二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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逃走中〜勇気と頭脳で問題都市に立ち向かえ〜
日時: 2012/11/04 00:26
名前: ヨーテル ◆I.1B0IMetU (ID: 74hicH8q)

皆さん初めまして、ヨーテルと申します。男子高校生です。

私は元々、『にじファン』で活動していたのですが、サービスが終了してしまったため、こちらのサイトに移転してきました。

新参者ですが、どうかよろしくお願いします。


さて、この逃走中は、基本的には他の作者さんの書かれている逃走中と同じです。アニメやゲームからキャラクターをだし、作者さんを募集して逃走中を行う…といったものです。

しかし、他の方の逃走中と少し違うのは、頭脳戦の要素が少し強いといったことです。まあ、読んでいただければわかると思います。
もちろん、普通に逃走中が好きな方にも、楽しんでいただけると思います。

では、あまり前書きが長くなってもアレなので、さっそく逃走者紹介、どうぞ!



逃走者一覧

『大乱闘スマッシュブラザーズ』 参加7名
・マリオ
・ルイージ
・ヨッシー
・ネス
・リュカ
・スネーク
・ルカリオ

『東方Project』 参加8名
・博麗霊夢
・霧雨魔理沙
・十六夜咲夜
・レミリア・スカーレット
・フランドール・スカーレット
・射命丸文
・アリス・マーガトロイド
・パチュリー・ノーレッジ

『闘牌伝説アカギ』 参加4名
・赤木しげる
・安岡
・鷲巣巌
・南郷

『魔法少女リリカルなのはStrikerS』 参加8名
・高町なのは
・フェイト・T・ハラオウン
・八神はやて
・ヴィータ
・シグナム
・スバル・ナカジマ
・エリオ・モンディアル
・キャロ・ル・ルシェ

『ひぐらしのなく頃に』 参加8名
・前原圭一
・竜宮レナ
・園崎魅音
・園崎詩音
・古手梨花
・北条沙都子
・赤坂衛
・大石

『とある魔術の禁書目録』 参加7名
・上条当麻
・インデックス
・御坂美琴
・白井黒子
・佐天涙子
・初春飾利
・アクセラレータ

『咲-saki-』 参加8名
・宮永咲
・竹井久
・福路美穂子
・池田華奈
・加治木ゆみ
・東横桃子
・国広一
・天江衣

『作者さん達』(敬称略) 参加10名
・しら
・izumi
・日南六町
・ゆうやん
・フラット
・KAME3
・阪神政虎
・翡翠煉
・竜王
・スライムマン

『オリジナルキャラ』※紹介あり 参加4名

竜崎悠太
偏差値68の県立来夢高校に通う、高校2年生。理数系の天才で、校内でもトップの成績をとっている。それに加え、冷静さとリーダーシップを兼ねそろえているため、顔は平均的なのだが、女子からの人気が高い。ただ、竜崎が恋愛に鈍感な為、好かれているということに気付いていない。よって、人と付き合ったこともない。

結城秋子
竜崎のクラスメイト。竜崎のことを心から好いているが、本人の前に行くとどうしても緊張してしゃべれない。ノーメイクだが十分かわいい顔をしているので、男子からは人気が高いが、彼女は竜崎一筋で、他の男子になど見向きもしない。頭は、それなりにいいようだ。

一ノ瀬玲奈
竜崎のクラスメイト。基本的にクールな性格をしており、状況判断も的確。彼女には、幼いころに一家を詐欺でつぶされた経験がある。そのため、人の嘘に敏感で、嘘を見抜くのがとてもうまい。成績は非常に優秀で、10段階評価のオール9。

藤田剣人
竜崎のバイト先の先輩。比較的まじめな性格で、何事にも一生懸命取り組む。そのせいか、国内でも有数の有名大学に通っている。本人いわく、自分の通っている大学は、日本一有名なT大学にあっさりK.Oされる大学であるとのこと。優しい性格をしているが、打たれ弱い。
 

以上、64名です。


今回の作品は、にじファンで書いていた逃走中の完全コピーです。そのため、参加してくださっている作者さんはすべてにじファンの方ですが、ご了承ください。

ちなみにこの小説、にじファンで途中まで連載していました。なので、途中まではとんでもないハイペースで更新しますが、そこからは少し遅くなります。









10/15 午前8時くらいに、参照が1万を越えました。ありがとうございます!

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Re: 逃走中〜勇気と頭脳で問題都市に立ち向かえ〜 ( No.49 )
日時: 2012/07/16 21:31
名前: ヨーテル ◆I.1B0IMetU (ID: kDmOxrMt)

突然の雨によって、逃走者たちはホテルに集められていた。
生き残っている逃走者たちは、それぞれ個室を借りて部屋で休んでいる。牢獄の者たちは、牢獄の中で一晩を過ごすことになる。





・・・・・・

ヨーテル(スタッフ)「ふう…何とかなりましたね。ryoukiさん、医者の手配は?」

ryouki(スタッフ)「済んでいます。ではヨーテルさん、僕は例の仕事が残っているんでこの辺で…ヨーテルさんも早く済ました方がいいですよ。あの仕事…」

ryoukiは、目をこすりながら客室の方へとに消えていった。

ヨーテル(スタッフ)「そうだな…早めに済ますか」




〜203号室〜

コンコン

一ノ瀬玲奈の部屋に、ノックの音が響いた。

一ノ瀬「…誰よ?」

ヨーテル(スタッフ)「ヨーテルです。入っていいですか?」

一ノ瀬「いいわよ。何の用?」

ヨーテルは、扉のドアを開けて部屋の中に入った。

ヨーテル(スタッフ)「ちょっとしたアンケートです。一番嫌いな逃走者は誰ですか?」

一ノ瀬「嫌いな逃走者…?そうね…安岡でいいかしら?嫌いなのよね、あんなずる賢い大人って」

ヨーテル(スタッフ)「分かりました。安岡さんに一票…と」

ヨーテルは、メモ用紙に線を一本引いた。

一ノ瀬「何よそれ?アンケートでもとっているのかしら?」

ヨーテル(スタッフ)「あまり気にしないでください…それでは」

ヨーテルは、一ノ瀬に一礼すると、扉を引いて部屋を出た。

一ノ瀬「一体…なんだったのかしら。…まあいいわ、今日はもう寝ましょう」




〜305号室〜

ryouki(スタッフ)「失礼します!」

衣「うわっ!何…?」

衣の部屋には、ryoukiが押しかけていた。

ryouki(スタッフ)「一番嫌いな逃走者は誰ですか?」

衣「ええっ!?う〜ん…レミリアかな。オープニングゲームでのあの怪力は恐ろしかったよ…」

レミリアは、怪力でオープニングゲームの機材を壊している。

ryouki(スタッフ)「分かりました。レミリアさんに一票……それでは!」



衣「今のはいったい…」




・・・・・・

ヨーテルとryoukiが別れてから2時間後。再びロビーに集まった2人は、票の集計をしていた。

ヨーテル(スタッフ)「えっと…逃走者が39人で…確保者からは集めていないから…39票になるはずなんですが…4票足りませんね」

ryouki(スタッフ)「ヨーテルさん、医務室に運ばれた4人からの集計がまだです。圭一さんと赤坂さん…レミリアさんとフランドールさんですね」

ヨーテル(スタッフ)「ああ…あの4人ですか。ちょっと行ってきます!」

ヨーテルは、メモ用紙を持って駆け出した。

ryouki(スタッフ)「あっ、行っちゃった。僕は…まあいいか、寝よう」

ryoukiは寝るようだ…




〜医務室〜

———せん——————ません

圭一「……?」

ヨーテル(スタッフ)「すみません。あ、起きましたか」

圭一「あれ…ここは?」

赤坂「圭一君は、ゲーム中に倒れたんだよ。雨のせいでね」

ヨーテル(スタッフ)「現在ゲームは一時中断中。再開は、明日の深夜1時からになります」

意識を失っていた圭一が、目を覚ました。

ヨーテル(スタッフ)「圭一さんの体力は、無事全快したそうです。医者である入江先生がおっしゃってましたよ」

圭一「監督…来てるのか!?」

入江先生とは、圭一がいる雛見沢にあるたった一つの診療所で医師をやっている人のことである。圭一も所属している少年野球チーム、雛見沢ファイターズの監督も務めている。

ヨーテル《スタッフ》(有能な医者が来ると聞いて、誰が来るのかと思ったが…ドクターマリオでも八意永林でもなく、入江とはな…)

赤坂「入江先生は、君の体調を見て安心していたよ。明日の逃走中にも、参加して構わないってさ。血を抜いた影響も、もう全くないそうだよ。ひと眠りしたおかげだね」

ヨーテル(スタッフ)「ああ、それで…アンケートに答えてもらえたいんです。一番嫌いな逃走者は誰ですか?」

ヨーテルの言葉を聞いた圭一と赤坂は、少し考え込んだ後、こう答えた。

圭一「それは…俺だ」

赤坂「私だよ」

ヨーテル(スタッフ)「…!いったいなぜ?」

圭一「俺は、赤坂さんの警告も聞かず血を抜いた。その結果がこのざまだ。それでみんなに心配かけて…最悪じゃねえか…!そんな自分が俺は大っ嫌いだ…」

赤坂「私は、圭一君を止めることが出来なかった。ミッション1の時、強引にでも圭一君を止めるべきだった…!そうすれば、こんなことにはならなかったはずだ。それが出来なかった自分が…今は最高に嫌いだ」

ヨーテル(スタッフ)「…………」

ヨーテルは、何も言わず2本の線をメモ用紙に追加した。




その後、レミリアとフランにも同じ質問をしたのだが、この2人も同じく自分自身に票を入れた。

レミリアの場合、全逃走者に助けてもらったことに対して、自分のプライドが許さなかったのだという。

フランの場合、吸血鬼の無力さを改めて痛感したのだという。



そして、逃走中再開30分前となった…

Re: 逃走中〜勇気と頭脳で問題都市に立ち向かえ〜 ( No.50 )
日時: 2012/07/16 21:31
名前: ヨーテル ◆I.1B0IMetU (ID: kDmOxrMt)


ヨーテル(スタッフ)「え〜皆さん!逃走中について、いろいろと話すことがありますので、ryoukiさんからの話をよく聞いてください」

ホテルロビーに集められたのは、生き残っている39人の逃走者たち。

ryouki(スタッフ)「確認しますが、2ndステージは建物内への侵入は不可能です。それともう一つ……現状は、逃走者39人VSハンター3体で戦っていると思っていますね?」

マリオ「そりゃそうだろ?」

煉「あっ、もしかして…!」

ゆうやん「昨日のアンケートの意味は…!」

作者さんたちは、何か勘付いたようだ。

ryouki(スタッフ)「それは違うのです。ただいまの現状は…実はこうです」

モニターに、巨大な文字が映し出された。



【逃走者38人VSハンター3人&通報者1人】



咲「つう…ほうしゃ?」

izumi「あれ?てっきり裏切り者かと…」

ヨーテル(スタッフ)「通報者についての説明は、私からさせていただきます。通報者とは、言ってみれば本家で言う裏切り者のようなものです。しかし、通報者には裏切り者とは違う特徴があります」

再び、モニターに文字が映し出された。



【通報者の特徴】

1.逃走者の居場所を通報し、その逃走者がハンターに捕まればボーナスとして30万円が獲得できる。

2.そのかわり、逃走者としての権利を失う。つまり、ハンターに追われないが、逃走成功で賞金を獲得することが出来ない。

3.通報者は、自分の正体をゲーム残り時間20分まで隠しきれれば、ボーナスが獲得できる。

4.ただし、正体が逃走者にばれ、倒されてしまえば賞金は全て没収となる。

5.通報者を倒すには、エリア内のどこかにあるバトルボールを逃走者が通報者に当てるしかない。

6.ただし、誤って逃走者にバトルボールを当ててしまうと、バトルボールを当てられた逃走者は強制失格となる。

7.通報者を倒した逃走者には、逃走成功時のみ(自首はNG)100万円のボーナスが加算される。




ヨーテル(スタッフ)「以上です。あなた方39人の中に、敵が…通報者が混ざっているという事です。逃走者は、通報者がだれかを推理して、エリア内のどこかにあるバトルボールを探して通報者に当てる…これが、通報者を倒す唯一の方法です」

竜崎「つまり、逃走者が通報者にバトルボールを当てたら、逃走者の勝ち。通報者がゲーム残り時間20分まで自分の正体を特定されず、バトルボールから逃れたら通報者の勝ち……そういうことだな?」

ヨーテル(スタッフ)「その通りです、さすが竜崎さん」

涙子「まずいよ…おかしなことになってきた…」

アカギ「ククク…通報者がだれであろうと、関係ねえな。突き止めるだけさ…!」

状況が変わり、少なからず動揺する逃走者たち。果たして、彼らは通報者の正体に気付き、バトルボールを当てることはできるのか。

ヨーテル(スタッフ)「これからは、逃走中と並行して、裏で通報者を探す推理ゲームが始まります。さあ皆様、通報者の脅威におびえたくなければ、いち早く通報者を撃破してしまうことです…!」

ゲーム開始まで、5分。




・・・・・・

エリアには、3体のハンター。彼らから逃げ切れば、賞金を獲得することが出来る。

それが…













run for money
逃走中!




そして、今回逃走中と並行して行われるゲーム…




エリアには、ハンターに逃走者の位置情報を通報する通報者がいる。逃走者たちは、通報者の正体を推理し、バトルボールを当てなければならない。見事成功すれば、逃走成功時に100万円のボーナスを獲得できる。それが…














think for money
推理中!

Re: 逃走中〜勇気と頭脳で問題都市に立ち向かえ〜 ( No.51 )
日時: 2012/07/16 21:32
名前: ヨーテル ◆I.1B0IMetU (ID: kDmOxrMt)

ヨーテルによって明かされた、通報者の存在。通報者は、逃走者を容赦なく通報する…!
通報者を倒すには、通報者の正体を推理し、バトルボールを当てなければならない。
果たして逃走者たちは、通報者に勝つことが出来るのか。




・・・・・・

上条「やべえ…通報者かよ…」

文「一体、誰なんでしょう…」

39人の中に、敵が潜んでいる…しかも、その敵は逃走者としての権利を失ったことで、ハンターに追われない。エリアを歩き放題の通報者に、逃走者たちは怯える。

ヨーテル(スタッフ)「ゲーム開始まで、残り3分です。昨日は、ゲーム残り時間115分でゲームが中断されたので、そこからの再開となります。それと、最後に一つ…主催者さんから手紙を預かっております」

竜崎「手紙…?」

フェイト「一体何…?」

ヨーテル(スタッフ)「内容を、ryoukiさんより読み上げていただきます。ryoukiさん、お願いします」

ryouki(スタッフ)「はい。え〜とですね…」




通報者の存在におびえる逃走者たちへ  from 主催者

もう聞いていると思うが、39人の中に通報者が潜んでいる。君たちは、これからその通報者がだれかを推理し、バトルボールを通報者に当てることを、逃走中というゲームの中で行うわけだが…
断言しよう。君たちは、通報者を倒せない。これは、君たちが背負った『運命』だ。
この『運命』を打ち破るのは、『奇跡』の力でもないと不可能だ。そしてそんな『奇跡』は、そう簡単には起こらない。それでも、君たちがそんな『奇跡』を起こしたいというのなら…せいぜい嫌われ者の通報者の正体を、推理し続けることだ。




ryouki(スタッフ)「…以上です。では、僕はこれで…」

ryoukiが去った後、ホテルロビーは静寂に包まれた。しかし、それも一瞬のことで、すぐに逃走者たちの声が飛び交う。

マリオ「おい主催者!なめたこと言ってくれるじゃねえか!」

アクセラレータ「こうなったら、ぜってえ通報者にバトルボール当ててやる!」

霊夢「主催者を見返してやりましょう!起こすわよ…運命を変える奇跡!」

圭一「ああそうだ!運命なんてな…金魚すくいの網よりも薄くて、簡単に打ち破れるってことを、主催者に教えてやるぜ!」

竜崎「主催者…お前とくだらない運命論を語る気はない。運命は変えられるものなのだからな…」

主催者からの挑発とも思える手紙によって、逃走者たちのやる気があがったようだ。

ヨーテル(スタッフ)「ゲーム開始まで、あと1分です。皆様、ホテルから出てください。それと、ゲーム終了時まで建物内への侵入は一切できませんので、お気を付け下さい」

魅音「みんな…行くよ!」

全員「おう!(はい!)」

上条「逃走成功するぞ!」

全員「おう!(はい!)」

アクセラレータ「通報者ボッコボコにすんぞ!」

全員「おう!(はい!)」

桃子「主催者を見返してやるっすよ!」

全員「おう!(はい!)」




ヨーテル(スタッフ)「……いい加減ホテルから出てください!」

全員「お…おう(は…はい)」

こうして、逃走中2ndステージは再開されようとしていた…




・・・・・・

2ndステージ再開まで 10秒








なのは「緊張するよ〜」










ヨッシー「通報者は怖いですけど、とにかく全力で…!」

マリオ「ヨッシー!その意気だ!」










大石「んっふっふ〜ここはひとつ、警察の力を見せつけるとしますか」











竜崎「始まるか…」











アカギ「ククク…」






プシュー!プシュー!プシュー!

3体のハンターが建物内から放出され、ゲームが再開した!



       ゲーム残り時間

       115:00

Re: 逃走中〜勇気と頭脳で問題都市に立ち向かえ〜 ( No.52 )
日時: 2012/07/16 21:33
名前: ヨーテル ◆I.1B0IMetU (ID: kDmOxrMt)



シグナム「む…!近くの建物からハンターが…こっちに来るなよ…」

開始直後に、ハンターを見つけたシグナム。とっさに建物の陰に隠れる。やり過ごせるのか…!

ハンター「……」

シグナム「ふう…行ったようだな」

今回は、開始直後の確保はなかったようだ…




フェイト「みんなの団結力は堅かったけど、あの中に1人通報者がいるんだよね…」

神社前にいるフェイト。通報者が巧妙に逃走者になりすましていることについて、複雑な感情を抱いているようだ…

フェイト「とにかく、通報者がだれかを推理するには、まだ情報が少なすぎるから…ここは様子見だね」

ゲームの状況が動くのを、じっと待つようだ…




フラット「…あ!あの箱は…」

病院近くで、銀色の箱を見つけたフラット。近づいてその箱を開けてみる。中身は…

フラット「バトルボールだ!これで通報者を倒せるけど…逃走者に当てたらまずいよな…」

もし、誤って逃走者にバトルボールをぶつけてしまったら、ぶつけられた逃走者は強制失格になってしまう。

そんなフラットの近くに…



魅音「あ、フラット!って、バトルボールもってるじゃん!」

魅音だ…

フラット「さっきそこで見つけたんですよ」

魅音「へ…へぇ〜」(まずい、疑われたらあのボール投げられる!)

フラット「魅音さん?」

魅音「はい、何ですか?」

フラット「何故いきなり敬語に…?」

魅音「ハ…ハハハ〜」(敬語にもなるっての!)

どうやら、バトルボールを持つ者と持たざる者で、権力差が生まれるようだ…




ルカリオ「ここら辺でいいか…これで時間が経つのを待つ…」

駅前の複雑な道に、身を隠すルカリオ。

しかしその姿を、通報者が捉えた…

通報者「ルカリオ、駅前にいます」

ルカリオの位置情報が、ハンターに伝わった!



ハンター「……!」

ルカリオ「…ん?ハンターかよ!」

ハンターを見つけたルカリオ。駅前の複雑な道を利用として逃げようとする。

しかし、ルカリオの前にもう1体のハンター…

ハンターⅡ「……!」

ルカリオ「マジかよ…!」

挟み撃ちにされたルカリオ。最早、逃げ場はない…

ルカリオ「ちきしょおおおお!」ポンッ




ルカリオ            ゲーム残り時間       

確保 残り38人        113:04




ルカリオ「くそ…通報者だな。2体同時なんて通報者以外ないからな…もっと周囲を警戒しておけばよかったな…」

後悔しても、もう遅い…




そして、ルカリオを通報した通報者は…

??「これで…まず30万円」

30万円を獲得した…




プルルルル…プルルルル…

黒子「メールですの…『通報者の通報により…』通報者!?」

マリオ「『ルカリオ確保 残り38人』ちきしょう…ルカリオが…」

咲「通報者…もう動き出したの?」

竜崎「これは…早急に手を打たないとまずいかもな…」




izumi「ありました!バトルボールです!」

しら「おお!やりましたね!」

フラットに続き、バトルボールを見つけたizumiとしら。

izumi「…で、このバトルボールどっちが持ちます?」

しら「izumiさんが持ってください。僕は辺りを警戒してます」

izumi「分かりました」

しら「それにしてもizumiさん…僕のこと疑わないんですか?通報者かもしれないんですよ?」

通報者の正体は、まだわかっていない。作者さんだからと言って、通報者でないという保証はないのだが…

izumi「ああ、それなら大丈夫ですよ。作者さんは、絶対に通報者じゃないですから」

izumiは、作者さんが通報者でないと言い切った。

しら「え…?なぜですか?」

izumi「しらさん、この推理中、やけにノーヒントだと思いませんでしたか?通報者を推理するための手掛かりが何もない…」

しら「ええ、まあ…」

izumi「実は、ヒントはすでに僕たちに教えられてたんです。主催者が送った手紙…最後の一文を覚えてますか?」

しら「えっと…確か『それでも、君たちがそんな『奇跡』を起こしたいというのなら…せいぜい嫌われ者の通報者の正体を、推理し続けることだ。』…でしたよね?」

izumi「嫌われ者の通報者…これが何を意味するか、しらさんならわかりますよね?」

しら「え〜と…」

しらは、少し考え込んだ後、手をポンとたたいた。

しら「あ、そういうことですか!昨日の嫌いな逃走者を聞くアンケート…」

izumi「そうです!主催者は、嫌われ者の通報者といいました。つまり、通報者の正体は…嫌いな逃走者アンケートのトップです!」

しら「おお!さすがですizumiさん!となると、僕たちが次にすることは…」

izumi「誰が誰に投票したか…それを探ればいいんですよ、電話で!」

しら「分かりました。なら、2人で協力しましょう!」

izumiとしらは、各逃走者の得票数を調べ始めた。しかし、この作戦は…

izumi「時間がかかりそうですね…」




主催者「おっと、izumiとしらが票の行方を調べ始めたか。さて…何分かかるかな?」

主催者室で、ゲームを観戦していた主催者。2人の行動を見て、静かにほほ笑んだ。




そして、別の作者さんも…

ゆうやん「ああ!やっぱりそうだ!昨日のアンケートのトップが通報者なんだ!」

KAME3「昨日のアンケート…やっぱりそういう意味があったのか。票を探ろう」

煉「票を探ります!」

次第にこのことに気付いていく。さすがは「逃走中同盟」だ…

しかし、彼らはまだ気づいていない。作者さんたちが票を探ろうとすることによって起こる、おかしな状況に…




竜崎「この後の様子を見て、通報者の正体を探る。必ず、推理してみせる。通報者の正体…!」

一方、竜崎は票の行方を探るのではなく、自ら推理することによって通報者の正体を突き止める道を選んだようだ。うまくいけば、作者さん達よりも先に、通報者の正体にたどり着くかもしれない。




ついに、2ndステージが再開された。
1stステージの時にはいなかった、通報者の存在。
皆が通報者の正体を探ろうとしている中、通報者は早々にルカリオを通報したのだった…

Re: 逃走中〜勇気と頭脳で問題都市に立ち向かえ〜 ( No.53 )
日時: 2012/07/17 21:14
名前: ヨーテル ◆I.1B0IMetU (ID: kDmOxrMt)

後半戦開始直後から、通報者の存在を知らされ怯える逃走者たち。
通報者は、開始早々容赦なくルカリオを通報した。
冷酷無比な通報者の正体に近づくために、作者さんたちは票集めに急ぐ。




・・・・・・

KAME3「とりあえず、信頼できる作者さんに聞いてみよう…」

通報者の正体を探るKAME3。嫌いな逃走者アンケートのトップ(通報者)を探るために、他の人に電話をかけるようだ…



プルルルル…プルルルル…

izumi(声)「はい、もしもし」

KAME3「あ、izumiさんですか?突然ですけど、嫌いな逃走者アンケートは、誰に投票しましたか?」

izumi(声)「あ、それ!僕も他の人に聞いてて…僕は魅音に入れました。今近くにしらさんもいて、しらさんは博麗に入れたそうですよ。KAME3は誰に入れましたか?」

KAME3「俺ですか?俺は沙都子さんに…」

izumi(声)「分かりました。では!」



KAME3「そうか…気づいてるのは俺だけじゃないんだ…早く票集めしないと!」

賞金を手にできるのは、通報者にバトルボールを当てた1人だけだ…!




咲「うぅ…ハンター怖いよう…通報者もいるし…」

木の陰に隠れる咲。通報者とハンターを、極度に怖がっているようだ。

咲「早く通報者やっつけてよ〜」

小心者の、美少女雀士…




プルルルル…プルルルル…

上条「電話か…もしもし」

ゆうやん(声)「上条さん!嫌いな逃走者アンケートは誰に入れましたか?」

ゆうやんも、アンケートのトップがだれなのかを探る。

上条「なんだ、またその質問か。俺はアクセラレータに入れだぞ」

ゆうやん(声)「また…って、誰かからすでに電話が?」

上条「さっき、煉から電話があったんだよ。話の内容はお前と全く一緒」

ゆうやん(声)「煉さんが!?まずい、先を越される!では失礼します!」



ゆうやん「急がないと…とりあえず、アクセラレータさんに1票か……あ!」

上条に電話し終えたゆうやん。しかし、ここで何かに気付く。

ゆうやん「記録を取る紙とペンが…無いな」

エリア内への筆記用具の持ち込みは、基本的にOKだが、普通はまず持ち込まないだろう。

ゆうやん「まいったな〜全員分の票を記憶できる自信はないし…紙とペンがあればな〜」

困るゆうやん。そこに…



文「紙とペンが必要なんですか?」

ゆうやん「おお!めちゃくちゃいいタイミング!」

新聞記者、射命丸文…

文「私持ってるので、貸してあげますよ。でも、何に使うんですか?」

ゆうやん「あれ、気づいてないんですか?昨日の嫌いな逃走者アンケート、あれのトップが通報者なんですよ」

文「そうなんですか!?だったら、何人かに絞れるんじゃないですか?通報者候補…」

ゆうやん「そうですね、俺の予想では、アクセラレータさんか安岡さん、アカギさんに…霊夢さんも通報者候補と見ていいと思います。もちろん、他の人が通報者だという可能性もありますけど…」

ゆうやんに通報者として疑われているのは、アクセラレータ、安岡、アカギ、霊夢の4人。果たして、この中に通報者はいるのか…




・・・・・・

ここは、街の北西にある、24時間営業のレンタルビデオショップ。ここでは今、ある問題が発生していた…

店員(演:森近霖之助)「よ〜し。ビデオの整理終わりっと」

店長(演:月詠小萌)「あ、ちょっといいですか?相談したいことがあるのですが…」

店員「はい、なんでしょう?」

店長「最近、ビデオの返却率が悪くって、ビデオが減りっぱなしなんですよ。当然延滞料が発生しているのですが、そんなのお構いなしに借りっぱなしの人が多いんです」

店員「う〜ん。確かにそれは由々しき問題ですね…深夜ですが、お客様の家に電話してみます!」

店長「あ、ちょっと!」




1分後…




店員「キレられました…」

店長「でしょうね…」

店員「でも、ビデオは返してくれるみたいです!とりあえず、サングラスに黒スーツの回収員が、お客様の家にビデオを取りに行きました。延滞料は、また後日という事で…」

店長「本当ですか!?いや〜よかったです」

店員「ただ…回収員が道に迷ったらしくて、ここに戻ってこれません」



一瞬の沈黙の後…



店長「えええええええええええ!?」

店員「ちょっと!お客さんいるんですよ!」

店長「いや、おかしいじゃないですか!なんで回収員が道に迷って戻ってこれないんですか!?」

店員「実は、今出向いている回収員は最近この町に引っ越してきた新人でして…まだ道をよく覚えていないんですよ」

店長「しょうがないですね…深夜にうろついてる人たちの力を借りましょう!手伝ってくれた人にはお礼でもするのです!」



・・・・・・

プルルルル…プルルルル…

フェイト「ついに来た!『ミッション5 現在、レンタルビデオショップに戻る途中の5人の回収員が、エリア内を徘徊中だ』…え?」

霊夢「『彼らからビデオを受け取り、レンタルビデオショップに届けると、店長からお礼として逃走に有利なアイテムや、推理に役立つアイテムがもらえる』有利なアイテムね…」

梨花「『ただし、ゲーム残り90分になると、回収員は自力でレンタルビデオショップに帰ってきてしまう。尚、回収員はハンターと同じ格好をしているが、ビデオを持っている』間違ってハンターの近くに寄ったら、大変なのです〜」

フラット「『P.S これから行われるすべてのミッションには、通報者も参加できる』そうなんですか…」


ミッション5 アイテムを手に入れろ!

現在、レンタルビデオショップに戻る途中の回収員が、エリア内を徘徊している。
彼らからビデオを受け取り、レンタルビデオショップに届ければ、店長からお礼としてアイテムがもらえる。
ただし、回収員はゲーム残り時間90分になると自力でレンタルビデオショップに戻ってしまう。
回収員はハンターと同じ格好をしているが、ビデオを持っているため区別がつく。
尚、今後のミッションには通報者も参加できる。


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