二次創作小説(新・総合)
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- スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜(完結)
- 日時: 2021/09/25 10:50
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【スマブラ戦記始まりの物語】
どうもメタルメイドウィンです。
全ての始まりであるスマブラ戦記のスピンオフ作品をまたもう1つ書かせていただきます
【注意】
基本的に暗いです
スマブラ、任天堂要素はありますけど薄め
当時まだ参戦してなかった【ファイナルファンタジー】が出てきます
たくっちスノーは出ません
- Re: スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜 ( No.52 )
- 日時: 2021/09/24 07:58
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【最終回】
「」
あれから、不思議と任天堂戦士達は元の世界に帰ることは考えなくなった
ダンテの仕業だろうか?しかしそんな事はどうでもよかった
七夜
「……………」
四柳
「七夜」
あれから、七夜は考え込むようになった………性格も変わったように見えた
七夜
「な、四柳」
七夜
「ダンテが俺達以外の奴らと接触したら……ただじゃ済まねぇよな」
四柳
「………そうだ」
七夜
「……………だったらさ、どうにかアイツに会えないようにしてやろう」
四柳
「何?」
七夜
「任天堂戦士は使命ってのがあるんだろ?だったら」
七夜
「俺達がひたすら生き残り続けて、悪役を演じるんだよ」
七夜
「悪役になることで、ヘイトは俺に集中してダンテと真実に行き着くことはねぇ」
七夜
「任天堂戦士は狙うな、世界だけ破壊するんだ………元通りになるからな」
七夜
「俺以外の悪は絶対に作らせない、俺だけでいい」
四柳
「そうはいくか………」
七夜
「…………」
四柳
「今更ここまで来て、お前一人に背負わせられるか………」
四柳
「真実を知ってるのは俺も同じだ、だから………」
七夜
「…………四柳」
七夜
「だったら、頼みがあるんだ」
四柳
「……なんだ?」
七夜
「俺はもう祖父江七夜にも立崎七夜にもなる資格がない、全く別の自分になりてぇんだ」
四柳
「………なら、新しいチームを作ろう」
四柳
「オールスターとは違う、別の組織を」
七夜
「…………名前は?」
四柳
「お前の能力、スマッシュブラザーズのナンバリングから1文字ずつ取って………」
『F.D.X………』
七夜
「………F.D.Xか」
四柳
「そして、俺達は桜井四柳と桜井七夜になるんだ」
七夜
「………それは構わねーけど、なんで桜井なんだ?」
四柳
「………新しい苗字が欲しかったんだろ?何も考えなくていい」
七夜
「………だな、考える気力もねぇ」
七夜
「俺達、なるべく長生きしねーとな……この世界で、ダンテから守るために」
こうして七夜達はF.D.Xを設立………
表向きの悪となって任天堂世界で何十年も生き続けたのでした………
ディストティアの使者が見つけたたった1人の人間と、異界の神達が降り立つその時まで………
- Re: スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜 ( No.53 )
- 日時: 2021/09/24 23:11
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
月日の流れから、仮初だった任天堂ゲームの世界は本物のゲームとリンクしていき、任天堂世界はメイドウィンからも認知されていった………
七夜が任天堂世界に来てから50年以上経ったある日のこと
四柳
「七夜………新しい任天堂戦士を確認した、この通りだ」
七夜
「ん………なぁ、四柳」
四柳
「どうした?気になるものあったか?」
七夜
「今までのパターンで幼稚園児っていたか?」
四柳
「………いなかったはずだ、最低でも小学校低学年………それより下は1度も見ていない」
七夜
「『桜井彩月』……か、俺達と同じ苗字をしてやがる、今どこにいる?」
四柳
「スーパーポケモンスクランブルの世界だ」
七夜
「よし、俺が様子を見てくる」
四柳
「大丈夫なのか?」
七夜
「何回これ続けてると思ってんだ、心配いらねーよ」
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そして七夜達は彩月達と出会い、たくっちスノー達が乗り込んで強引に真相に迫っていき………
別のところでもディストティアが発見した唯一の使者、虎伏天夢が目覚めて暗滅教さえも圧倒する力を持ってダンテと戦っていた。
そして、ダンテ達さえもはるかに超える理不尽な力を持つ黒影によって任天堂世界はぶち壊され………
遂に任天堂戦士たちは現実世界へと帰還出来たのだった
ーーーーーーーーーーーーーーーー
七夜達が1番驚いたのは、あれだけ長い間任天堂世界に居たのに、帰ってからも体は一切変化が無いこと、向こうはまだ数ヶ月程度しか経っていなかった事だった
七夜
(…………びっくりするくらい、変わってねぇな)
……
入ってすぐ、家族は七夜の手を握った
姉も妹も離さなかった
………七夜は理解出来なかった
七夜
(まさか、ずっと待ってたのか?俺を………?どうして………?)
ーーーーーーーーーーーーーーーー
そして、七夜はあることを決めた、それは………
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『立崎七夜専用の墓標』
「任天堂戦士以外入ることを禁ず」
七夜
「………ジョンソンさん、梨亜、璃音………みんな」
七夜
「そして………畠山、帰ってきたぞ、日本に」
- Re: スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜 ( No.54 )
- 日時: 2021/09/25 07:38
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
七夜
「……………ははは、こうして見ると…すげぇ数」
「七夜、七夜………」
七夜
「来たか、四柳………え?」
荒金
「俺だよ、七夜」
七夜
「荒金!?生きてたのか!?」
荒金
「ああ、生きてたと言っても、数十年間ビクビクしながら隠れてたようなものだけどな」
七夜
「………いいさ別に、俺も似たようなもんだ」
荒金
「お前の事が真っ先に気になってな、電車まで乗ってきて見たら、これは………」
七夜
「………ああ、アイツらはみんな日本に帰りたがってた」
七夜
「死体を持ってくることは出来なかったらこうすることしか出来なかった」
七夜
「………墓石って結構高ぇんだな、これだけ広い土地を確保して墓を用意して……」
七夜
「この時だけは金持ちに拾われて良かったなってつくづく思うよ」
荒金
「……こんなに居たんだな、オールスターって」
荒金
「俺は来たの結構後の方だったからさ……知らなかったよ」
七夜
「全部が全部オールスターの時ってわけじゃねぇ」
七夜
「ここ数十年、守れなかった奴は沢山いた………F.D.Xになってからも死んだ仲間は多かった」
七夜
「荒金……なんで俺が生き残っちまったんだろうな」
七夜
「俺みたいな泥団子よりよっぽど価値のある星空が…………本当に空の上に行っちまった」
七夜
「ははは………」
荒金
「それより………七夜、気付いてるか?俺たち」
七夜
「ああ、任天堂戦士としての能力が帰ったあとも残り続けてる点だろ?」
七夜
「なんか、出してくれた奴が『元に戻すの面倒臭いからそのままね、あっ犯罪行為はするなよ?』とか言っててな」
荒金
「ええ………軽すぎ………」
七夜
「ま、バカっぽいが悪いヤツじゃなさそうだった……責任はあいつにもあるからきっちり取らせるがな」
七夜
「………これからどうするよ、お前………何ヶ月もいなかったわけだぞ」
荒金
「今回の事件が結構問題視されてな、問題なく仕事に戻れるみたいだ」
七夜
「そいつはよかったな、俺は……大学の単位足りるのかな、勉強自体は向こうでも結構やってたんだよ、ただ……」
七夜
「………まだ問題は山積みだ」
荒金
「何?」
- Re: スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜 ( No.55 )
- 日時: 2021/09/25 09:48
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ピンポーン
「はぁい」
七夜
「よう」
………
七夜
「鈴蘭音牟、それと………桜井彩月」
彩月
「………」
七夜
「こーして話してみるのは初めてかもな………ま、話に来たわけじゃねぇ、受け取れ」
ドン
音牟
「えっ………ちょ、これ!?」
七夜
「100万だ、余った分程度だが養育費にでも使えばいい」
音牟
「えっ……なんで!?なんでそんなこと」
七夜
「四柳から聞いたよ……親に置いてかれたってな」
七夜
「………どうにか生き残ってくれた貴重な任天堂戦士なんだ、なるべく不幸にはなって欲しくない」
七夜
「こんな事、お前達からしたら敵だった俺に言われても信用できねーと思うけどな」
彩月
「………」
七夜
「それだけだ、じゃあな」
彩月
「待って」
七夜
「あ?」
彩月
「忘れないで」
彩月
「皆と、離れないで、忘れないで」
七夜
「…………心配すんな、俺は記憶力がいいんだ」
七夜
「俺が見てきた百を遥かに超える任天堂戦士達」
七夜
「アイツらの面も、名前も、思い出も、能力も………1度も忘れたことがない」
七夜
「でも、そいつらは結局俺の記憶の中にしかない、思い出のままで止まってしまった」
七夜
「…………だから」
七夜
「何があっても、死ぬな」
七夜
「誰かの思い出になるな」
音牟
「待っ…………」
音牟
「…………さっちゃん」
彩月
「ん」
音牟
「……ボク、もう少しここで頑張って生きてもいいかな?」
ーーーーーーーーーー
七夜
「……………」
七夜
「……博多」
七夜
「正直お前のことは、どう思えばいいのか分かんねぇんだ」
七夜
「お前は普通に見れば自分勝手な理由で家族に暴力を振るったクズみたいな犯罪者だ、でも………」
七夜
「俺の記憶の中では、お前と楽しく過ごした1日も残ってる…………」
七夜
「お前の中ではあれは何だったんだ?」
七夜
「なぁ、どうだったんだ畠山………」
七夜
「…………」
七夜
「じゃあな、また来るからな」
七夜
「………ん、メール?」
『今、会えるか』
- Re: スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜 ( No.56 )
- 日時: 2021/09/25 10:50
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
…………
七夜
「よう、四柳」
四柳
「ああ」
七夜
「まさか、お前に呼ばれるようになるとは思わなかった、ほらお前って伝説の……」
四柳
「あの時の祖父江四柳はもういない」
四柳
「実は、あれから一人暮らしを始めることにしたんだ」
七夜
「おおよかったな、揉めたりしなかったのな?」
四柳
「まぁ揉めたよ、揉めたけど無視して帰った、とっくに新築の準備とかは済ませておいたし」
七夜
「まぁなんとかなったなら良かったじゃねえか、わざわざ俺に報告しなくても」
四柳
「…………俺の中で一番信用できるのはお前なんだ」
七夜
「それは……嬉しいけど、もっといいやつ探せよとも言いたくなるな」
四柳
「…………七夜、お前こそいつまで立崎家に相応しくないなんて言うつもりだ」
七夜
「でも俺は……」
四柳
「………お前も久しぶりに家族に会ったろ、どうだった?」
七夜
「……俺には理解出来なかった」
七夜
「泣いてたんだ、あの人たち」
四柳
「あの人?」
七夜
「お前に言わせれば、姉とか妹とかみたいな………」
四柳
「………俺の想像以上に壁が出来ているな」
七夜
「そりゃそうだろお前、大スターに直で触れられるか?そんな感覚だよ」
七夜
「おまけに専用の勉強部屋は打ち付けられて入れなくなっちまった、入ってたもんもしっかり置かれてた」
七夜
「……………あと、また戦ってみたけど結局あのお方には勝てなかった」
四柳
「お前育ての親をラスボスみたいな言い方してるの?」
七夜
「先生の方が良かったか?」
四柳
「………こじらせ過ぎだ、お前は」
四柳
「誰がなんと言おうがお前がどう思うが、お前が偉大な人間であることは俺が証明してやる」
四柳
「お前のおかげで数多くの人間が『帰ってくる』ことが出来た、お前がしっかり覚えていたおかげだ」
四柳
「………今度、お前の作った墓に手を合わせてもいいか」
七夜
「いいけど………何をするんだ?」
四柳
「改めて、報告だ」
「七夜と、お前たちに会えて本当に良かった」
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『CAST』
城之内(立崎)七夜
博多/畠山戒
祖父江四柳
ジョンソン
荒金
梨亜
璃音
ギラティナ
ダンテ
『七夜の記憶に残り続ける戦死した任天堂戦士』
合計348名。
『原作』
スマブラ戦記シリーズ
『スペシャルサンクス』
桜井政博
任天堂
小説カキコ
ここまで読んでくれた貴方
『作者』
メタルメイドウィン
ーーーーーーーーーーーーーーーー
七夜
「…………」
七夜
「極めたぜ………」
『銃撃ォォォ!!』
そして、立崎七夜は時空に出る。
立崎家に相応しい、騎士になる為に
『スマブラ戦記SEVEN』
END
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