二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 暗殺教室 お姉さんの時間【修学旅行展開中!】
- 日時: 2016/05/14 21:05
- 名前: あねさま (ID: pFXOI/OC)
「エンドのE組」に、アメリカから帰国してきたカルマの姉・赤羽神影がやって来た!
カルマの姉とは思えないほど破天荒+天真爛漫さは、あのカルマでさえ「苦手なひと」と称するほど。
暗殺でもその他でも、とにかく明るい神影にE組メンバーは振り回される。
しかしその一方で、神影を中心とした巨大な「謎」も現れて————!?
「だれかの命が戻るなら。自分にとって大切なひとを、自分と引き換えにでも助ける事ができるなら————私は一人だけ、助けたい人がいる」
「だれかを助けられるなら。自分にとって大切なひとを、この手で救う事ができるなら————俺は一人だけ、助けたい人がいる」
その者達が選ぶのは—————謎を解く鍵か、はたまた愛か?
ちょっとシリアス(って言ってもほぼギャグ)入りの暗殺教室です!
カルマのキャラが壊れないように頑張っていますが…あれ?気づいたらツッコミキャラに(汗)
それから、本作は「渚カエ」や「カル渚」、「カル愛」などには全くふれるつもりはありません。
本作でそんな感じの会話やシチュエーションが出て来ても、それは偶然かたまたまだと思ってください。
では、よろしくお願いします!
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- 第四章 お姉さんと中間の時間 ( No.47 )
- 日時: 2016/04/09 09:08
- 名前: あねさま (ID: LTX6Bi5r)
翌日。
「———これは一体どういう事でしょうか?公正さを著しく欠くと感じましたが」
烏間が、どこかに電話をかけている。
その相手はもちろん、本校舎の教師だ。
〈おっかしいですねぇ〜。ちゃんと通達したはずですよ?〉
携帯電話の向こうから、意地の悪い声が返ってくる。
————潮田渚、合計点数315点・186人中105位。
〈———あなた方の伝達ミスじゃないですか?なんせおたくら、本校舎に来ないから…ハハハハ〉
「……。そもそもどう考えても普通じゃないでしょう。テスト2日前に…出題範囲を全教科で大幅に変えるなんて事」
————磯貝悠馬、合計点数367点・186人中68位。
〈わかってませんねー烏間先生。うちは進学校ですよ。直前の詰め込みにもついていけるか試すのも方針の一つ、本校舎のクラスではなんと理事長自らが教壇に立たれ、見事な授業で変更部分を教え上げてしまわれました〉
「…!!理事長が…」
理事長の鋭い眼光が脳裏にうかび、烏間は絶句した。
(あの理事長…自分の主義のためにそこまでやるか!!余計な妨害をしてくれたものだ…暗殺対象にここから去られたら元も子もない…!!)
————寺坂竜馬、合計点数230点・186人中159位。
出題範囲の変更により、生徒達の結果は本校舎復帰には程遠い順位となっていた。
- 第四章 お姉さんと中間の時間 ( No.48 )
- 日時: 2016/04/17 08:48
- 名前: あねさま (ID: LTX6Bi5r)
重苦しい沈黙のなか、不意に超生物が口を開いた。
「___先生の責任です。甘く見すぎていました」
その表情は______見えない。
殺せんせーは、皆に背を向けているのである。
「そんな…殺せんせーは…!」
矢田の言葉にも、殺せんせーは顔を向けなかった。
「君たちに…顔向けが、できません」
「………」
皆が、悔しそうに押し黙る。
そしてますます重苦しくなった空気を___1つのナイフが切りさいた。
_______ダァン!!
「にゅや———ッ!?」
ナイフは黒板にまっすぐにぶつかり、間一髪でよけた殺せんせーが悲鳴をあげる。
「いいの〜?顔向けしなかったら、俺が殺しに来んのも見えないよ?」
(か…カルマ君!)
ナイフを投げた張本人・カルマは、ニヤニヤ笑いながらナイフを拾った。
「カルマ君!先生はいま、落ち込んでっ」
「地球を爆る超生物が、なに落ち込んでんの。ていうかさあ__それって、ただ殺されんのが怖いだけじゃないの?」
カルマがお得意の挑発の表情で殺せんせーをのぞきこみ、べーっと舌を出してみせる。
「そんなわけないでしょう!!先生は…」
「なぁんだ。怖いだけだったんだー、殺せんせー」
「ビビりだな、まったくよぉ」
カルマの意図に気づいた生徒たちが、口々に言って笑う。
最終的に、教室は大爆笑になった。
「なにがおかしいっ!!先生は落ち込んでいるんですよっ!?」
ゆでダコのように真っ赤になった殺せんせーが、いつまでも触手を振り回していた。
- 第四章 お姉さんと中間の時間 ( No.49 )
- 日時: 2016/04/18 15:01
- 名前: あねさま (ID: LTX6Bi5r)
「…あ。そういや————お前は結果どうだったんだよ」
木村正義に言われたカルマが、無言で結果通知の紙を投げる。
われ先にと、皆が集まってのぞきこんだ。
結果は———————
————————赤羽 業、合計点数494点・186人中4位。
「おぉ…すっげ」
「何気に本校舎復帰権限もってるじゃん」
優秀すぎる成績に、皆が口々に感嘆の声を上げる。
「ま、このタコがよけいな範囲まで俺に教えたからなんだけどね。…どっちにしろ、俺はここに残るよ。こっちの方がずっと面白そうだ」
カルマがひらりと片手を振って、「さて————————」と別の人物に目を向けた。
「で?そっちはどーだったんだっけ、ミカゲ姉?」
そう弟に問われた人物———神影は、全身からどよーんと暗いオーラを出していた。
「うぅ…私にふらないでよ…ほっといて」
(な、なんかヤバそう…)
全員が不安になるのとは裏腹に、カルマが楽しそうに神影をあおっている。
「いやいや〜、なんてったって高校生が中学校のテストを受けるんだから、こんな珍しい事は見逃せないでしょ。たしか、一位を余裕でとるんだったよね〜」
カルマは先に神影から聞いて知っているのか、ニヤニヤしながら「さぁさぁ」とせかしている。
「うう…このっ、悪魔が!!———あーもういいよっ、見せるわよ!!!!」
バサッ。
なかばヤケ気味で神影が投げた通知の紙(神影の場合、公式ではないのでこの紙は殺せんせー手づくりらしい)には———
————————赤羽 神影、合計点数498点・186人中(実質)2位。
「あれ?二位って書いてあるね〜。おかしいなー、一位って数字が1なんだけど」
「うっさいカルマ!もう知ってるくせにっ!!」
ニヤニヤするカルマを、神影がべしべしと叩いている。
(—————いや、二人とも十分いい成績なんだけど!?)
全員がだらだらと冷や汗を流す中、カルマをたたくのをやめた神影が、ふいにキッと顔を上げた。
「この一位の浅野ってやつに負けたわけね?くっそぉぉぉぉおおお!!次回は絶っっっ対、こいつを負かしてやるんだから!!!!」
おおっ、と周囲から声が上がる。
神影の紅い瞳が燃えている。どうやら本気らしい。
「おー、いい決意だね〜。ま、頑張りなよ」
復讐に燃える神影に、カルマが笑いながら拍手を送った。
この学校にきたばかりの神影は、この浅野学秀という生徒が理事長の息子である事を知らないのであった。
「打倒浅野学秀!次の期末でぶったおすんだからねっ!!!!」
—第四章終了—
次回からは第五章「お姉さんと修学旅行の時間・一時間目」
- 作者のどうでもいい雑談 ( No.50 )
- 日時: 2016/04/19 16:52
- 名前: あねさま (ID: LTX6Bi5r)
とつぜんの雑談すみません。
ついさっき新OP「バイバイyesterday」を聞いて…
すっかり興奮してしまったので。
かっこいいです!神曲ですね!!
本当、暗殺教室のOPでハズレをひいたことはないですね。
前奏もすてきでした!
以下歌詞←なぜ?
とにかくもうちょっと待って
叫びも虚しく消えて
僕はただただ迫るリミット
全力怯えてたんだ
現実とは容赦なくて
特に時間はヤバイね
それなしじゃ眠れないブランケット
奪われていくの見ている
他愛もない意味のわかんないことで
笑ったり悩んだり
最後のチャイム鳴り響けば
楽しい時も終わる
バイバイYESTERDAY
365日分の学びを鞄に詰め込んで
いつもみたいに「また明日」って君
バイバイYESTERDAY
365日分の出来事
僕を大人にしたなら涙なんて見せもしないで
バイバイYESTERDAY
365日分の思い出
もっと大人になっても
少しも色あせないさ
歌詞も泣かせますよね…二期らしくて最高です。
まだ聴いていない方は、ぜひ聴いてみて下さいね!
- 第五章 お姉さんと修学旅行の時間・1時間目 ( No.51 )
- 日時: 2016/04/24 09:10
- 名前: あねさま (ID: P3xeYQNF)
ちなみに、第五章 お姉さんと修学旅行の時間は、1時間目と2時間目にわかれています。
それから...何気に「全校集会」と「毒の時間」をすっ飛ばしてますが、一応そういうことがあったという解釈で...流してくださいm(_ _)m
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