう!




霊夢「1秒300円…夢のようね」

賞金残高を見て、ついつい顔がにやけてしまった霊夢。

そんな霊夢に近づく…



ハンター「……!」

ハンター…

霊夢「えへへへ〜何買おうかな〜たまには香霖堂でまともに買い物でも…」

しかし、霊夢は気づいていない…!

ハンターとの距離は少しずつ縮まり…



ポンッ

霊夢「え?」



博麗霊夢            ゲーム残り時間

確保 残り34人         102:30 



霊夢「う…嘘!?」

幻想郷最強は、あっさりと散った…




文「『博麗霊夢確保 残り34人』霊夢さんが捕まってしまいましたか。これはいいネタが…」

KAME3「通報者霊夢説はなくなったな…」




しら「あれ?通報者は霊夢さんじゃないみたいですよ」

izumi「現状博麗がトップだったのですが…となると通報者候補は2位のアクセラレータか3位の安岡か…」

票集めを順調に進めていた、しらとizumi。20票集めてたところで、霊夢の確保情報を見る。

しら「集めるのは、あと19票ですね。2人で集めてますから、早く終わりそうです」

票を2人で集めるという事は、他の逃走者より2倍早く票を集められるという事だ。一番最初にアンケートのトップを導き出すのは、彼らかもしれない。



しかし、そんな彼らの姿を…

通報者「……!」

通報者が捉えた…

通報者「…………(ニヤリ)」

しかし、なぜか通報者は携帯を手に持つことすらせず、その場を立ち去った…




マリオ「着いたぞ!ここだ!」

レミリア「意外と距離無かったわね」

アカギ「さて、どんなアイテムがあるのやら…」

竜崎「お、お前ら…足速すぎ…」

レンタルビデオショップにたどり着いた、竜崎たち4人。

そこに…



衣「あ〜他の逃走者だ!」

天江衣が、合流…



竜崎「天江か…お前もアイテムを?」

衣「うむ!」

竜崎(今天江が俺たちの元にやってきたという事は…天江は通報者ではないな。天江が通報者なら俺たちは今頃ハンターの餌食だ)

店員(演:森近霖之助)「あ、みなさん。ビデオを持ってきてくださったんですね。ありがとうございます」

レミリア「あれ、この人どこかで…」

店員「では、お礼のアイテムです。ビデオ1つと引き換えで1つどうぞ」

台の上に置いてあるアイテムは、こんなものだった。




〜アイテム一覧〜

『無敵サングラス』…これをかけると、1分間ハンターに追われなくなる。

『バトルボール』…通報者を倒すために必要なアイテム。

『ドーピング剤』…ゲーム終了まで身体能力が向上する。専門の医師の指導を受けているので安心。

『ヒント』…通報者の正体に近づくためのヒントが3つ書かれている紙。

『自首ボタン』…これを押すと、すぐに自首が成立する。しかし、自首成立の確率は5割




竜崎「さて、何と交換するか…」

マリオ「俺たちはバトルボールもってないから、やっぱりバトルボールじゃないか?」

レミリア「でも、ヒントの紙も捨てがたいわね。どうするべきか…」

アイテムは、ビデオ1つにつき1つしか交換できない。このままでは、ヒントとバトルボールの両方を得ることはできないのだが…

衣「だ、だったら、衣と組まないか?」

竜崎「そうか、天江がビデオをもう1つ持っているから…これを使えば両方手に入る。ただ、いいのか?お前、俺たちほど足速くないだろ。サングラスか自首ボタン辺りと交換してもいいんだぞ」

衣「も、もちろんタダはだめだ!うん、絶対ダメだ!」

竜崎「……交換条件か。そっちの要求は?」

すると衣は、急に頬を赤く染め、俯きながら、

衣「あの…衣と…」

竜崎「?」

衣「衣と…その…友達になってくれないか…?」



竜崎「フッ…アッハッハッハ!」

マリオ「ハハハハハ!」

アカギ「ククク…」

レミリア「フフッ…」

衣「な…!笑うなお前たち!ハンターが来るだろ!」

竜崎「いや、失礼。しかし、友達になってくれとは…もっと派手な要求をしてくるのかと思った」

衣「実は衣、あまり友達がいなくて…最近は周りに人がいるようになったけど、昔は館の別館でずっと一人だったんだ…だから、友達が欲しいなって…」

天江衣は、以前母と父を亡くし、とある富豪の家に引き取られた。しかし、周りの人間は衣の不気味な力を恐れて、衣とのかかわりを持とうとしなかった。中には衣に近づく者もいたが、それでもやはり衣は1人だった。衣の内気な性格が故に、学校でも友達が出来なかった。まさに、孤独の中で生きる少女だったのだ。

マリオ「俺は全然いいぜ!つか、俺はもうお前と友達でいたつもりだったけどな」

レミリア「そう、私たちはすでに友達じゃないの?」

アカギ「ククク…暇があったら今度麻雀でも付き合ってやるぜ」

竜崎「その麻雀には俺も入れてくれ。全国区の魔物、満月を味方につける天江衣と、一度戦ってみたかった」

衣「みんな…」

マリオ「おいおい涙目になるなって!ほんとに子供だなあ…」

衣「こ、子供じゃない!」

その後、衣が落ち着くまで多少の時間を要したが、何とかバトルボールとヒントの紙を手に入れた竜崎たちであった。



竜崎「さて、ヒントは…」



〜ヒント〜

一、通報者は、逃走者の中に身をひそめるのが上手く、ぼろを出すことはほぼないと思われる。

二、通報者の頭脳は、上条以上パチュリー以下である。

三、通報者の身体能力は、圭一以上マリオ以下である。

※ このヒントをメールで一斉送信するのは禁止とする。



竜崎「この3つか。とりあえず、考えていくか」

ヒントの紙を手に入れた5人。頭脳をフルに使って、通報者の正体にたどり着けるのか…!

Re: 逃走中〜勇気と頭脳で問題都市に立ち向かえ〜 ( No.57 )
日時: 2012/07/17 21:26
名前: ヨーテル ◆I.1B0IMetU (ID: kDmOxrMt)


プルルルル…プルルルル…

フェイト「もしもし…」

ゆうやん「あ、フェイトさんですか!?アンケート、誰に入れました?」

フェイト「ま、またその質問…?えっと、私はアクセラレータに入れたよ」

ゆうやん「アクセラレータですか…ありがとうございます!」



フェイト「これ…何のための質問なんだろう」

質問の意図に、気づいていない…




日南六町「やっぱり逃走中は怖いな…ハンターっていつの間にか近くにいるからな…」

ハンターは、神出鬼没。いつ、どこから現れるのかわからない。

日南六町「とと…行ってる傍からハンターが近くにいる…あれ、回収員か?」

果たして、日南六町が見たのはハンターか、回収員か…



ハンター「……!」

日南六町が見たのは、ハンター…

日南六町「やばっ!追ってきてる!ってことはハンターかよ!」

作者さんの反応力で、すぐに逃げる日南六町。しかし…

日南六町「は、速い!追いつかれて…うわあ!」



ポンッ



日南六町           ゲーム残り時間 

確保 残り33人        100:00



日南六町「何もせずに終わった…悔しい〜!あ、でも捕まったのが100分丁度だ。って、そんな偶然いらねえし…」

偶然に愛された、作者さん…




フラット「ええっ!日南六町さん確保!?」

KAME3「作者さんでも、逃走中は厳しいんですね…」

他の作者さんにも、衝撃が走る…!




〜牢獄〜

日南六町「捕まった…」

キャロ「2ndステージでも、さっそく作者さんが捕まったか〜」

初春「復活チャンスとかないんですかね?」

はやて「う〜ん。あったらええけど、逃走者の数が数やしなあ…」

ルイージ「復活したい復活したい復活したい復活したい復活したい復活したい復活したい復活したい」

魔理沙「欲望ダダ漏れになってるんだぜ…」



レナ「話変わるけど、誰が逃げ切ると思う?」

久「まだ始まったばかりだから何とも言えないけど…やっぱりアカギあたりが妥当なんじゃないかしらね」

上条「アカギか…あいつは逃走者一の狂気を持ってるんじゃないか?」

スネーク「そうだな…アカギと同等の狂気を持つ者など、そうはいないだろう」

ゆみ「逃走成功しそうな人物…意外なところで言えば、やはり天江か?満月の夜の天江は、最早人を超越した存在…すなわち、神の領域にたどり着きそうなオーラを放つ」

アリス「残念だけど…今日満月じゃないわよ。満月は昨日」

ネス「そうか!雨のせいで一日休憩を入れたから…」

ゆみ「……やはり天江はだめかもな」

全員(おい…)




・・・・・・

沙都子「気を付けませんと…」

真夜中の道を、慎重に歩く沙都子。



結城「あ、沙都子ちゃん!」

その近くに、竜崎のクラスメイト、結城秋子…

沙都子「結城さん…あなたは通報者ではありませんわよね?」

結城「うん、違うよ。というより、さっきから作者さんたちが電話してくるんだけど…しかも4人の人から」

沙都子「電話の内容を聞くに、あのアンケートのトップが通報者らしいですわね。気付くのが遅れてしまいましたわ…」

結城「私たちは、今から票集めても無理だろうから、通報者は作者さんに任せようか」

沙都子「そうですわね」

通報者について話す2人。その近くに…



通報者「結城秋子、北条沙都子、健康ランド裏口付近にいます」

通報者…

沙都子「…!なんか、人の気配が…」

通報者(……!)

慌てて身を隠す通報者。そんな中、やってきたのは…

ハンター「……!」

もちろんハンター…

結城「来たよ!」

沙都子「まずいですわっ!ここは別れましょう!」

ハンターの姿を見て、逃げる2人。ハンターが追ったのは…

結城「こっちなの!?」

結城だ…全力で逃げるが、ここは一本道。結城がハンターにかなうわけがない。よって…



ポンッ



結城秋子           ゲーム残り時間

確保 残り32人        98:45



結城「う〜もう終わりか…」




沙都子「ハンターは、結城さんの方を追ったようですわね…」

安堵する沙都子。確かに、ハンターは追ってきていない。しかし、沙都子を追うものが1人…

通報者「北条沙都子、ラーメン屋付近にいます」

通報者だ…

その通報を受け、結城を確保したハンターが引き返す!

沙都子「う…嘘!?また来てますわっ!」

沙都子、ハンターに気付くも…

沙都子「きゃあ!」ポンッ

小学生が、2度もハンターを撒けるはずもなかった…



北条沙都子          ゲーム残り時間

確保 残り31人        98:10

Re: 逃走中〜勇気と頭脳で問題都市に立ち向かえ〜 ( No.58 )
日時: 2012/07/17 21:27
名前: ヨーテル ◆I.1B0IMetU (ID: kDmOxrMt)


プルルルル…プルルルル…

咲「メール2通…しかも両方とも確保情報!?」

しら「『通報者の通報により、健康ランド付近にて、結城秋子確保 残り32人』また通報者…」

一ノ瀬「そして…『通報者の通報により、ラーメン屋付近にて、北条沙都子確保 残り31人』通報者が暴れてるわね…」

桃子「という事はこれ…通報者は2人通報で+60万円だから、今通報者は120万円獲得してるってことっすか!」

止まらない、通報者…




竜崎「…やはり、通報者は手強いようだ。2人同時に通報し、きっちり2人仕留めてきた」

マリオ「どちらかに逃げ切られると、逃走時の情報が漏れるからだな」

竜崎「そうだ。この逃走中、逃走者同士の通話は可能だが、逃走者と確保者の通話は認められていない。つまり、牢獄に入れてしまえば、逃走時の情報が漏れることはない」

基本的に、逃走者と確保者の通話はできない。今回は、逃走中と推理中という特殊な複合ゲームが故、主催者がそのようにルールを査定したのだ。

竜崎「まあそんなことより、今はこのヒントの紙だ。この紙に書かれている人物の能力がどれほどの者かわからないことには、話にならない」

これが、竜崎たちに与えられたヒントだ。


〜ヒント〜

一、通報者は、逃走者の中に身をひそめるのが上手く、ぼろを出すことはほぼないと思われる。

二、通報者の頭脳は、上条以上パチュリー以下である。

三、通報者の身体能力は、圭一以上マリオ以下である。

※ このヒントをメールで一斉送信するのは禁止とする。


竜崎「マリオ、お前は身体能力は…」

マリオ「そこらの奴らと同じにするなよ!身体能力だけなら、アカギにもレミリアにも負けねえ!」

アカギ「ククク…」

レミリア「人間風情が、言ってくれるわね」

竜崎「よし、分かった。マリオの身体能力は、とりあえず上の中と認識しておく。次に圭一、これは分かりやすい。一般的な男子中学生レベルだ」

衣「つまり、中の上以上の身体能力を持っていたら、そいつは通報者候補ってことだな〜」

男子中学生以上、スーパースター以下の身体能力が、通報者候補という事になる。

竜崎「次に頭脳。上条は分かりやすい。一般的な男子高校生レベルだ。そしてパチュリー…レミリア、実際の所パチュリーの頭脳は、他の逃走者と比較してどうなんだ?」

レミリア「パチェの頭脳はもうすでに人のそれではないと思うわ。パチェに敵う頭脳の持ち主はいないと判断していいと思うわよ」

竜崎「そんなに凄いのか…なら、パチュリーの頭脳は逃走者一と扱う」

これはつまり、男子高校生以上の頭脳を持つ逃走者が、通報者候補という事になる。

竜崎「今後話しやすくするために、分かりやすくまとめるぞ。頭脳側での通報者候補をまとめて集合A。身体能力側での通報者候補をまとめて集合Bとする。とすると通報者は、A∩Bという事になる」

ここまでは状況整理。本当の推理はここから…

竜崎たちの推理は、まだまだ続く…




アクセラレータ「着いたぜ!交換だ!」

店員(演:森近霖之助)「ありがとうございます。お礼としてアイテムを…何にしますか?」

ビデオショップにたどり着いたアクセラレータ。

現在残っているアイテムは『無敵サングラス』『ドーピング剤』『自首ボタン』の3だ。

アクセラレータ「う〜ん。実は俺、能力に頼りすぎて身体能力がねえんだよな……よし、ドーピング剤くれ!」

店員「分かりました。はい、どうぞ」

アクセラレータ「うっしゃあああ!!」

アクセラレータは、受け取ったドーピング剤をすぐさま口に含む。

アクセラレータ「お…おお!力湧いてくる!!」

ドーピング剤の威力は、半端ないようだ…



アクセラレータ「…ん?なんだあいつ?」

アクセラレータの近くを、黒い人影が通った。それは…紛れもなく回収員だった。

アクセラレータ「ま…マジかよ!運いいな、俺!」

強運の男、アクセラレータ…

アクセラレータ「おら、ビデオよこせ!」

回収員「うわっ!!」

アクセラレータは、回収員からビデオをひったくると、そのまま店員の所へ戻った。

アクセラレータ「またもってきたぜぇ!次は無敵サングラスくれ!」

店員「ま、またですか…?ありがとうございます。はい、どうぞ」

アクセラレータ、強運でアイテム2つ獲得…

これで、残すアイテムは自首ボタンただ1つ!




その最後のアイテムを手にできるチャンスを手にしたのは…

魅音「おっ、ハンター…いや、回収員か〜?」

ゲーム部部長、園崎魅音!



魅音「って、回収員じゃないじゃん!」

ではなかったようだ…



ハンター「……!」

魅音が見たハンターが魅音を見つける。

魅音「って来たああああ!!」

慌てて逃げる魅音。しかし、いかんせん距離が短すぎた…

魅音「うわああああああ!!」



ポンッ



園崎魅音         ゲーム残り時間

確保 残り30人      90:20



園崎「回収員だと思ったのにー!最悪だよー!」

例え回収員だったとしても、ミッション終了まであと20秒しかないという事実は、本人の心に傷を付けることになりそうなので伏せておこう…




圭一「うわっ!魅音も確保か…」

赤坂「ミッションと通報者が重なったせいで、確保ペースが上がってるな…」




そして…




プルルルル…プルルルル…

梨花「メールなのですよ〜」

フェイト「『ミッション5結果。マリオがバトルボール、衣が通報者の正体に近づくためのヒントが書かれている紙、アクセラレータが無敵サングラスとドーピング剤を手に入れた』アクセラレータ、どんだけよ…」

ヨッシー「結局、回収員とハンターの見間違いを恐れて何もできませんでした…」




ミッション5が終了し、逃走者たちに多少有利な状況となった。
しかし、このままゲームが進行すると思ってはいけない。
今後のミッションで、主催者は驚愕の内容を提示する…!
果たして、その内容とは…!


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