二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- ドラゴンクエスト8 時の軌跡
- 日時: 2013/10/07 18:24
- 名前: フレア (ID: C6aJsCIT)
現在更新停止。
今までありがとうです。
こんにちはー!
光と闇の軌跡の方は、色々アウトでしたんで、また作り直そうと決意しました。
あ、これ、DQ小説同盟さんの方に登録させてもらってますー
注意
文章が酷い上にかなり中二病。
設定は光と闇の軌跡から引き継いでいるとこあり。
目次
零章 悲痛
>>1
一章 消失
>>6-7 >>13-14 >>19 >>22 >>25
>>29 >>32 >>35 >>38 >>41
>>46 >>65 >>68-69
番外編
SS
カオスな運動会
>>50 >>56 >>59 >>62-64
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- Re: ドラゴンクエスト8 時の軌跡 ( No.37 )
- 日時: 2013/09/08 10:16
- 名前: フレア (ID: FX8aUA2f)
>>ユウさん
私の場合、ドラクエではなくドラゴンボールの画像で溢れかえっています。いやー、鳥山先生の絵が大好きなんです。やっぱ、画力が圧倒的というか……とにかく好きなんです。いまだ、マルチェロしかり、ベジータしかり、なんであんな額がざっくりしているのかがわかりませんが……
美術部ですか〜いいですね。私、全然絵が書けないんですよ。デッサンはできるんですが、それ以外は無理です……。二学期からは、漫画イラストクラブにでも入ろうかな?いや、でもバスケクラブも演劇クラブも捨てがたい……
まあ、この世界はこの世界で面白いじゃないですか〜♪まあ、確かにいろいろ地獄を見ますが……勉強イヤー
- ドラゴンクエスト8 時の軌跡 11 ( No.38 )
- 日時: 2013/09/08 10:17
- 名前: フレア (ID: FX8aUA2f)
「ねえ、あのさ、ミスト」
「……何?」
ミストがエイトを見て、ぱちぱちと瞬きをする。同時に、ヤンガスもトロデも静かになり、その場に音といえば馬車の軋む音だけしかなくなった。
「あのさ……」
エイトはミストの瞳をじっと見つめる。……青藍で、どこまでも綺麗な瞳だ。透き通って、細かい色彩まで見えるほど純粋で、それでいて、まるで美しい花がすぐに散ってしまうように、脆く、儚そうだった。だが、そんな瞳には、虚ろな光が灯っていた。
意を決して、エイトは口を開く。
「辛いことがあるんだったら、僕らに言って欲しいんだ」
それは、エイトが言おうとしたこととは別に、自然と口からこぼれた言葉だった。一瞬、言った本人が戸惑ったが、訂正する気はない。
ミストが、藍玉のような瞳をはっと見開き、エイトを見やる。
「……多分、今でも辛いと思うんだ。あんなことがあったから……」
「……」
ミストは、黙ってエイトの話を聞いている。
「何もかも抱え込まないで、僕らに言って欲しいんだ。今はまだ、無理かもしれないけど……」
「お気遣い、感謝するわ」
ミストは、淡い笑みを口元に浮かべる。
しかしそれもつかの間、すぐに表情を引き締めた。
「でもその言葉、あんたにも当てはまるんじゃないの?」
「……?」
「まあ、私には関係ないけど」
ぶっきらぼうに言い放ち、ミストは髪を手櫛で梳き始める。
「そんなこと言って、あんた本人も苦しんでいたりして。……なんてね」
「……」
「兄貴?」
膠着状態のエイトの顔を、ヤンガスが覗き込む。
その表情は、痛みを堪えているかのようだった。固めた拳は、怒りからか小刻みに震えている。
「……ドルマゲス」
エイトは、その名を絞り出した。震える声で。
「……」
ミストは、視線を前に戻す。
近づいた滝の裏側に目を凝らしてみると、洞窟らしき入口が見えた。
今まで黙っていたトロデが口を開いた。
「あそこが、あの娘さんの言っていた洞窟か。儂と姫は残るからな。お主らで行ってきて、早い所水晶玉を見つけてきてくれ」
「おっさん、あっしらと一緒にいた方が安全だと思いやすが」
「ばかもん!王族である儂らが、汚い場所なんて入れるか!」
ヤンガスは、やれやれと溜息交じりに首を振った。そして、ミストに目を向ける。
「姐さんはどうしやすか?」
「行くわ」
即答するミスト。
「こんなところで……ドルマゲスに襲われたらひとたまりもないもん。まだ、エイトとヤンガスと一緒にいたほうがましなような気がする」
「儂だって強いぞ。何しろトロデーンの武道会で」
「わかりやした。多分魔物がうじゃうじゃいるんで、覚悟しておいてください」
無視されたトロデは「なんじゃい……近頃の若いもんは……」とふてくされた。
「ちょっと、魔物がいるって大丈夫なの?」
「一応、この辺の魔物は楽勝で倒せやすよ。兄貴なんてあっしより若いのに……兄貴?」
ヤンガスは、ずっと虚空を見つめたままのエイトに気がつく。
「兄貴、どうしやした?」
「あ、いや、何でもないよ」
声をかけられ、我に帰ったエイトは、早足で洞窟に歩き出す。
「さ、行こう。……あれ、ミストも来るの?」
「……本当に話を聞いてなかったのね」
ミストは、呆れ顔で呟いた。
- Re: ドラゴンクエスト8 時の軌跡 ( No.39 )
- 日時: 2013/09/08 10:35
- 名前: ユウ (ID: viAVUXrt)
勉強嫌なのはわかります。
クラブたくさんあっていいですね。
こっちは楽しそうな部活が少ししかなくて・・・。
絵をかくのが好きなので美術部にいる。みたいな感じですww
鳥山明先生。すごいですよね。
神と神2回見に行きましたww
ベジータの言葉に少し感動・・・・
でも父曰く、堀井雄二、すぎやまこういち、鳥山明がそろっているからドラクエは面白い!らしいです。
確かに、音楽が変わったり、絵が変わったりしたら面白さが欠けますよね
www
この世界も楽しいっちゃ楽しいですが、勉強が嫌なんです。
クラスに嫌いなやつがいるんです。(同小の男子)
クラスも2つになっちゃったし・・・。
- Re: ドラゴンクエスト8 時の軌跡 ( No.40 )
- 日時: 2013/09/08 14:37
- 名前: フレア (ID: T0oUPdRb)
>>ユウさん
まあ、小学校ですから、先生もいろいろ経験してほしいのではないでしょうかね。まあ、中には何のためにあるかわからないパソコンクラブなるものもありますが……。
神と神は姉貴と見に行って、テンション上がりまくってました。ベジータ、すっかり毒気が抜けたな……。悟空よりも地球人っぽかったです。
新しいドラクエ、どんなのでしょう。まあ、誰一人かけて欲しくないです。すぎやまさんの音楽も素晴らしくて大好きです。願うことなら、キャラはアバター、仲間は固定キャラ、がいいです。だって、9はさみしいんですもんw
ああー……部活も二クラスに別れちゃうんですか……。仲良い人と離れ離れになると、悔しさがものすごく湧いてきます。……そういう時に限って、嫌いなやつと一緒になっちゃうんですよ、私。
- ドラゴンクエスト8 時の軌跡 12 ( No.41 )
- 日時: 2013/09/08 16:58
- 名前: フレア (ID: T0oUPdRb)
洞窟に続く階段を降りると、肌にひんやりとした空気が肌に触れた。
階段があることや、通路のはしに篝火が焚かれているところを見ると、人の手が及んでいることは間違えなかった。
岩場を伝う水は、地面に落ちて川のような通路に波紋を広げる。
「……いやに冷たいし、寒いわね」
ミストは、自分の両腕をさする。
この洞窟は、通路に水が満ちている上に、足場がひどく悪い。しかも、寒い。こんな中を、どこにあるかわからない水晶玉を探すのは億劫だ。
「水晶玉、どこにあるか分かるの?」
「ユリマちゃんに教えてもらった。この洞窟の奥深くに捨てたって夢を見たらしいよ」
「……まさか、そんな夢をあてにしてるの?」
エイトは「そうだよ?」と不思議そうにミストを見た。
……バカなの?ミストは心の中で毒づく。そんな信憑性の薄い情報で、水晶玉を探すなんて……。
かつて見通せぬものなど無いと、その名を轟かせたルイネロ。しかし、今や占いは当たらなくなり、酒場で飲んだくれるただの中年男となってしまった。
その娘、ユリマは泥酔したルイネロを家に戻すために、毎日のように酒場でミストと顔を合わせていた。二人は年齢が近かったせいか、すぐに馬が合った。ミストは休暇をもらった日は、ユリマと過ごすことが多かった。
そんなある日、ユリマにこんなことを言われた。『私、変な夢を見たんだ』どんなものかと聞くと、ユリマは『綺麗な声にね、こう言われたの。’’七つの命と娘を捧げし時、邪悪なる神は復活する。その運命を破壊したいのであれば、そなたの望みを叶えよ’’ってね』と、夢の内容を話していた。その時ミストは一笑に付したが、今思うと、ユリマの表情はどこまでも真剣味を帯びていた。それから、彼女はこう言っていた。『’’導くは、再び呪われし城に、生をもたらさんとする者。水の守護者が在りし場に、そなたの望みはある’’』ユリマの望みとは、父ルイネロの飲んだくれている今の様をどうにかして欲しい、昔のように占いをやって、迷っている人たちの願いを叶えて欲しいということだった。ユリマは、こう言う。『今、占いに使っている水晶玉、ただのガラス玉みたいなの。よくよく中を見てみると、水晶にはないはずの傷があって……。それに、水晶って真実を映し出すものでしょう?占い師の法力がどんなに小さくたって、事実の断片ぐらいは水晶玉に映るはずだもの』
それを旅人に頼むユリマもユリマだ。いくら占い師の娘だといっても、夢で告げられたことを鵜呑みにするなど。
ーーまあ、見つからなかったら見つからなかったで、私には関係ないし……
その時、足元がぐらりと揺れた。ミストの足が変な方向に曲がり、激痛が襲う。同時に、ぱしゃんと音を立ててミストは水面に叩きつけられた。
ーー……こんな足場の悪い洞窟で、ハイヒールなんて履いてる私はバカね……。
全身が、稲妻が走ったような感覚だった。水かさはそれなりに多かったため、服から髪、下着など、何から何まで濡れてしまった。
「大丈夫!?」
「姐さん、お怪我はないでがすか?」
ーー大丈夫なわけないでしょ。
起き上がったミストから、雫が落ちた。
服が肌に張り付いて不快だ。ミストは、服の裾を絞った。清流を連想させる瑠璃色の髪からは、耐えることなく水が伝う。
「えっと、とりあえず寒いだろうから、コート貸すよ」
そう言ってエイトはコートを脱ぎ、差し出した。
「……ありがと」
受け取ったコートは、暖かく感じられた。まるで、町を追放された日の夜のように。
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