二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 【完結】フレッシュプリキュア!〜新たなる刺客〜
- 日時: 2016/08/11 18:59
- 名前: 春太郎 (ID: LN5K1jog)
初めましてか何度目まして!春太郎です!
小説サイトでは凜太郎という名前でやってましたが、映像二次の方は初なので、折角なので、雑談で使っている春太郎に改名させていただきました!
凜太郎で馴染んでる方も、雑談の方で春太郎で馴染んでる方も、どちらも知らねえよ!というお初さんも大歓迎です!
さて、「!」を多用したところで今回から書く物の紹介ですね
今回からは、最近久しぶりに見たフレッシュプリキュアの二次小説です
大好き×100なキュアパインちゃんとの恋愛小説、ですが、色々な事情により、「新たなる刺客」というサブタイトルになりました
どんな話になるのか!皆さん、是非見て下さい!
それでは、よろしくお願いします
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- Re: フレッシュプリキュア!〜新たなる刺客〜 ( No.45 )
- 日時: 2016/06/10 16:12
- 名前: 春太郎 (ID: CzRhDmzb)
街には、人がたくさんいた。前にシーザー様は街で情報を得てウチホロボーセを出した結果、FUKOを大量に集めることに成功した。
私も同じようにすれば成功するかと思ったのだが、別に、ただの平和な街にしか見えない。私には、彼のような聡明な頭脳も才能もないのだ。
「うわあああん!兄ちゃんが俺のジュース盗ったあああ!」
その時、どこからか泣き声が聴こえた。
見ると、一人の小さな男子が泣き叫んでいた。
その近くには、オレンジ色の液体が入ったペットボトルを手に持ち、困った顔をしたその男子より少し大きな体の男子がいた。
「うるせーなぁ。喉乾いたからちょっと貰っただけだろ?それくらいいいじゃんかよ」
「びえーん!」
「・・・・・・はぁ。分かったよ。ホラ、全部やればいいんだろ?」
「わーい!」
ペットボトルを返して貰った男子は、それを片手に喜んでいた。
自分のものが盗られたり無くなると、人間は不幸になるのだろうか?
「だったら、楽勝ですわね」
私はスイッチオーバーをして、黄色に縦に黒い線が一筋入ったダイヤを出す。
周りを見渡せば、近くには廃棄される黒板があった。
前に、サウラーが黒板をナケワメーケにして子供たちの好きなものを消すという作戦を行ったことがある。
ウチホロボーセなら、あの時よりさらに強く、より多くのものを消せる。
「ウチホロボーセ。我に仕えよ!」
黄色のダイヤが突き刺さったそれは、黒い光に包まれ、大きくなっていった。
−−−
「キュアエンジェルになる方法って・・・・・・何?」
いつものようにドーナツをかじりながら話していると、せつなちゃんが唐突に、聞いてきたのだ。
私はドーナツを持ったまましばらくポカーンとしてしまう。
「キュアエンジェルになる方法?」
ラブちゃんはせつなちゃんの言葉をおうむ返しして、首を傾げた。
それにせつなちゃんは頷く。
「私も、早く皆みたいにキュアエンジェルになって、約に立ちたいの」
「そう言われても・・・・・・あたしたちだって別になろうと思ってなったわけじゃなくて、気づけばなっていたような感じだからね」
美希ちゃんはそう言って困ったような笑みを浮かべた。
私もそれにコクコクとだけ頷く。
だって、私も動物さんたちが傷つけられることに怒りを感じて、守りたいって思って、気づけばキュアエンジェルになっていたのだから。
「キュアエンジェルになるには、何かを守りたいと思う純粋な心が必要なんや」
その時、さっきまで黙々とドーナツを食べていたタルトちゃんは唐突にそう言い放った。
何かを守りたいと思う純粋な心?
「ピーチはんは街のみんな。パインはんはふれあい広場の動物たち。ベリーはんは弟はんが傷つけられたことにより、その心が膨れ上がって、あと、シフォンがその愛の力をかき集めることによって、キュアエンジェルになれたんや」
うーん・・・・・・ピンとこないなぁ・・・・・・。
「じゃあ、せつなちゃんの大切なものが傷つけられたら、その力が発動するってこと?」
「パインはん、アッサリ怖いこと言うなや・・・・・・間違ってはあらへんけど・・・・・・」
思ったことを素直に言っただけなのに、なぜか少し苦い顔をされた。
まぁ、確かに不謹慎だったかもしれない。反省。
「じゃあさじゃあさ、せつなの大切なものって何?」
「私の大切なもの・・・・・・?」
せつなちゃんは顎に手を当て、しばらく考えた後で小さく呟いた。
「ラブや、家族のみんな。それに、ブッキーや美希と一緒にいられる時間が、一番大切よ」
なんだか、すごく良いことを言ってくれた。
胸にジーンとくるのを感じる。
「よーし。じゃあ私たちが傷つけられに行こう!」
それを台無しにするのがラブちゃんなのでした。ちゃんちゃん。
「やめなさいよ。それに、もしかしたら別のものの可能性だってあるんだし、もっと慎重に考えないと、後悔するわよ」
「やっぱりダメか・・・・・・」
ダメに決まってるだろうに。分かってて言ったのかはわからないけど。
「でも、うまくいくって・・・・・・私、信じてる!」
「ブッキー!ありがとー!」
なぜか抱きついてくるラブちゃん。
私はそれに、苦笑いを返しておいた。
- Re: フレッシュプリキュア!〜新たなる刺客〜 ( No.46 )
- 日時: 2016/06/10 21:31
- 名前: 春太郎 (ID: LN5K1jog)
「それにしても、カオルちゃんのドーナツは最高だね〜」
ラブちゃんはそう言ってドーナツを頬張った。
口の端に付いたドーナツをせつなちゃんが苦笑して拭っている。
「ラブはホント、幸せそうに食べるわね」
「だって美味しいものは美味しいんだもん〜」
ラブちゃんはえへへとはにかみながら言った。
しばらく笑った後で残った一切れを食べようとした瞬間だった。
「じゃあ最後の一個、いただきまぁー・・・・・・」
一瞬で、ドーナツが消えた。
ラブちゃんはそれに面喰い、指を噛んでしまう。
「いったぁ・・・・・・ねぇ、今ドーナツ消えたよね!?これって・・・・・・」
「もしかしたら、前にサウラーがやった作戦を?」
せつなちゃんはそう言うと、ハッとした表情になる。
その後ですぐに立ち上がり、走ってどこかに行く。
なぜなのかしばらく考えた後で、前のサウラーさんがやった作戦を思い出す。
たしか、子供が好きな食べ物やゲーム機とかを消して、最後には・・・・・・。
「お母さんが危ない!」
ラブちゃんも気付いたらしく、走り始める。
私もそれを追いかけるように走る。
お母さんの安否を確認して、その後で、ウチホロボーセを倒さなくちゃ。
そう思って走っていたとき、向かい側から龍也君が歩いてくるのが見えた。
「山吹さん!?え、どうしたの?」
「龍也君!時間がないから詳しくは説明できないけど、お母さんたちが危ないかもしれないの!」
「もしかして・・・・・・また化けもの関係?」
「そう!竜也君もお母さんの所行ってあげて!それじゃ!」
私はできるかぎり早口でまくしたてると、すぐに走った。
時間がない。一刻でも早く、向かわなくちゃ。
−−−
「母親・・・・・・ねぇ・・・・・・」
僕は走っていくキュアパインを見送りつつ、ため息を漏らした。
母親なんて、僕にはいない。ラビリンスが管理されるようになってから、僕は会ってない。
会いたくもないけどね。
「にしても・・・・・・今はウチホロボーセが暴れているのか・・・・・・」
僕は携帯を取り出し、ファルーラに電話をかけた。
「もしもし?」
『もしもし。シーザー。私今FUKO集めてるんですのよ?』
「プリキュアが異変に気付いたらしくて、今母親の安否を確認しに行った。どういうことをしているのかは知らないけど、プリキュアにどうにかできるレベルの暴れ方なのかい?」
『少なくとも、直接浄化されない限りは問題ないですわ』
その後で、僕は今どうFUKOを集めているのか聞いてみた。
どうやら、かなり前にサウラーが行った作戦を真似しているらしい。
まぁ、彼は出動回数が少ない割にはかなりの量のFUKOを集めているからね。
「過去の成功を真似か。確かに、たまにはそういうのもいいかもね」
僕はそう呟きつつ、とある屋台の前で立ち止まり、その屋台に飾られた置物を見て笑みを浮かべた。
「最近プリキュアも、ウチホロボーセを倒すことが作業化している部分があるからね。今回は僕も協力するよ」
それは、タコの置物だった。
- Re: フレッシュプリキュア!〜新たなる刺客〜 ( No.47 )
- 日時: 2016/06/11 13:50
- 名前: 春太郎 (ID: LN5K1jog)
「ただいま!」
私は靴を脱ぎ散らかしつつ、家に入る。
一瞬、揃えないと怒られると考えたが、怒ってくれるお母さんがいなくちゃ意味はない。
「お母さん!」
台所の扉を開けるとそこには・・・・・・———。
「あら、ラブどうしたの?そんなに慌てて」
エプロンを着て、料理をしている最中のお母さんがいた。
良かった・・・・・・まだ、消されてない・・・・・・。
「お母さん・・・・・・あのね・・・・・・」
私がウチホロボーセについて説明しようとしたときだった。
フッと、お母さんは消えた。
ちょうど、私が帰ってきたせいで持ったまま手を止めていたお玉は、床に当たり、今日の味噌汁の液体をまき散らす。
「ラブ・・・・・・これって・・・・・・」
声がした方を見ると、せつなが血の気の引いた顔で私の顔を見ていた。
「・・・・・・行こう、せつな」
私の言葉に彼女は頷き、二人で家を出た。
−−−
目の前でお母さんが消えた。
それは私にとってとても悲しいことだったが、嘆いてはいられない。
途中で美希ちゃんとも合流し、ラブちゃん達の所に行こうと思ったが、どうせ二人はもう町に向かっていると美希ちゃんが言うので、私たちも町に向かった。
町に行けば、母親を失い泣き叫ぶ子供や、妻を無くし途方に暮れる男で満ち溢れていた。
「こんなのって・・・・・・」
「ブッキー。ラブ達がいたわ」
美希ちゃんはそう言うと前方を指さした。
そこでは、すでに変身を終えたラブちゃんとせつなちゃんが黒板のウチホロボーセと戦っている最中だった。
私たちもすぐさま変身すると、一気に二人の元に駆け寄った。
「プリキュア、ダブルパンチ!」
二人でウチホロボーセにパンチしようとしたとき、何かに地面に叩き付けられた。
見るとそれは、大きなタコのウチホロボーセだった。
「た、タコ〜!?」
ベリーはおびえた様子で後ずさりをする。
そうだった。ベリーはタコが苦手だったんだ。
「パイン!危ない!」
その時、ピーチがそう叫んだ。
見ると、そこにはタコの足が迫ってきていた。
「きゃぁ!」
タコの足に体を締め付けられ、足が浮く。
その時、タコの後ろに立つ少年を見て私の胸の中には黒い感情が一瞬湧き上がった。
「シーザー・・・・・・!」
「哀れな姿だな、キュアパイン」
ニヤリと彼は笑う。
すぐにタコの足から抜け出そうとするが、タコの吸盤がいい具合に引っ付いていて上手く抜けられない。
「プリキュアダブルキック!」
すると、ピーチとパッションがキックでなんとか抜け出す。
しかし、そこに黒板ウチホロボーセの黒板消しが飛んでくる。
「プリキュア、エスポワールシャワー!」
そこにベリーが素手でのエスポワールシャワーを飛ばし、黒板消しを弾いた。
私は地面に着地し、すぐにリンクルンを取り出しキュアエンジェルになろうとする。
しかしそこにまたもやタコの足が降ってきて、避けるので精一杯な状況になる。
しばらくは攻撃を避け続けていたが、やがて体力も底をつき、私、ベリー、ピーチはタコのウチホロボーセに捕まってしまう。
−−−
目の前では、タコに捕まった3人。
苦しそうに顔を歪めている。
「キュアエンジェルになれないパッション一人じゃどうしようもないよなぁ。プリキュアもこれで終わりか!はははッ!」
シーザーは顔に手を当て、嘲るように笑った。
ファルーラもこちらを見下ろして笑っている。
「イース。無様な姿ですわねぇ」
間違ってはいない。今の私は無様であろう。
仲間がピンチな状態で、何もできない。
私はただ、みんなと一緒にいたくて。幸せな生活を送りたくて。
そうだ。私はただ、家族と、友達と、一緒に笑いあいたいから。
「私はまだ、あきらめるわけにはいかない!」
「キュアキュアプリプー!」
シフォンの声。それと同時に、辺りが赤い光で包まれる。
気付けば、背中から羽の生えたキュアエンジェルになっていた。
「な、今なるの!?」
シーザーは目を見開かせそう叫んだ。
「幸せよ届け。プリキュア、ハピネス・トゥルー・ハート!」
私は赤いハートを放ち、まずタコのウチホロボーセを浄化する。
タコから解放された3人は私の元に駆け寄ってくる。
「キュアエンジェルになれたんだね!」
「みんなのおかげよ。ありがとう」
私が笑うと、3人も照れたように笑った。
そしてウチホロボーセ達に向き直る。
「一気に決めるよ!みんな!」
「ОK」
ピーチもキュアエンジェルになり、技を放つ。
浄化されるウチホロボーセ。
やがて、化け物がいた場所には何も無かった。
「へぇ・・・・・・やってくれるじゃん・・・・・・」
声がした方を見ると、悔しそうに眉を寄せたシーザーが立っていた。
「そろそろ僕たちも、本気を出すべきかな?」
「ヘッ。やっとかよ」
別の場所から声がした。スプリンガーだった。
「プリキュア!そろそろ決着を付けようぜ!」
「望むところよ!」
ピーチの言葉に、私たちも頷いた。
さぁ、直接対決だ。
- Re: フレッシュプリキュア!〜新たなる刺客〜 ( No.48 )
- 日時: 2016/06/24 12:46
- 名前: 通りすがりの誰か (ID: LIwDSqUz)
あげてもいいですかorz100
- Re: フレッシュプリキュア!〜新たなる刺客〜 ( No.49 )
- 日時: 2016/08/03 21:47
- 名前: 春太郎 (ID: LN5K1jog)
「キュアパインッ!」
唐突に名前を呼ばれ、私は声がした方向を見る。
それとほとんど同時に、少女の蹴りが飛んできていた。
咄嗟に腕でそれを受け止めるが、勢いは止めきれずに後ろにズザザザッと音を立てて下がる。
追撃が来る前に、私はすぐにバックステップの要領で下がる。
「逃げてばかりでは勝てませんわよ!」
しかしそこに、思いパンチが飛んでくる。
私の体は吹き飛び、木にぶつかる。
「パイン!」
その時、私の元にベリーが駆け寄ってこようとした。
しかし、そこにスプリンガーが立ちはだかり、ベリーの顔を殴り飛ばすのが見えた。
さらに、その奥ではシーザーとピーチ、パッションが戦っているのが見えた。
皆戦ってるんだ・・・・・・私だって、皆の力にならなくちゃ!
「はぁッ!」
目の前まで迫ってきていた拳をギリギリでかわし、なんとか走って距離を取る。
少女が追いかけてきたところで、私は瞬時に振り返り、パインフルートを取り出す。
それを見た少女の目が、一気に見開く。
「プリキュア!ヒーリングブレア〜!」
私は叫びながら、一気に少女との距離を詰め、彼女の鼻先にキュアスティックを突き付ける。
そして先に溜めた力を一気に、放った。
「フレーッシュッ!」
黄色のダイヤが少女に飛んで行ったのを確認しつつ、私は後ろに跳んで、白いリンクルンを出す。
そして、キュアエンジェルに変身する。
予想通り、ヒーリングブレアを弾き飛ばして、私に迫ってくる少女。
私はすぐに彼女の目の前まで手を持っていき、叫ぶ。
「祈りよ届け!プリキュア!ヒーリング・トゥルー・・・・・・ッ!」
「貴方はなぜッ!」
私の言葉を遮るように、少女は叫ぶ。
よく見れば少女の顔は・・・・・・涙で濡れていた。
「なん・・・・・・ッ!?」
「貴方はなぜ!私から!」
少女は空中で宙返りをし、私にかかとを落とそうとして来ていた。
「シーザー様を奪うのですかぁッ!」
「ハートッ!」
私はそこに、技を放った。
眩しい光が、少女を包み込む。私はなんとか後ろに後ずさり、へたり込んだ。
しかし、光の中からは、ボロボロになった少女がフラフラと立ち上がって来ていた。
持久力だけが取り柄なのに、私の体力もすでにほぼ限界。
それでも、疲れた体になんとかむち打ち、立ち上がる。
「貴方は・・・・・・なんで・・・・・・」
それでもなお、少女はまだ喋る。
私は冷静にキュアスティックを取り出し、構えた。
「なんで・・・・・・私から・・・・・・シーザー様を、奪うのですか!?」
目を涙で腫らし。
「私があなたに、何かしましたか!?」
頬を涙で濡らし。
「FUKO集めも、人の恋までも邪魔して、そんなに楽しいですか!?」
少女はまだ、叫び続ける。
しかし、分からない。少女が言っていることが分からない。
私は、彼女の恋の邪魔も、シーザーを奪ったつもりもない。
彼女がシーザーのことが好きなら、別に邪魔なんてしない。
それに、そもそも私の好きな人は・・・・・・————
「———・・・・・・まさか・・・・・・?」
「グハァッ!」
私の考えを遮るように、目の前を何かが横切る。
視線を向けると、そこではシーザーがボロボロになった体で倒れていた。
「シーザー様ッ!」
「ファルーラ・・・・・・今日の所は、一旦去るぞ。消耗しすぎた」
「でも・・・・・・ッ!」
「FUKOだって、大分溜まりつつある。今、無理に戦う必要はない」
シーザーはそう言うと、チラリと私の方を見た。
その時、ほんの一瞬、優しい目つきになった気がした。それを見た瞬間、私の背筋を寒気が走った。
それと同時に、一人の少年の姿が思い浮かぶ。
そこまで考えていた時、彼等は去ってしまう。
咄嗟に止めようとしたが、体は言うことを聞かなかった。
「強かったね」
「えぇ。でも、向こうはかなり消耗している。きっと次こそ・・・・・・ブッキー?」
ラブちゃんと美希ちゃんの言葉に、私は返事できずにいた。
未だに心臓の音が、やけに耳にへばりつく。
「シーザー・・・・・・もしかして、貴方なの・・・・・・?龍也君・・・・・・」
私の呟きは、誰にも聞かれることはなかった。
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