二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- ドラゴンクエスト8 時の軌跡
- 日時: 2013/10/07 18:24
- 名前: フレア (ID: C6aJsCIT)
現在更新停止。
今までありがとうです。
こんにちはー!
光と闇の軌跡の方は、色々アウトでしたんで、また作り直そうと決意しました。
あ、これ、DQ小説同盟さんの方に登録させてもらってますー
注意
文章が酷い上にかなり中二病。
設定は光と闇の軌跡から引き継いでいるとこあり。
目次
零章 悲痛
>>1
一章 消失
>>6-7 >>13-14 >>19 >>22 >>25
>>29 >>32 >>35 >>38 >>41
>>46 >>65 >>68-69
番外編
SS
カオスな運動会
>>50 >>56 >>59 >>62-64
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- Re: ドラゴンクエスト8 時の軌跡 ( No.2 )
- 日時: 2013/08/23 10:59
- 名前: 朝霧 ◆CD1Pckq.U2 (ID: YwspoyBV)
お久しぶりです、朝霧です!
新しい作品と聞いて、やって来ました。
いきなり七賢者が出てきたり、あの子が出てきたり、と先が気になる展開です。
ところで、一つ気になったのですが……神の子は"エジェウス"だった記憶があります。間違えていたらすいません。
また遊びに来ますね♪
- Re: ドラゴンクエスト8 時の軌跡 ( No.3 )
- 日時: 2013/08/23 11:10
- 名前: フレア (ID: nnuqNgn3)
お久しぶりです!
あちゃー、やっぱりあの子だって分かっちゃいましたか。まあ、前の作品みたら誰にだって分かりますけどねw
えっと、Wikipedia見てきたんですが、レジェウスでした。本来なら彼、子供の時戦ったわけじゃあないんですけどね・・・・・・クーパスも多分男だろうしw
- Re: ドラゴンクエスト8 時の軌跡 ( No.4 )
- 日時: 2013/08/23 11:29
- 名前: 朝霧 ◆CD1Pckq.U2 (ID: XHLJtWbQ)
また会えて嬉しいです←
あれ、25thアニバーサリーの攻略本にはエジェウスと書いてあるのに、何故にwこっちが誤植か…?
はっきり女と分かるのはシャマルだけですかね。本に彼女が作った女神像が……とあるので。
クーパスも男っぽいイメージありますが、明言はされてないのでいいと思います。
私も前の作品からかなり設定を引き継いでいるので、ネタバレが多いです。改良できてるかも不安です←
- Re: ドラゴンクエスト8 時の軌跡 ( No.5 )
- 日時: 2013/08/23 13:05
- 名前: フレア (ID: nnuqNgn3)
え、シャマルて女でしたんか・・・・・・
ああミスった・・・ま、いっか。
まあ、サフィラとか時間があったら出そうかなとは思ってますが・・・続くかな・・・・・・
- ドラゴンクエスト8 時の軌跡 01 ( No.6 )
- 日時: 2013/08/25 06:28
- 名前: フレア (ID: Uj9lR0Ik)
やたらと天気が良い日だった。暖かい、というには少し暑く、太陽の光がじりじりと地を照りつける。雲一つ無い空を仰げば、鳥が舞っている。
ーー穏やかな日々。代わり映えしない毎日だ。
そんないつもと同じトラペッタの道を、ミストは歩いていた。
「お、おはようさん。今日は何を買いに来たんだい?」
トラペッタの市場にて。雑貨屋の主人が店前で立ち止まったミストに話しかける。
ミストは軽く会釈をしてから目的のものを言った。
「いつものをお願いします」
「え、いいのかい?珍しい西瓜って果実があるんだが……」
「へえ・・・お客様は喜びますかねえ……」
顎に手をやりしばし思案するミスト。
彼女のいう『お客様』というのが雑貨屋のものではなく、少女のものだと主人は瞬時に判断した。
「もちろん。噛むと甘い果汁が溢れ出てきてなーー」
その西瓜という果実を、両手で持ちながら熱弁する主人。外見だけでいえば、やたらと大きい上に、緑色で縞模様が入っている玉にしか見えなく、食欲が全く湧かない。
まあ、職業柄嘘をついてでも売らなければならないのだろう。彼だって生活がかかっているのだ。それに、赤字を出せば、妻が文字どうり鬼の形相で主人を殴りにかかるだろう。
最近めっきりこの町に来る人が減った。理由はただ一つ。魔物が凶暴化したからだ。一日前には行商人が町周辺で死体で発見された。聞いた話によると、死体は無残にも食い荒らされていたという。そんなご時世、外を出歩く者などほぼ誰もいない。つまり、魔物のせいでこの町にはほとんど誰も来なくなった。雑貨屋だけではなく、この町全ての店が閑古鳥が鳴いている状態、というわけだ。
客は一人でも多い方が良い。客は町の住民だけしかいない状態なら、なおさらだ。
「ーーってことで買わないか?今ならたったの80Gだ!」
ミストは心の中で溜息を吐いた。こんな得体のしれないものに80Gも。
そもそもどうやって食べるのか 。あの緑色の硬そうな皮を食べるのだろうか。
「今回は遠慮しときます……」
興味はあったが、 そう答えることにした。残念ながら彼女は無駄金を使うような余裕は無い。
「そうかい……」
主人は残念そうな顔をし、手早く麻の袋に色々詰め始めた。
「いやー、それにしても最近この町に来る人が減ったよねー」
「そうですね」
どうやら今度はただの世間話らしい。
ミストは財布の中身を探りつつ、相槌を打った。
「魔物は暴れるわ町の外には出れないわカミさんには殴られるわ、もう踏んだり蹴ったりだよ……」
「大変ですね。いくらですか?」
「125G」
貨幣を雑貨屋に渡し、品物を受け取るときに、ふと目をやると町の入口から、馬車が引き摺られてくる光景が見えた。
馬車を取り巻くように歩いているのは、赤いバンダナに黄色いコートという目立つ格好をしている少年と、背は少年の半分ほどしかないが、太り君の人相が悪い中年男だ。
その二人に共通する点は、武器を背に携えているということだ。
「珍しいですね。旅人なんて」
「お、おいミスト!!あれ……あれを見てみろ!!」
主人が震える手で指差した方向には、魔物がいた。
カエルの顔面を潰したような醜い顔と、緑色の肌を持った魔物が馬車の御車台に座っていた。その魔物は、町の人々に笑いかけるが、目が合った住民は短い悲鳴を上げて去って行く。
「魔物がどうかしましたか?」
「どうかしましたかって……魔物が町に入ってきたんだよ!?ほら、早く僕らも逃げないと!」
主人の顔は恐怖感で青ざめていた。
しかし、ミストは首を傾げた。
「逃げる必要なんてないんじゃないですか?」
「何で!?」
「あの魔物と一緒にいる人たちが押さえつけてくれますよ」
「根拠はどこにもないだろう!?あの二人も、魔物の手下っぽいし……!」
「まあ、暴れたら暴れたでライラスさんが何とかしてくれますよ」
マスター・ライラス。この町には最強と謳われる魔法使いがいる。彼なら、あんな魔物など、赤子の手を捻るより簡単に始末できる。
「それに、まだ何もやってませんよ」
「……」
ミストの正論に、主人は黙るほかなかった。
夕方になると、酒場は一気に客が訪れる。仕事を終えた男たちが、癒しの場を求めて。
「ミストちゃーん!!こっち酒三つー!」
「はーい!!」
ミストはトラペッタの酒場の看板娘である。端正な顔つきに、華奢な身体というのが、男からの人気の理由だとか。
だが、彼女は、バニーガールの服を着ない。バニーガールといえば、酒場の定番だが、昔に酒場のマスターがミストにバニーの服を着るように言ったら、顔面を殴られてしばらく鼻血が止まらなかったという。それ以来、マスターがバニーの服を着るように言うことはなかった。そのため、彼女は普通の町娘が着るようなワンピースにエプロンという、質素な格好をしている。
だが、その格好の方が少女らしい華やかさが際立ってまた良いという意見が多数寄せられている。
「ほら!ルイネロさん、起きてくださいよ!」
ミスト客が飲み終わったビールグラスを片手に、空いた方の手でカウンターに座っている男を揺さぶる。
ルイネロは、かつては高名な占い師だったというが、今は全く占いは当たらない。数年前から酒場に入り浸って愚痴をこぼしている。
「……がごぉぉぉぉ……」
「マスター、ルイネロさん完全に寝てます。どうしますか?」
酒のつまみを作っていたマスターは、顔も上げずに答えた。
「そのままでいいよ。それより、じゃんじゃんお客様のご注文の品、運んじゃって」
「はーい」
酒場の扉が開く。
新たに来た客に、従業員たちは「いらっしゃいませー」と常套句を口にする。
頭を軽く下げつつ入ってきたのは、昼間にあの魔物と一緒にいた少年と男だった。
「こんばんは。ここにマスター・ライラスというご老人はいらしますか?」
赤いバンダナの少年が、ミストに話しかける。
「あ、いえ……まだいらしておりません。いつもなら来ているのですがーー」
「大変だっ!!」
突然乱暴に酒場のドアが開かれた。
酒場にいる者たちの視線が、ドアを開けた青年に集中する。
「マスター・ライラスが変な奴に襲われてるんだ!!」
その言葉に一瞬酒場は水を打ったように静かになり、それから皆、青年を押しのけて外に走り出した。
あとに残されたのは、ミストとマスターとルイネロのみ。客も従業員も外に出て行ってしまった。
「マスター、私も行っていいですか……?」
期待を込めたその目は、マスターを見つめる。
マスターは深々と溜息を吐くと、「客全員から勘定貰ってないから、ついでに貰ってきて」と言った。
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