二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 【完結】フレッシュプリキュア!〜新たなる刺客〜
- 日時: 2016/08/11 18:59
- 名前: 春太郎 (ID: LN5K1jog)
初めましてか何度目まして!春太郎です!
小説サイトでは凜太郎という名前でやってましたが、映像二次の方は初なので、折角なので、雑談で使っている春太郎に改名させていただきました!
凜太郎で馴染んでる方も、雑談の方で春太郎で馴染んでる方も、どちらも知らねえよ!というお初さんも大歓迎です!
さて、「!」を多用したところで今回から書く物の紹介ですね
今回からは、最近久しぶりに見たフレッシュプリキュアの二次小説です
大好き×100なキュアパインちゃんとの恋愛小説、ですが、色々な事情により、「新たなる刺客」というサブタイトルになりました
どんな話になるのか!皆さん、是非見て下さい!
それでは、よろしくお願いします
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- Re: フレッシュプリキュア!〜新たなる刺客〜 ( No.6 )
- 日時: 2016/08/11 18:48
- 名前: 春太郎 (ID: LN5K1jog)
「ただいま、とでも言えばいいのかな?」
とある暗い部屋に帰ってきたシーザーは、そう言って肩を竦めた。
「ケッ、テメエの好きなようにすりゃいいだろうがよ。俺は知らねえ」
ソファに座る、胸に赤いダイヤが付いた男はそう言って溜め息を吐いた。
「そうですわよ。私達は、貴方には逆らいませんもの」
その向かい側に座るウェーブのかかった少女は、そう言って妖艶な笑みを浮かべた。
「分かってるよ。君達は僕の仲間。共に管理国家ラビリンスを蘇らせる同志だ」
わざとらしく両手を広げ、シーザーは言う。
それを見たいかつい男はハァーと溜め息を吐くと、立ち上がる。
「とにかく、もう一度『FUKOゲージ』を溜めりゃいい話なんだろう?」
「半分正解。これは国を蘇らせる大掛かりな物。前回の失敗作、イースやサウラー、ウェスターがやっていたものより溜まるまでの時間は掛かる、大きなものだ。だからこそ、『ナケワメーケ』や『ソレワターセ』よりさらに強い者。『ウチホロボーセ』の力が必要になるんだけど、ね」
シーザーはそう言うと、どこからか黒いダイヤを出して笑う。
「期待してるよ。スプリンガー」
「ったく、テメエはいつから語り手になったんだよ。ま、せいぜい頑張ってくるわ」
手をヒラヒラと軽く振って、スプリンガーは出て行く。
それを見てシーザーは静かに笑った。
「よろしくね・・・・・・?スプリンガー君。ふふっ」
彼はしばらくクスクスと笑った後で、スイッチオーバーをした。
そこには、黒い髪のごく普通の———強いて言えば顔が超絶イケメンの———少年が一人、立っていた。
「じゃあ、僕はちょっとこの世界に馴染んで、プリキュアに接触してくるよ。留守番よろしくね〜」
「はぁい」
少女の返事を聞いたシーザーは満足そうにうなずき、部屋を出た。
- Re: フレッシュプリキュア!〜新たなる刺客〜 ( No.8 )
- 日時: 2016/05/28 16:32
- 名前: 春太郎 (ID: LN5K1jog)
「今日は転校生が来たぞ」
朝のHRで、先生の言葉に皆その眠そうな顔を上げた。
「転校生だって〜」「男か、女か」「女が良いなぁ。美人来てほしい」
「男が良いな。イケメンいないし」「女だって美人いねえだろ。東さん以外は」
クラスがざわつき始める中、先生はパンパンと手を叩く。
その音を聴いて教室は静かになり、先生を見る。
「静かに。それじゃあ入って来てくれ」
先生の言葉に教室の扉が開き、一人の少年が入って来た。
黒髪に整った顔立ち。同色の目はキリッとしていて、誰から見てもイケメンだった。
「今日から皆の仲間になる、四季龍也君だ」
「四季龍也です。今日からよろしくお願いします」
龍也はそう言って頭を下げる。
それと同時に、教室には拍手が巻き上がる。
「せつな。彼、すっごいイケメンだね!」
隣の席のラブはそう言って笑う。
彼女には大輔君という自分を想ってくれる彼がいるというのに。
私はそれを軽く聞き流しつつ、少年に目を向けた。
四季龍也・・・・・・。どこかで聞いたことある名前だけど、どこだったか・・・・・・。
「気のせい、かな・・・・・・」
私は小さく呟いた。
−−−
この世界の者は本当にくだらない。
顔が良いというだけでこうして近づいてきて、ちょっと褒めれば顔をにやけさせて喜ぶ。
管理されれば、コイツ等もこんな汚らわしい表情をしなくなるのに。
「おい、龍也、とか言ったか」
そんな時、目の前に3人の男子が立っていた。
まず、妙に背が高い眼鏡を掛けた男子。その横に坊主頭の男子。
そして、ど真ん中に髪を逆立てた男子だ。
「うん。龍也だよ。君達は?」
とりあえず優しく語りかけてやる。
僕の問いに彼等はそれぞれ自己紹介を始めた。
眼鏡の男子は御子柴健人。家は大金持ちらしく、豪華客船の責任者なんかもやったことあるらしい。ちなみに、キュアパインこと山吹祈里に恋しているのだとか。
坊主頭の男子は沢祐喜。どうやら最近、キュアベリーこと青乃美希に恋しているらしいが、連敗中なのだとか。
それで、ど真ん中の男子が知念大輔。キュアピーチこと桃園ラブに恋しているらしく、最近告白したのだが、返事は未だに保留中なのだとか。
3人とも恋愛中か。ホンットくだらないなこの世界の連中は。
何度も言うが、管理さえされれば、失恋などもなく平穏に過ごせるというのに。
「じゃあ、大輔君に健人君に、祐喜君だね。よろしく。それで、一体僕に何の用?」
「あー。実は俺達さ、ダンスやってるんだけどよぉ。良かったらお前もやらねえか?」
ダンス。この前プリキュア4人組がやっていたやつか。
そういえば、データではこいつらも同じ大会に出ていたとか書いてあったな。
3色団子だっけか。男子と団子か。くだらない。
「へぇ。ダンスやってるんだ!すごいね」
「あぁ。トリニティのミユキさんから、直接教えてもらってるんだ!」
祐喜とやらが目を輝かせながら言うが、ハッキリ言ってそれは知っている。
そういえば、プリキュアも一緒に教えてもらってるとか聞いたな。
一緒にダンスでもすれば、奴等に近づき邪魔することも可能、か。
しかし、なぜ奴等は僕を誘った?
僕を誘う理由なんて無いように感じるが・・・・・・まぁ、こちらからすれば好都合。適当に相手してさっさとプリキュアを倒すことにしよう。
「あのトリニティから!?知り合いなの?」
「なんと言っても、大輔の姉ちゃんだからな!」
無論、知っている。
「そうなんだぁ。面白そうだね!是非一緒にやらせてよ!」
「よっしゃぁ!これからは、4色団子だな!」
喜ぶ男どもを眺めつつ、僕は密かに笑みを浮かべた。
まさか、こうも上手くプリキュアとの接触回数が増えるとはな。
上手く利用して、FUKOゲージを増やしてやるさ。
- Re: フレッシュプリキュア!〜新たなる刺客〜 ( No.9 )
- 日時: 2016/05/28 18:20
- 名前: 春太郎 (ID: LN5K1jog)
いつものようにカオルちゃんのドーナツ屋さんに集まった私、美希ちゃん、ラブちゃん、せつなちゃん。
今日はこれからダンスの練習なので、ミユキさんと3色団子の3人を待つんだけど・・・・・・。
「ねぇねぇ聞いて!」
突然真っ赤な顔で机を叩き始めるラブちゃん。
それをせつなちゃんが宥めている。
「落ち着いてラブ」
「あ、うん・・・・・・ふぅ・・・・・・。あのね!今日私のクラスに、すっごいイケメンの男子が来たんだよ!」
ラブちゃんってイケメンで興奮する子だっけ、と少し思ったけど、私が変わってるだけで女子中学生というものはイケメンを見たらこういう反応をするべきなのかもしれない。
でも私が通ってるの女学院だし、周りの男の人なんていないからなぁ。
これからは、頑張ってこういう反応していくようにしよう。
「ラブがここまで言うなんて、相当のカッコよさなのね・・・・・・」
ジュースを少し飲んでから、美希ちゃんはそう言った。
まぁ確かに、ラブちゃんってあまり男子のことなんて興味なさそうだもんね。
「そうだよ〜!他の子達もキャーキャー言ってて、すっごいモテモテだったんだよ!せつなが来た時の男子みたいだった!」
「え、私が来た時も、周りあんな風になってたの?」
ラブちゃんの言葉に動揺するせつなちゃん。
せつなちゃんってモテモテなんだ。初めて知った。
「せつなちゃん可愛いもんね。それに勉強も運動もできるし、モテるのちょっと分かるかも」
私が言うと、せつなちゃんは顔を真っ赤にして「ブッキーまで・・・・・・」と俯いた。
女の私が言うのもなんだけど、確かにせつなちゃんは可愛いと思う。
それに比べて私なんて、鈍くさいし目立つこととか苦手だし。モテモテなんて夢のまた夢だよ。
羨ましい。
「あ、大輔〜!」
その時、ラブちゃんが立ち上がってどこかに手を振り始める。
見るとそこには、大輔君と祐喜君、健人君と・・・・・・誰か知らない人が一人こちらに走ってきていた。
「あれ、誰?」
美希ちゃんもそう言って首を傾げた。
しかし、ラブちゃんは知っている様子で目を見開いた。
「え、りゅ、龍也君!?」
「ようラブ」
普通に挨拶をする大輔君。告白を保留化されたとは思えない自然さだ。
さすがミユキさんの弟・・・・・・。
「やっほー大輔!で、なんで龍也君がここにいるの?」
「ああ。コイツは俺等の仲間に入ったのよ。その名も4色団子!」
そういえば、前から思っていたけど、なんで団子なんだろう?
・・・・・・まぁ、今は気にしないでおこう。
「あ、そうそう。ブッキーと美希たんは知らなかったから紹介するね!さっき話した、転校して来た四季龍也君!」
「四季龍也です。よろしく」
ニッコリと笑う龍也君。
なるほど、確かにイケメンだ。
「あ、青乃美希です。よろしくお願いします・・・・・・?」
「いや、なんで敬語?」
緊張した様子で挨拶する美希ちゃんにツッコミを入れるラブちゃん。
まぁ、イケメンだから緊張しちゃうんだろうね。
「山吹祈里です。よろしくね、龍也君」
私も挨拶する。すると龍也君もニッコリと笑って「よろしく」と笑った。
笑顔を直接向けられたからか、少しだけドキッとしてしまう。
「えっと・・・・・・」
「あれ、なんか一人増えてるね〜。さっき大輔がメールで言ってた新メンバー?」
その時、ミユキさんが現れる。
こうして、一人増えた状態でのダンス練習が始まった。
- Re: フレッシュプリキュア!〜新たなる刺客〜 ( No.10 )
- 日時: 2016/05/28 19:17
- 名前: モンブラン博士 (ID: EBP//tx7)
ここからだんだんブッキーと龍也くんが惹かれていくのですね!
けっこうブッキーが自虐的だったので驚きました!
続きも楽しみです!
- Re: フレッシュプリキュア!〜新たなる刺客〜 ( No.11 )
- 日時: 2016/05/28 20:54
- 名前: 春太郎 (ID: LN5K1jog)
わー、モンブランさんわざわざこっちにコメントありがとうございます!w
ブッキーたんは正直自虐してそうな子だなーと思ったのでこう書きましたw
続き頑張ります!
−−−
明るい笑顔を浮かべながら通り過ぎていく人達を眺めながら、俺は溜め息を漏らす。
気色悪い。なんでああやって毎日この世界の人間はヘラヘラできるんだ?
「プッハーッ!やっぱり部活終わりの自動販売機は最高だなぁ!」
目の前では、野球とかいうスポーツのユニフォームを身に着けた少年二人が機械から出てきた飲み物を飲んで笑顔を浮かべている。
相変わらず、気持ちわりぃ表情だ。虫唾が走る。
こんなだらしない顔、よくできるもんだ。
「スイッチ、オーバーッ!」
俺は叫び、ラビリンスの状態の服装に戻る。
それを見た周りの人間達は驚いた様子で口を開けている。
「我が名はスプリンガーッ!ラビリンス総統。メビウス様が下僕ッ!」
俺はさらに胸の前で拳を2回擦り合わせ、ウチホロボーセの種を出す。
真紅に染まったダイヤに、真ん中に黒い筋が入っている。
「ウチホロボーセッ!我に仕えよッ!」
俺は叫び、それをジュースを出す機械に飛ばす。
機械に突き刺さった種は黒く染まり、四角い物体を闇で染め上げていく。
やがてそれからは手足が生え、ウチホロボーセとなる。
「なっ・・・・・・お前はまさか、スプリンガーかッ!?」
背後から声がするので振り返ると、この世界の人間の姿をしたサウラーとウェスタ—が立っていた。
「やぁやぁ、これはこれはサウラー君とウェスタ—君じゃないか。いや、今は西君、南君と呼んだ方がいいかな?ククッ・・・・・・」
「貴様ッ!なんでここにいるッ!?たしか、ずっと前にラビリンスで問題を起こして、消去されたハズじゃぁ・・・・・・」
「あぁ・・・・・・たしかに消去されたなぁ・・・・・・」
シンプルな話だ。デリートホールの中で漂っている俺をシーザーが救った。
だから、奴に協力している。ただそれだけの話。
「じゃあ、なんでここに!」
「おいおい、真相を知るのは勝者の特権だろう?敗者は黙って、靴でも舐めてな!」
俺が叫ぶのと同時に、ウチホロボーセも暴れ出す。
「やるしかないね、隼人!」
「おう!俺達だって変わったんだってこと、見せてやろう!」
「「スイッチ、オーバー!」」
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