二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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【カゲプロ】脳裏に焼き付く話
日時: 2013/08/16 18:27
名前: 盾無桃李 (ID: ixDFu4/i)

初めまして
こんにちは。
今回事ですが二次創作として
カゲロウプロジェクトを書かせていただきます。

ではキャラ紹介から

???(キアリム)
 年齢16  身長144㎝  体重48kg  性別女  一人称ボク  誕生日8月17日
 能力(目に焼き付く)
ある事情につき家出中。仲間のいる街に滞在しているがそちらでもある事情が絡む。見た者の「目」の能力をコピーできる。コピーした際左目から赤い“涙”が出る。メカクシ団へはさっぱり興味無かったがカノのせいで仮入団した。性格はコロコロ変わるが基本的引っ込み思案。ラルフに対しては少々攻撃的。長袖長ズボンの紳士服しか着ない。小刀を愛用し手首に隠してあったりする。趣味はイラストを描くこと、歌うこと。

副永 風也ラルフ
 年齢18 身長176㎝  体重74㎏  性別男  一人称俺  誕生日3月28日
 能力(口からでた真)
ネット動画で歌を歌っている。実際は歌手になるのが夢だが、自信がないし何より今のこのスタイルが気に入っている。パーカー×パーカーという妙な格好を好んでいる。能力は声に出したものが現実放れしてなければ実際に起こる。そのせいで家が焼け家族を失った。自分だけが生き残り悔やんでいる。仲のいい友だちクロノエの家で過ごしている。現在花屋で働いたりアルバイトをしている。かなりの甘党。性格はハッキリしていて単純。

吹野 叶太クロノエ
 年齢19  身長181㎝  体重58㎏  性別男  一人称僕or自分  誕生日4月9日
 能力(耳を澄ます)
 大学1年バリバリの学生さん。身長が高いのと童顔がコンプレックス。家族3人母と兄と仲良く暮らしている。ラルフとは仲が良く住むところに困っていたので共に暮らし始めた。曲を造るのが趣味でそれをラルフに歌って貰っている。能力は無意識に他人の裏の言葉が聞こえたり、動物と会話できたりする。動物とはいいのだが、人間を恐れやすくなり常にヘッドホンで辺りの音をかき消している。


えっとまあ、オリジナルはこの3人
皆ネットに入り込んでいるので
そっちの名で呼び合っています。

目だけの能力が思い浮かばないので
声と耳というカゲプロにはあり得なさそうな
組み合わせになってしまいました。
スミマセン

オリジナルの3人+αの過去話
【アンリアリー】
もよろしくお願いします。

題名を新しく追加しました。
まだ始まってもないのに
ノートには完結していて終わった気でいました。
スミマセン
平成24年11月に書き始めてから早くも月日が経ちましたね…
頑張って写すので
よろしくお願いいたします。
まさか、ロスタイムメモリーとかぶってしまうとは……
題名変えなくてはと悩んでます。
メカクシティレコーズのCD予約したのにも関わらず、通常番を購入してしまいました。
初回限定番にDVDとお話が入っていたなんて……
無念です。

視点がコロコロ換わるので題名を見て注意しながら見てくれると幸いです。
あと、申し訳ないのですが、コメントは控えさせて頂きます。
そう言いつつもサポートして頂けた瞬間嬉しくてバババッと書き始めてきましたww


第一章 出会い
 駆け出した真実〜キア視点〜
>>1  >>2  >>3 >>4  >>5  >>6  
 明るい黒の絵〜クロノエ視点〜
>>7  >>10 >>15 >>26 >>30
 メカクシ団〜キド視点〜
>>8  >>9  >>11 >>13
 玩具は武器、口は災い〜キア視点〜
>>12 >>14 >>16 >>17 >>19 >>24
 任務作戦会議〜キド視点〜
>>25 >>27 >>28 >>31
 今日もまた朝は来る
>>32 >>33 >>34 >>35
 団体入団〜キア視点〜
>>36 >>39 >>40 >>41 >>42 >>43 >>44

第二章 任務
 現場移動〜キア視点〜
>>47 >>49 >>50 >>51
 任務実行〜キア視点〜
>>53 >>55 >>56 >>57  
 バイクの青年〜クロノエ視点〜
>>52
 風任せの青年〜ラルフ視点〜
>>58 >>59 >>66
 潜入捜査〜キア視点〜
>>60 >>61 >>62 >>65
 欺く猫目〜カノ視点〜
>>63 >>64
 武装アクシデント〜キア視点〜


第三章 ライブ
第四章 警告
第五章 失踪
第六章 反撃
第七章 別れ

オマケ

※この話は、三巻までの話の段階でわかる程度を扱っています。また、想像ですが、能力は持続のままメカクシ団が残っている過程の8月18日から始まったつもりです。つまりは、カイエンパンザマスト以降は無視する予定です。
(元々二巻の時点で完成していた作品でしたので。)

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団体入団 ( No.39 )
日時: 2013/05/13 23:00
名前: 盾無桃李 (ID: e2r21W3i)

 「そう言えば自己紹介まだっすね。」

 名前を互いに知らないと言うことが気にならなかったのだろうか。
 大体ボクはみんなよく名前で呼ぶんだな〜って思いつつ会話内容から把握できている。
 ただ勝手に名で呼ぶのは気が進まなかった。
 自己紹介してくれるなら名乗りやすい。

 「改まってする事ではないだろ。」

 まさかの放置。

 「そんなことないっす。俺はセト、っでこっちがキド、後さっき猫目イメージのがカノで、他にマリーがいるっす。」

 マリー?昨夜コピーされると困ると言っていた能力者の少女のことか。
 姿も見てないからまだピンとこない。
 可愛らしい声の持ち主だったけど、

 「キドぉ………。」

 そう、こんな感じの。

 「お、マリー起こしてしまったか。すまんなあいつのせいで騒いでしまって。」

 ボクのせいかい。
 ほとんど思考ばかりで無言だったぞ。
 でも、悪い事をした。
 面目ない。

 「ううん、違うのずっと起きてた。」

 起きてた?ずっと?
 今は情報社会きっとネットとかゲームとかやっていたのだろう。
 こんな可愛らしい声の女の子を巻き込むなんて罪な時代だ。
 無論ボクは被害者である。
 あれ、でも彼女もここに暮らしているのか?
 この部屋も結構生活感溢れている状態だったが、
 でも、見たところ似てそうでもないし兄弟姉妹ではなさそうで、保護者や親の姿がやはり見あたらない。
 あっ、そっか前のボクの思考のモルモットという考えが一番理にかなっているかもしれない。
 きっと、みんな遠いところからここにつれてこられ監禁されているんだ。
 悲しい話だ。

 「夜なべしてコレ作ってたの」

 夜なべ!?手作り!?なな、なんと古臭い言い回し。
 いいい、いいやきっと内容はパソコン使っての曲や絵になるのではないだろうか、そっちの方が現代ではあり得る。

 「ぷふっ なかなか、器用だな。」

 「キド笑わないで!格好良いと思ったの作ったんだから!」

 「心がこもってあるから大丈夫っすよ。」

 セトさんはさすがだ救世主として毎回君臨してくれる。
 偉いぞと褒め称えてやりたい。

 「会わせて貰いたいんっすよ。キド、今回のマリーの働き無駄にするっすか?」

 「まあ、良いだろう。」

 「よかったっすね」

 「うん。」

 わーっセトさんとマリーちゃんの組み合わせはポワポワしてまるで親子のような感じがする。
 見たことないマリーちゃんの可愛らしい笑顔が想像できるようだ。

団体入団 ( No.40 )
日時: 2013/05/13 23:43
名前: 盾無桃李 (ID: e2r21W3i)

 「コレをあいつに渡してもいいのか?」

 「うん。そのために作ったんだもん!」

 なんだか話題がボクへのような会話だったよね?
 あっ、でも今から来るお客とか、また別な人のだろう。
 だってマリーちゃんはボクの事知る由もないし、第一そこまでされる筋合いは無い。
 それでも、誰かボクのいる部屋へと入ってきた。
 足音からして体重、歩幅、足の付き方から違ってくる微妙な音からキドという女性だと思う。
 さっきまで目をつぶって聞いていたのだから間違いない。
 やっぱりボク?
 でも、ここは彼女のへやのはずだ。
 ただ置きに来たのかもしれない。
 それに意地悪だから期待させて客がくるから帰れなんて言ってくれるかもしれない。
 想像で色々小難しく考えていたが。

 「マリーがお前の為に眼帯を作ってくれたぞ。」

 現実は案外素直だった。
 でも、凄いなぁ、眼帯作るとか考えられない。
 手渡しで受け取ったそれは、海賊をモチーフとしたものでオマケと言ったようにピンクの飾り付けが施されてあった。
 黒にピンクとかセンスは良い方だと思う。
 もちろんカッコイい。
 なぜキドさんが笑ったかがわからない。

 「この前のTV番組のから作ってみたの。」

 テレビ?なにの見たんだろうね。
 楽しかった思い出話だろう。
 気にしないで置こう。

 「左目を隠したら顔会わせても良いだろう?」

 コクリと頷いてみせた。
 鏡を借りてキチンとほどけないように装着した。
 なんだかボクの為にここまでしてくれると嬉しくて言葉が出なかった。
 でも、いざこの部屋から出るとなるとなんだか怖かった。
 視力が悪く全く見えてない状態で動こうなどと恐ろしいことこの上ない。
 またいつ華麗なるコンボが出てくるか分からない。

 「はぁ……まるでマリーが2人だ。」

 ボクが出入り口で立ち止まっているとキドさんが無理矢理手を引く。
 突然だったので、転びかけたし、何より緊張感が高まってしまって姿をくらましてしまった。

 「ふあぅぅ。キドさん……」

 「いや、頑張れよ。お前も。」

 逃がすまいとキドさんの手に力が入ってる。

 「あ、あの……その………」

 「がんばるっすマリー。」

 少女の声がする方を見ると、フワフワの白髪に水色のワンピースにエプロン、ピンク色の瞳といったまるでおとぎ話からそのまま出てきたかのような可愛らしい子だった。
 もじもじして向こう側も逃走から耐えて頑張っているのが見受けられる。
 少しずつ能力を解除させていった。
 きっとボクの姿はもう見られるだろう。
 まずは眼帯のお礼を言わないと……
 な、何か良い方法とかあるかな?
 お礼に良いも悪いもあるよね?

 「ぁぁう、………セトぉ〜」

 発言前にして彼女が折れた。
 セトさんに助けをもとめて背中に隠れてしまった。

 「あ、あの………ありがとうございます……ね。」

 タイミング悪かったよ。
 ボクのお礼。
 しばし沈黙が流れた。
 あぁ、どうしょう、どうすればいいんだ。
 こうなったらなにかで盛り上げてみよう!

団体入団 ( No.41 )
日時: 2013/05/14 00:10
名前: 盾無桃李 (ID: e2r21W3i)

 なにかしようと考えると能力の事から順にでてくる。
 それでちょっとした解決が出てきた。

 「あ、あの…………」

 頑張って声をかけてみる。
 ちょっと顔が出てきたのを見計らい能力を展開してみせた。

 「ぅ、うわぁ!!」

 マリーちゃんから感嘆の声が聞けた。

 「セト!見てお花〜!」

 「そうっすね。」

 今ボクは最大出力できる限りを尽くしてお花畑を見せている。
 マリーちゃんが喜んでくれて嬉しい。
 そんな気持ちになれた。
 でも、それに対しキドさんはけげんそうな表情になった。

 「何をしたんだ?」

 「カノさんの……能力を使ってみました。……どうですか?」

 「そうか。」

 感想ナシ。
 あいからわず冷たくてクールだ。
 なにか悪いことでもしたかな?
 もうちょっと何かしてあげたかったけれど限界が見えてきた。
 能力を切り、花々を消した。
 ドッと疲れが溢れ出た。

 「ありがと……」

 マリーちゃんがやっとボクへ言葉を投げかけた。
 こうして上手く行ったと思ったつかの間

 しばらく時が経ち
 マリーちゃんはあれ以来ボクへ声をかけなかった。
 でも、頑張って目の前に座っている。
 ボクも声をかけられずただ沈黙して向かい側に座っていた。
 まるでお見合いだ。

 「ほら、マリー自分から友達作りたいって言ったんだろう?」

 キドさんが後押しするがまったく動じず。
 なんかマリーちゃんの顔青ざめてませんか?
 ぼやけてもしっかりと色白と映り込んだその肌はまるで今にも倒れそうな勢いだった。
 そう言えば、夜なべして眼帯作ってくれたんだ。
 相当無理しているのだろう。

 「あ、………マリーちゃん…大丈夫?………寝た方が……」

 「ぅ、うん……そうする。」

 そうしてマリーちゃんはフラフラと自分の部屋へ戻っていった。

 「間が悪いな。不要な親切だ。」

 後ろからキドさんが渇を入れてきた。
 やっぱりボクはタイミングが掴めないんだ。

団体入団 ( No.42 )
日時: 2013/05/14 14:02
名前: 盾無桃李 (ID: YNzVsDBw)

 一気に居心地悪くなってしまった現状。
 一体どうします?
 普段のボクならば即逃走の選択を選ぶ。
 しかし、ここで二度か三度失敗した。
 視力という点も含め不利なのは分かっている。
 しかしまあ、今は相手が油断しているチャンスは今しかないはずだ。
 携帯を握りしめて逃走の準備をする。
 ナイフや玩具は諦めた方が良さそうだ。
 眼帯を勝手に持って行っては失礼かと思いそっとテーブルに置いた。
 色々とご迷惑おかけいたしました。
 でも、

 「オジャマシマシタ!」

 リビングは昨夜見慣れた場だったので出口を間違える事は無いはずだ。
 キッチンを通り越ししめたとばかりに走って行く。

 「おっはよ〜」

 そして、顔面を戸に強打した。
 なんとタイミングが悪い。
 顔に手を当て精一杯痛みにに耐える。

 「わぁ、その左目どうしたの?」

 感情なんてこもってない発言をしてニヒヒと猫目の男が笑う。
 ボクは痛みと屈辱に耐えられずその場に寝っ転がってゴロゴロ転げ回った。
 後から追いかけてきたキドさんがその状況を見て

 「馬鹿だろお前」

 そう一言呟いた。

団体入団 ( No.43 )
日時: 2013/05/18 22:21
名前: 盾無桃李 (ID: r2O29254)

 「痛っ!」

 今回はさすがに怪我した。
 鼻が腫れ上がり、額にタンコブを作り上げた。
 結局またお世話になっている現状。
 キドさんは雑ながらもキチンと治療をしてくれた。
 これ以上なんの指図もできない。
 自ら行動なんてしようとは思わない。
 そう決意した一時だった。

 「カノ、どこで道草食っていた。」

 「ん?男の人を付けて歩いてみたんだけどバイクにはかないっこなかったや。それで遠くまで行っちゃって帰ってくるの大変だったんだよ。」

 「ストーカーしていたんだな。趣味の悪い。」

 「えーっ言い方ヒドくない?んで、任務実行するの?」

 「そうだな。コイツの拷問が終わったらな。」

 拷問って何するの!
 怖いんですけど。
 ってか拷問終わった後何するのこの人たち。

 「ん?なんの任務かって聞きたそうな顔だね。我々メカクシ団は元々警察の『目』を盗んで、ヤバい施設に入ったりそこから色々と拝借したりしていてね。今回このサングラス組織が気になるため警察署に乗り込もうと考えております。」

 爽やかな笑みを浮かべなから黙々と話を進めるカノさん。
 ボク、聞いた覚えないんだけど、ご親切なっ………

 「えぇ!そんな事やっているの!」

 「あっれ〜〜知っているって言ったから知っているかと思ったのに。」

 ニヒヒといつもの笑みを浮かべて楽しそうに言う。

 「カノ!お前また!」

 「あぁ〜あ、早く本当の事話せば良かったのにね。」

 まだふざけているカノさんにキドさんが絶えきれず殴りだした。
 技を次々に決め付け確実にカノさんのポイントゲージを減らしていく。
 ガードする余裕すら与えない見事なコンボだ。
 ポカーンとただ見守るしかない現状。
 セトさんが近寄って来て

 「日常茶飯事だから大丈夫っす」

 耳打ちでそう言われた。
 きっと生きて帰っては来るだろう。

 しばらくして、完全にゲージは赤に変わる頃ようやくキドさんは手を休めた。

 「秘密を知ったからには、やはり帰すわけには行かない。」

 「ですよね〜、大体掴めてきました。」

 でも、まあ研究者登場とかしなくて良かった。
 卑劣な実験されたらたまったもんじゃない。

 「それでだ、お前名前は?」

 そう言えば朝言えるタイミングがあったのに言えなかった。
 ボクは………ボクの名前ねぇ、
 彼女の使ってしまったらややこしくなるだろうな。
 やっぱり言わなければいけないかな。

 「ボクに名前なんてあると思う?」

 「人間だもんそれぐらいあるだろ。」

 人間だと言ってくれる。
 能力者を集めているくせに化け物扱いしないんだね。

 「ボク、キア……キアって言います。」

 「っで、キアさん入団するの〜?」

 カノさん復活。
 また、心許ないこと聞いて……叱られても知りませんよ。

 「さらさらないつもりです。」

 「バッサリ〜」

 「でも、その任務混ぜて頂きたいです!」


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