二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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ダンガンロンパ〜TimeLeap〜希望と絶望の学園生活
日時: 2016/08/26 17:52
名前: ソラ ◆i4ggqOCXfI (ID: WEFYk.MN)

どうも初めましてソラと申します。

この小説はオリジナルストーリーです
オリキャラ嫌だという方はブラウザバック(逃げる等)をお願いします
原作との絡まりがあるのでネタバレ成分を含みます
それでネタバレ嫌だという方もブラウザバック(逃げる等)お願いします

※キャラクター募集はしてません

初めて小説を書かせて頂くのでおかしい所とかあれば言ってほしいです。
とりあえず目標に[3日坊主]にならないよう少し不定期ですが更新していきたいです。
※結構3日坊主常習犯w
(PS Vitaでの投稿なので結構(文字ms、文字化けというなんじゃこりゃぁぁ!?)等多いかもしれませんので
その場合はスミマセンが暖かい目で見てください。)←豆腐メンタル

◎2月23日
アルズ様、湖川 魅琴さんを貸していただきありがとうございます!
これからいつの日かまた貸して頂くかもしれませんが宜しくお願いします。
◎3月13日
観覧数500突破!!
読んでくださってる方々本当にありがとうございます!!
最初ビックリしてこうなってました。
((これマジ夢じゃないのか…
(影月「エイッ…」作者のほっぺた引っ張り
((イデデデ……夢じゃないマジだ←見たときの現状
皆「これからもよろしくお願いします!!」
◎4月14日
観覧数1000突破!!
嬉しすぎてテンション高くなった結果、ジャンプして頭ぶつけましたw
青竜「作者落ち着いてよ…」
↑それほど嬉しかったんだい!!
コホン…読者の皆さま方!!本当にありがとうございます!!
これからもこの小説をどうぞ…どうぞ
コハク&青竜「よろしくお願いします(コン)!!」
お前らァァァァ((強制終了
◎7月29日
観覧数2000突破!?
最初1500があたりが限度かな?と思ってたけど…
皆様のお陰で2000突破です!!
感謝を込めてありがとうございます。(m_=_m)土下座
これからもよろしくお願いします!!

目次
chapter0[プロローグ]ようこそ!絶望と希望の学園へ
日常
>>1 >>2-6 >>7-9

capter1 希望の悩みは絶望性相談室へ
日常
>>11 >>13-15 >>17-18 >>19-21
非日常
>>23-24>>26
言弾まとめ
>>27
学級裁判
>>29-31
オシオキ&エンド
>>32

chapter2 希望温泉は絶望事件の香り
日常
>>35-38>>39>>43>>44-45>>49>>52
>>56>>60
非日常
>>62-64
言弾まとめ
>>65
学級裁判
>>68-71
オシオキ&エンド
>>72

chapter3 運命の枝の先にあるのは希望か絶望か?
日常
>>78-79>>82>>86>>89-96
非日常
>>97>>99>>102-103
言弾まとめ
>>104
学級裁判
>>110-111


chapter?〜過去〜
青竜の場合
>>53-55

『プログラムの少女』(完)
序章
>>44-45>>82
1章
>>91-92

ダンロン〜Time Leap〜放送局
No1(ゲスト『青竜&影月』サポート『カムクラ』)>>10
No2(ゲスト『高塚&コハク』サポート『苗木&狛枝』)>>22
No3(ゲスト『白風&霧雨』サポート『左右田&罪木』)>>33
No4(ゲスト『高山&星月』サポート『田中&石丸』)>>73
番外編1(サポーター『十神&西園寺』)【前編】>>76【後編】>>77

モノクマシアター(という名の補足とお知らせ系コーナー)
No1>>12
No2>>16
No3>>34
No4>>40
No5>>57
No6>>61
No7>>83
No8>>87
No9>>98

モノクマの為によるモノクマの為のモノクマ部屋
最初>>105
チャプター0の回想
前半>>106
後半>>無くなった←え

スーパーNGシアター
第一回>>107
第二回>>108
第三回>>109

コメント返信
八雲さん
>>25の返信>>28
>>41の返信>>42
>>50の返信>>51
>>58の返信>>59
>>66の返信>>67
>>74の返信>>75
>>80の返信>>81
>>100の返信>>101
ソラ(-,-)さん
>>46の返信>>48
スカーレットさん
>>47の返信>>48
雫石さん
>>84の返信>>85

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capter2 希望温泉は絶望事件の香り ( No.52 )
日時: 2014/04/01 17:43
名前: ソラ ◆i4ggqOCXfI (ID: hg1Gx/0a)

体育館につくと僕以外のコハクを含めた皆が集まっていた。


「青竜っちー遅いよー」

「ゴメン。」

「とりあえずこれで全員揃ったな。」

「うぷぷ…パイを投げられないのが残念だよ…」


モノクマが教壇にションボリしながら出てきた。


「そもそもパイを投げるなコン!!」

「くそぅ腹いせにトリャァァァ!!」

「そもそもパイは食べるもコブフゥ!?」(バタン


八つ当たりでモノクマの投げたパイがコハクに命中しコハクダウンした。


「コッコン…」(ピクピク

「コハクゥゥゥテメェ許さないッス!!」

「宮下君落ち着いて!!」

「うぷぷ…大丈夫だよ。食べたら気絶間違いなしのゲキマズパイだから…そもそもコハクに投げるために僕がつくったしね☆」

「コハク…なんかドンマイ…」

「おいモノクマ!!俺らをここに呼び出した理由はなんだ?」

「そうそう忘れるとこだったよ。」


モノクマ教壇をガサガサしはじめ、僕らの名前の書かれた封筒を取りだし札束のように広げて掲げた。


「ジャジャーン!!君らのバラされたくないハッズカシィ秘密もとい思い出の書かれたものが入っています!!今から配るから見てね!!」


ボクは配られた封筒を受け取る。


「おーい!!モノクマ!!僕だけないんだが?」

「店長クンは仕方ないだろ!!君だけどこ探してもなかったんだよ!!文句あるなら今までの恥ずかしい事を普通にバラしてる自分に文句いえよ!!」


モノクマはプンプン怒っていた。
僕らはそんなのを無視して封筒を開けていく。
折り畳んだ紙を開く、そこにはこう書かれていた。

『青竜クンはご両親を助けられず見殺しにした。』


「おい…これ何処で調べたんだよ…」

「うっぷぷ…面白いでしょ!!思い出してくれた?」

思い出すも何も…コレは今デも忘れラレなイ…あノ時の…ボクノ…


「モノクマ!!何でこれしってんの!?」

「我輩の黒歴史だ…」

「ほわわぁ!?なんで知ってるんですか!?」

「影月さん落ち着いて!!」


皆も驚愕と疑問が隠せず各々の感情が出ている。
そんな中、モノクマは話を続けた。


「殺人起きなかったら…これを…世間にばらまきまーす!!」

「え!?」

「ウソ…」

「まあ…それをどうするかはオマエラ次第だよ!!誰かに秘密を打ち上げるのもヨシ!!ばらされたくなくて殺すのもヨシ!!まあそれだけだよ。じゃあバイナラー。」


そういい残してモノクマは何処かへ行った。


「君たちはどんなのだったの?」

「店長!!そんなのいえるわけないだろ!!ウワァァまた思い出してきたぁ…」

「珍しく影月さんが取り乱してるね。」

「無理もあるまい…秘密と言うのはそういうものだ…」

「そ、そんなことより…せ、青竜君の様子…お、おかしくないですか?」

「あの時…なンで…ナンデ…助けラレなかったんダ…」


ボクはその時、本当の意味で思い出していた…
そう…全てを…


「なんで…なんで…なんでなんでなンデナンデナンデナンデ…」

「なんかヤバい気がする!!宮下君!!青竜君を気絶させて!!」

「え!?ドユコトッス!?

「いいからはやく!!」

「わ、わかったッス!!」


小川さんにせかされ宮下君は手刀でボクを気絶させた。
ボクの景色が暗くなっていき、ボクの意識を手放した。

chapter?〜過去〜 ( No.53 )
日時: 2014/04/02 08:50
名前: ソラ ◆i4ggqOCXfI (ID: hg1Gx/0a)

少しの間、今の物語の時を止めよう。全ては語り…話す為に…

これから話すのは彼自身の…いやボク自身…青竜直人の過去である。

大切な物を救えず、失ったボク自身の物語であり、ボクが幸運として選ばれる理由にもなった悲しき物語である。

さぁ…ボク自身の過去のページを今開こう…




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                   chapter?


                   〜過去〜


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時は小学生6年生のボクにさかのぼる。
琴葉が小学4年生であり、ミコちゃんが転校して4年目の夏休みの時である。


「え!?お父さん、お母さん本当にいいの!?」

「あぁ!今度、お休みが取れるから、家族全員でお出かけできるぞ!!」

「えぇ…ナオちゃん、家族全員でお出かけ出来るわよ。」

「お兄ちゃん!!やったね!」

「うん!!」


何処にでもある普通の日常だった…
いつも両親は仕事に追われて何処にもお出かけする事が出来なかった。
ある日ボクは勇気を出して家族全員でお出かけしたいと訴えた。
すると両親は「少しの間待ってくれ」と答えた。
それから次の日、今に至る。


「さて何処に行きたい?」

「車のいっぱいあるところ!!」

「あぁもしかして車の美術館かしら?でも琴葉はどうなのかしら?」

「琴葉もお兄ちゃんとおんなじでいいよ!!あ、でもそのあとピクニック行きたい!!」

「車の美術館とピクニックか…よし!!父さんに任せなさい!!」

「じゃあお弁当用意しなくちゃね。琴葉も手伝ってくれるかしら?」

「琴葉は手伝う!!」


こうして家族全員でお出かけすることになった。
本当に嬉しかったボクは思ってなんてなかった…家族全員があんな悲劇に会うなんて…

chapter? 〜過去〜 ( No.54 )
日時: 2014/04/02 23:38
名前: ソラ ◆i4ggqOCXfI (ID: hg1Gx/0a)

時は休み当日に進む。


「わぁぁぁぁ!!車がいっぱいだぁ!!」

「お兄ちゃんまってよー」

「走るとコケるわよー」

「仲良き事は美しきかな…」

「アナタいきなりどうしたの?」

「今のこの事を…この状況を昔の人はこう作ったのかな〜って思ってさ…」

「歴史を教える教授ですから仕方ないわね…でも休日なのだから少しは仕事の事を忘れて楽しみなさいよ。」

「スマヌ…(´・ω・`)」

「お父さんみて!!F1の車だよ!!」

「F1かー実は昔な(ペラペラ」

「でた…お父さんのウンチク知識の泉…」

「コトハ覚えておきなさい…こうなったらもう手がつけられないから無視しなさい。」

「うん!!わかった!!」

「ちょ…酷い…(´;ω;`)」


いつも通りで楽しい今日はお出かけのお陰か一番楽しい日になる筈だった…
それは…その絶望は突然に起きた…
















『ドカーン!!』










突如目の前で爆発が起きた。
ボクは琴葉と吹き飛ばされ地面を転がる。
その後アナウンスが鳴った。


『我々はデスバレット!!目的のためにこの美術館を破壊する!!繰り返す…我々はデスバレット!!目的のためにこの美術館を破壊する!!』


ボクは幼いながらもそのデスバレットという言葉に聞き覚えがあった。
最近ニュースで有名なテロリストだ。
爆発が収まり回りに煙が立ち込め始めボクらは咳き込む。


「ゴホッゴホッ…父さん…母さんどこ?」

「お父さんーお母さんーどゴホッゴホッ」

ボクらが声を上げると…

「ナオちゃん!!コトハ!!」

「直人!!琴葉!!ケガはないか!?」


父さんと母さんが煙から突然出てきてボクらを抱き締め安否を確認した。

「うん…大丈夫だよ。」

「私も平気だよ。」

「よし。ならここから逃げるぞ。」


その瞬間また爆発が起きた。
そのせいで柱が崩れ、天井が崩れ落ちる。
そしてボクら家族…ボクを覗いた全員が下敷きになったんだと思う…
気付けばボクは無傷で周りは瓦礫、瓦礫、瓦礫だった。
目の前には両親含んだ琴葉が下敷きになっていた。
幸運にも瓦礫は小さいため子供のボクでも動かせそうだ。

「琴葉!!父さん!!母さん!!今助けるよ!!」

「お父さん…お母さん…お兄ちゃん…痛いよ…」

「直人…先に琴葉を頼む…」

「ナオちゃん…コトハをお願い…」

「う、うんわかった!!」


ボクは琴葉の回りの瓦礫を退かし琴葉を助け出した。


「うぅ…お兄ちゃん…お父さんとお母さんを助けてあげて…」

「うんわかったよ!!父さん!!母さん待っ…てて…」

ボクは両親の下敷きになっている瓦礫のみるとその上で車が今でも落ちそうな感じで柵に引っ掛かっているという光景だった。
その光景にボクは足がすくんでしまい動けなくなった。
だってその柵に血が着いていたから…

その後爆発がまた起き、柵に引っ掛かっていた車が落ちる。
その間際に父さん母さんが笑顔で言う。















「「強く生き(ろよ)(なさい)」」














そして車が落ち、父さんと母さんは…亡くなった…
その後の事はよく覚えてない…
目覚めたら白い天井だった。
医者から奇跡だと言われ、そしてある事を告げられる。
ボクは絶望した…













それはあれから1年もたっていたのだから…

chapter?〜過去〜 ( No.55 )
日時: 2014/04/03 23:46
名前: ソラ ◆i4ggqOCXfI (ID: hg1Gx/0a)

目覚めたボクに待っていたのは絶望だった。
その絶望はあの時から1年という歳月が流れていたという事実である。
ボクは聞き返す。


「ウソ…です…よね…?」

「直人お兄ちゃん…事実だよ…」

「え?琴…葉?」


声のした方に振り向くとあの時とは違う容姿で幼さがない成長した琴葉がいた。

「うん。琴葉だよ…直人お兄ちゃん。」

「なあ琴葉…1年っておかしいだろ…だって…父さんと母さんが死んだのは…死んだ?」


あの時の記憶がクリアに甦る。
柵に付いた血…車が落ちて…落ちて…

「父さん…母さん…が死んだ?…助けられたのに…ボクが…ボクが…」

ボクはガクガク震え始め、頭を抱える。
これがウソならよかった…それなら母さんも父さんも…生きていた筈だ。
だがそれが事実だと訴えるように…残酷な事にボクの記憶にはしっかりと刻まれている。
事実であると…


「ボクが…ボクが…ボクが!!」

「直人お兄ちゃん!?しっかりして!!」


そしてボクはまた気を失う…
夢の中で「助けて…」という両親が手を伸ばし、ボクはその手を掴もうとするも届かず霧に消える。
目覚めれば白い天井…夢…白い天井…この繰り返しだった。
その事が続き、ボクは日に日に後悔がましてゆき辛く苦しい気持ちが積もっていった。
琴葉が毎日お見舞いにくるのだがそんな気持ちもを隠し、偽りの笑顔と偽りの気持ちで迎える。
琴葉が帰ると、何度も残酷な事実という絶望には希望のひと欠片も見えず、全てを世界が終わってしまえばいいと思っていた。
だがそこで一つのある出来事で変わる事になる。
それはある日、琴葉は同じ時間に毎日一人で来るのだが、今回は違った。

『チリン…』

聞き覚えのある鈴の音が鳴り、声が聞こえた。


「直人君。お久し振りだね。」


ボクは声がした方へ振り向く。
そこにいたのは、友達であり、唯一ボクが友達の証である鈴をあげた人物名を言う。


「苗木…にぃ?」

「そうだよ。」

「いつもなら琴葉が来るはずなのなんで?苗木にぃが?」

「まぁ…琴葉ちゃんに頼まれたんだ。今日これないからボクが行ってほしいって。」

「そうなんだ…結構大変だったでしょ。少し遠いから。」

「直人君はどうなのかな?具合は?」

「いたってピンピンだよ!!病院は暇だし…早く退院したいなって思ってる位だよ。」

「悩みとかは?」

「いや…特にないよ。」


ボクは琴葉の時と同じように偽りで自分を固め…笑顔で答える。
それに対し苗木にぃは答える。


「直人君…嘘はダメだよ。」

「え?嘘じゃないよ。本当の事だよ?」

「直人君は嘘付く時に目をパチパチさせるよ。」

「え!?嘘!?」

「何て冗談だけど…その反応は嘘付いてたってことだよね?」

「やっぱり…苗木にぃには隠し事とか嘘は通じないよね…」

「直人君は悩み事とかは昔から人に余り言わなかったからね。ちょっとだけ試したんだ。」


そして笑顔で苗木にぃは答える。


「悩みがあるなら無理にとは言わないけど言ってごらんよ。少しは楽になるからね。」

「う、うわぁぁぁぁん苗木にぃぃぃぃぃぃ…」


ボクは泣いた。

今まで一番泣いた。

辛かったことと悲しかったこと含めて泣いた。

それを苗木にぃは優しく受け止めてくれた。

しばらくしてボクは涙が止まり苗木にぃに話す。
事件のこと…両親の事…今までの気持ち全てを話した。
すると苗木にぃはボクを撫でながらて言う。

「直人君…ボクはこう言う時どう言えばいいのか、わからないけどね…
取り敢えず毎日を生きてみようよ。」

「生きる?」

「何かのアニメでやってた台詞の受け売りなんだけど、生きていればどうにかなる!!って言うしね。」

「プッ…苗木にぃなにそれw」

「あ、青竜君笑った。」

「だってwおかしいんだもんw」


そのあと苗木にぃとなんやかんやあってボクは元気を取り戻した。
だけどまだ割りきれていなく…そのまま引きずる形になってしまった。
だけど大丈夫だと信じてボクは歩む。
例えそれがまた辛く立ちはだかる壁だったとしても…
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どうだったかな?彼の過去は?

文中にはなかったけど、彼が幸運として選ばれたのは事件後彼は知らないけど奇跡的に無傷で生還し、1年間眠ったが奇跡的に目覚めた。ただそれだけで幸運として選ばれた。

ま、普通なら幸運というより奇跡かもしれないけど…これも一つの幸運だと希望ヶ峰学園はとらえちゃったのかな?

まあ、ボクは所詮語り部の身だから彼の…僕自身だとしても、もう過ぎてしまった今のボクは何も知らないけどね。

だって語り部だから。

メタいけど多分読んでる人はボクが誰かって思ってるだろうね?

それは後からおめおめ分かるし、今はまだ秘密だよ。

まあ長くなってしまったけど止めていた物語の時を進めるよ。

動機で思い出した彼は目覚めてからどうするのか…どうぞ続きをお楽しみに…

chapter2 希温泉は絶望事件の香り ( No.56 )
日時: 2014/04/04 23:46
名前: ソラ ◆i4ggqOCXfI (ID: hg1Gx/0a)

ピチャッ………ピチャッ……

水滴の落ちる音がする…
だけどそれが心地いい…
できたらこのまま此処に居たい…
でも此処にいたら行けない気がする…

『ねぇ…皆まってるよ。』

誰かの声…いやボクの声がする。

『閉じこもっちゃだめだよ』

わかってるけど…何で出たくないのか…分かんないんだ…

『生きるって言えばおもいだせるかい?』

生きる…そうだボクは…思い出したのか…

『うん。君は思い出した…ならどうしなきゃいけない?』

生きなきゃいけない…今なら言えるよあのとき両親は生きろって言った…けどまだわりきれてないけど…

『今はそのままでいいんだよ。ただその生きるって忘れるなよ。』

うん忘れないよ…そいえば君は?…

『ボクは君だけど君とは違う人さ。とりあえずホラホラいったいった。』

え!?ちょ!?うわぁぁぁ…

『ボクは出来ることはしたよ…あとは頼んだよ………さん…』

世界は白い光に包まれた。
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視界が白くなったあと待っていたのは天井…

「あ、起きた!!私皆に伝えてくる!!」

「このまま目覚めないのかとオロオロしたッスよ…」

「星月さん?宮下君?ここは?」

「青竜君…君の部屋ッス」


ボクはグチャグチャになった記憶の糸をほぐしていく…
そして思い出した…


「あぁそうか…ボク…思い出したのか…」

「え?思い出したって?どういう事ッス?」

「まぁ…ちょっとね…」

「青竜君大丈夫なの〜?」

「こ、このまま目を覚まさないのかと思って……で、でもよかったですぅ。」

「ねーねー星月さん。そいえば他の皆は?」

「動機のせいか。部屋にこもってるよ。」

「仕方ない…あんなの見せられたら誰もそうなる…だって僕も恥ずかしさで今すぐ部屋に帰りたいくらい…」

「青竜君!!悩みがあるならこの天月に無理とは言わないから相談してほしいのだ!!」

「うんありがとう…天月さん…」


その時チャイムが鳴る。

キンコンカンコーン…
『夜10時になりました。これから夜時間になります。食堂はロックされるのでご注意ください…ではではよい夜を…よい眠りを…』



「あ、もう時間だね…部屋に戻らなきゃ…」

「青竜君!!悩みがあるならこの天月に相談してほしいの〜」

「ほら天月さん帰るッスよ。」

「せ、青竜君。お、おやすみなさい…」

「う、うんおやすみなさい。」


こうして部屋からは誰もいなくなった。
そして部屋のすみにいたカムクラ犬がボクのそばに来てくっついてきた。
まるで一緒に寝ようと言っているように思える。
一度寝ているボクは寝れるか心配だったが…カムクラ犬のお陰かすぐに眠りへとおちていった。


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