二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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暗殺教室 お姉さんの時間【修学旅行展開中!】
日時: 2016/05/14 21:05
名前: あねさま (ID: pFXOI/OC)

「エンドのE組」に、アメリカから帰国してきたカルマの姉・赤羽神影がやって来た!
カルマの姉とは思えないほど破天荒+天真爛漫さは、あのカルマでさえ「苦手なひと」と称するほど。
暗殺でもその他でも、とにかく明るい神影にE組メンバーは振り回される。
しかしその一方で、神影を中心とした巨大な「謎」も現れて————!?

「だれかの命が戻るなら。自分にとって大切なひとを、自分と引き換えにでも助ける事ができるなら————私は一人だけ、助けたい人がいる」
「だれかを助けられるなら。自分にとって大切なひとを、この手で救う事ができるなら————俺は一人だけ、助けたい人がいる」

その者達が選ぶのは—————謎を解く鍵か、はたまた愛か?



ちょっとシリアス(って言ってもほぼギャグ)入りの暗殺教室です!
カルマのキャラが壊れないように頑張っていますが…あれ?気づいたらツッコミキャラに(汗)

それから、本作は「渚カエ」や「カル渚」、「カル愛」などには全くふれるつもりはありません。
本作でそんな感じの会話やシチュエーションが出て来ても、それは偶然かたまたまだと思ってください。

では、よろしくお願いします!

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第四章 お姉さんと中間の時間 ( No.42 )
日時: 2016/03/31 15:47
名前: あねさま (ID: LTX6Bi5r)

「__ああ、それから神影さん」
皆が校舎に戻りかけたとき、殺せんせーが神影を呼び止めた。
「あなたは高校生なので、中間テストを皆と受ける事は無理でしょう」
「えっへへぇ〜、だよねっ!だから私は、今回は不参加って事で__」
余裕綽々の表情で言いかけた神影に、「いえ」と殺せんせーが触手を振る。
「結果は順位には出ませんが__テストを受けるだけなら可能です」
「……………え?」
フリーズした神影の腕に、緑のしましまになった殺せんせーがドサドサと参考書をのせた。
「テスト当日に、もう一人ぶん余計に問題をもらえるよう、先生が頼んでおきました。順位には入りませんが、中学のふりかえりとして皆と一緒に受けましょう」
受けませんか__ではなく、受けましょうという殺せんせーの言葉。
受けないという選択肢は、すでに皆無だった。
「そ、そんな…イヤだぁ〜〜〜〜!!!」
「———くっ。あはははは…さすがうちのタコだね〜。勉強のチャンスは逃さないってわけか」
神影の絶望の叫びに、カルマが笑って神影の肩をポンとたたいた。
「というわけだし頑張りなよ、ミカゲ姉?」
「うぅ……こ、高2なんだからね。よっ、余裕で一位レベルの点数とっちゃうんだからね…カルマ、順位出たら点数比べよっ!あぁもう!!」

なかばやけくその神影の宣戦布告に、カルマは「いいよ〜」とあっさりOKしたのだった。

__そんなわけで、神影も急きょ参加するはめとなったのである。

作者の雑談〜一瞬で読み飛ばされそうなコーナー〜 ( No.43 )
日時: 2016/04/06 10:45
名前: あねさま (ID: LTX6Bi5r)


あねさまです。
リアルではあねさまは現在春休みです。
宿題という高あぁぁぁぁい壁!くっ、きつい…!

——————なんて言い訳はおいといて。
さて、最近あねさま更新ないですねー。
中間の時間とまってますねー。
どうしたんでしょうねー。

お答えしましょう。


———学校の宿題に忙殺されてます。はい。



というわけで、更新がなかなかできないわけです。
すみません!!!(スライディング土下座)
ああ、神影とカルマの頭脳を借りたい…!

しかし!途中放棄は絶っっ対ないです!かならず完結に導きますので…「遅いからもう読むのやめよー」と見放さないで下さい!!!
お願いします!見放さないでえええええ(号泣)

神影「あ、泣き落としに入った」
カルマ「見苦しいね〜動画とろっかな」
あねさま「やめんか!!」

というわけで、どうか今後もよろしくお願いします!

第四章 お姉さんと中間の時間 ( No.44 )
日時: 2016/04/07 14:32
名前: あねさま (ID: LTX6Bi5r)



そして—————————当日がやってきた。

E組も、テストは本校舎で受けることとなっている。
つまり——————状況は、アウェーだ。
(この学校のテストは、普通のテストと比べたらかなり難しい。もう、ただ問題を解くレベルじゃない…僕等は、問題を「暗殺」しなきゃいけないんだ…!!)

「E組だからってカンニングなどするんじゃないぞ〜。俺達本校舎の教師が、しっかり見張ってやるからな———————はじめっ!!」
本校舎の教師の意地悪い声とともに、渚達は暗殺をする気分で問題に挑んだ。

教科は—————————数学だ。

「うわぁ、来た来た来たっ…!」
殺意をひらめかせて突進してくる問題達を、木村が必死に解こうとしている。
「ナイフ一本じゃ殺せねーよ…どうすんだよこの『問4』!」
むろん、苦戦しているのは問4だけではない。
「なにこの問6っ…ハンパじゃない!」
「くそっ…計算がややこしすぎてわけわかんねーよ!!」
あちこちで、ナイフを握った生徒達が悲鳴を上げる。
(分かっちゃいたけど…うちの学校の問題は凶悪だ。やばい————このままだと、問題に殺られる!!)
襲いかかってきた問題に、渚がのみこまれそうになったその時———。
ふっと、脳内に今まで勉強してきた日々がうかんだ。

『ちゃんと教えたはずですよ。あれは正体不明のモンスターではありません。あのヒレからよく観察してみましょう…ホラ、落ち着いて見ればただのヒレです』

(そうだ…この問題、この間殺せんせーが————)
悪夢のようだった解答用紙に、渚は光を確かに見た。

『1か所ずつ問題文を見極めて、それらをつないで全身を見れば……ね。なんてことない相手ですねぇ』

回想が終わった瞬間、モンスターだった問題がただの魚になっていく。
(分かる…全部殺せんせーが教えてくれた通りだ!!)
ぬるぬるの黄色い触手が、渚のナイフをそっと押した気がした。

『—————————さぁ、君の刃で料理してしまいましょう』

(…あ————————解けた)
「…?」
余裕の空気が満ちてきた教室に、意地悪い表情をしていた本校舎の教師が愕然とした顔をしている。
その表情をしっかりと見返して———渚は不敵に微笑んだ。

もう、惑わない。

赤羽神影の基本設定 ( No.45 )
日時: 2016/04/07 16:29
名前: あねさま (ID: LTX6Bi5r)

暗殺教室お姉さんの時間

赤羽神影の基本設定!

いらねぇと思った方はふつーによみとばしてくださいねー。
ちなみに番外編なので、現在進行中の四章は関係ないです。

赤羽 神影 あかばね みかげ

カルマの姉

性格・とにかくカルマが大好きでしょうがない。いざというときは機転がきくタイプだが、普段は自由奔放ではた迷惑なブラコン。
一方で、策略家のようなカルマにそっくりな一面も。
誕生日・7月2日
血液型・限りなくO型に近いA型(しかしマジメな部分はほとんどない)
体重・ 神影「これは内緒!!」
髪・栗色のポニーテール。
選挙ポスター『とりあえずカルマ』
コードネーム『とにかく明るいブラコン』
カップ・AとBの中間。つまり胸が小さい。
好きなもの・いちごとラーメンとカルマ
きらいなもの・カリフラワー
趣味・カルマにかまうこと(←これを迷惑行為という)
最近不思議でたまらないこと・カルマの煮オレ好き。神影は絶対マズイに違いないと思っている。
百億獲得できたら・カルマを買いたい

メモ・・・毎年1回は必ずアメリカへ渡っている。本人は「社会勉強よ!」といばっているがカルマによると「ただ遊んでいるだけ」らしい。
遊びなのに、なぜか毎年かかさないという。

作者から・あのー、今まで書いてこなかったんですけども、神影さんは高校生なので、渚達とは違う高校の制服で椚ヶ丘に来ている事になってます。
友人に指摘されたので書いておきます…。
それから、中間テストは5月あたりと勝手に予想しましたので、それを前提に進めてるところがこれから出てくるかと思いますが、その設定にそってご拝読ください。

・本人と本人の弟から

神影「わ、私はFカップよっ!」
カルマ「それビッチ先生クラスじゃん。なに見え見えのウソついてんの」
神影「悪うござんしたね見え見えで!そ、それから…アメリカへ行ってるのは遊びじゃないから!ええと…勉強?」
カルマ「すっごい目が泳いでるね〜。なんかウソっぽいなー」
神影「や、やあねえウソなんてー。勉強…だよ?」
全員(怪しい…)

以上、設定でした〜不足があった場合は更新します

第四章 お姉さんと中間の時間 ( No.46 )
日時: 2016/04/09 08:53
名前: あねさま (ID: LTX6Bi5r)


そこからは、まさに快調といえた。

(わかる!!問題文の重要な部分解き方のコツ…全部殺せんせーがマッハで教えてくれた通りだ!)
今までには絶対になかった、解いた時の解放感、達成感。
その感覚だけを頼りにして、渚はナイフをふるう———全力で。
少しも進めなかった問題達のいばらの道を、軽やかに駆け抜ける。
問題、いや“問スター”を倒しながら、渚は知らず知らずのうちに微笑んでいた。


—————今なら、解ける。次の問題も、その次も!!

そしてその次も、解け———————


渚がナイフを構えた、その瞬間。
—————それまで快調だったE組の生徒達は、背後から見えない問題になぐり殺された。
「……!!」
声を上げるまもなく、生徒達がみな倒れていく————————




————————ただし、たった二人をのぞいては。



「———皆、殺られちゃったかもね」
「そうだね〜」
能天気な会話をかわしながら、戦場のど真ん中におりたつ、二つの影。
その真後ろで、渚達をなぐり殺した問スターが音もなくたおれた。
その原因はひとつ———ふたつの影がそれぞれにもつ、暗殺者を飾る戦いの刃。
ひとつの影は鮮やかな紅い髪をもち、ひとつの影は栗色の髪をもっていた。
「いやぁ、さっすが本校の理事長!やり口が汚いねー!」
「…それホメてんのかけなしてんのかどっちなの、ミカゲ姉」
その正体は————そう、神影とカルマである。
「…あ、まだ一問あった」
「ほんとだー。けっこーな難問〜。ねえカルマ、これもテスト範囲外だよね?」
「だと思うけど。どこまでも汚いね、理事長さんは」


そこまでお気楽な会話をしてから———二人は同時にナイフを構えた。


「「————ま、こっちには範囲外も範囲内も全然関係ないけどね」」




「やめっ!!」
———その声がかかるより前に、ふたつの影の暗殺は終わっていた。


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