二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- ドラゴンクエスト8 時の軌跡
- 日時: 2013/10/07 18:24
- 名前: フレア (ID: C6aJsCIT)
現在更新停止。
今までありがとうです。
こんにちはー!
光と闇の軌跡の方は、色々アウトでしたんで、また作り直そうと決意しました。
あ、これ、DQ小説同盟さんの方に登録させてもらってますー
注意
文章が酷い上にかなり中二病。
設定は光と闇の軌跡から引き継いでいるとこあり。
目次
零章 悲痛
>>1
一章 消失
>>6-7 >>13-14 >>19 >>22 >>25
>>29 >>32 >>35 >>38 >>41
>>46 >>65 >>68-69
番外編
SS
カオスな運動会
>>50 >>56 >>59 >>62-64
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- ドラゴンクエスト 時の軌跡 00 ( No.1 )
- 日時: 2013/09/21 22:17
- 名前: フレア (ID: ZoJzIaOM)
’’助けて……’’
彼女は、おぼろげな意識の中で叫び続けた。
’’助けてください……’’
四肢の自由を奪う鎖は微動だにせぬまま、彼女を縛り付ける。
彼女の身体に巻きついた無数の鎖は、何百年経ったのか、朽ち果てていた。
広げられた両腕は、数々の刻印。
悠久に等しい時間が、すでに彼女の中では過ぎていていた。
友と駆け回った大地も、波打ち際で遊んだ海も、そして暖かな風を頬で感じていた空も、彼女には遠い時の記憶でしかない。
だが、それは彼女自身が望んだのだ。
世界を、救うために。導くために。人々が、幸せに暮らせるように。
世界に下された罰を、彼女のみが一心に受け止めて。
今、平和な時を人々が過ごせているのは、彼女が人々の代わりに罰を受けているからだ。
’’助けてください……’’
その叫びは、痛みからではなかった。
偽りの平和が終わりを告げる時がきたのだ。
彼女によって護られた、泡よりも脆く、不安定なこの平和が。
だからこそ、彼女は叫び続けた。
誰にも届くはずのないと知りながら、誰かに届いて欲しいと祈りながら。
’’助けてください……この世界を……’’
冷たい空気が流れ、外界からは完全に閉ざされた部屋の中で、夢か現実か区別のつかない世界の中、小さな叫びは空気に溶けるように消えて行った。
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