二次創作小説(映像)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ドラゴンクエスト8 時の軌跡
日時: 2013/10/07 18:24
名前: フレア (ID: C6aJsCIT)

現在更新停止。
今までありがとうです。

こんにちはー!
光と闇の軌跡の方は、色々アウトでしたんで、また作り直そうと決意しました。
あ、これ、DQ小説同盟さんの方に登録させてもらってますー

注意
文章が酷い上にかなり中二病。
設定は光と闇の軌跡から引き継いでいるとこあり。



目次

零章 悲痛
>>1

一章 消失
>>6-7 >>13-14 >>19 >>22 >>25
>>29 >>32 >>35 >>38 >>41
>>46 >>65 >>68-69


番外編

SS
カオスな運動会
>>50 >>56 >>59 >>62-64

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18



ドラゴンクエスト8 時の軌跡 06 ( No.22 )
日時: 2013/08/28 09:07
名前: フレア (ID: woIwgEBx)

町は闇に染まり、道を月光と家の暖かな光が照らす。
その道を、二人は歩いていた。
少年エイトは、あの理不尽な光景を、ただ見つめていることしかできなかった。涙ながらに叫んでいた彼女は、今でもエイトの胸を苛む。
一歩あとからついて来る男、ヤンガスも同じことを思っているのだろうか。先ほどから全く喋らない。
ーーあの少女はこれからどうするのか。町人から裏切られ、傷ついた彼女が、死に急いでもおかしくない。

(いや、僕はドルマゲスを倒さなくちゃいけないんだ……。あの娘のことは気になるけど…………)

色々考えていると、エイトはふとあることを思い出した。

「ねえ、ヤンガス」
「何でがすか?」

答えるヤンガスの声は、元気が無い。

「……ドルマゲスは、あの……ミスト?って娘はさ……なぜか殺されそうになっていただろ」
「そうでがすな」
「あのとき、ドルマゲスは『次に会う時は、必ず息の根を止めます』って言ってたよね。ドルマゲスにとって彼女が生きていちゃ都合がーー」
「まってくだせえ兄貴!何か悲鳴がっ!」

悲鳴は、トラペッタの出入り口の方向から聞こえた。その声は盛んに「離して!」と叫んでいる。

「っ!ヤンガス!」
「はい!」

二人は同時に駆け出した。
月の光に照らされた二人は、風を切り、悲鳴の方向へと走る。
肩で息を切らし、辿り着いた場所で起こっている事柄は、思わず言葉を失いかける光景だった。

「いやーーーっ!!離してーーっ!」
「こ、これ娘さん!そっちこそそんな物騒な物放せ!」

少女のナイフを持った手を、緑色の魔物がーー実際は魔物ではないのだがーー押さえつけていた。
その光景を見て、何となく何でこんなことが起きているのか察した。
緑色の魔物がエイトたちに気がつく。

「エイト!この娘さんからナイフを取り上げてくれ!」
「は、はい!」

なおもじたばたと暴れ続ける少女は、広場で道化師に殺されそうになり、そして町人に理不尽な理由で追い出された、あのミストという少女だった。
エイトは、ナイフの刃の部分を持って、彼女の手からナイフを引き抜いた。
一瞬呆気にとられていたミストの鳩尾に、ヤンガスが拳を叩き込んだ。

「あうっ……」

くの字に折れて倒れるミスト。
ヤンガスの行動に、エイトは深々と溜息を吐いた。

「ヤンガス……なにも気絶させることはなかったんじゃあ……」
「いや、そうでもないぞ」

緑色の魔物が言う。

「あの娘さんは、自分の胸にナイフを突き立てようとしていたんじゃ。精神的に不安定な今は、眠らせといた方がいいのやもしれん」
「……」

エイトはナイフを直に触って傷ついた手を見やる。そしてその手を握りしめた。

「陛下、もしよろしければーー」

Re: ドラゴンクエスト8 時の軌跡 ( No.23 )
日時: 2013/08/29 20:54
名前: ユウ (ID: viAVUXrt)

ⅥとⅨをプレイし終えたらⅣもプレイしてみますねww

人間の闇・・・ですか・・。

人間って・・・思えば酷い生き物ですよね・・・。
自分たちが暮らすために生き物を殺して、国を大きくするために戦争したり・・・。

ミストは自殺・・・しようとしていたんですね。

Re: ドラゴンクエスト8 時の軌跡 ( No.24 )
日時: 2013/09/01 20:13
名前: フレア (ID: k7pNoPCO)

>>ユウさん
ええ、そのとうりですよ。
ドラクエの4やってても思うところがあるんですよ……
結局、どれだけ理想を掲げていても人間も魔物もやってることは一緒なんだなって。
村滅ぼされたソロとソフィアも、恋人殺されたあの人も、復讐に駆られて沢山殺しちゃいましたし……

ドラゴンクエスト8 時の軌跡 07 ( No.25 )
日時: 2013/09/01 20:12
名前: フレア (ID: k7pNoPCO)

"歪んだ思想。醜い所業。僕はそんな人々が嫌だったんだ"

暗闇の中に、ミストは立っていた。
小さく掠れた声が、頭の中に響く。

「……私だって」

思い出したくないのに、何度も町の人たちの顔が浮かぶ。
悲しくって、悔しくって、辛くって、胸が痛くて。どれだけ闇の中で彷徨っても、どれだけ光の方を目指しても、あの人々が彼女を責め立てる声は消えない。

"僕は何度も裏切られたよ。その度にみんなに慰められてきたけど……君はそういう仲間、いるかい?"
「……いるわけ……ないでしょ。私はずっとトラペッタで生きてきた。それなのに……みんなに……裏切られてっ……!!」
"……いつか信じられる仲間ができるさ"
「あんな目にあって人なんか信じられるわけないでしょ!」

ミストは泣きそうな表情で、姿の無い相手を怒鳴りつけた。
もうすべてが憎くて、仕方がなかった。
言ってはいけない、そう思いつつも口にせずにはいられなかった。

「こんな世界、消えればいいのに……」





酒場は再び人の笑い声が響いていた。一人の少女を、みんなで責めたて、追い出したのに。
マスターはそんな人々に嫌悪感を抱きつつ、しかし表情には一切出さずにグラスを磨いていた。

「……いいのか?」

ルイネロが、酔いで顔を赤くしつつ、尋ねた。酔っているが、その目はちゃんと意思を持っていた。
マスターが、顔をあげた。

「なにをだい?」
「ミストのことだ」

マスターは、ふうっと溜息を吐いた。

「……ルイネロさん、あんたが言ったことだろう?」
「たしかにそうだが……運命を壊すという選択肢はないのか?」
「運命を壊す前に、壊したらだめだろう?」

マスターの発言は傍から聞いていれば意味のわからないものであったが、ルイネロは理解したのか瞑目した。

「——そうか」

ルイネロは、一升瓶をグラスに傾かせ、酒を注いだ。

Re: ドラゴンクエスト8 時の軌跡 ( No.26 )
日時: 2013/09/01 22:10
名前: ユウ (ID: viAVUXrt)

何で戦争なんてするんですかね。

復讐したらその分復讐を生む。
復讐は復讐の親ですよね。
ワケのわからないこと言ってすみません。

ミスト・・・どうなるんですかね。
いい仲間に出会えますよね?

無表情の少女にもいますよね?

自分を大切に思ってくれる仲間・・・・。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18



この掲示板は過去ログ化されています。