二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

スマブラ戦記Another レジスタンス(完結)
日時: 2021/05/03 07:38
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【これは俺達のもう1つの戦い】

どうもメイドウィンです、新から始まったスマブラ戦記のスピンオフ作品を作りました


【注意】
不定期更新
スマブラってあるけどスマブラ参戦作品は少ない
スマブラSP、及び『灯火の星』のネタバレ
他作品のネタとか出る
一応【スマブラ戦記】も見ておくことを推奨しておきます

Re: スマブラ戦記Another レジスタンス ( No.48 )
日時: 2021/05/02 22:52
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

天夢
「やった!ダウンした!!」

マック
「来るぞ!」

天夢
「よし………俺も!!」


アラン
「ヒャッハ!!」

天夢
「【プレッシャー】!!!」


アランは懐から紐で縛られたグローブを鞭のように振るうが、それを超える巨大なグローブで殴り飛ばした!!


天夢
「これでまとめてKOだ!!」

マック
「セコンド!」

灰路
「僕がやります!………1!2!3!」



灰路
「4!5!6」


デスプレイ
「ぐるるっがあああああ!!!まだやれるんだよ!!!俺は!!!」

マック
「あれが………適合者ってやつなのか?」

天夢
「いや、マインクラフトの………マルキューだったか、彼とは大違いだ、まるでコントロール出来ていないかのような………」





「ええ、出来ていませんよ」


その時、リングのポールから人影……ダンテが現れる

マリー
「お前はダンテ!!てめぇ何しに来た!!」

ダンテ
「わたしも人探しくらいはしますよ、光救教の適合者となればね」

ダンテ
「まぁ、今の私はダーズ様復活の為に忙しい故にこうして幻影で確認することしか出来ませんが」

天夢
「……………」

デスプレイ
「ダンディ…………!!おまええ!!」


暴れるデスプレイを、ダンテは右腕のみで静止する

………否、その右腕は外れていた、まるで幻のように

ダンテ
「口を慎みなさいデスプレイ、野獣のような振る舞いはダーズ様に対し無礼です」


天夢
「…………ダンテ、光救教の奴にも聞く予定だが、念の為お前にも聞く!」


天夢
「適合者というのは………何なんだ!?」


ダンテ
「適合者………いいでしょう、教えてあげます」

ダンテ
「潰れろ」

アラン
「あ、あべば………ちにゃ!!」ベビュ

ダンテが指を鳴らすと、アランのマガイモノが粉々に潰れて液体になった

ダンテ
「貴方はこの黒い液体を知っていますか?」

天夢
「……………マガイモノと言っていた」

ダンテ
「マガイモノ、我々人間にとっては未知の存在………ですが、不思議なことにダーズ様はこの液体をまるで美味なる物を食らうように取り込む」

ダンテ
「そして……これを送られる」

Re: スマブラ戦記Another レジスタンス ( No.49 )
日時: 2021/05/02 22:59
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ダンテは黒い液体の入った瓶を出す
マガイモノの液体と違い、反射して顔が映るほど綺麗な黒をしていた

天夢
「なんだ………なんか、綺麗だな」

ダンテ
「ダーズ様が、成分に含まれた不純物を取り除いてくれたものです」

ダンテ
「前々からこれには特殊なエネルギーが込められていましたが、普通に摂取しては死んでしまうのでね………」

マック
「それを奴らに差し込んだ、というわけか」

マック
「幹部様というよりは、ただの実験動物モルモットだな」

ダンテ
「その分マルキューを失ったのは惜しいと思ってるのですよ、彼は貴重な成功者でしたので」

天夢
「………貴重な?じゃあ、あれは?」

ダンテ
「………適合するのはあくまで力のみ、適合者には2つ大きな欠点がある」

ダンテ
「マガイモノの不死性は失われ、絶望を心で感じた途端成分は炎に変化し己を消滅させる」


ダンテ
「もう1つは………まぁ、細かく話すと難しい話になってしまうので要約すると」


ダンテ
「彼のように邪で、忌々しい感情を抱えた人間は、能力を発動した途端自我の崩壊が始まり」

ダンテ
「そして、もう二度と能力を解除出来ない」


天夢マリー
「!!」


ダンテ
「わたしはデスプレイにやらせても何とも思いません」

ダンテ
「何故なら結果はどうあれ貴方に挑んだ時点で、デスプレイは敗北していますから」


デスプレイ
「ダンで!!さいしょがら、お前は!!」

デスプレイ
「………いや、どうでもいい!!」

デスプレイは無我夢中でダンテを殴る


ダンテ
「わたしは今、左手しか実体はありませんよ?」

デスプレイ
「お前だけは、お前はつぶしてやる!!」



デスプレイ
「なにが、暗滅教だ!!なにが、闇は救うだ!!神に祈らなきゃ何も出来ない底辺クズの、集まりが!!」

デスプレイ
「神の力も、お前らも、利用して俺が、王者に、なるんだ!!」


デスプレイ
「お前みたいな、空っぽの、バカとは違う!!俺と同じで、お前も」


ダンテ
「うるさいですよ」

ダンテの左腕はピストルのように弾丸を放った


ダンテ
「…………適合者だから、自分が特別だと思いましたか?」

Re: スマブラ戦記Another レジスタンス ( No.50 )
日時: 2021/05/02 23:05
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

デスプレイ
「………うご!!」

ダンテ
「貴方の選択肢は3つ、わたしに負ける、適合者に負ける、適合者に勝つ」


ダンテ
「それら全てに【貴方は死ぬ】が含まれていますが」


天夢
「…………なんだ、今のは、クロスオーバー能力か?」

ダンテ
「いえ、わたしはまだです………復活の暁にはより質のいいものを与えてくださるという約束がありまして、ふふ」

デスプレイ
「うげあああああおれはああ!!だれよりもうえの、いちばんなんだあああ!!」


マック
「……………ミスター・アム!」

マック
「アイツには何を言っても無駄だ、決めてやれ!」

天夢
「………………ああ、今度は………」


天夢
「その、一撃に全てをかけて!!」

天夢の右腕が再び輝き出す!!

ダンテ
「!」


天夢
「…………デスプレイ、お前はなんというか、可哀想な奴だったよ」

天夢
「人間として生きるのに向いてなかったんだ、だから…………」

天夢
「もういい」


天夢の腕は伸びることなく、真っ白なままデスプレイを殴り飛ばした!!



デスプレイ
「うぎゃぁぁぁぁああああ!!!」


デスプレイ
「ああ、あ………?」


そして、デスプレイは炎に包まれて、消滅した

天夢
「……………これでよかった」

天夢
「動物にしたって、人間にしたって、何もかも思い通りで1人で解決出来る存在なんて、あるわけないんだから………」



マリー
「…………あいつ、またなんか変わったな」

マリー
(しかも………あの白いのは、なんか、マスターハンドみたいだったな)

マリー
(任天堂戦士が2作品扱えるなんて有り得るのか?それも適合者の…………)


ダンテ
「…………さて、また1人やられてしまいましたか」

ダンテ
「ですが、ダーズ様復活は目前………問題はありません」

ダンテ
「あのお方が復活すれば貴方など取るに足りません、光救教の適合者」


天夢
「……ダンテ、言いたいことと聞きたいことがある」

ダンテ
「いいでしょう、貴方は既に2人も倒している」



天夢
「…………まず、ダーズの復活とやらは目安で言うと今何パーセントだ?」

ダンテ
「……………ふふっ」



ダンテ
「89%ですよ」

マリー
「なっ!?」

灰路
「も………もう、そんなに!?」

Re: スマブラ戦記Another レジスタンス ( No.51 )
日時: 2021/05/02 23:27
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ダンテ
「それで、言いたいこととは?」

天夢
「……ダンテ、俺は………」



天夢
「俺の名前は虎伏天夢、だ。」


天夢
「………俺は一応、人間なんだ、マルキューやデスプレイのように超越とかした覚えはない、名前がある」


ダンテ
「…………ふむ、光救教初の事例として覚えていましたが、些か無礼でしたか」



ダンテ
「では、貴方と実際の体で会えることを楽しみにしていますよ、天夢君。」


そして、ダンテの姿は消えていった…………

天夢
「…………ダンテ」

灰路
「…………」

………………

ブルース
「俺がいない間にそんなことになっていたのか」

マリー
「まだ顔がだいぶ痛々しいな…………」

ブルース
「まだまだ俺も未熟だったか」

マック
「あいつらは規則外でインチキ野郎だった、お前の実力のせいじゃない」

天夢
「………だが、ダーズの復活は思ったより早い」

天夢
「俺達もモタモタしていられない事が分かったが…………」

マリー
「つーか………ダンテってどこにいるんだ?」

マリー
「任天堂戦士の数も多い、一人や二人はアジトかなんか見つけてそうだが…………」

灰路
「大方そういう人物は始末されているのでしょうね………そもそも」

灰路
「ダンテという人物のことがよく分からないんです、見ている間彼にテレパシーを使い心を読み取ろうとしたんですが」

灰路
「電波が走るような………奇妙な感覚がしたんです、まるで人間ではなかったかのような」

天夢
「人間ではない………でも、適合者ではないと言っていたが………」


天夢
「いや………有り得るかもな」

ブルース
「どういうことだ?」

天夢
「考えてもみるんだ、俺達は元々普通の人間………それが別の世界に送られて、こんな能力まで与えられて、現実とは思えない体験を数多くした」

天夢
「こんな事………【人間】に出来るような事だろうか?」

天夢
「なんというか、俺も言い表しにくいんだが………今回の事は、俺達の想像だにしない超常的な事が大きく関わっている」

天夢
「もしかすると、俺に力をくれた光救教も…………うっ」

天夢は再び、意識を失う


マリー
「天夢!?」

END

Re: スマブラ戦記Another レジスタンス ( No.52 )
日時: 2021/05/02 23:31
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【第11話】
「見えるようで見えないもの」

天夢
「う、うーん………この感覚は…………」


「天夢、聞こえるか、天夢。」

天夢は再び真っ暗な世界に降り立っていた、目の前にはあの少女もいた………

天夢
「…………あっ!!ちょうど良かった!聞きたいことと言いたいことがある!」

天夢
「………まず、暗滅教のダーズの復活は目前らしい」

「そうか……ダンテの力はどんどん強くなっている、そんな気はしていた」

天夢
「……………それで、そっちはどうなんだ?」

天夢
「キーラの復活は、どれくらいかかりそうだ?」

「…………答えることは出来ない」

「だが、お前次第と伝えておこう…………」

天夢
「………せめて、俺以外に適合者が居ればな………暗滅教は2人、もっといる可能性もあるし………」

「それについては………悪かったと思っている、これだけが精一杯だ」

天夢
「いや、マスターが謝ることじゃないよ………必ず守るよ、この世界を」

天夢
「……………あれ?」

天夢
「守るっていえば………そういえばマスター、気のせいだったら悪いけど」



天夢
「こうやって話す前にも、どこかで会ってたりとか………してない?」

「…………!」

天夢
「……あ、いや、確証はないんだけど、何となくそんな気がして」

「……………守る、か」

「そうか、そうだな………ずっと、守られてばかりだ、私は」

天夢
「マスター?」

「借りは必ず返す、虎伏天夢………お前だけが頼りだ」


「必ず………暗滅教を…………」



天夢
「マスター!!」


「ダーズとキーラを倒してくれ…………!!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


天夢
「はっ!!」

マリー
「天夢!!あんたまた!!」

天夢
「あ、ああ………悪い、マリー」

「天夢!」

天夢
「あっ………剣丸さん!!」

剣丸
「怪我が治ったので駆けつけたでござる、だがそなた………灰路という者から聞いたが、そなたまた暗滅教に………」

天夢
「え、ええ………すみません」

剣丸
「全く……無事で良かったでござる」

バイオ
「天夢君!」

空束
「天夢」

天夢
「あっ、バイオと空束も!!」

>>

天夢
「あっ、聞いてくれ!実は………」

天夢はデスプレイの事、ダンテが言っていたことを話す

剣丸
「何と!?ダーズの復活はもうそこまで進んでいたのでござるか!?」

天夢
「このままじゃダーズが復活してしまう、早めになんとかしないとまずい!」

空束
「天夢、お前は多分、また光救教と話をしたな?キーラは、どうなっている」

天夢
「それが………そっちはまだ掛かるって」

剣丸
「無理もない………暗滅教と光救教では、分かっているだけでも規模が違いすぎるでござる」

天夢
(あれ、そういえばマスター………最後に、ダーズを倒してくれじゃなくて)

天夢
(ダーズとキーラを倒してくれ、と言っていたような………マスターは、光救教………だよな?)


バイオ
「天夢君?」

天夢
「え、ああ………なんでもな………」

天夢
「うっ………」

天夢は歩こうとした途端目が眩んで膝を着く

マリー
「おい、大丈夫か!?」

剣丸
「無理もない……休まず2度も暗滅教と相手をしていた、もう限界でござる!」

天夢
「でも………俺がやらなくちゃ………!!」

空束
「……………」



空束
「天夢、お前は、残れ」

天夢
「え!?」

空束
「3番目の幹部は、とっくに目星が着いている、だが、今のお前は休むべきだ」

バイオ
「そうよ、私たちの分まで頑張ってたんだから………貴方も休むべきよ」

剣丸
「我々とて任天堂戦士、もう二度とあのような失態は起こさぬ!」

灰路
「僕達も世界を守りたいんです………選ばれたんですから!」

ブルース
「お前1人に任せる訳には行かない、休むんだ」

天夢
「だが………!」

天夢
「………………分かった、お願いします」

天夢
「実は、俺の方でも気になることが山ほどあって………休むついでに考えたり、調べたりする時間が欲しかったんです 」

剣丸
「うむ、それで何か分かったらこちらにも教えて欲しいでござる」

空束
「しかし、天夢を1人にするのは、それはそれで問題が残らないか」

マリー
「お前のところのヨッシーを使えばいいんじゃ?」

空束
「あいつらに、戦闘能力はない」

>>

空束
「スタープライド団は?」

天夢
「この前の件以降連絡がつかないって」

マリー
「ああ、どこをほっつき歩いてるんだかね…………」

バイオ
「………そうだ、私の友達に任せてみる?」

天夢
「バイオの友達?」

天夢
「…………まさか、キンの一種とか?」

バイオ
「あなた、私をなんだと思ってるの………違うわよ!普通の人間の友達!」

空束
「俺以外に、そんな奴が、居たのか?」


バイオ
「いるわよ失礼ね、すぐ呼ぶからちょっとまってて」

…………

天夢
「あ、そういえばバイオって研究が得意だからマガイモノの研究頼みたかったんだが」

剣丸
「マガイモノとは?」

灰路
「僕達もよくわかってないんです、真っ黒な液体から生き物になるんですけど、それは不死身で………」

天夢
「すごい力があって、ダーズの力で品質を良くしたものを入れることで、奴ら暗滅教は適合者になるらしいんだ」

空束
「なるほど、調べれば適合者について、もっと分かるかもしれないな」

天夢
「それと、なんというか………傲慢な心を持った奴は精神が壊れるとか」

剣丸
「………無理もない、悪魔に魂を売るような行為、身も心も崩れて当然の行いでござる」

空束
「…………となると、お前は、なんだ?」

天夢
「そう、光救教と暗滅教の適合者は異なる存在だと思うんだが………俺はこんなもの入れられた覚えはない」

天夢
「俺は、一体…………」

灰路
「………それを確かめる、ですよね?」

天夢
「ああ………」


バイオ
「おまたせー!」


剣丸
「お、きたでござ…………えええ!?」



天夢
「はい!?」

マリー
「はあ!!?」

バイオは…………天夢達よりはるかに大きいロボットに乗り込んで天夢達の前に現れた

灰路
「ば、バイオさん…………!?そ、それは一体………」


バイオ
「これ?これは人形よ」

天夢
「人形!?それが!?」

空束
「…………【超操縦メカMG】か」

空束
「あれも、任天堂戦士の力だ」


天夢
「巨大ロボットもあったのか、任天堂…………」

空束
「ある」

剣丸
「あれが糸で動いてると来た、不思議なからくりでござるなぁ」

>>

ロボットのコックピットからバイオと全身武装した人間が降りてくる

バイオ
「アイゼンベルグさん、私の動画のリスナーさんらしくてね」

アイゼンベルグ
「…………」

天夢
「よ、宜しくお願いします………」

アイゼンベルグ
「…………………」


ブルース
「さて、そろそろ行動に移さないとまずいんじゃないか?」

剣丸
「左様」

空束
「次のやつに、ダンテの居場所を、吐かせるか」


剣丸
「……………では、また後で落ち合おうでござる」

天夢
「はい、剣丸さん達も気をつけて………」


マリー
「……………あっ」


マリー
「まっ………待った!!」


天夢
「え?」


マリー
「そ………その、さ、アタシも!!」



マリー
「アタシも天夢と残る!!」

天夢
「えっ」

マリー
「…………なんつーか、こいつって、勝手に動いてすぐ行動するしさ」

マリー
「やっぱ、知ってるやつが誰か見ておかないと………危ない、かもしれない、だろ」


バイオ
「…………ふふふふっ」

マリー
「なっ、何がおかしいんだよ!!」


バイオ
「いや、ごめんごめん………そっか、天夢くんすっかり王子様みたいだねー」

灰路
「最初はちょっと怖かったですけど優しい子なんですね」

バイオ
「ということでね………いいかな?アイゼンベルグ」

アイゼンベルグ
「…………………」

天夢
「………OK、なの?」

バイオ
「うん、そうみたい!」

天夢
「………ありがとうございます」

剣丸
「マリー、そなたに天夢殿を任せたでござるよ」

マリー
「ああ、だからあんたらも………絶対帰ってくるんだよ!!」

灰路
「はい!それでは………行ってきます!」


天夢
「気をつけて!!」



………


天夢
「…………よし」

マリー
「それで、気になることってなんなんだ?」

天夢
「まずは……キーラとダーズについて調べたい」

マリー
「ダーズはともかく、キーラって奴はどこかで聞いたな………どこだったか」

天夢
「本当か?………ちょっとこれから頼みますね、アイゼンベルグさん、バイオたちならきっと」

アイゼンベルグ
「バイオ【さん】な?」

>>

天夢
「えっ」

アイゼンベルグ
「お前、あの人の事をどこまで知ってる?なんだと思ってるんだ?」

天夢
「え、何って言われても、それは仲間………」

アイゼンベルグ
「分かってないなお前は、いいか、あの人は累計48万再生、登録者20万人、スパチャは年に460万円も貰ってるんだよ」

アイゼンベルグ
「その内の数百万は俺だけど………バイオさん、だろ?」

アイゼンベルグ
「ゲノナーでもないやつがあの人を呼び捨てにすんな」

天夢
「………え?あ?はい?」

マリー
「ああ………そうか、こいつ………」

天夢
「いや、それよりも、アイゼンベルグさん………あなた、普通に喋れたんですね………」

アイゼンベルグ
「バイオさんの前で言葉なんか言えるか、今懐に4000円しかないし………」

マリー
「おい天夢、あいつは【囲い】って奴だよ」

天夢
「か………囲い?なにそれ?」

マリー
「お前バーチャルユーチューバーの事なんにも知らないんだ、特定のVをめっちゃ推してるヤツら」

天夢
「じゃあ、スパチャって?」

マリー
「スパチャってのは、リアルタイム配信中にコメントと一緒に金を送れる奴なんだ、こいつは相当筋金入りみたいだがな」

アイゼンベルグ
「その通り、俺はバイオさん1のゲノナーとして、ライブ配信時は常にコメントして、10万以上のスパチャをしているんだ」

天夢
「10万!?そんなにお金もってるの!?」

アイゼンベルグ
「年収のうち9.8割をバイオさんに送っているだけだ」

天夢
「……………………」

マリー
「うわー………めんどくさい奴が一緒になっちまったよ、どうする?」

天夢
「ま、まぁ悪い人では無さそうだし………バイオ」

アイゼンベルグ
「バイオさん」

天夢
「………バイオさんの関係者なら、まぁ悪人ではないでしょ」

天夢
「というか俺よりも空束の方が関係性強い気がするんだけど、俺より前に会ってたし………乗り物代わりにしてたし」


アイゼンベルグ
「は?乗り物代わり???」


天夢
「あ、うん………ヨッシーアイランドの能力者で、ヨッシーみたいに乗せて………」

アイゼンベルグ
「…………MGよりヨッシーの方がいいのか………バイオさんは…………」ガクッ

天夢
(確かにめんどくさいかも)

END


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。