二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- メイドウィンとマガイモノ 〜好きなキャラで物語的アレ〜
- 日時: 2017/07/20 11:16
- 名前: たくっちスノー ◆xai/jAXg7A (ID: VOI/GMTL)
完全オリジナルストーリーですのでご了承ください
メイドウィン、ジャガー、たくっちスノーの自演コラボ!!
もうプロットなんていいや\(^o^)/
【注意】
ゲーム、アニメのキャラを改変した通称【マガイモノ】が登場します
ゲームを元に短編を作ったりします
行き当たりばったりな上代風シナリオです
なるべく抑えてますがキャラ崩壊あるかも
キャラ紹介 >>46
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- 「クリーピーパスタ」 ( No.74 )
- 日時: 2017/06/09 12:53
- 名前: たくっちスノー ◆R2P/OYAuYY (ID: ecbw2xWt)
- 参照: 料理対決はもう無理です……
〜回想〜
メイドウィン
「零代目メイドウィンって何故か身体中が包帯でぐるぐる巻きだよな」
沢渡
「ああ、体どころか顔まで包帯で包まれてるからな……不気味だぜ。」
ズァーク
「興味本意で引っ張ってみたら顔にびっちり固定されてた、アレだと呼吸や食事はどうしてるのかも不明だ」
転子
「包帯の中身はどうなってるんでしょうか。」
九頭龍
「ミイラが出てきたりしてな」
たくっちスノー
「かもなー」
零代目
「ん?俺の話してんの?」
メイドウィン
「げっ、噂をすれば……」
九頭龍
「なぁ、ずっと前から気になってたんだけどよ、お前ってどうやって声出してんだ?口まで包帯で圧迫されてんのに」
零代目
「ふふふ、それはヒミツ」スタスタ
沢渡
「おい、どこ行くんだよ。」
零代目
「なんか俺限定のお仕事が来たんだ、なんでもボディーガードをしてほしいとか。」
ズァーク
「ボディーガードか……お前は体が丈夫だからな」
メイドウィン
「頑張れよ零代目。」
零代目
「おう。」スタスタ
- 「クリーピーパスタ」 ( No.75 )
- 日時: 2017/07/20 11:38
- 名前: S・メイドウィン・黒影 ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
そして現在、俺はボディーガードを終えた。
その仕事は特殊な条件付きで
「仕事が終わったらその包帯をほどけ」って言われた。
やれやれまたか、どうして関わろうとするのだろう?
下手な真実なら知らない方が良いって、どこかで言っているのに。
でも、めんどくさいのはキライだし、さっさと外しちまうか.....
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沢渡
「で、その後どうなった?」
零代目
「依頼主のおっさん、泡吹いてぶっ倒れたよ。」
ポワイ
「へ〜」
ズァーク
「お前本当にどんな顔してるんだ」
沢渡
「おい友達さんよ、何か言えよ」
Sonic.exe
「【くねくね】という怪異を知っているか?」
沢渡
「ああ、確か姿をはっきり見ると頭がイカれて体をくねくねと踊らせるやべーやつだろ?それがどうかしたんだよ」
Sonic.exe
「くねくねはぼやけた姿を見ても発狂することはない、それと同じだ、このままぼやけた状態であり続ける方がいい」
ズァーク
「えっお前くねくねなの?」
零代目
「30%くらい正解だよ」
沢渡
「残りの70%はなんだよ」
零代目
「ほらさー、俺ってマガイモノだからさー、詳しく言うとややこしい事になるんだよ」
ズァーク
「ああもういい、マガイモノのめんどくささは俺がよくわかってる、何も言うな」
零代目
「んじゃねー、チリドック食べに行こうかexe。」
Sonic.exe
「ああ、そういうわけだから失礼する。」
沢渡
「.....なんだあいつ。」
零代目メイドウィンに触れてはいけない。
生半可な気持ちで親しくなってはいけない。
包帯をほどいて欲しいと言ってはいけない
何故なら、その顔には.......
END
- MとNのゲーム苦難劇 ( No.76 )
- 日時: 2017/07/20 12:24
- 名前: S・メイドウィン・黒影 ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ある日
メイドウィン
「ただいまー!」
松山
「おう、買ってきたか?ダブルク...
メイドウィン
「【禁忌のマグナ】って奴と【ドラゴンボールフュージョンズ】買ってきた!」
松山
「モンハンじゃねーのかよ!!!!」
〜五分後〜
松山
「おめぇよぉ、片っぽクソゲーじゃねぇか、何1250円無駄にしてるんだよ」
メイドウィン
「フュージョンズは面白いから...」
松山
「そういう問題じゃねーんだよ!!俺はモンスターハンターダブルクロスやりてぇって言ってんだろうが!」
メイドウィン
「か、勘弁してくれよ、ダブルクロスはまだ発売したばかりだから4000円近く掛かるんだよ」
ジャガー
「何の話ですが騒々しい」
メイドウィン
「あ、良かったジャガー!助けてくれ!」
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ジャガー
「最近ゲームが多いと思ったら、貴方毎月定期的に買ってたんですね...」
メイドウィン
「おう、念願のお給料だからな。」
ジャガー
「ちなみに、いくら稼いでるんですか?」
メイドウィン
「大体月に4000〜6000円くらいかな、週二回仕事行って」
ジャガー
「それでゲーム買ってるんですか!?すぐ無くなるじゃないですか」
松山
「こいつ中古屋でテキトーに2個ぐらいゲーム買ってくるんだ、安いからな」
メイドウィン
「欲しいゲームが1000〜2000円で買えるからな。」
ジャガー
「ていうか何にせよそれなら一度にもらった給料全部使ってるんじゃないですか...」
メイドウィン
「だって欲しいものがゲームしかないんだもん、良いじゃん」
ジャガー
「ていうか中古屋て...」
メイドウィン
「いいぞ中古屋、大体クリア済みだから手間を掛けずに設定やキャラクターを知れる」
ジャガー
「貴方ねぇ...」
松山
「ていうか来月こそ買えよダブルクロス!」
メイドウィン
「ちゃんと買おうとしてるよ」
松山
「そんな事言って先月は【ガイストクラッシャーゴッド】と【エクストルーパーズ】買ってきたじゃねーか!」
メイドウィン
「良いじゃんどっちもCAPCOMが売ってるし」
松山
「良くねーよボケ!」
ワーワーギャーギャー
ジャガー
「はぁ...いつまでもお給料をゲームだけに使う生活は続きませんよ?」
END
- 「ある参謀の愛の記憶」 ( No.77 )
- 日時: 2017/07/26 18:54
- 名前: S・メイドウィン・黒影 ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
- 参照: 泣ける話を一生懸命書きたかった、あとプリシラさんちょっとはっちゃけすぎた
これは、本来のざくアクワールドと違う、ちょっとしたパラレル物語。
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プリシラ
「ああ、ヅッチー」
プリシラ
「驚いちゃったよ...ヅッチーはいつもとんでもない事を言うけど、王国を作るなんて言うから。」
プリシラ
「確かにヅッチーは妖精女王の血を引いてるし、だからこそ強いのはよく分かってたけどさ...」
プリシラ
「正直無謀かもしれない、何をすれば良いかも分かってないし。」
プリシラ
「だけど...楽しみなんだ、ヅッチーがいれば私、なんでも出来るかもしれない。」
プリシラ
「明日何しようかと考えるだけで眠れなくなるけど、ちゃんと寝ないとダメだもんね。」
「じゃあね、ヅッチー。」
........
プリシラ
「やぁ、ヅッチー。」
プリシラ
「ヅッチーはスゴいよ、まさか温泉を掘り当てるなんて、ちょっと前まであんなに小さかった集落に、沢山の観光客が来て...本当に王国みたいになってきたね。」
プリシラ
「しかもその温泉はマナが大量に含まれていて、私達妖精の体の弱さもある程度改善した。」
プリシラ
「良いことづくめだよ、本当に。」
プリシラ
「ふふ、この先忙しくなるね。」
「またね、ヅッチー。」
......
プリシラ
「ヅッチー..」
プリシラ
「近くにハグレ王国っていうところがあって...売り上げを取られるかもと奮起したヅッチーが一人で8人を相手に戦って」
プリシラ
「なんやかんやで明日からハグレ王国に留学する事になるなんて...」
プリシラ
「あ、ヅッチーは気にしなくていいよ?ヅッチーが望んだことなんだし....」
プリシラ
「この国の事は私に任せて、きっとどうにかしてみせるから。」
プリシラ
「だけど、ちゃんと定期的に顔は見せて...ね。」
「またね、ヅッチー。」
......
「もう寝る時間だね」」
【拝啓、ヅッチーへ。】
ハグレ王国の留学生活は順調かな?嫌なこととか無い?寂しくなったらいつでも帰ってきて。
こっちはね、結構面白いことになったの。
シノブさんって人から頼まれてマナジャムという物の種を貰って栽培したの、一部をこちらが譲り受けても構わないという条件で。
それで、約束通りマナジャムを貰って、毎日食べたらね...なんと、背が高くなったの!大人の女性みたいって皆言ってた!マナも今までよりずーっと増えて、何だか生まれ変わったみたい。
ヅッチーよりずっと大きくなって、抱っこ出来たりしちゃってー、なんてね。
いつでもいいから一度見に来てほしいな、きっと驚くから。
返事待ってます。
【妖精王国参謀 プリシラ】
「これで良し...おやすみ、ヅッチー。」
......
「やぁ、ヅッチー。」
プリシラ
「久しぶり、妖精王国は凄く大きな国になったよ、貴方のいないうちにね。」
プリシラ
「私もある程度の時間が出来てね....待ちきれなくて私の方から来ちゃった。」
プリシラ
「ふふ、私も本当に大きくなったでしょ?こうやって並ぶと年の離れた姉妹みたいね」
プリシラ
「でもヅッチーは変わらないね...意地っ張りで負けん気で、でもそんなヅッチーが私は好きなんだよ。」
プリシラ
「あ、そうだ!久し振りに大きくなった妖精王国を見ていかない?皆歓迎してくれるよ!」
プリシラ
「約束だからね!またね、ヅッチー!」
.......
「...ねぇ、ヅッチー。」
プリシラ
「どう?凄いよね、小さな集落だったとは思えないよね」
プリシラ
「ほら、あの行商...前はここでちょっとした物々交換をしてた位なんだけど、最近は帝都にも出てフリーマーケットもやってるんだって。」
プリシラ
「あのヅッチーが掘り出したマナ温泉は今では雑誌にも載るほどの観光スポットとして長蛇の列なってる。」
プリシラ
「これもどれも、みんなヅッチーのおかげだよ。」
プリシラ
「え?『私は特に何もしてないじゃないか』って?そんなことないよ、妖精王国を立ち上げたのはヅッチーだし、あの温泉を掘り出したのもヅッチー..私はあれを発展させただけで、ヅッチーがいなければ妖精王国なんてなかった。」
プリシラ
「それは皆もそう考えていて...ほら!アレみて!ヅッチー像よ!皆でお金を集めて発注させたの!ヅッチーに合わせてアメジスト色にしてみたの!」
プリシラ
「....今日はありがとう、ヅッチー、今度はハグレ王国にも行ってみたいな。」
プリシラ
「...またね、ヅッチー!」
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「ああ、ヅッチー。」
プリシラ
「ヅッチー、妖精王国を見てから数年経つけど、すっかり変わったね、妖精王国に帰ってきて....一生懸命真面目に仕事をするようになって」
プリシラ
「だけど、まだ年齢的には子供なんだから無理はしないで...私だって単にマナジャムで大人のような姿になっただけで年は貴方ほどだし。」
プリシラ
「妖精達の為に頑張ってくれるのは嬉しいけど、もう少し自分を大切にして。」
プリシラ
「あ、そうだ!気分転換にハグレ王国に行かない?...ごめん、三日前に行ったよね、それなら、帝都にでも....」
プリシラ
「...え?『プリシラこそ何か変じゃないか』って?」
プリシラ
「...そうかなぁ、体は大きくなったし、戦う力だってヅッチーに負けないくらいになった...でも私、ヅッチーがいないと...」
プリシラ
「...ある程度の仕事は私がやっておくから、今は休んだ方がいいよ、おやすみ、ヅッチー。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「おはよう、ヅッチー」
プリシラ
「ヅッチー...さ、さっきの相談だけど...その...私が一番えーっと、大人っぽいから?聞いたと思うんだけどその....」
プリシラ
「『好きな人が出来た』って...まぁ、確かにヅッチーも10歳になったもんね、好きな人くらい出来るよね」
プリシラ
「その件だけど、ヅッチーが良いと思っているのなら良いんじゃない?国王だからって立場を気にしてるの?そんなのヅッチーらしくないよ。」
プリシラ
「私は悪い人じゃないと思うよ、だってヅッチーが愛した人なんでしょ?」
プリシラ
「...え?き、気になってないよ、えっと、ティーカップが震えてるのは..その..ちょっと寒いからで...ティーカップがカチカチに凍ってるのも寒くてうっかりマナが溢れてるだけだからね、プリシラさん平気だからね」
プリシラ
「え!?明日紹介する!?待って、私聞いてない!!それは流石に早すぎるよヅッチー!!」カッ
プリシラ
「あ、高ぶってセドナインストールしちゃった...ごめんねヅッチー。」
....
「あっ、ヅッチー。」
プリシラ
「ヅッチー、私の知らない所でデートなんてしてたんだ、いつの間にそんなませた事するような子になっちゃったかな?」
プリシラ
「え?やだなぁ、たまたま通り掛かったら男の人と手を繋いで買い物してるヅッチーを見つけただけ、本当にたまたまだって。」
プリシラ
「それで..あれが将来妖精王国を継ぐ人?ふふっ、ヅッチーもいい趣味してるね。」
プリシラ
「きゃー!真っ赤になっちゃってかーわいー!」
プリシラ
「...今のは悪いと思った、謝るからライデンインストールを解いて」
プリシラ
「...そっかぁ、もうヅッチーって15歳になるんだ、初めて会った頃から全然見た目変わらないのに。」
プリシラ
「え?身長がちょっと伸びた?...言われてみれば。」
プリシラ
「それじゃあ、またねヅッチー!デート楽しんでね!」
プリシラ
「やーん!街中でサンダー打たないの!」
- 「ある参謀の愛の記憶」 ( No.78 )
- 日時: 2017/07/30 11:02
- 名前: S・メイドウィン・黒影 ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
- 参照: わりとガチでプリシラさんってヅッチーより長生きしそうなんですよね
....
「やぁ、ヅッチー。」
プリシラ
「そっかぁ...とうとうこの日が来ちゃったんだね。」
プリシラ
「ヅッチーがお嫁に行っちゃうなんて...」
プリシラ
「え?『別に妖精王国を出るわけじゃないだろ』って...それは分かってるけど..」
プリシラ
「あの日、大きくなった妖精王国を一緒に見たあのときから、ヅッチーは色々と変わったよね。」
プリシラ
「昔は『珍しいセミが取れたー』って私達に自慢したり、森を走り回る位元気だったのに」
プリシラ
「今ではファッション誌とかを読むようになって、身なりや口調に気を使うようになって...」
プリシラ
「そして明日遂に白いドレスを着るようになるんだから...ふふ、本当に女の子っぽくなったね。」
プリシラ
「けど見た目は全然変わらないね...妖精だから仕方ないけど...あ、どうせならヅッチーもマナジャムを食べない?そうすれば大人に....」
プリシラ
「....とにかく、結婚おめでとう、ヅッチー。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ヅッチー」
プリシラ
「えっ、あの、その、えっ」
プリシラ
「....出来た?」
プリシラ
「だ、大丈夫!大丈夫だよ、私そんなに驚いてないよ!ひっひっふー!ひっひっふー!」
プリシラ
「...ごめん、で...えっと、出来たんだよね?ヅッチーの子供。」
プリシラ
「どんな子に育つのかな、やっぱり昔のヅッチーに似た子かな?ヅッチーの血が強かったら間違いなく女の子が産まれるね。」
プリシラ
「参謀として、貴方の友達として、貴方の子供を一生懸命手助けするね、勿論、ヅッチーも。」
プリシラ
「え?私は子供を作らないのかって?」
プリシラ
「やだなぁ、私はね、結構条件付きなの。」
プリシラ
「私の理想の相手は、髪が紫で羽が生えて私より背が小さくて元気で頼れる人って決めてるから。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「やぁ、ヅッチー。」
プリシラ
「その子がヅッチーの子供?ヅッチーに似て可愛いね!」
プリシラ
「ヅッチーがママかぁ、昔のヅッチーが聞いたら信じられないと思うよね」
プリシラ
「...赤ちゃんに羽がある、ちゃんと妖精の血筋も受け継いでいるみたいね。」
プリシラ
「あ、名前は決めてある?将来とても大事だからしっかり決めておかないと!」
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「ヅッチー。」
プリシラ
「ふふ、誕生日を祝ってもらうのってこんなに嬉しい事なんだね」
プリシラ
「『何年建っても同じ事を言うんだな』って?それはヅッチーだってそうでしょ?」
プリシラ
「あはは、もうお互い30かぁ、人間からしたらおばさんだね、妖精だから老けないけど、なんてね!」
プリシラ
「あの子ね、本当にヅッチーそっくりなの、昨日だって元気にカブトムシ捕まえてたし!」
プリシラ
「もちろん勉強だってさせてるよ、私が責任を持ってね。」
プリシラ
「...後何回私はヅッチーに誕生日を祝ってもらえるかな?」
プリシラ
「...ああ、そうだ、これ伝えておかないとね。」
「大好きだよ、ヅッチー。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「やぁ、ヅッチー。」
プリシラ
「月日が建つのは早いね、貴方の夫はすっかりおじいさんになってきたし...」
プリシラ
「あの子も大人になって結婚して...孫が生まれて。」
プリシラ
「でも私達は何も変わってない、貴方は王様、私は参謀、そして友達。」
プリシラ
「姿も、変わらない...でも、最近ヅッチー、様子がおかしいよ、咳ばかりするし、食欲もない...」
プリシラ
「....体の衰えは、妖精とはいえど起こるものなのかな。」
プリシラ
「え?私?ピンピンしてるの、どういうわけかね。」
プリシラ
「ヅッチー...早く元気になってね、私、まだ貴方と一緒にいたいよ....」
「ヅッチー....」
ーーーーーーーーーーーーーーー
「ヅッチー!!」
プリシラ
「ねぇ、ヅッチー...どうしたの?」
プリシラ
「ねぇ」
プリシラ
「私、まだ貴女に言いたいこと、やりたいこと、沢山あるのに...」
プリシラ
「まだ、貴方と一緒に居たいのに....」
プリシラ
「私を一人にしないで、お願い、返事をして、ヅッチー....」
プリシラ
「死なないで、ヅッチー....私、まだ元気なのに、私、私......」
「ヅッチィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「やぁ、ヅッチー。」
プリシラ
「ヅッチーがいなくなってから、何年経つのかな?」
プリシラ
「妖精王国は大丈夫だよ、ヅッチーの子供が、子孫達が上手くやっているから。」
プリシラ
「あの子達もね、妖精達も私に頼ってくるんだよー、プリシラ様ープリシラ様ってね、ふふ。」
プリシラ
「だけどね、私、一人になっちゃった。」
プリシラ
「長生きしすぎて、偉くなりすぎて、私と側にいることを皆遠慮しちゃって...」
プリシラ
「今日、私の誕生日も私一人で迎えるの...いや、ヅッチーが目の前にいるよね?」
プリシラ
「.........」
プリシラ
「ねぇ」
プリシラ
「私、最近は夢でヅッチーを見るんだ、花畑みたいなところで、ヅッチーは私に手を振っている。」
プリシラ
「私は必死にヅッチーの元に走っても、絶対にヅッチーの所に辿り着けない。」
プリシラ
「ようやく手を握ったかと思えば、そこで夢から覚める。」
プリシラ
「ヅッチー...私、もう辛いよ...」
プリシラ
「会いたいよ、ヅッチー......あああああああああああ.....」
.......友の墓は何も答えない。
あの日あの場所、全てを思い出しながら、独りぼっちのプリシラは200歳の誕生日を迎える
.....彼女は、いつになったら友の元へ行けるのだろうか?それはプリシラ自身にも分からない。
END
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