二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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私の居場所 〜GENEからの愛〜
日時: 2017/07/23 13:31
名前: GENE (ID: 2WPGd65I)

架空の話です。フィクションです。
初の投稿なので、お手柔らかにお願いします!!






誰からも愛されないで育った。
愛だと思っていたものは違った。
もう恋なんてしない。
そう誓ったのに・・・・。

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私の居場所 〜GENEからの愛〜 ( No.48 )
日時: 2017/07/28 18:06
名前: GENE (ID: 2WPGd65I)

反応に困っていると・・・

隆二「俺、3年の隆二って言います!
   あれ?・・・・んもぉー、ほら来いよー!」

扉の前でこっちをじっと見ている人が・・・・・・

結衣「えっ・・・・」
驚き立ち上がり・・・・・固まる。

?「元気そうだね。会えて嬉しいよ。」

「きゃー!」
クラスの女の子が叫ぶ。

結衣「・・・・・・。」

何も言えない。今、自分がどんな表情をしているか
鏡を見なくても分かる。

どうしよう・・・・・・・・

そんな私の異変に気付いた涼太くんがこっちに来た。

涼太「臣先輩!お疲れ様です!」
仔犬の瞳でキラキラと挨拶。

私の居場所 〜GENEからの愛〜 ( No.49 )
日時: 2017/07/28 18:23
名前: GENE (ID: 2WPGd65I)

広臣「おー!涼太—!特に用はないんだけどね。
   ただこいつを見に来ただけ。」

涼太「お知り合いなんですか?」

結衣「・・・・・・・。」

広臣「知り合いも何も・・・・・・妹だから。」

「「「えっ?!」」」
その場にいた全員が驚いていた。

涼太「妹なんですか?!」

広臣「ふっ。まぁ、涼太がいるクラスなら安心だ。
   こいつに変な虫がつかないように見張っててな。」

結衣「・・・・・・。」

広臣「じゃあ、またな。」

ぽんぽんと私の頭に手をおき、教室を出て行った。

隆二「あれ?臣ぃー、もういいの?
   んじゃ、結衣ちゃんバイバイ!!」

私の居場所 〜GENEからの愛〜 ( No.50 )
日時: 2017/07/28 18:40
名前: GENE (ID: 2WPGd65I)

どうしていいのか分からない私に
クラスメイトの女の子たちが群がってくる。

「うそー!本当に妹だったの?」
「臣先輩の妹とか幸せだねー!」
「臣先輩のプライベート覗き放題!」
「すごーい!」

結衣「・・・・・・・。」苦笑

何も言えない。この恐怖。


私の表情を見て、涼太くんが

涼太「昼休み終わっちゃうよー!ほら、ご飯食べよぉー!」

その一言で群がっていた女の子たちがいなくなった。

涼太「大丈夫?」

結衣「あっ。・・・・・・・うん!だ、だい、大丈夫っ。」


ツインタワーの2人も心配そうに見てきたが

晴美「ご飯食べよー!お腹空いたぁー!」

結衣「う、うん。」


この2人は無理に聞いてくることもなく
普通な会話をしてくれた。

でも、何も頭に入ってこない。

私は今、笑えているのだろうか?

午後の授業は何も覚えていない。

私の居場所 〜GENEからの愛〜 ( No.51 )
日時: 2017/07/29 19:58
名前: GENE (ID: 2WPGd65I)

放課後になり・・・・・

晴美「結衣、一緒に帰ろー!」

結衣「うん!」

楓「ちょ!はるおさん!委員会!!」

晴美「あっ・・・・・忘れてた。ごめん。一緒に帰れないぃー!」

結衣「全然いいよー。2人とも委員会頑張って!!
   じゃあね!!」


隼「じゃあ!俺達と帰りますか!!!」

玲於「ん。行くぞ。」

メンディー「結衣、一緒に帰ろ!」

結衣「ありがと!」

バイバイとツインタワーの2人にお別れして
隼、玲於、メンさんと帰ることにした。


私が廊下を歩けば
ヒソヒソと聞こえる・・・・・・・・


「臣先輩の妹らしいよ。」
「臣先輩に似てないね。」


うつむいて歩く。


玲於「よく分かんねぇーけどそんな縮こまらなくていいんじゃね?!」

メンディー「そーだよ!堂々としてればいいんだよ!」

結衣「うん。ありがと。」

隼「結衣は笑顔が似合う!いい!素晴らしい!」


玲於「わざとらしい。笑」
隼「本当に思ってまーす!」

結衣「ありがと。」

私の居場所 〜GENEからの愛〜 ( No.52 )
日時: 2017/07/29 19:59
名前: GENE (ID: 2WPGd65I)

隼、玲於、メンさんと学校を出ると
校門前で臣が待っていた。

広臣「結衣、一緒に帰ろ。」

結衣「・・・・・・・。」

広臣「話したくない?」

結衣「いや・・・・・。」

玲於「結衣は俺たちと帰るんで。」

広臣「は?」玲於を睨む臣。

結衣「兄と帰ります」
うつむいてボソッと言う。

玲於は、腑に落ちない感じではあったが

んじゃ、またな!って歩き出した。

それに続く隼とメンさん

うつむくことしかできず、バイバイも言えなかった。

広臣「行くぞ。」
結衣「・・・・・どこにですか?」
広臣「は?家に決まってるんだけど。」
結衣「私の家は反対方向です。」
広臣「俺の住んでる家に行く。分かったか?」
結衣「はい。」

無言のまま、家に着いた。

私の家ではない。1人暮らしは中3からしてるから、

1年半くらいは帰っていない家。


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