二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- こうして私は今日も嘘をつく
- 日時: 2015/12/29 11:37
- 名前: 朝霞 (ID: 0iVKUEqP)
どーも、朝霞です。
またまた新しい小説を作ってしまいました…。
今回もヘタリアです!
なんと…いじめ小説!!
ヘタリアにいじめ要素をぶっ込んでもいい!というお優しい方は読んでいってください!
主な登場人物
王燐
耀の妹でW学園の一年生
クラスでいじめにあっている
おとなしく人前では泣かない
身長:143cm
体重:驚きの軽さ!
頭めっちゃいい!
一年一組 担任:オーストリア
ロマーノ
ロシア
ベラルーシ
アメリカ
王燐
三年一組 担任:日本
中国
プロイセン
フランス
イギリス
スペイン
ハンガリー
てなところかな。
それじゃーいきまーっす!
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- Re: こうして私は今日も嘘をつく ( No.44 )
- 日時: 2016/01/02 21:05
- 名前: 朝霞 (ID: 0iVKUEqP)
アーサーside
俺は日直だったから、職員室に向かったんだ。
いつものように学級日誌を担任から受け取って、
職員室前の机にクラスメイト全員の生活記録を置いて、
喧嘩が耐えない賑やかな教室に帰るはずだった。
しかし、一年一組の教室を横切った際。
「つうううううっ!!」
聞き覚えのある悲鳴が聞こえた。
すぐに燐のものだと確信した。
「……燐!!」
俺は急いで一組に入った。
しかし、もう遅かった。
燐の悲鳴が止んだ。
それを見て慌てるクラスメイト達の間をかき分けて、
俺は無我夢中で燐に駆け寄った。
胸に手を当てたが、鼓動がない。
何度も名前を呼んだが、反応が全くない。
俺は胸元に隠して置いた携帯で救急車と警察を呼びつけ、
教室に設置されている電話で校長を呼んだ。
「……耀っ!」
俺は急いで三階へと駆け上がった。
『大変だ!燐がアルフレッドに暴行されて意識がない!早く教室に行ってくれ!
救急車は呼んだから!』
それを聞いた瞬間の耀の真っ青な顔は今でも忘れられない。
いや、俺の顔も同じくらい真っ青だったろう。
クラスメイト全員が俺を見つめて驚いた顔をしている。
フランシスは驚きすぎて声も出ないようだった。
「………燐!!!!!!!!!」
耀にものすごい勢いで体当たりされ、教室に倒れこんだ。
その衝撃で足を捻る。
「……アーサー!」
フランシスが心配そうに駆け寄ってくる。
しかし俺はその手を握らなかった。
「……俺たちも行くぞ!」
「……」
フランシスは無言のまま頷くと、一年一組へと走り出した。
燐…………!
お願いだ!
無事でいてくれよ…………!!
- Re: こうして私は今日も嘘をつく ( No.45 )
- 日時: 2016/01/02 21:19
- 名前: 朝霞 (ID: 0iVKUEqP)
フランシスside
慌てて教室に駆けつけると、廊下からもう耀君の泣き声が聞こえた。
それを聞くだけで自分も涙が出そうになる。
だけど、俺はそれを唇をきつく噛んで我慢した。
今、一番辛いのは耀君なんだ。
俺も一緒に泣いたらいけない。
今は燐ちゃんの無事を祈ること。
ただそれだけに限る。
「……燐ちゃん!」「燐!!」
二人で同じタイミングで教室に入ると、そこはもう殺風景だった。
小さな身体からは大量の赤黒い液体が流れ出ていて、
耀君の言った通り、燐ちゃんの体は大きな痣がいくつも付いている。
怯え、驚き、慌て、賑やかな教室の中で、ただ一人黙っている人がいた。
アーサーの弟・アルフレッドだ。
その拳は血で汚れていた。
彼がやったんだ、ということは誰が見てもわかった。
「……アルフレッドォォォオオオオォォォ!!!!!!!!」
突然響き渡ったのは、アーサーの怒りに溢れた怒鳴り声。
それに続いて、一組のクラスメイト全員がビクリと体を揺らす。
「………燐に何をしたぁあああぁぁ!!この糞餓鬼ぃぃ!!」
そう叫んでアーサーはアルフレッドを殴りつけた。
一瞬で広がる張り詰めた空気。
アルフレッドは衝撃で思い切り吹っ飛んだ。
「……やめてよ、アーサー!落ち着いて!!」
俺は慌てて息の荒いアーサーの肩を抑える。
「…誰が落ち着いていられかってんだ!離せ、フランシス!!俺はコイツをボコボコにしないと気が済まねぇんだよ!!!」
アーサーの目は血走っていて焦点が合っていない。
- Re: こうして私は今日も嘘をつく ( No.46 )
- 日時: 2016/01/03 09:31
- 名前: 朝霞 (ID: 0iVKUEqP)
アーサーside
気が付いたら俺はアルフレッドを殴りつけていた。
怒りと憎しみが溢れてきて止まらない。
これ以上はダメだって、思ってはいても歯止めが効かないのだ。
アルフレッドは吹き飛んで教室の向かい側に倒れ込んだ。
……こんなやつ、弟じゃねぇ!!
「やめてよ、アーサー!落ち着いて!」
フランシスが止めに入ってきたが、俺はもう自分自身を止めることなんか思いもよらなかった。
燐を傷つけられた…。
燐に痛い思いをさせてしまった…。
悔しさが滲み出てくる。
「…誰が落ち着いていられるかってんだ!離せ、フランシス!俺はこいつをボコボコにしないと気が済まねぇんだよ!!!」
俺は必死で肩を押さえつけるフランシスの手を振り払うと、無我夢中で犯人を殴った。
理性?余裕?そんなもの、とっくのとうに捨ててきた。
燐を傷つけられた怒りだけだ。
俺はアルフレッドの胸ぐらをつかんだ。
「ふざけんな!!お前なんか、俺の弟じゃない!俺の家から出て行け!」
苦しくて苦しくて、こいつが泣くまで傷つけないと気が済まない。
アルフレッドは何も言わず、ただ俺の怒りを受け止めるだけだった。
あいつがここまで抵抗しないのは初めてかもしれない。
「やめてよ!今は燐ちゃんの無事を祈ることの方が大事だよ!」
そうフランシスに言われて我に返る。
救急車と警察はもう到着していた。
傷だらけの燐が担架で担ぎ込まれていく。
- Re: こうして私は今日も嘘をつく ( No.47 )
- 日時: 2016/01/03 10:41
- 名前: 朝霞 (ID: 0iVKUEqP)
「我も乗せていけある!」
救急車のドアが閉まろうとした瞬間、耀が人混みの中から飛び出してきた。
険しい顔の医師と睨み合いをしている。
「同伴は保護者にしてください。貴方は学生でしょう。同伴させることはできません」
「嫌ある!我も連れて行くよろし!」
お互い一歩も引かない。
俺は耀の肩を掴んだ。
行かせてもらえないなら仕方がないだろう。
今は一刻も早く燐の命を救わなければならないのだ。
「…燐!!燐ーーーーーー!!!」
耀の悲痛な叫び声は救急車の燐に届いただろうか。
救急車はつんざくようなサイレンを鳴らして病院へと向かった。
「それでは一組の皆さん、署まで来てもらえますか」
救急車が行ったのを見届けたのか、警察の一人が口を開いた。
腰には拳銃が光り、目は鋭く、冷静にアルフレッドの肩を掴む。
全員が抵抗しながらも、パトカーに乗せられた。
もぬけの殻となった教室で、校長先生の怒鳴り声とローデリヒ先生の困ったような声が響いている。
…まだ、信じられない。
燐はどうしてあそこまで殴られたのだろう。
疑問は蓄積したままだ。
「……燐……燐……!」
うわごとのように妹の名前を繰り返す耀の顔はすっかり青くなっていた。
「……大丈夫。燐ちゃんは元気になって戻ってくるから」
そう、耀の肩をいたわるように抱くフランシスの声にも色は無かった。
冷や汗が背中を伝う。
………どうか、どうか………
無事であってくれ…………!!
- Re: こうして私は今日も嘘をつく ( No.48 )
- 日時: 2016/01/03 11:28
- 名前: 朝霞 (ID: 0iVKUEqP)
どーも!朝霞です!
実は昨日、東京のジョイポリスに行ってきましてね…
さすが、日本の首都!
人多過ぎね?
結構楽しかったですよ!
興味のある方はぜひ行ってみてください!
そして皆様にお知らせがございます。
一月7日から学校がスタートするのですが、
私、寮生なので寄宿舎に戻らないといけません!
というわけで帰ってこれるのが週末や祝日となります。
更新が亀さんになってしまうのでありマウス……( ;´Д`)
本当に申し訳ない!!
というわけで、ご了承ください。
…てかさー
参照100超えた!?!?!?!?!?
ええええええ!こんな駄作を読んでくださる方がいるのですか?!
本当にありがとうございます!
趣味で始めた小説ですが、のめりこんでしまい……
知らないうちにスレが40超えた!!
皆様方のおかげです………!
本当にありがとう!
これからも、朝霞は日々前進してまいります。
何卒、よろしくお願いいたします。
P.S.
コメントを下さい。
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